ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:臨床心理士

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臨床心理士の価値<公認心理師 なのか?

表題の記事を新卒者向けに書いて見ました。

さて、今年の臨床心理士試験&公認心理師試験のスケジュールをあらためて見直してみると結構ぼんやりしながら見ていたのですが

8月26日/公認心理師試験合格発表
8月31日/臨床心理士試験申込締切日

と今さらながら気づきました。

これが何を意味するかというと、「公認心理師試験に合格したからもうリンシはいいや」という大学院新卒者が出て来るのかな?

ということでした。

僕の予想としては昨今の新卒者・経験の5年目ぐらいの求人募集状況を見てみると両資格保持者となっていることが多いので、新卒者にとってもそれはないかな、と思っています。公認だけ取ってリンシは取らないというのは受験資格があって就職先の選択範囲が広がるであろう新卒者にとってはもったいないだろうと思うからです。

ただし、これはフタを開けて見ないとわからないことです。

そして新卒者は昨年度もそうでしたが、ダブル受験となると修論→公認→リンシ

とスケジュールはかなりタイトです。

これまでの受験生さんから聞いていても勉強スケジュールを立てるに当たって、ダブル合格(は当然したい)けれどもどちらかに学習時間の比重を置いて、1年目は臨床、2年目は公認、と比重をかけて勉強していて、なかなかの実力がある人でも両方の資格は取りきれなくて2年目にどちらかの資格を取る、という人の話も何人か聞いたことがあります。

公認とリンシの両方は確かに心理学の試験で、つながっているところもあるけれどもどちらかの試験には出題されてどちらかの試験には出題されない範囲もあって、本当に難しい課題を突きつけられているのだなあと思っています。

そんな中で公認の方がリンシよりも価値が高いと考えて受験者数が少ない、「公認取ったからもうリンシはいいや」と思う人がどれほどいるのかなあとも思っています。

受験資格があるからと言ってリンシを受けない人もある程度(若干)は出てくるものと思います。

現在〜今後5年ぐらいは新卒者にとっては過渡期だと考えています。

国家資格であるということを考えて臨床は取らないという人も多くなって来るかもしれませんし、長年の歴史を考えて臨床も受験しようと思う人も多いでしょう。

僕が心配しているのは今年度、そして来年度からはさらにタイトなスケジュールになるということで、新卒者は短期間で受験勉強をしなければならないので焦っていることは間違いないですし、そのメンタル面で大丈夫かなあと思っているからです。

理想を言えばそれは両方の資格を取っておくに越したことはありません。しかしながらほとんどどこの院も受験生向けの特別講座などは設けていないですし、学問としての心理学や実務者向けの実習を行っているということです。

そこで僕が思うのは乱暴な言い方ですが「どっちだっていいじゃない?手のつくところをやってみたら?」と思うのです。

みなさん経験があるかもしれませんが僕なんぞは「あれもこれも」と一挙に課題を出されると固まってしまって身動きができなくなってしまうタイプの人です。

そう考えると地道にコツコツやっていればパニくらないで済むのかもしれないと思うのですが、ダブル合格を目指すためにはこの辺りのモチベーションを保っていくのが難しいと思います。

さて、世の中の両資格に対する評価というものはこと一般の人々にとっては「ナニソレ?」です。

資格の中に「心理」とついているのをぼんやりと見ているぐらいなもので、最近福祉事業所を回っていても臨床心理士資格も公認心理師資格のことも全くわからないという人たちが全員という体験をしました。

新卒の人たちはまず無資格のまま心理職をやらなければならないという高いハードルがあって、たいていのみなさんは仕事&受験勉強に勤しんでいるところだと思いますし、バイトもしなければならない人も多いでしょう。

これも暴論ですがこういったタイトなスケジュールの中で二兎三兎を追うことになってしまって、どれもこれも取り逃がしてしまっても初年度はいいんじゃないの?

ということです。

科目読み替えが効かないの人たちは院だけ心理、大卒の心理職の人たちもいたわけです。

新卒の人たちは双方とも受験資格は一生あるわけですから長い目で人生考えればゆとりを持ってあまり自分を追い詰めなくてもいいのではないかと思いますし、若ければ1年2年ぐらいは人生の中でいくらでも取り返しはつきます。

そして今行っている勉強も仕事も今まで学んできた事柄も決して無駄にはならないでしょう。

一度に何もかもを要求されているようで厳しい心情になってしまい、本当に寝込んでしまう人たちもいるのではないかと思いますがそれはそれでもいいんじゃないのかなあと思います。

もしどちらかひとつの資格が取れれば運がいいことですし、某院では「資格は2〜3年ぐらいゆっくりかけて取ればいいんじゃないの?」という、ゆったりとした雰囲気のところもあると聞きます。

確かに今新卒受験生の人たちは大変だなあと思っていますが、あまり根を詰めて自分を追い込まないで欲しいなあという気持ちと、必死で努力している人たちを応援したいなあと両方の気持ちが交錯している次第です。
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臨床心理士を国会議員へ・高原あきこ先生を見つけました。

僕は以前から臨床心理士から国会議員が出て欲しいと思っていたのですがつい先日、高原あきこ先生(高原あきこ|臨床心理士|自民党参議院比例代表(全国区)支部長 @akiko_shinri)Twitterアカウントをフォローする機会がありました。

「臨床心理士は純粋に対人援助の仕事だから政治のようなものとは離れているべきだ」という意見がある人もいるかもしれませんが僕はこれをNO!と考えます。

僕は開業心理職を始めたばかりですが「臨床心理士です。公認心理師です。」「はあ…」という反応が実に多いこと、Twitter内では臨床心理士、公認心理師が集まっていてお互いにやり取りを盛んにしていても僕ら職種への世間の認知はまだまだ薄いです。

だからこそ心理職から国会議員が選出されて心理の立場からどんどん政策を提言してもらい、実行していくことには大きな意味があると思うのです。

高原あきこ先生の略歴ですが九州大学卒後同大学院博士課程まで進学、社会福祉法人複数で障碍児の支援を行いながら研究を行い、熊本大学教授、平成24年4月より3年間熊本大学教育学部付属特別支援学校長を兼任、2011年には東日本大震災での被災者のこころのケアに携わっています。
高原あきこ先生プロフィール

心理職の人が政治の世界に出ると心理の色が褪せてしまうのではないかというとそんなことは全くなく、

1.コロナを含む災害時の心ののケア、ストレス予防教育

2.離島振興(離島への心理的支援の充実につながるとも僕は個人的な印象を持ちました。)

3.心の専門家として、いじめ・虐待問題への取り組み

4.少子化における教育システムの再構築

5.障碍がある方への心のケア

6.心理専門職の地位確立に努めます。

公認心理師・臨床心理士、「心の専門家」の仕事の啓発につとめ、心理専門職が社会に役立つような法制度やシステム構築を目指します。
さらに医療・教育・福祉の専門家たちと連携・協力しながら、社会のために役に立つ仕事ができるシステム作りに努めます。


7.日本の良き伝統と文化を伝えて行くこと、自主独立で他国と友好関係を結ぶこと

を謳っています。

official websiteから抜粋

心理職が高学歴ワープアなのはいつも言われていることですが、国政の中枢にかかわる議員の先生が心理職の権利について主張してくれることはこの上なく心強いことです。

したがって僕は高原あきこ先生を全面的に応援したいと思います。

法人・個人の後援もウェルカムで、参議院比例代表(全国区)は全国どの心理職でも先生の名前で投票できます。

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臨床心理士・公認心理師(心理職)になりたい方へ

1.はじめに

大学心理学部新入生、中高生の方々「心理カウンセラーになりたい」「公認心理師・臨床心理士の資格を取りたい」と思って頑張って勉強している方々も多いでしょう。他の仕事からも心理職になりたいと思って心理学部に入り直したいという人々も多くいます。

心理職は心に悩みを抱えた人たちのカウンセリングをする、そういった人々の心理的支援のために心理査定としてカウンセリングをする、そういった意味ではとてもやりがいのある仕事です。

さて、その選択は正解なのか、メリットとデメリットについて書いてみたいと思います。

まず最初にデメリットについて書いてみます。なぜかというと心理職になるためには厳しい生活が待っていて、それでも心理職になりたいのか?ということについてそれなりの情報を知っておいてもらって「それでもなりたい」という気持ちが本当にあるのかどうか、自分の気持ちを確認して欲しいからです。

2.デメリット

⑴ 給料が安くて身分が不安定

Twitterなどの心理クラスタ(心理職のみなさん)の中でもよく言われているようにこの仕事はとにかく給料が安いです。

だいたい年収で考えると300万円が中央値、非常勤かけ持ちの仕事をしている人たちが多いです。

運良く新卒時、病院やクリニックの仕事をすることができたとしましょう。額面給与16万〜18万円のところが多いでしょう。

額面給与20万円でも保険料など各種控除を含めると手取りが16万円ぐらい、もし一人暮らしを始めたとするとなかなか厳しい経済状態になります。ボーナスはあるところもあればないところもあります。

ボーナスが出ても年間2カ月分のところが多いかなあと思います。

臨床心理士・公認心理師は大学院程度の知識を求められることが多いにもかかわらず給料は安いのです。

なかなか常勤の仕事に就けず、非常勤生活を強いられることもあります。求職サイトやハローワークインターネットサービスで調べるとだいたい時給は1300円前後です。時給2000円ならば高い部類に入るでしょう。

これはなかなか厳しい条件です。僕の学部時代も多くの心理学科の学生がいたのですが(40〜50人)、やはり人気があるので臨床心理ゼミに入ったのは20人前後、学部生のみなさんが公認心理師になりたいのであれば高いGPA(成績評価値)を取らなければなりません。

経験的に言うと院に進んだり公務員になって心理職になったのは4〜5人と記憶しています。他の人たちは一般就職をしていました。それだけ心理職になっていくのは大変な道だと学部時代から思っていたのでしょう。

僕が勝手に呼んでいるのですが大抵心理職には「30万円の壁」があって、手取り30万円もらうのには相当安定していい就職場所を探さなければならず、たとえ有名大学病院でもそれが難しいというところが実情です。

⑵ 勉強が大変・続けていくにもお金がかかる

心理学部・学科は文系です。私大だと数学は入試にないのですが、入学した後は統計法をみっちりとやらなければなりません。

臨床心理をやるからと言って心理学の基礎知識をおろそかにしていいわけではありません。人間の知覚、物の見え方はどうか、皮膚感覚はどうなっているのか等心理学の歴史からはじまって知覚心理学もみっちりとやることが求められます。(資格試験にも出題されます。)

公認心理師課程は実習が450時間あり、その他にも学ばなければならない科目が増えました。臨床心理士と公認心理師のダブルライセンスを取得しようとするとなかなか険しい道です。

院卒まで行ったら勉強が終わりではありません。⑴にも通じるのですが、こと臨床心理士に限ると更新性資格、日本臨床心理士会、地方公認心理師会、臨床心理士会、日本心理臨床学会に大抵の人は所属します。これが年間数万円かかります。

また、いい心理職として活動するにはスーパーヴィジョン(SV)を受けなければなりません。これを大学研究室のボランティア的な補助を受けずに完全な自費で受けると一回1万円、週に一度なら4万円です。

やりたい勉強をするためには各種研修会や学会にも所属、ワークショップに出たり高い専門書を購入しなければなりません。

3.メリット

なんと言ってもこの仕事はあなたが憧れていたようにやりがいがあります。「治してくれてありがとうございます。すっかり良くなりました」というクライエント、患者さんは全体の数パーセントいるかどうかですが、そう言わなくてもクライエントさん、患者さんたちは心理職を頼りにしています。

デメリットを裏返せばメリットになります。一生勉強を続けられるのは心理学徒にとっては喜びでもあります。

学会、ワークショップ、SV、専門書購読、どれも知識と経験を深め、心理職としてやっていく血となり肉となります。ですから真面目に要心理支援者のためになりたいと思うのであればこれほど充実した仕事はありません。

面倒と思うかもしれませんが各種学会、地域の心理職の集まりの世話役を引き受けるとそれだけ顔も広くなり、さまざまな分野の心理職の人たちと知り合うことができて顔が広くなり、交流も深められます。

4.おわりに

なんだかデメリットばかり書いてしまったようですが、それだけの覚悟をして心理職になれれば、メリットに書いたような見返りは必ずあります。

時として人の命にかかわる仕事ということも本当です。

心理職になる、ならないを決めるのはあなた自身です。厳しい世界ですがやりがいはあります。

人口数万人の小さな村のような世界です。悪いことをしてしまったら燎原のように噂は広まってしまいますがコツコツとでも仕事をしていけば真面目な人だという評価につながります。当初あなたが思い描いていたようなやりがいを手に入れることができるわけです。
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第30回心の健康会議 (沖縄) について 〈緊急公告〉

日本臨床心理士資格認定協会から沖縄での研修中止の公告がでました。

第30回心の健康会議 (沖縄) について 〈緊急公告〉

ここで無理やりに開催したら感染者がこの研修会で出たのではないかと危惧しますし、英断だったと思います。

資格認定協会にはこういった時勢なのですし、遠隔地の臨床心理士が研修を受けられるように、研修は今後オンラインでやることを基本にして欲しいと思いました。
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公認心理師・臨床心理士「やってはいけないこと」=多重関係なのはどうして?

1.はじめに

一昨日Twitterのスペースで「公認心理師と倫理」のタイトルで話をさせてもらったばかりなのですが、心理職には明文化された、あるいは暗黙のうちにやってはならないルールのようなものが満載です。どんな行為をなぜ、どうしてやってはいけないのかということについて僕なりに考えたことについて触れたいと思います。

2.関係性

⑴ 恋愛感情をともなうもの

これはやはりまずいのですが「何が多重関係か?そしてなぜまずいのか」について考えると際限がありません。

恋愛感情をお互いに抱いて行動化してしまえばまずいのは想像はつくのですが、以前行政関係のお偉いさんから話を聞いた時「お互い独身だったら結婚してもいいんじゃない?」と言われて、一般的な感覚というものはそういう人もいるのかなあと思ったものです。

実際のところ、クライエントさんというのは自分が既婚者であってカウンセラーが既婚者であっても熱烈にカウンセラーのことを好きになってしまうと「かなわぬ恋」になってしまうことになります。

どんなに恋焦がれてもその欲求は実現しません。ここでひとつクライエントさんは傷つきを感じるのですが、その恋愛感情が満たされない時にもし究極の関係性をカウンセラーとクライエントが結んでいたらどうなるのでしょうか?

噂なので本当かどうかわかりませんし、作り話なのかもしれませんが、昔、とある既婚者の男性カウンセラーが女性クライエントとお互いにそういう関係になってしまいました。女性は「○○先生とは来世で一緒になれるものと思っています」と書いて自害してしまったのです。

そこで女性の配偶者は激怒して訴えたというものです。

これが一番強烈に記憶に残っている話なのですが、クライエントさんはカウンセラーのことを好きになったとしてもそれがかなわないことを知っているからまずそこで痛みを覚えます。

そして次に関係を結んでしまったら次は関係を断ち切らなければならないということで二重に深く傷つくことになります。

クライエントさんはひどく繊細なので「恋愛感情を持ってしまった」「好きと言ったけどそれが受け入れられなかった」ということだけでカウンセリングから離脱してしまうことがあります。

これが性的多重関係になってしまったらどうでしょう。ニュースにもなったので2例ほど知っているのですがクライエントさんには深い怒りの感情が湧いて来ます。

それは「利用された」というもので、相当な怒りを抱くことは想像に難くありません。医療倫理の4原則「傷つけない」を大きく逸脱してしまっているのです。

こうなるともうカウンセリングの行為そのものどころか人と人としての信頼関係も崩れてしまうでしょう。

僕の今までのカウンセリングの経験からは加害者臨床、子ども、男性が多く、たまにクライエントさんが女性だったとしても風采の上がらない貧相な男で良かったと思います。

女性クライエントには慣れていないのでたまに出会うことがあると、とても苦手な意識を感じます。みなさんがどうしてやり過ごしているのか知りたいぐらいです。

相手をカウンセリング関係を超えて好きにならせるカウンセリングは侵襲性があるとも思うのですがそこをどう乗り越えて行くかはとても難しいことです。

成田善弘先生の「青年期境界例」では若い男性から恋愛感情を寄せられた事例が書いてありましたが、成田先生は全く動ずることなく堂々とした態度を取っていて、息を飲むように読んだのを覚えています。あれは正に名人芸の域に達しているから可能だったのでしょう。

⑵ 友情を求められる

ひどく高価な品物を送りたいと打診されて(住所を聞かれたので)断ったことがあります。

また、飲みに行きましょうよ、食事に行きましょうよ、お茶でもどうですか、おごりますからと言われたこともありますしおごってくださいと言われた経験をしたことのある人も多いでしょう。

狭い街に住んでいると(僕も多々経験がありますが)街中でクライエントさんに会うことは多いです。そんな時も誘われることが多いですし延々と終わらない立ち話をされるのも困ったなあと思いながら切れなくなったこともありました。

⑶ 携番

携帯の番号を僕は同性には教えることが多いです。クライエントさんがかなり重度で命にかかわっているけれども手立てがない時、あるいはカウンセリングを受けたくて仕方ないけれどもなかなか予定が決まらない人の場合で、苦渋の決断をしています。

「友達じゃないんだから携番教えるのやめろ」と言われたこともありますが、大抵のクライエントさんは自制して連絡をしてこないのですがその結果夜中、早朝に電話がかかって来るのを覚悟しています。

高名な精神科医に「死んだ」って電話と「死ぬって電話とどっちがいい?」と聞かれたこともあります。

3.おわりに

何が多重関係かそうでないかは、はっきりとしたものから境界が曖昧なものまでさまざまにあります。心理職の倫理については考えても明確な答えがなかなか出ないと思っているのです。

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