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公認心理師・臨床心理士SNSカウンセラー募集(有給)関西カウンセリングセンター取材

僕「SNSカウンセリングを行っていると聞いています。厚生労働省資料にも掲載されています。関西カウンセリングセンターさんからSNSカウンセリングの概要についてお聞きしたいと思いまして」

関西カウンセリングセンターは(以下「KSCC」)「文部科学省の事業としておととしいじめ対策の一環として長野県でパイロット的に施行、現在は30の自治体で行っています。夕方5時から9時まで小中高生徒の相談を受けています。」

僕「はい」

KSCC「SNS相談はたくさん来ています。全国SNSカウンセリング協議会があります。」

僕「ホームページを見たのですが誰でもSNSカウンセラーになれるわけではない」

KSCC「臨床心理士、公認心理師、産業カウンセラー、関西カウンセリングセンター認定心理士等の有資格者ですね。それで120時間から130時間の研修を受けてもらいます。関西では関西カウンセリングセンター、東京だと全心連(全国心理業連合会)です。研修をやっていますね。講習とロールプレイ研修です。私たち関西カウンセリングセンターは各種カウンセリング事業を昭和40年から行っています」

僕「SNSカウンセリングの報酬は?」

KSCC「文部科学省で行っている正式事業ですから報酬はあります。」

僕「SNSカウンセリングは普通のカウンセリングとは違った難しさがあると思います。これからSNSカウンセリングを行おうとする人へと何かあればぜひ」

KSCC「普通のカウンセリングと違って、SNSカウンセリングは非言語の情報がわからない。しぐさの情報が取れない。そういう難しさがありまさ。しかもSNSですからログが残ってしまう。いろんなハードルの高さがありますね。」

僕「はい」

KSCC「SNSカウンセリングはカウンセリングではないとおっしゃる人もいます。私たちはそれがカウンセリングかどうかということよりも、電話相談窓口を10年前に開設してもハードルが高くて相談数が少ない。SNSなら相談できる、そういう子たちのニーズを拾っています。ポスターを貼って広報しています。」

僕「それが各学校に貼られていると」

KSCC「そうです。ポスターから簡単にQRコードを読み取れます」

僕「はい」

KSCC「SNSカウンセリングはとてもニーズが高いです。安全、安心なカウンセリング体制を整備、提供して今後この事業が広がっていけるようにしていきたいです。」

僕「ブログの取材にありがとうございました。」

※ SNSカウンセリングは怪しい母体が行っているわけではなく、青少年のメンタルヘルス健全化とセーフティネットとして厚生労働省が主導して行っている正規の事業です。

僕が電話した関西カウンセリングセンターは公認心理師現任者講習も実施していて、カウンセリング全般についての事業を行っている公益法人です。

僕が電話をして話してくれた方はかなり熱くSNSカウンセリングの有効性とこれからの社会的意義について語って下さり、情熱を注いでいるんだなあと思いました。

ご担当の方が話していたとおり、どこまでがカウンセリングなのか、SNSはカウンセリングなのか?というような議論はあるかもしれませんが、僕は役立つものが正義だと思っています。

厚労省ガイドラインには「死にたい」とSNSカウンセリングで言われた場合の緊急対応についても記されています。

SNSは若者言葉で当然やってきます。

スクールカウンセラーもそうですが、カウンセラーは相談者の文化に入っていかないと会話が成り立ちませんし、重要なサインを見落としてしまいかねません。

「タヒぬしかないよお」
「どうしたの?」

「かまちょ」
「うん、いいよー」

「もうメンブレでね」
「うん、つらかった?」

とか若者言葉にも対応して行うSNSカウンセリングはとても難しい技術だと思います。

ただ瀬戸際で救いを求める子どもたちのセーフティネットになることは間違いないので、有資格者、これからSNSカウンセリングを試みてみたい方はぜひチャレンジして欲しいなあと思いました。

※ 心理職のみなさんはSNSなどのアカウントやブログが家族にバレている場合には日ごろからのフォローにも気をつけましょう。

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