ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:高得点

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○ 高得点を誇り打たれる公認心理師試験受験者

1.はじめに

「公認心理師試験高得点を誇る人々への厳しい目」を前回書いたところ、思わぬ大きな反響があり、コメント以外にメッセージやメールでもご意見をいただきました。

さまざまな意見がある中で、これはSNS特有の現象であるとともに人間の本性を見た、ということを痛感した次第です。各コメントを紹介しながら僕の所見を述べていきたいと思います。

1.ななしさん

ななし

まぁプライベートなTwitterまで“こうあるべき”というのは野暮よね。


これが短いながら割と真実を突いている意見だと思います。Twitterやブログに対するコメントは反社会的なものや明らかな誹謗中傷以外は全て掲載するように努めています。

そして僕の持論ですが人の本音はSNSにこそ出るというものです。

いくら高尚な人を装っていてもSNSでは自分の持論や感想を述べるのは全く構わないことです。匿名で、顔が見えないからこそ普段は温厚でにこにこしている人が心の中に抱いている黒い何かを目一杯ぶちまけることができる。

そして無邪気な飾らない喜びや人に対する優越感を書くことも自由です。

ですが僕のような心理職からするとじゃあ、それを読んだ人の気持ちを忖度しているの?となるわけです。だからこそ恥ずかしく思い前回の記事を書いたわけですが、これがGルート人文関係諸科学専攻者にとっても同じことだと思います。

あなたたちが相手にしているのは生身の人間です。そしてSNSの向こう側にいる、今回の試験に、受験できなかった、あるいは点数が足りずに挫折したであろう人々、その人たちの多くは書き込みすらしない中で何を一体感じているのか。

その大部分が打ちひしがれた思いでしょう。



2.あべっち

同じ公認心理師でも色んな関わり方の仕事があるように、色んな姿勢態度があって良いと思います。私は第2回132、第3回実質178実際148だった経験を、塾生たちに伝えて学んで欲しいと思います。暗記が苦手な自分が1年半でどう向き合って何を得たのかを伝え、他者により良い影響を与えたい役割の人もいます。学びにゴールも完璧も有りませんしね。


この方は以前もコメントをいただいたのですが、学習塾で生徒を教えていながら学校の相談員をしている立場の方だと思います。そしてとても正直で、2回目試験はダメだったこと、3回目試験も人にものすごく誇る点数(失礼でごめんなさい)ではなかったこともきちんと伝えています。

こういった人に僕は好感を覚えるのです。なぜならば良かった時の自分だけでなく、等身大の自分そのものに向き合っているからです。



4. ななーし

某掲示板でボーダーが上がる、8割取らないと不合格と言っている人に限って出来が良かった人なんだろうなと。高みの見物は勝手にしてもらうとしても、当落線上の受験者の不安を煽ってるということに気がつかないのかと残念に思う。プロもしくはこれからプロを目指す人間なら、これは普通やらない。


これが正に僕の言いたいことで「不安をあおり、自分を自慢して何になるのか?」ということです。この方が言うとおりだと全面的に賛成で、かりそめにも臨床心理のプロとしてやっていこうとする人間が口にしていい言葉ではなかろうと思います。

5. ふくろう

そういうことを言い出すと、たとえ試験に合格したとしても、不合格だった人の気持ちを考え、合格した喜びをTwitterに書き込んではいけないということにならないのでしょうか?

ななーし
>>5
喜びを誰かと分かち合いたい、その気持ちに共感して欲しいならやればいい。それはここで問題としている不適切な自己顕示とは異なると思いますが…。

他の試験だったら構わないと思います。しかし人の気持ちに近づいていくはずの仕事の人がそれで大丈夫なのだろうか…という感想を持ってしまうのです。

試験の合否はいずれ人にわかります。僕もTwitterのプロフィールに心理士&師と書いてあります。しかしそれが虚栄や見栄と受け止められることは大変恐ろしいことです。



6. 他者肯定感

そもそもSNSなんて強い自己顕示欲と村意識の塊でしかない。当初は発信してましたが「自分凄いでしょ」負のオーラ満載で勉強垢としての発信は辞めました。
自分よりも低い点数しかとってない人がさも自慢げに受験生向けYouTube始めたりして上から目線の発言してるのを見るとそれは滑稽ですが。


結局これに尽きます。予備校の先生ならば「できなかった」とは言えません。それは仕事だからです。

僕自身が自分の点数を晒したことがないのは、上記の理由だからで、決して自慢や自信のなさからではない、ただしこのブログを書いている者としてはもし試験問題を解いてみて不合格点を取ったらブログは終わりにします。

無自覚に点数を公言している人々には、不合格だった人が今抱きつつあるなんらかの覚悟、あるいは諦念をわかって欲しいのです。

photo by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_

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◯ 7割合格は楽勝?「第2回公認心理師試験はやさしかったよ?」

(僕「カモには著作権や肖像権はありますか?」公園の人「いや、カモは文句は言わないと思いますけれど・・・)

先日、大学院新卒D2ルートで第2回公認心理師試験に高得点で合格した受験生Aさんと話す機会がありました。

僕が「難しかったでしょ」と話したところ、「いや、普通に勉強してただけだよー、同級生は受かったり落ちたりバラバラだけど」

とのことでした。

ちなみに彼女は臨床心理士の合格率も高い名門B大学大学院新卒者です。

かなり厳しくも優しく、ビシビシと心理学のホームワークや小テストを学生にやらせるC教授が指導教授だったということです。

恵まれた環境にいたのでしょうけれども、それでも第2回受験は難関だったのか、D2ルート全国平均と同じく「うちの院も6割ぐらいの合格率だったのかなあ」ということでした。

僕「大変でしたねえ」

Aさん「えっ、フツーに勉強してたら受かるわよ、私、第1回試験と北海道の追試と今回の試験、全部75パーセントぐらい取れたわよ」

とのことでした。

使った参考書は京都コムニタスとナツメ社、あとは過去問を絶対正解できるように全問調べまくって、統計は弱かったのでわからない点は先輩で統計を得意としている第1回合格者に教わったとのことでした。

第2回試験は難しかった難しかったと僕は書いて来たのですが、彼女と様々に話していて「高得点のコツ」を教わったような気がします。

僕「知らない用語出てきて選択肢どれ選んだらいいのか迷わなかった?」

Aさん「わからない用語は確かに選択肢の中にあったけど、そういう時は『これが正解かな?』と思えそうな知ってる用語にマルつけた」

僕「ふうん」

Aさん「あと「『どれが正解かな?』と選択肢が絞り込めそうなのは常識で考えてあり得ないのを除くと2つぐらいになるからそのうち1つを勘で選んだ。7割は当たると思うけど」

僕「ほう」

Aさん「院試、臨床心理士試験、院での勉強はC先生が徹底して鍛えてくれたから助かったけどとにかく公認心理師は全く別分野の受験勉強と割り切って、勉強時間は確保した。ダメだった子から聞いたら、うちは名門の院だからまあ大丈夫だろうと思ってほぼほぼ無勉だったらしい」

僕「そうだねえ。試験、医学分野多くて大変じゃなかった?」

Aさん「私心療内科で受付のバイトしてるじゃない?」

僕「うん」

Aさん「一般内科の患者さん向けパンフレットとか製薬会社から出てるでしょ?。待合室に置いてあるやつ」

僕「うん、あるある」

Aさん「糖尿とか高血圧とか禁煙とかメタボ対策とか、認知症とかかたっぱしから読んだ。公認心理師試験って内科なんかは基礎知識が多いから深くは勉強会しなくていいかなって。自分の健康診断の血液検査結果とか全部用語調べた。それが試験に出たってわけじゃないけど、常に医療関係知識には注意を払うのは大事」

僕「なるほどねえ」

※ Aさんは大変な努力家の才媛なので、他にも多分いろいろな方法で勉強していたと思いますが、参考までに紹介させていただきました。

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