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ʜᴇʀᴏ.
小さな頃からいつも何者かに成りたかった。でもそれは職業や肩書きや所有しているもので測れるものではなく生き様なんだと云うことが、今なら幾らか頷ける。ところで僕は、何者かに成れているだろうか。
○ 137点不合格者が選択すべき今後の公認心理師受験
1.序
今回第 3 回試験のハードルが上がった、このことについてはみなさんと同じ意見で異論はありません。「わかる問題はわかる、わからない問題はわからない」と難易度がかなりはっきりと分かれていたからです。そして5分野のうちどの分野も専門性が高い(マニアックともいう)問題が含まれており、なかなか点数を取るのが難しかったのではないかと思います。
第1回試験よりも格段に難しく、ハードルが上がったわけで、全体的な中央値やばらつき具合はわかりません。ただし合格率 53.4パーセントから見ると合格者不合格者の分け目、境目はかなりきわどいところにあったのではなかったかと思います。
そうすると 137、138 点前後の点数分布がかなり多かったことが予測されます。ギリギリ合格でも合格者はいいとして、不合格者はいったいこれからどうするべきなのでしょうか?
Twitter 界隈でも2点差、1点差で今回はダメだったという書き込みをよく見かけます。こういった人たちは次はどうすればいいのかということが気になります。
2. 再受験
再受験をして次回合格を狙うのは構わないですし、リベンジ組の人が合格していることもあります。「合格しました!」と書いてふぁぼられてイイネ!❤️がたくさんついている人々の陰に、例えば第1回、第2回、第3回と連続して僅差で試験に落ちている人もいます。さて、こういった人はまた受験するべきなのでしょうか?これがもし 10 点 20 点毎回足りないということであれば、「もう辞めておいたら?」と周囲も言うでしょう。
僕もあまりにも向いてない人や勉強がキライでなりたくない、という人に対しては「もっと勉強してからにしたら?」
「この資格が特に必要でなければやめておいたら?」と言うかもしれないですですが、なにぶん僅差です。
僕は何の試験でも、1回試験に落ちて再受験すると次にはより落ちやすくなる(全体として見て)という持論を持っているのですが、どうして僅差で落ち続けるのか?そこには理由があるのだと思います。
第1回試験→慣れていなかった。心理学を一生懸命勉強していなかった。一念発起して今度は一生懸命勉強した。ところが試験が難しくてやはり僅差で落ちた。じゃあ捲土重来して第3回試験に臨んだら、今度は傾向が違い過ぎて落ちてしまった。
こういう人は実際いると思うのです。なぜかというと、この公認心理師試験には首尾一貫した方針というものがなく、なんだか行き当たりばったり出題という感じがします。
だからある程度の実力がある人でも1点差不合格を続けることがありますが、「どうすればいいの?」と聞かれたら「見込みはあるんだからやる気があるんだったら受けてみれば?」としか言いようがないと思います。実際そうやって1、2回目ダメで第3回で合格した人もいると思います。
3. 諦める
これはこれでありの選択だと思います。特に、公認心理師資格がなくても生きていける人の場合はなおさらです。他職種 Gルートの人です。ただし、他職種 Gルートでもこれまで当ブログで紹介したケニーさん、マチパーさんのようにこの資格を手にして十分に活躍していきたいという人はもったいないのでぜひチャレンジして欲しいものだと思います。
心理職専業で、これからまだ活躍をしていくという人の場合だとやはり北川資格はないと厳しくなります。しかしこれなしで生きていける、プライベート or 仕事がむちゃくちゃ忙しくなる、起業をしようとしている人が無理にこのライセンスを取るのは難しいことです。
そして日本心理学会を始めとした、臨床の院を卒業したものの他領域で活躍中の研究者の人もいつでもその気になれば受験資格はあります。民間企業で働いている人もいるかもしれませんが、そういった人が後々頑張って社会人から一念発起して心理職に就く場合もあるでしょうし、その場合にもきちんと自分がその気になるまでは別の仕事をしていてもいいわけです。人はさまざまな生き方がありますので、僕はそれを否定はしません。
4. 結語
結局何をどうするのかは自分でしか決められません。実際にカウンセリングという仕事をしていてもそう思うのですが、行き詰った人、自己決定できない人に対してこちらが結論を押し付けてもどうにもなりません。
その人が努力をするかしないか、1点差(は誤差の範囲と言えるので)だけでなく、10 点 20 点上積みさせるような才能があるか、頑張りが効くかも当人にしかわかりません。というか当人もわからない可能性も高いのです。僅差で合格できない人については、この資格の必要性や努力の時間があるかないか、自分にそれだけの得点を積み重ねる能力があるかどうかを自分で見て決めていくしかないと思うのです。
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