ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:IPSA

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第5回公認心理師試験解答速報・IPSA

2022.7.18IPSAによる第5回公認心理師試験解答速報です。

第5回公認心理師試験(2022年7月17日開催)解答速報
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IPSAさんから第4回公認心理師試験解答速報が出ました。

IPSA解答速報

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公認心理師試験合格速報予想サイト

1.和光大学青年心理学研究室

2.プロロゴス

3.IPSA

こころJOB自己採点システム

※ 例年この辺りから合格速報が出ています。

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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)

始めと終わり
刹那の狭間で
た ゆ た う 命


◯ 第3回公認心理師試験受験者数をGルート現任者講習受講者数から推測

前回 第4回公認心理師現任者講習会定員から透けて見える事実 を記事にしましたが、推定参加者数約1万人、第3回現任者講習会の現任者講習会の参加者も約1万人(推定)です。

心理職として専任で働いているのは他資格者と比較した推計、また心理臨床学会の会員数からも26,000人から28,000人なのはだいたいの概算です。

公認心理師も第1回と第2回合計で合格者数36,000人ですが、この中には教員、医師看護師、精神保健福祉士etc元々他資格ホルダーも多いことから心理専門職実働人数はさらに下がるでしょう。

受験者と合格者の内訳については数字のみか正しく、推測は意味がありません。
心理専門職として働いているのはDルート及びGルートの一部でしょう。

もう一度試験について見直してみます。
第1回試験
受験者数36,124人
合格率79.1パーセント
合格者数28,574人
不合格者数7,550人

第2回試験
受験者数16,448人
合格率46,4パーセント
合格者数7,864人
不合格者数8,584人

Dルート合格者は
第1回 D1 14,840人
   D2 1,199人

第2回 D1 1,879人
   D2 1,199人

Dルート合計19,171人

ちな、Gルートだけを見てみると
第1回受験者数17,189人
合格率72.9パーセント
合格者数12.531人
不合格者数4,658人

第2回受験者数11,311人
合格率41.8パーセント
合格者数4,728人 
不合格者6,583人

総計合格者数1,3863人
不合格者数第1回+第2回=4,658人+6,583人=11,241人です。

ちな、現任者講習受講者は第1回受験者-不明(受験者数からは1万7千人弱?)
第2回〜第4回1万人程度です。
この数字を見て、「現任者の不合格者は合計で1万人ちょっといるのかあ」という誤った解釈をしてはいけません。

なぜならば不合格者には再受験者もいるからです。第3回試験以降がどうなるか、厳しい見通しだろう(試験問題が難しくなるというわけではなく、不合格滞留者が再受験すると合格率は落ちるという、全ての試験に共通の現象。参考:医師国家試験 (医師国家試験 概要・合格率・合格基準推移 MEC GROUP | MEC GROUPから)と思っています。

今年からはEルート(新院卒者)、Fルート(僅少)も加わります。全体数やそれぞれのルートの人数、合格率など具体的な数字は僕は出さないでいるわけですが、以前僕がインタビューさせていただいた記事「IPSA(イプサ)心理学大学院予備校に電話取材・公認心理師試験直前にやっておくべき事とは?合格のコツ」

一般社団法人国際心理支援協会 代表理事の浅井伸彦先生は予測数値を 出しちゃっておられます。

結局のところ、大仰なタイトルをつけたのですが、受験者数、それぞれに占める合格率はわからないわけです。院卒初受験者(これもD2ルートのリチャレンジャーが含まれるのであてにならない)試験の難易度が難しくなると思っているわけではないので、地道に勉強して合格点を取れた人が合格証書を手に入れることができるだろう。という結論に変わりはありません。

あと、Gルート不合格者の中には第1回から受験し続けている官公庁の係長クラスの人で「オレは部下の相談によく乗ってやっている」という人がいるのも事実です。そりゃロクに心理の勉強しないで受けたらぶち落ちるのは当たり前です。

民間企業保健管理センターで毎日カウンセリングを頑張っている人たちや私設開業で志が高い筋金入りの心理職の方々が苦労して受験資格を得たり、Gルート審査落ちしてしまうの違って公務員の受験資格の審査の緩さもなんだかなあと思うわけです。

(おまけ)

みおみん:精神分析とか対象関係論とか難しい。ビオンとか。
僕:ビオン?ほら、あれ、あいつは逆転移っつーて分析家の自分のことにしか興味なくって師匠のクラインに気に入られようとして
み:ひなたん簡単に言い過ぎ!ウィニコットは?
僕:1人でいる能力の獲得をしようとして試しにクラインから破門されてみた
み:真面目に聞いたのに…
精神分析後期のコフートは?
僕:寂しかったからとりあえず自己愛で依存した
み:…時代戻ってマーラー
僕:ありゃみおみんだね、最接近期には自立しようとしてまたやってくる。
み:どゆこと!もう知らない!じゃね、さよなら!
僕:(あ、こういう繰り返し)

※ アナウンス

従来の「公認心理師試験」カテゴリを
公認心理師試験対策
公認心理師試験制度 に分割しました。

※ 青字クリックで飛びます

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◯ IPSA(イプサ)心理学大学院予備校に電話取材・公認心理師試験直前にやっておくべき事とは?合格のコツ

大変お忙しい中、臨床心理学大学院予備校から、現在公認心理師試験大学院、そして公認心理師試験対策も行っている同校に取材のため電話しました。

代表の浅井伸彦先生はご自身も臨床心理士・公認心理師で中国語マスターのためのベストセラーも書き、カウンセリングもしながら予備校も運営するという大変多才な方です。韓国語、英語も堪能ということで大学院受験には必須の英語教育も充実しています。

https://www.seminarjyoho.com/i/teacher/115014/

ここは一般社団法人国際心理支援協会として現任者講習を行い、また受験生の方々向けにも多く心理系のテキストを出しているのでこれまで何らかの形でかかわりがあった人も多いのではないでしょうか。

大学院試験対策もしているのでこれから大学院受験をしたい方に対する「無料相談会」もあり、問い合わせをしてみてはいかがかと思います。

また、第3回公認心理師試験対策もカリキュラムもバッチリと行っています。

以下インタビューです。

僕「第3回公認心理師試験受験者に対する教育として貴校ではどんな事をやってらっしやいますか?」

浅井先生「3月21日までは講義もやっていたのですが、コロナの影響から、今は通信講座、直前対策講座、それらを全てオンラインで行う可能性があります。」

僕「貴校と他にも公認心理師試験をやっている予備校がありますが、その差はなんでしょう?」

浅井先生「ほかの予備校ではビデオ講義ということで百数十時間やっているところもありますが、これは動画を見るだけで受験生には負担です。ですからIPSAでは50時間に抑えてあります。」

僕「どんな特徴がありますか?ほかと比べていかがなものなんでしょうか?」

浅井先生「大阪のカウンセリングオフィスで、心理士の試験を受けたいという方のために最初は1人、2人を対象にしてそういう人たちのために始めた予備校なので、単純に『儲かるからやっている』というものではないです。相談からつながって始めたものです。だから現場感覚を重視しています。そういう現場感覚は事例問題対策にもなります。試験といっても国家試験です。それ以上でもそれ以下でもないんですね。限られた文字数の中で作られる問題には問題の限界があります。」

僕「はい、料金的には?」

浅井先生「安くさせていただいています。『なんでこんなに(他と比べて)安いんですか?』と言われることもありますが、元々そんなに高い金額を取るものじゃないと思っています。あまり高いと多くの人が受けられなくなってしまいます。」

僕「受験のテクニックとかコツはどうやって教えているんですか?」

浅井先生「教材も最初の方はこの試験のための学び方、解き方の方法を教えています。うちでは模擬試験もやっています。また、うちで出している対策テキストにも書いてありますが、例えば問題で2つ選択肢を選ぶのにひとつしか選ばない場合があります。そうすると得点にならないのでもったいないです。きちんと日本語を読むことが大切です。」

僕「この試験はどんなところに解き方のコツがあるということで教えられていらっしゃいますか?」

浅井先生「事例問題は3倍配点です。心理テストも出ます。いろんな心理テストがあってカットオフ値、それぞれの得点はいくつなのか覚えないといけないです。認知症もそうですね。それから年齢です。どの年齢に適したテストなのかを知らないとなりません。」

以上インタビューです。

公認心理師試験直前対策はこの情勢なので残念ながらオンラインが中心になりそうですが、浅井先生を初めとした心理有資格者のプロが教えています。

公認心理師試験対策だけではなくてこれから大学院を目指す方々のための研究計画書作成指導も行っていて、至れり尽くせりという印象でした。

zoomアプリを使用したウェビナーというオンライン対策講座は基礎心理学、統計、心理アセスメント、職責、精神医学、関係行政論や法律など全分野を網羅しているようです。

直前対策講座も(オンラインにだけになるかもしれませんが)あります。

IPSAさんのホームページを見ていただければわかりますが、特にGルート他職種受験者の方々は心理の基礎がわからないまま自分で手探りで受験をするというのでは相当な不安が伴うでしょう。

今までブログで書いて来ましたが、「どうしても過去問や模試を受けてみて合格点が取れる気しない、どうしたらいいでしょうか?予備校を利用するべきですか?」という質問に対して「なんとかなるから大丈夫です。」と答えたことは一度もありません。こういう人は質問をする時点で答えを自分の中に持っているのです。

浅井先生の印象ですが、物柔らかな方で「あ、確かに実業、お金儲けというよりは教育やカウンセラーなんだなあ」という感じの方でした。

自力で点数を取れる人はそれはそれでいいでしょう。また、記念受験だけすればいいという人はまたそれも人生の選択です。

きちんと合格したければどんな手段も検討してみてもいいのではないかと思いました。

photo by sora

She wants to lighten the heart of uneasy people

この写真を撮影した方は不安な人たちの心を照らしたいと願っています。受験生の方々、そして全てのみなさまの気持ちにこの時期、平穏が訪れますように。

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