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訂正とお詫び記事「臨床心理士・公認心理師に女性が向いている」

さて、土曜日に「臨床心理士・公認心理師に女性が向いている理由」を書いたのですが、僕のブログの良き読者、時には歯に絹着せぬフェミニストMさんから鋭い指摘がありました。  

1.なぜ女性に心理職が多いか?

なぜ心理職に女性が多いか。
それは心理職の働き方が起因ではないでしょうか。

だって、大学教員なんかの「権威ある」心理職には男性多いもの。

2. 女性は話を聞くのが上手
これもまた、日本の教育のたまもの

女性たちは今でも受け身であることを基本として教育、しつけをされる。
そりゃ話を聞くのがうまくなる。

つまり、「おかえりなさいあなた」と迎える側の教育ね。

3. 「男性は解決志向で女性は感情を大切にして話好きで話を聞くのも上手」
ここもひっかかる。これまた教育のたまもの。ジェンダーギャップ121位の国の教育のたまもの。

森某が「女性の話は長い」と言って炎上し、ある一定の層が「事実じゃん」とそれを擁護したのは記憶に新しい。
確かに話好きな女性や、感情型の女性は多い、ではそれはなぜか?

日本の教育が今まで、男は論理的で理系で強く、女は感情的で文系で守られる、をスタンダードにしてきたからではないか?

だとすると、女性だから感情豊かなのではなく、男性だから感情を抑圧する教育を受けてきた、の方が正解なのではないだろうか?

笑顔が素敵とクライエントとの関係づくりも上に同様。

結婚して姓が変わることが当たり前の女性たちが
結婚して仕事をセーブすることが当たり前とされる女性たちが
妊娠してキャリアを断念する可能性のある女性たちが
そして
独身女性であっても上記が起こる可能性があると社会にみなされることが

パートタイムの仕事であったり責任ある地位につきにくい理由なわけです。

そして社会の中では話を聞くことを強制されて来たから…これが心理職像にも投影されてきた。実際にはビシバシと患者さん、クライエントさんに、きちんとした指摘ができる女性がいることも確かです。

笑顔でニコニコしている、男性クライエントにはウケがいいけれども、「それでいいの?」と思えることも確かです。

これについては大学の先生からも貴重な指摘をいただいております。


結局性差ではなくて、教える側は熱心、そしてカウンセラーがも女性として形作られてきた文化の悪弊も残っている。

そのあたりは実はフェミニストさんに限らずいろんな人たちからの指摘として痛感しました。

元記事を消さずに本記事に元記事をリンクさせておきます。

きちんとお詫び申し上げておきますと、不快な思いをさせた多くの方々に申し訳ありませんでした。

photo by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_