ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:臨床心理士

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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
「辿り着きたい場所」さえあれば、目指すべき方向はおのずと見えてくるし、進み方は後から身についてゆくもの。だからまずは闇雲だとしても、はじめの「一歩」。


◯ 臨床心理士概念の変遷

1.序  

この記事では国家資格公認心理師が増設されたことにより、民間資格臨床心理士がどのように今後推移していくのか考察を加えていきたいと思います。

2.歴史

32年の歴史を誇る臨床心理学の巨頭資格、臨床心理士、その発端は1988年に日本臨床心理士資格認定協会が厚生省及び文部科学省の支援で創設されたことに端を発します。同年12月には初の臨床心理士が誕生、専門教育を受けた日本の臨床心理学の権威ある専門家資格としては初めてでした。

資料のとおり 国家資格推進のために日本心理臨床学会が 1982 年に設立されました。心理臨床学会が中心となり河合隼雄先生は日本臨床心理士資格認定協会(以下、「認定協会」という。)の設立準備委員会委員長ともなり、1988年 12月には第1号臨床心理士が誕生しました。

河合隼雄先生は、1989年日本臨床心理士会(以下、「士会」という。)の初代会長ともなり、認定協会と士会との橋渡しのような役割となりました。

認定協会の初代木田宏会頭は文部科学省族の議員でした。

考えてみればこれは当然のことで、のち1995年スクールカウンセラー認定授業では文部科学省の認可を受けなければならなかったわけですし、臨床心理士は 1990 年文科省管轄の資格となったことからも文部科学省が主導的とならなければならなかったのはよくわかります。

現在は傍から見ても犬猿の仲のような士会と認定協会です。認定協会と士会はお互い設立当時すでに険悪だったとも噂されています「私たちは 32 年間資格認定協会にいじめられてきた」と一部の士会の重鎮が言ったことがあったのですが、いかがでしょうか。

さて戻ります。認定協会によってスタートしたこの臨床心理士資格は1988年に第1回審査、1990年までは書類審査(B審査)のみとなっておりました。

そして 1991年からはA審査として現在の筆記及び面接試験形式をプラスして実施されました。いくら問題集を探しても問題そのものがなかったので、絶対にありません。

また、「専門性」という意味では臨床心理士は大学院卒以上が基本だったのですが、2006年までは5年以上の実務経験で受験できるというルールでした。

昔は学部卒で活躍していらっしゃる心理の先生方が多かったので、2006年までにはほとんどの心理職が臨床心理士を取得したものと思われます。

思えば河合隼雄先生御存命中(2007 年ご逝去)は日本の臨床心理学の世界は河合先生を頂点としてひとつの大きなまとまりがあったような気がしています。

京大教授を経て2002年には文化庁長官就任、4年以上在任し(異例の2期目)、臨床心理学を日本の文化として広めたと言っても過言ではないでしょう。河合先生は寄って来る人を跳ねのける人ではありませんでした。

弟子として山中康弘先生(当時京大名誉教授、医師)多くの若手医師の範ともなり、その様子は認定協会の誇りとして雑誌にも掲載されていました。ちなみに河合隼雄先生の息子、河合俊雄先生も京大教授です。

Jung 派が大きな権勢を保ちながら精神分析も当然のことながら臨床心理学の一分野として確固たる地歩を固めていた時代です。箱庭療法、芸術療法、催眠、イメージ療法も臨床心理学の中で大きな割合を占めていました。

2005年には二資格一法案が協議されたのですが、日本臨床心理士会が臨床心理士をそのままスライドさせて各領域を横断する国家資格にして、医療に特化した医療心理師を創設するという案が出て心理団体対医師側の話し合いになりました。

※ (医師側は日本精神科病院協会及び日本精神神経科診療所協会(いずれも病院長、診療所、クリニック院長によって構成されている団体)が中心部となって協議したのですが、「臨床」という言葉に医師団体から抵抗を示されていたこと、医療心理師は大卒資格、もしくは専門学校資格ともされていて、お互いの合意を見ることなくこの法案は決裂しました。

従前の二資格一法案から一資格一法案に方針が転換された際、認定協会と近縁の日本臨床心理士養成大学院協議会報第 12 号 では、国家資格化に反対する理由として

スクールカウンセラー数がすでに満員、5年間の更新資格で研修を受けて高い専門性を担保すること、これまで臨床心理士養成には高度な養成がすでになされている、卒後研修やスーパーヴィジョンがしっかりしている、臨床心理士による活発な研究が行われている、相談所機能も臨床心理士で行われているなどの一資格一法案への反対意見が出ていました。

公認心理師法が公布されたのは 2015年、それに先立って 2014年には公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会からの意見報告 という名前の文書が出ています。

はっきりとした表現がないので何度読んでも何を言いたいのかはっきりとした表現がなくて理解に苦しむのですが「臨床心理士に対する特別の配慮を」ということで、国家資格ができたとしても運用上で臨床心理士を同等に扱って欲しいという意図があるのだと思います。

もし認定協会が国家資格に賛同していたならば認定協会が公認心理師の試験機関になっていたことは想像に難くありませんが、そこには認定協会側が臨床心理士資格を上記のような理由で残しておきたいという強い信念があったのでしょう。 

3.考察

翻って考えます。「公認心理師」というネーミングはこうした歴史を踏まえると苦しいながらも納得の行く部分があります。というのも「公認」ならば国家資格を示すと同時に「医療」に特化した資格ではなく、およそ心理職が活躍する場面で横断的に使用することができます。二資格一法案にかたくなに反対していた日本精神科病院協会はこのようにして現任者講習も行うことになりました。

医師団体と日本臨床心理士会を含む心理団体側できちんと手打ちができたのだと思います。そこで主治の医師の指示条項も取り入れられ、公認心理師には生物一社会一心理モデルとして医学的概念を重視するようになりました。

以上、僕の私見を取り入れて臨床心理士資格が持つ価値についての変遷を考えてみました。

公認心理師資格があらゆる場面で臨床心理士よりもアドバンテージを与えられようとしている今は過渡期です。結果を見てみないとわかりませんが、臨床心理士資格で合格レベルのハードルを大きく上げたとしたら、2つのシナリオが考えられます。

1. 臨床心理士及び公認心理師資格ダブルホルダーが優遇される。

2. 臨床心理士は臨床心理学のある一部分に特化した資格である。公認心理師資格を持っていれば十分対応できるものとして臨床心理士資格価値が低くなる。

どちらに転ぶかはわかりません。しかし今回の認定協会が行った賭けは相当に大きなリスクを伴っているというのが僕の私見です。

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きょうも
自分の答えをさがして ໒꒱⋆゚


◯ 臨床心理士資格の今後

※ 会話形式です。 

A:今回の臨床心理士試験は精神分析、ロールシャッハとか公認心理師試験には出ない部分がたくさん出たぬ。受験生メンブレてる
B:合格率どうなるのかね
A :わからぬん。2択で部分点があるかとか合格ラインどこまでにするかとか、論述を採点対象にするかとか、多く合格させて二次面接で決めるとか色々考えられるから全員ぶち落とすとかやったらもうみんな受けないだろ
B:こんな風に変えるなら変えるっていう説明責任あるんじゃね?養成大学院とか青ザメてやばみん状態やろ。同じ臨床心理士団体でも日本臨床心理士会とは相談なくやったんだろうなあ
A:うーん、なんか一般人にも丸わかりの資格認定協会と日本臨床心理士会の不一致、っつーかバラバラってまずいんじゃね?これまで臨床心理士っていやカウンセラー必須資格だったろ?信用度はいまでも高い。資格認定協会の自由っちゃ自由だけど公認心理師とあまりにも出題範囲違ったら受験者減るんじゃね?これ両方やるのつらみが深い
B:うーん、これから大学も院も公認心理師にシフトするだろ。そうするとロールシャッハや精神分析はシラバスから抜ける
A:学生はどうやって臨床心理士の勉強するのか?今までロールシャッハや精神分析教えてた教授らどうするんだろ?
B:それな!公認心理師のシラバスとか実習とか無茶苦茶大変だろ。両方資格取ろうとしたら学生メンブレ量産必至
A:その意見にはわかりみしかないぬ。これから数年間は公認心理師臨床心理士ダブルライセンスじゃねーとまずいだろと思ったんだけどな
B:臨床心理士養成大学院協議会に試験の方針について話してシラバスすり合わせていつから試験を変えるかとか、実質日本臨床心理士会は日本公認心理士協会&日本心理臨床学会とも話し合いしないとまずかったよなあ心理臨床学会のホームページ には国家資格化を目指そうという臨床心理士4団体の中に資格認定協会も入ってるのにな。お前どう思う?
A:コメントするとやばたにえんだからしないぬ。それより 公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会からの意見報告 2014年についてはどう?
B:国家資格化要望に4団体から資格認定協会が抜けたのはわかった。臨床心理士に対する「特段の配慮」というのがよくわからぬ。じゃ、最後に2010年の 日本臨床心理士養成大学院協議会報 当協議会理事会は、現在一部の人達により 推進されている「一資格一法案」はもはや看過することのできない重大な欠陥と問題を有するものと判断して、本年 5 月 9 日に本協議会理事会としての反対声明と会長と事務局長による見解を発表した ってなってるけどどう思う?
A:臨床心理士制度を大切にしろってことか。今回の試験は資格認定協会の独走って取られるのかな。普通国民は試験やってる団体と資格持ってる職業人の団体がこれほど割れてると分かったら「ちょ、おま、やばたんw草」って思うだろ。32年の歴史と伝統ある資格なのにな。話し合いや説明すっ飛ばしてる
B :臨床心理士は特殊技能士になりそうだな。そういう位置づけにしますっていうアナウンス何年かかけてしとねば良かったぬ
A:憧れの職種として臨床心理士になりたかったから学部から院に進学した学生がかわいそす
B:それな!で、実際のところ受験者たちに臨床心理士資格についてどうするか聞いてみたところ、ああいうテストだったらもう受けない、公認心理師だけでいいってさ
A:あちゃー、逆効果じゃん
B:特定分野に特化し過ぎたら汎用性なくなるし難易度高めたら最初から諦める受験生多くなるからな

※ あくまでここに記載してあるのは聞き伝えた「会話」による感想ですが、こういった意見は臨床心理士有資格者、受験生から多かったのではないかなと思っている次第です。


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この世界が数多のヒトやモノの相互作用で描かれているとしたら、自分がどんな環境に身を置いているかは別として、放つ言葉や選ぶ行動が未来の景色を創っているとも言えるかもしれない。いずれにせよこの事実に、きっと明日も期待で胸を膨らませるし、失望で泪を落とすんだろね。でもそれでいいんだ。


◯ 実は公認心理師・臨床心理士にも常識人がいた!

さて、以前 なぜ変人が公認心理師・臨床心理士には多いのか という記事を書きましたが、これは僕も含めて社会心理学的に「類似性の原則」が働いていて、似たような人が集まっていてサンプルに偏りがあるせいではないだろうか?

ということに気づきました。そこでサンプル数をなるべく多くして、僕の良く知らない人をサンプリングして事例研究をしてみてはどうかと思い本稿を書き起こしてみた次第です。

大体において「知らない人をどうやって探すのか?」ということが問題になります。Twitterだと文字だけでよくわからない人も多いわけです。そこでTwitter内も見てみます。よく僕に情報提供をしてくれて記事の校正を無料でしてくれたりと大変お世話になっている年齢性別居住地不詳、自称病院勤務FFのウサねずみさん、この人は物好きでどうして僕を支援してくれているのか全く謎なので、変わり者と認定し、サンプルから除外することにします。とりま僕とは縁が薄い「あまりよく知らない人」を中心に書いてみます。

1.しんりしAさん

この方は研究会で一緒の既婚女性、クライエントさんたちからもその関係者からもとても慕われているフレンドリーな方です。ただし、私生活でもとてもフレンドリーです。誰彼なく男性と飲みに行こうと誘って結果として夫と子どもがいる家に帰宅しないこともままあります。

なんとなく僕と似たような感じがして「今度食事でも」とお互いに言い合っているのですがあまりにも節操がなくて親しみやすそうな雰囲気がし過ぎてお互いに警戒しています。既婚者でもあるしご遠慮願いたいとも思っています。この人は「常識人」とはちょっと違うと思いました。

2.しんりしBさん

この方は元同僚で、仕事ではバランス感覚が取れたカウンセリングをする2児の母です。久しぶりにお会いして「◯さーん」と呼んだら「私、離婚して再婚したから△っていう苗字に変わったのよー」と話していました。また半年後会い「△さーん」と礼儀として苗字を変えて呼んでみたところ「アハハー、私また離婚して再婚したからxって苗字になったのよー」

職場では△という苗字で通しているらしいですがこの人も「常識人」認定はしにくいと思いました。

3.しんりしC君

彼はさまざまな研究会に出て学会発表もしている有能な若手しんりしです。

僕:結婚したんだってね、おめでとう
C君:いやそれがさ、うちの奥さんに触ろうとすると『イヤー!』って言ってはねのけられるんだよね
僕:奥さんとは結婚前に1年間ぐらい付き合ってたんじゃなかったっけ?その間にわからなかったの?
C君:いや純潔を守るって立派な人かと思った。家族心理学でももう一度勉強しようかなあ
僕:家族心理学って…その前もそんな人と付き合ってたよね
C君:お茶飲んでて楽しかったからね。結婚できそうだって思ってたんだけどね

※ この人はあまりにも女慣れしていないので「常識人」認定はしにくいと思います。

4.しんりしD君

※ D君は留学歴あり、論文博士号に挑戦中のエネルギッシュな若者です。
D君:おいひなた、昨日まで締切のあれどうなった?
僕:すみません、別の仕事の関係で遅れてて

Eさんから電話:毎日D君から課題のメール7通ぐらいくるのよ
僕:できないと俺も怒られるしなあ
Eさん:お願い、ひなた君、彼になんか言ってやって!

僕:というわけでみんなスケジュール上無理だって言ってるから勘弁してくれないかなあ
D君:わかった。みんなにメールしとく
僕:D君やる気あるのは知ってるんだけどごめんね

−メール−

というわけでみなさん多忙ということはわかりますが、これらの課題は大切なものなのでどうしてもやってもらわないと困ります。特に遅れがちなひなたさん、Eさんはまだ未提出の課題をきちんと提出して下さい。

僕…彼は、常識人では、ないな

5.しんりしFさん
Fさん:ねえひなたさん、カウンセリング用のカルテってどう書くの?
僕:うーん、医療と絡むから表紙はドイツ語で病名書いてね
Fさん:え
僕:だって病名バレちゃうじゃん。中味もフランス語かドイツ語。英語読める人多いし。あと書くのに時間短縮するのに漢字より中国語の簡体字の方がいいね、地域包括支援センターなんてイチイチ書いてられないでしょ、中国語だと「社区支援中心」で済むよ
Fさん:ふうん、ワタシも勉強しなくちゃ、ひなたさんありがとう

※ 彼女は「騙されやす過ぎる」という意味では常識人とは言い難いのでは?そもそも常識人でない僕の言うことを信じるという意味で「何か常識から外れている」ような気がするのです。

というわけで「常識人がいた!」と書き進めようとしたのですが、どう書いてみても僕の知っている人は毎日こんな文書ばかり書いている僕も含め、全員変わり者ということがわかりました。

やはり「知らない人」をサンプルにするのは難しかったようです。どなたか読者の方で「われこそは心理職の常識人」という方がいれば自己紹介形式で寄稿をしていただけるように願いします。そうしたら「ついに発見!幻の公認心理師・臨床心理士の常識人!」を書きます。

今回はタイトルと内容が違ってしまい、羊頭狗肉になってしまいました。きっと自分で「常識人」と言える方はきっと相当な常識人だということは間違いないでしょう。我こそは常識人代表、と思える方はぜひ手を挙げてくださるよう、よろしくお願いいたします。

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火照った心と記憶の裾を
涼風の音が撫でてゆく。


◯ 公認心理師・臨床家心理士無資格でも心理職はできる

ハローワークに限らず民間の募集サイトを見ると心理職の募集は「公認心理師または臨床心理士」となっているものが多いです。また、社会復帰調整官調整官も公認心理師、全国の警察庁でも公認心理師の募集を始めようとしています。

以前法務省矯正局や最高裁に聞いたとき、やや口を濁していましたが、公認心理師を目指すぐらいの意気込みがある、あるいは公認心理師資格を取ろうとまで思う勉強熱心な応募者については好意的に見るのではないかという印象で見るかもしれないとのことでした。

しかしながら国家公務員総合職人間科学区分は社会学、教育学、社会福祉学を専攻した学生も応募できます。家庭裁判所調査官も同様です。心理専攻の院卒者でなくても応募できますし、入職後も「資格は必要ない」、けれども熱心に仕事をしてきちんと転勤していれば資格とは関係なく出世します。

法務教官も心理資格がなくても心理学履修という要件を満たしていればなれやすし、少年たちの個別相談にも乗りますしグループワークもやります。

法務省保護局で保護観察官をしている人が今回Gルートで合格して公認心理師になった人もいますが、一般職からも応募できますし、元々保護観察官は社会学専攻者の牙城です。

児童心理司、児童福祉士、児童相談所所長も公認心理師が任用要件になっていますが、心理資格を持っていない、一般行政職の職員も多いです。心理資格を持っていれば採用時に有利にはなると思いますが絶対的必要条件でない自治体も多いです。

また、教員試験でも臨床心理士や公認心理師資格があると600点中50点ぐらいは加算されることもあります。

さて、心理職の仕事を実際にはしてきても無資格で働ける心理の仕事もあります。児童発達支援管理責任者(児福管)は放課後デイサービスなどで働く、障害児童を見る仕事ですが、一定経験を経れば資格要件を満たすことができます。児童発達支援センター・児童発達支援事業類型、医療型児童発達支援、保育所等訪問支援も実務経験を経た児福管が行う事ができます。

知的障がい児施設、第一種自閉症児施設、第二種自閉症児施設、盲児施設、ろうあ児施設、肢体不自由児施設、肢体不自由児療護施設、重症心身障がい児施設も児福管の活動する現場です。

児童養護施設も限りなく心理職に近い仕事をしていますが、パート、大卒、短大卒でもとにかく人手が足りません。

そもそも指導員という肩書は心理資格がなくても名乗れるもので、高卒でも別に構いません。SCをやっていた時に不登校児童支援施設にも無資格指導員がいましたが、無資格ではいけないというルールも特にありませんでした。

また、就労継続支援施設は僕も働いていたこともありますが、サービス管理責任者は管理的な業務ですが、無資格でも障害者支援施設、障がい児入所施設、老人福祉施設、介護老人保健施設、グループホームetcで働くことができます。支援のための親の相談もできます。

僕はサービス管理責任者ではなかったのですが、一定の「生活指導員」という名目で人数合わせのために事務員さんも生活指導員として事務所仕事をしながらフロアも見ていました。

役所なら地域包括支援センターは社会福祉士などの有資格者が優先的に窓口に配置されているでしょうけれどもそうでなければならないという定めもありません。

これから公認心理師を受ける方々で、どうしても心理職やそれに近い仕事をしたいというならば入職する難易度はそれぞれだと思いますが、上記のような仕事もあります。Gルートで心理の仕事がしたければそういった手段もあります。公認心理師や臨床心理士試験受験資格要件があって、DルートEルート心理院卒者はそれだけで専門性が高いと評価され、ウェルカムな施設も多いはずです。

受験資格が一生あるならばそうした施設で働きながら受験をしていけばいいわけで、有資格者はなおさら重宝されそうです。臨床心理士試験公認心理師試験を控えて切羽詰まってメンブレている方々もいるでしょう。しかし今年試験に受からなかったからといって人生が終わるわけでもなく、心理の仕事には就けます。

と、余裕を持って受験をして大丈夫と思うと少しメンブレ状態の解消につながると思うのですがいかがでしょうか。

(おまけ)

みおみん:来年は臨床心理士と公認心理師の試験かあ。きつそうだなあ
僕:みおみん精神分析一生懸命勉強してるし、この前脳科学の本も買ってたじゃん。大丈夫ぬ
み:ワタシ体力ないし
僕:え、いつもバイトと学校と頑張ってるように見えるけど
み:ムリしてやってんの!
僕:部活なにやってた?
み:吹奏楽。音が出なくて3日でやめた。あとパソコン部と美術部
僕:ふじょし?
み:ちがっ!ひどみん。お詫びにほめて
僕:えっと、キミの可愛さを多変量解析して因子分析と構造モデリング方程式にしたい。キミが可愛くないなんてことは絶対にないよ。そんな帰無仮説は俺が棄却する
み:ナニソレ…
僕:いや理系のほめ方
み:(`・д・⊂彡☆))Д´))パァン。あんた思いっきり文系じゃん
僕:かわゆす。かわゆすの暴力と陰謀と謀略。いつも頭がよくてボウルビイとピアジェが好きで勉強熱心な院生…(以下10分)
み:ふはは、今でぃーえむの画面開きながらストレッチやってた。もう寝るよー
僕:おけまる


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たそがれTwitter

世界はいがいと冷静で
おもいのほかに情熱的で༻


◯公認心理師臨床心理士志望学生のメンブレヤバたんつらたん

1.序

手元に心理臨床学界の最新誌「心理臨床の広場」があります。巻末に公認心理師養成機関の情報と臨床心理士資格取得可能大学院が掲載されています。これを見て公認心理師臨床心理士両方を取得できる大学院はどこか、公認心理師のみを養成する教育機関はどこか調べてみました。

ところがここに掲載されている資料がかなり間違っています。

というのも日本公認心理師養成連盟ホームページ2019.10.1時点入会時アンケートの情報と、多分資格認定協会の情報の間にタイムラグやバラバラとした相違があって、確認せずに掲載したのでしょう。真面目にこの資料を見てどこの学部や院に行ったらいいのか誰かに勧めようとしたら間違った情報を伝えてしまうことになります。

確かに「アンケート結果です」と注記はしているのですが、心理臨床学会が出している雑誌としては不適切なので最初から掲載すべきではなかったのではないの?僕のブログでももう少し調べてから書くよ?

と思ったわけです。

ただ、興味深く大学と院の名前の羅列は見ていました。自由連想的に思ったのですが、公認心理師のみ養成の学部や院は今後きっと僕が把握しているよりも多く出てくるでしょう。

2.厳しいシラバス(教育課程計画)

新しい教育課程では修士論文はとても書いていられないので必須にならない院が増えます。

臨床心理士と公認心理師両方を取得したいというのは熱心な学生ならその気持ちはよくわかります。就職も有利になりそうだと考えると実際そうかもしれません。重なっているようで微妙に違う両試験の出題範囲や傾向を見て過去問を解いて対策を立てるのは難しいことです。

今年の新卒大学院Eルート受験生は10月17日臨床心理士筆記試験、11月7日〜9日に口述試験を受け、12月下旬(公認心理師試験前後?)臨床心理士試験最終合格発表、そして12月20日は公認心理師試験日です。

今年の受験生もハードで大変だと思うのですが来年の受験生も大変です。まだシラバスは大幅改変前なので修論が必須で今修論計画を立てています。受験勉強は自分でやるように言われている院生は多いです。臨床心理士試験に合格するために何らか臨床系につながるアルバイトをやっていた方が有利、ケースにのめり込み過ぎないようにしながら両方の勉強をします。

臨床心理士試験には有利かもしれませんが課題は片口式ロールシャッハや精神分析も多いと聞きます。コロナの関係もありますがマシンガンのように課題がどんどんのしかかって来てバイトどころではありません。そして臨床心理士試験には包括式ロールシャッハテストも出ます。いずれも公認心理師試験には出題されません。

さて、現在学部2年生、公認心理師カリキュラムに対応している大学生偏差値約60程度に聞いてみましたが、もう無茶苦茶大変、彼女はGPA3.0以上、優秀なのでなんとかやりくりしてバイトもしてきますが、やはり教育内容は厳しいです。

さて、これから学生が公認心理師シラバスで純粋培養されて2024年に初めての院卒者試験が始まるわけですが、学部80時間、院で450時間の実習を経て果たしてメンブレないでいられるのでしょうか?

厳しいシラバスで鍛えられて耐えられれば公認心理師の合格率は相当に高まるでしょうけれどもそれが可能か?せっかく学内選抜を受けて公認心理師養成課程に進めてもドロップアウトする学生も相当数出てくることが予想されるのではないでしょうか?

とある(僕のようなインチキでない本物の「識者」の方が「あまりにもキツくて忙し過ぎると(授業も実習も)自分の中で再体系化することが可能なのだろうか?」と危惧していました。

3.試験難易度とシラバスとの関連

試験は多分、ですが第2回試験程度のレベルがスタンダード、ただしシラバス内容が厳し過ぎて高い達成度が要求されてメンブレたら元も子もありません。 

前出識者の方がおっしゃっていたことですが「学部はある程度の基礎となる知識、大学院では技能とともに『臨床に臨む態度』の涵養が大切だと思います。」という鋭い指摘をされていました。

4.提言

公認心理師法に準拠したスパルタシラバスはかなり厳しいです。公認心理師試験問題を解析するために解剖学書や医学書を事務室から引っ張り出して見ていたら事務長に「医者になるの?」と聞かれ、「違うよ、心理師試験の内容を調べるためだよ」と答え「公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技法」を読んであたら卒後2年ぐらいの看護師さんから「ここまで勉強しなきゃいけないのに医療職の資格じゃないんだあ」と言われました。

臨床心理士と出題範囲が違っていて深い脳神経系の知識も必要な公認心理師試験です。教えなければならないことを教えるのは学部でも院でも必須です。ただし大学教員という人々の中には親切のつもりであらん限りの知識を教えようとしてしまう人たちがいることも事実です。

今日公認心理師養成課程大学、大学院を今日雑誌で見ていて非常に失礼な感想を持ったのですが、聞いたことがない大学名がとても多かったということです。詳細に調べなかったのですが、学部、院で鍛えられてレベルが高い公認心理師試験に合格はできるのだろうか?とこれも失礼な感想を持ちました。

臨床心理士試験も決して簡単な試験ではありません。ダブルホルダーが可能かどうかはその学生の資質を見極めて教育側である程度介入して指導してもいいのではないかと思いました。

そしてがっちりと学生を固め過ぎるとメンブレるのではないかと思います。シラバスはあってもある程度余裕を持たせる、実習もあまり厳し過ぎる指導はまずい、そういった教育ガイドラインが必要だと思っているのです。

最後に識者の方にお聞きした公認心理師教育の実習ガイドラインについてお話されたことの要旨を書いておきます。

⑴ 実習のガイドライン

実習こそしっかりしたガイドラインが必要。どこまでやらせるのか、どこからはやらせていけないのか。その責任は、実習先の実習指導者、学生、担当教員がそれぞれどの位負うべきなのか。これが明確にならないと、実習受け入れ側でも怖くてケース担当はさせられないだろう。

⑵ 学生の責任について

私見だが実習は雇用ではないので「業務」はさせてはいけないし、業務と同等の責任も負わせるべきではない。よって、ケース担当はさせられない。実習という学びについての責任を持って臨んでもらうが、クライエントに対する責任は負わせられない。なので実習生とクライエントに一対一のTh-Cl関係が生まれるような関わりはさせられない。

ギリギリの所が、その場限りの世間話程度の関わり又は集団療法でのコファシリテーター、辺りだろう。

※ アナウンス

従来の「公認心理師試験」カテゴリを
公認心理師試験対策
公認心理師試験制度 に分割しました。
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