ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:親子サポート@ココロラボ

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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
よりどころ

だけど

依存しない

そんな関係でありたいね。


◯ 7割取得。公認心理師試験対策・高木誠美さん

1.序

親子サポート@ココロラボチームメンバーの公認心理師・臨床心理士高木誠美(美人)さんから超直前受験対策を中心に聞いてみました。  

2.インタビュー

僕:どうやって受験までの時間を確保しました?

高木誠美さん:とにかく時間がなかった。夏休みは早めに旅行に行き、夫に子供の対応を一任。食事はテイクアウトや外食、家事は洗濯等の最小限のみだったと思います。

僕:僕のオススメしている家庭人への勉強方法はまさにそれですね。全てぶん投げる。もうこの期に及んではプライベートは全てを捨てて洗濯しなくても試験終わったら洗濯もおけまるたんと思います。洗濯しなくても死なない。

参考までに直前の勉強方法はそれまでの勉強法とリンクすると思います。どうやって勉強していました?

高:うーん、普段の勉強は現任者者講習会用のテキストからの出題と聞いていたので、まとめたものを毎日見直し。さらに、単語帳のようなものを作っていたので、覚えられていないものをひたすら繰り返していたと思います。

僕:長期的だとなかなかそれはいい作戦ですが、直前どうしても覚えたいこと、単語帳に書いて長期記憶に定着させるのアリですね。どうやったらいいんでしょうかね。

高:知識問題の正答率を上げるために、とにかく記憶。今は配点比率わかったので、事例問題事例を解く際の注意点の確認は大事だと思います。

僕:第1回の試験は僕もわけわからず大変でしたよ。

高:はい。私は第1回の試験で出題傾向もわからなかったので、とにかく記憶に必死でした。

僕:一昨日の記事 にも書いたんですけれど、この試験はとにかく「記憶」を試されますよね。あと受けてみた感想とかこの超直前対策は?

高:かなり幅広い知識が求められるなと思いましたが、事例問題の比重が大きかったので、こんな感じかとちょっと拍子抜けした記憶があります。  

僕:事例が大事ということですか?

高:そうですね。落ち着いてよく考えて。わかります。

僕:試験当日の雰囲気はどうでした?こういった情報もメンタルリハーサルになるかと。

高:当日は意外と緊張しませんでした。家族が「来年もあるし、雰囲気を知るつもりで行っておいで」と言ってくれたので。

会場の雰囲気は、各人が淡々としていて、個人個人が(試験問題と)戦っているような空気感で、周りからの影響はほとんどなかったです。昼食は、知り合いがいる方は一緒に食べて午前の問題について話しているのかな?という感じの人もいましたが、多くは各自が思い思いの場所で食べていました。終始、複数人がたむろすると言ったこともなかったです。気持ちは穏やかでした。そういうメンタルリハーサルも大切かも。

僕:第1回の試験ということはどうでした?

高:第1回だったので、とにかくどんな問題がどんな形で出題されるかもわからなかったこともあり、まな板の鯉の気分でしたが、受験してみると、消去法等でおおよそ答えがわかるという感覚がありました。それが正答のコツですかね。

午前が終わった時点で、割といけるかも?!なんて思っていました。もう必死で。自己採点すると7割ぐらい?とれていたと記憶しています。家族の協力、落ち着いた気持ちで受験できたのが良かったと周りには感謝しかありません。

僕:受験生のみなさんに言いたいことは?

高:今年はコロナで延期につぐ延期。それだけでも心労が大きいと思います。私が受験した9月でも、椅子が硬くて冷たかったです。今年はこの時期ですし、もしかすると窓を開けての受験になる可能性を考え、モコモコしたブルマ?のようなものを履くとかするといいかも知れません。 

とにかくあともうひと踏ん張りです!もうひと踏ん張りだからこそめちゃくちゃしんどいとも思いますが、年末は結果にかかわらず楽しみを決めて乗り切ってください!万が一受験できない、思うような結果が出なくても来年もありますし、来年は今年頑張った分のアドバンテージもあります。そんな気持ちで頑張ってください!!!

※ 普段高木さんと話していてもこの人は暖かい雰囲気のある方で、このインタビューを通じて受験生のために必死で何かを伝えたいという姿勢がひしひしと伝わってきました。高木さんは非常に情熱的な人です。7割?合格というと「いいなあ」とか「自慢しやがって」という感じは全然なく、もう必死で泣きそうになりながら(かどうかはわかりません)対策をしてきたのがよくわかります。

いやこんな情熱的な人なら僕が公認心理師受験生だったら教わりたい、という印象も持ちました。

さて、ほぼほぼ毎日のように書いておりますが、高木誠美さんは教育問題にも熱心な方で12月27日(日)「中学受験を成功させる『パワーメンタル!』を高めよう!」が開催されます。

「どーなのよ?」と思っていたのですが、受験だけでなく親子のコミュニケーションのありかたとかもろもろで口コミが広がっているそうです。高木さんが当ブログお友達企画として残席工夫して増やすことも検討しているようです。(新情報)

というわけで親子サポート@ココロラボ企画を勝手にまた再掲しておきます。受験生親子や親子コミュニケーションに興味のある方に紹介していただだければ幸いです。




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公認心理師試験対策

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ひとり👤じゃないよ

見上げてみて

ほら

空は世界のみんなと
繋がってる♾

※ 画像はフリー素材だそうです。


◯ 光戸利奈博士の公認心理師受験記

公認心理師、メンタルヘルスケアサイトココロラボオーナー、神経心理学博士&事業家etcの光戸利奈博士に公認心理師受験記&対策を聞いてみました。

1.序

僕も手伝わせてもらっている親子サポート@ココロラボ企画ですがこの公認心理師直前にはどうやって過ごしていたのだろうかと思い、博士に聞いてみました。いつもZoomでは顔を見て見て話しているのですが、明るく屈託がない笑顔を見ていると、この公認心理師資格も彼女のバイタリティ属性につながっているのかな?

という印象を受けています。

2.質問あれこれ

僕:この時期は勉強、家事育児と仕事とどうやって時間を捻出していたんですか?

光戸博士:私は公認心理師1回目受験者ですが
受験時は上の子3歳、下の子がお腹の中にいました。仕事と家事育児があったのでまとまった勉強時間は取ることができずでした。

記憶力も良いほうではなかったので、隙間時間で紙に書いたものを家中に貼って何度も目につくようにしてました。お風呂や通勤時間を使って反復学習しました。

僕:直前勉強対策はどうしました?

光:直前の1週間は自分の苦手分野だけやりこむ!!得意分野は点数が取れると信じ込むことが大切です?

僕:なるほどですね。受験直後「できた!」という自信はありましたか?

光:手ごたえは「わかんない!」こんなに手ごたえがわからなかった試験は後にも先にも公認心理師だけです(修士・博士受験もキャリコン受験もある程度の出来かは予想がつきました)

僕:受験生の方々に送る一言は何かありますか?

光:受験生の皆様へ

メンタルとカラダを崩したらいつもの力が発揮できないので、受験前は自分の心と体を甘やかしてあげて!

※ だそうです。普段Zoomで顔をよく見てコテコテの広島弁を話しながらにこにこして屈託なく明るい光戸博士、受験生思いの優しい人、ということがよくわかります。ココナラで光戸博士が販売している自己分析系の商品も見てみると大変興味をひかれます。

また、これだけ受験生に優しい目を持ってくれるならば公認心理師予備校作ってくれてもいいんでないかい?と思ったりもします。僕は臨床心理学畑の心理師しか見たことがないので神経心理学のシステマティックかつ論理的な思考法をする人は初めて見たので新鮮です。

というわけで光戸博士の勉強法も紹介してみたのでぜひ参考にしてください。 

受験生のみなさん、風邪に気をつけて試験に臨みましょう。

さて。中学受験メンタルケアプログラム「親子サポート@ココロラボ」は定員残りわずかですがこのブログ経由なら優先的に突っ込みます。僕が講師高木誠美さんをメンブレ寸前まで企画にダメ出しして追い詰めてしまったのではないかと心配している、練りに練った内容になりました。

ちな親子サポート@ココロラボ企画 12月27日開催です。中学受験生、受験を考えている小学生を持つ親御さんがお近くにいらっしゃったらご紹介いただければ幸いです。

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公認心理師・臨床心理士高木誠美さんオンライン講演「中学受験を成功させる『パワーメンタル!』を高めよう」に賭ける情熱

過日 公認心理師等オンラインワークショップ親子サポート部門@ココロラボ の記事を紹介しました。
今回講師を務める高木誠美さん(公認心理師・臨床心理士・現在家庭医クリニック勤務)に今回の企画について等チャットでインタビューをしました。

僕自身もこの企画には立ち上げ段階からずっぷり癒着している手前味噌記事をですが、表舞台にはいません。高木さんの人となりを美人というだけでなく、Zoom会議では聞ききれなかった(あるいは聞いていてもぼうっとしていて聞き逃した可能性高し)今回の企画主旨をきちんと紹介したかったからです。 

(Twitterアカウント作成したばかり)


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(以下チャットインタビュー)
僕:高木さんはどうしてこの企画を思いついたんですか? 

高木さん:元々母子関係への介入をすることで、いずれ大人になる子供の傷つきを防ぎたくて、この企画に興味を持っていました。  

僕:ええ

高:予防的観点から母子支援をしたいと思ったものの、予防にはベースとなる認知度や知識が必要です。

でも大部分の人は、自分は大丈夫と思っているので、危機的な状況にならない限り難しいです。

臨床家として、精神衛生における予防的支援をするためには、健康度の高い人を対象にして、しかもそうした人たちが一番不安定になりやすいときに介入すれば、支援欲求は高くなるし変化も望めます。

僕:認知度というと?

高木:認知度っていうのは、心理的サポートを受けることの必要性、みたいな感じです。

予防接種を受けるのは、各感染症にかかると危険だって認知度が高いから、ちゃんと予防接種を受けるわけですよね。

僕:なるほど。

高木:さらにもし加えられるなら、中学受験をする層は将来的に社会的に要職に立つ可能性もあるわけです。

彼らが本当の意味で自分の心を大切にできると他者の心も大切にできるようになるわけで、そうなれば社会全体が優しくなるかなと。

僕:中学受験の成功者がいずれ社会的にも成功する可能性はありますね。そうするとこの企画自体がかなり社会全体を変革するような。

高木:もうそこまでいくと、壮大すぎて野望のレベルになってしまいます。自分が投じた一石の小さな石ころの波紋が、わずかでもそうして広がる可能性はあるんじゃないかと、淡い期待?願いもあります。

僕:メンバーはどうやって集めたんですか?

高:つ、つ、つ、Twitter・・・・(汗)

ずっとやりたいな、こんな事したらもっといろいろな意味で社会貢献ができるんじゃないかとか考えてきたものの、いかんせん全く行動力も判断力も自信が…

ただそろそろ些細な動きを始めても許されるんじゃないか、って思って、半分ふざけて「一緒に事業しましせんか?」って投げかけました。

TLはものすごく温かでサポーティブで、自分の生きたい社会の雰囲気に近いって感覚もあったので、実現できるかどうかより、そこも石ころ投げた後の波紋の広がりを、自分自身についてもTLの方たちについても見てみたいっていう意味合いが強かったです。

僕:チームとして動くことについてどう思っていますか。

高:一人でやるにはどうしても限界があります。だからこそ可能性が広がるチームでやりたいと。

ブレインストーミングっぽいことは得意ですね。そこから一つにまとめるることやネット関係や事務作業は共同なら素早く進みます。

一本の串では弱いけど、集まれば強度が増すわけで、一本で弱い自分も内包しつつ戦うスタイルもあると思うんですけど、私は一人で立つって意味の自立より、ある意味で心理的に依存しあいながらの自立の方が自分には向いていると思っています。

そういう社会を作りたい。一人で立てるようになれ!って自立よりは後者が好きですね。

僕:力を合わせていくというのは賢い選択に思えます。

高:それから何より、私の予想をはるかに超えた奇跡みたいなメンバーが集まったって感覚があります。領域も違うし、そもそもの性格もものすごく補完的なメンバーで。

むしろ光戸さんのココロラボ立ち上げ時ということも含めて、あまりにできすぎたメンバーな気がしてタイミングに恵まれましたね。

僕:今回は単発の講演ですが、親子サポート部門のこれからの事業予定は?

高木:まずは講演会をやって、営利目的のみの事業ではないこと、我々が信頼に足るチームだってことを知ってもらいたいです。

将来的には、半年弱を1タームとして、親子それぞれと、少し親子一緒にした継続的なワークショップをして、親が子に教えるではなく、親も子と一緒に一人の人間としてレジリエンスを高める支援をします。

プラス、子どもも親も、互いを侵害せずに尊重した関係性を築けることは、他者への安定的な信頼感の構築に繋がりますし、そういう相乗効果を狙っています。

実際、コロナ後の社会はもっともっと経済的な意味でも生きるのが厳しい社会になると思うのですが、グローバル化も進む「世界」の中で生き抜くココロ力を、私も一緒に育みたいと思っています。

僕:対象となる親子に一言なにか。

高:不景気ももちろんですが、震災やらコロナやら、お金だけがあっても人生を生き抜くことってできないことが体験的にみなさんもわかってきたような気がします。  

講師として立つ私自身も人としても親としても未熟なわけで、次世代を担う子どもたち、これから経済的にも身体的にも責任を負いながら子供を育てる保護者と、ともに学び学んでもらいながら、豊かでしなやかなココロを育んで、厳しい社会を生き抜く力をつけていきたいと思っております。

※ 以上です。

僕自身も高木さんや光戸さん、精神保健福祉士の山田さんとZoom会議でいろいろと話をしているのですが、どうしても口語だけだと伝わりにくい。そしてその反面で文章だけでも伝わりにくい部分があります。

Amazon社が要点概略だけ資料として残すパワーポイントを禁止しました。人と人とのコミュニケーションはその特質と目的によって様々です。高木さんから改めてチャットで文章として理念を語ってもらって、僕自身も高木さんの目指すところがよりクリアカットになったと感じました。

「歯を食いしばって一人でやっていけ」と言うよりも「頼りながら、依存しながら生きる」という方がはるかに生きやすいわけで、そこに高木さんが自らバックグラウンドとして学んできた精神分析、自己心理学的な考えも十分に反映されていて、親子関係にも相似しているのだなと勝手に解釈しました。

このブログは心理職受験生、学生さん、現役心理職ほかいろんな方々に読んでいただいております。

高木さん個人の、利潤目的でない、臨床家の知の社会還元を考えた理念は素晴らしいものだと思います。(実は高木さんに丸投げしてたので内容にタッチしていなかったので話を聞いたら高木さんすげぇと感心)お近くにこの親子サポート講演に興味を持つ方がいらっしゃっればぜひお勧めして欲しいと考えています。
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