ひなたあきらの公認心理師でポン!

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:臨床心理士

C1418C43-F393-4A01-A53D-6F2C88A739B8

photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
悲しみの泪に心が溺れそうになることは誰しもあるよね。時として人生とは無情なもの。でもそんな現実も受け入れる術はある。それは、日頃からでき得る限り後悔を残さないようにしておくこと。これに尽きると思う。今日をただただ懸命に生きる。それが無常な人生を謳歌する、最も単純で最も難儀な方法。


◯ 公認心理師・臨床心理士のアルバイトをさらに探す

ほぼ自分語りですが、こういう生き方もあるのだな、と参照にしていただければと思います。

僕がフォローしているフォロワーさんの心理ライターさんもいるので話をいずれ聞いてみたいものだものだと思いますが、こんな生き方もある、できる、ダブルワークも可能だということでお読みいただければと思います。

以前自己紹介でも書いたのですが、僕が某心症◯◯士の資格を取った後にスクールカウンセラーをやりながら勤めたのは編集プロダクションでした。

ハローワークにも求人が出ていて、さらに求人サイトにも有資格者募集、職務内容はカウンセリングと研究ということだったので「実践もやっている小規模なシンクタンクのようなものなのかな?」

と思って就職したのですが、内容はライター業務が主でした。社長がタレント先生だったので僕は社長の口述筆記をして、鞄持ちで国会議員事務所に行ったりテレビ局に行ったりと秘書業務もやっていたのですが、一般誌の心理とは関係ない一般記事も書いていました。

大手広告代理店電◯の営業の人と懇意になり編プロの人も含めてオサレな街に食事に行ったりとそれなりに楽しい生活もしていました。経済的にはかなり恵まれていてボーナスなしで出来高+基本給で手取り40万円、仕事増やせばもっと稼げるらしかったのですがライターが本業ではないのでやめてしまいました。

で、スクールカウンセラー&いろいろになったわけですが、民間企業で従業員支援プログラムシナリオを3日ぐらいで書いて20万円、その会社の紹介で女性雑誌のインタビューを受けたりメールカウンセリングを大手クレジットカード会社の不随サービスとして請負ったりととにかく書くことは仕事でやる事もあればバイトで全く関係のない分野でやることもあったわけです。

このあたりはいつも真面目に研究論文や著作を出している心理の方には申し訳ないな、と思っています。

なる気もなかったのですがライター専業にならなくて良かったと思うのは、クラウドソーシングがこれだけ流行り、サラリーマンも副業でライティングができる環境になり、多分今は文章の価格はガタ落ちしたのではないかと思っています。

shinobiライティング、サグーワークス、Crowd Works、ランサーズ 等が今ライティングエージェントとしてあります。

編プロでライターとしていろいろ書いていた時の事を思い出すとどんなジャンルでも何でも書けるという事が面白い発見でした。僕はフリーでやっていた時はどんな仕事がいつ入るかがわからないので「タスク」という単発の仕事ばかりやっていて、長期契約で請負いの仕事はしたことがなかったのですが、オススメの車検会社、水道工事、審美歯科、外食店の宣伝などほぼ全分野書けるというのは新しい発見でした。

審美歯科は特にたくさん書いたので多分1時間ぐらい講演ができそうです。

慣れていないと文章をひねり出すのに調べ調べで時間がかかり、出来高換算だと時給200円ぐらいですが、慣れてくると筆が早くなり、サクサク書けるようになるので、書けそうなタスクを選んで空き時間にやっていればタスクだけでも月5万円ぐらいは書けそうです。

ゴーストライターなので、とあるミッション系大学ミスコン準ミス、読モをやりながら恋愛指南をしている20歳という設定で恋愛術を書いていたのは全部僕です。

「初めて行く彼氏の家でお母さんに気に入られるためには?」
「思わせぶりで彼氏のハートをぐっとつかむ7つの決め台詞」

のようなしょうもないものを書いていたような気がします。

※ 守秘義務がありましたが、なぜこれを公に書いているかというと、そのキュレーションサイトがこの企画そのものをやめてしまった(かつ活動停止してしばらく経って音信不通になってしまった)ので文章が世に出ないことになったからです。

ということで、まあこれは特殊な例なので、多忙な芸能人が書いている文はきっと自分の信用がかかっているので自分で書いているものと思います。

これがタスクという形式ではなくて固定給制なら契約制で月収10万円ぐらいも夢じゃないよね、というところです。心理の仕事をフリーでやっているればなかなかいいお小遣いになるのではないかと思います。

なぜ僕が心理職の人に向けてこの文章を書いているかというと、実際にフリーで心理+αでこういったライフスタイルを送っている人もいるからです。

また心理クラスタの人たちはたいていもれなく文章が上手だと思います。

僕のこんな駄文ではダメなのですが(早い安いまずい)才能がある人ならま、何かいろいろやりつついろんな人とつながりを広げて二足のワラジでやれる人もいるでしょう。

ただやはり心理クラスタの人は心理が本務なので査読論文や原著論文を書いてみることが望ましいとは思います。

ただ、いろんな生き方がありますのでその個人の選択や価値観は否定できません。ライターをやっているうちに心理職から足を洗ってライター専業になるのもよし、「続きはWebで」有料メルマガを出してもいいかもしれません。
(おわり)

6BD990EF-8113-48A1-9C4F-4D83D3CB38B1

photo&lyric by 𝚜 𝚘 𝚛 𝚊 ໒꒱⋆゚ (@Skyblue_sky_)
未来を夢見ることは楽しいことだよね。まっさらなキャンバスは、それだけで心躍るもの。でも、いま目の前にあるものを大切にできない心に、明日のまだ見ぬ景色に想いを馳せる資格はないと思うんだ。まずは今この手に掴めるものを抱きしめるべき…とは言っても、やっぱり新たなものはわくわくするよね。


◯ 公認心理師・臨床心理士のキャリア形成は一般就職と同じ

1.序

以前ハローワークでカウンセラーとして働いていたことがありました。2週間に一度、9時5時で働いていました。就職相談の人がたくさん並んでいる窓口ではなく、二階の小さなカウンセラー室で働いていて、1日0人から8人までその日その日によってカウンセリングをする数が違い、気楽に働いていました。

所長にカウンセリング状況について報告しようとしたら「あ、別にいいから」と報告なしの実に気楽な仕事でした。片道3時間半の通勤時間ということを除けば。

またしても長過ぎた前置きでしたが(以下改変済)「教授とケンカして博士課程辞めてきた。大学院ではフエダイの生殖の研究をしていた。どこか就職先ないですかねえ」僕は言葉に詰まり「水族館?いや、教授に頭を下げて土下座してでも大学に戻ってください」とニッチな人生を送ってきた人に言いました。

なんらかの資格やキャリアを持っている人ならいいのですが、何もない、これからスタートだという新卒の人については話し合ってその人の長所を見つけて履歴書や職務経歴書の書き方を指導するという、キャリコンなのか産業カウンセラーなのかよくわからない事をしていました。

2.心理職のキャリア形成

さて、本題です。心理職はそのキャリア形成の中で他学部、院生の大卒新卒よりも高いハンディを背負うことになります。常勤就職先に新卒で潜り込むのは狭き門です。

理系院卒は即研究所や工場の生産現場管理を行うこともありますが、同じ院卒でも心理職だと働ける現場は限られています。

クリニックでいつも(常に)職員を募集しているところもあります。僕もそういったクリニックに勤務していたことがありますが、雇用保険なし、週7日労働、1日14時間勤務という大変ハードなものでした。

さて、僕が感じたのは個人経営のクリニック、病院はオーナーである院長の考え方や気分ひとつで働き方が全く変わってしまうということでした。

そこそこ勤務がきつくないクリニックや非常勤で働ける病院もあります。教育相談所やクリニックで働きながらスクールカウンセラーをやって経験を積んで、次は大きな病院に転職するという手段もあります。

ただし、大手になればなるほど中途キャリア採用は難しくなるということも事実です。

ストレートで院卒だと24歳、しかし心理職を目指す人たちの中には途中社会人から学部に入り直す人たちもいるのでそこから新卒で就職しようとする人もいます。

さて、一般就職の常識としては新卒就職は35歳が未経験者としては限界年齢と言われています。

ただし、心理職の就職は資格職なので必ずしもこの年齢が当てはまるとは言えません。

公務員だと国家ならだいたい新卒30歳制限です。地方公務員も同様です。ただひ社会人経験枠があり、5以上の経験者採用もある自治体もあり、ハードルの高さは地方公務員の場合は様々です。

「児童相談所勤務3年以上」というピンポイント求人もあります。これは民間や独立行政法人の国公立病院でも同じことで、ずばり「産婦人科相談業務3年以上経験者」もありますし、例えば大学病院の薄給の研修生を2年以上インターンとして行ってからその後就職試験を受験させてダメだったら容赦なく落とすという大学病院もあります。

3.キャリア形成の方法

全ての心理職が恵まれたキャリアを持っているわけではありません。ところが採用したい側のニーズは高い、このギャップをどのように埋めるかが課題です。

ひとつは修論から学会発表、原著論文(ハードルはやや低いものの専門家から認められたお墨付きの論文)から査読論文(正式な業績として大学教官に就職するだけの実力を積み重ねられるハードルが高い論文)、また可能であれば就職したい分野での医学博士号や教育学博士を取得するという方法もあります。

大学院博士課程に進学しなくともかなり困難ではありますか論文博士を取得するという方法があります。

お金と時間に余裕がある人は医科学修士(医師でなくても医学全般について学べる修士課程)を卒業する、外国で学位を取るという方法もあります。

これらはかなりハイレベルな手段です。

もう少し手軽?な方法としては、認知行動療法のセミナーに通いつめてその団体資格(信頼できるもの)を取る、例えばEMDRのウィークエンドⅡまで通って技能を身につけて足しげく勉強をする、ポスター発表(ポスターを学会に貼る口頭によらない発表形式)でも良いのでガンガン発表をしていくと専門性があると認められます。

4.上記のキャリア形成方法を全否定

実はいかに立派な学歴や論文、所属学会があったとしてもそれは専門家がいる団体で、応募者の熱意がそこに関係しているかどうかを見るための補足する資料でしかありません。

一般就職と同じで就職、転職に大切なのは志望動機と自己PRです。

5.ダメダメな例

以下に書くのはその人の本音だと思います。しかし採用側にとってどうでもいい本音を書くと必ず落ちます。

「給料が高くなるから」「常勤から非常勤になれるから」「子育てがひと段落して手が空いたから」

これらの理由は採用側には何の意味もありません。「自分のことしか考えていない」と思われるだけです。「ここに採用されないと生活が苦しくてなんとかお願いします」というのはなんだかもっとダメそうな泣き落としのような気がします。実際、こういう履歴を履歴書に書いてぶち落ちる心理職も多いのです。

6.キャリアチェンジ・キャリアビジョン

これまで学校教員として働いてきました。公認心理師試験を取りました。同じ教育現場だし、まあその続きのつもりでスクールカウンセラーでもやろうかなあ、というのはなんだか落とされても仕方がない気がします。

求められている専門性が教員とスクールカウンセラーでは全く違うからです。

全く違う領域から別領域にシフトして転職するのもなかなか難しいです。これまで児童領域で働いていた。そして今度は成人領域でやっていきたい。この人の志望動機は何にすればいいでしょうか?

例えば「これまで児童を面接対象としていましたが、子どもの情緒を安定させるのは親です。したがって親面接こそが子どものためになるということを痛感しました」

「教育領域で働いていましたが特別支援学級で医療的な措置を明らかに必要としている子どもたちのためには小児科における心理職が心理検査をしたり、心理面接を行って生物学的知見を持つドクターと協働していくことが大切だと思いましたら」など、納得がでにる理由が必要になります(例)。

医療領域は細分化されているので、精神科クリニックの心理職が精神腫瘍科やメンタルが関係している整形外科もある総合病院で働くことも難しいでしょう。自分が働いてきたクリニックにはこういう特徴があって、今から働きたい病院とはこんな連続性があります。

と言えることが大切です。2、3領域を掛け持ちしたり転々としてきた心理職は多いと思います。「今度はこの領域でとりあえず3年ぐらいは頑張ってやってみたいです。」という受け答えは「え?3年経ったら辞めちゃうの?」と聞こえますので採用されません。

「新しい経験を積みたいです」ではなく、これまで自分がしてきた経験がどの程度転職先で役に立つかをアピールしないとならないわけです。

これは如何にスカウト会社が教え込んだとしてもダメです。自分の口から自分の考えではっきりと志望動機を言えないといけません。

そしてさまざまな領域で働いてきた人であってもそれぞれの職務の連続性を強調し、職務経歴書は応募先に合わせて志望動機を変え、いかにその組織に採用されたら役立つかを書いていくのです。

実は心理職を採用したくて若くても年収400万〜500万円最初から年俸で出したい職場はあるのですが、採用に躊躇されてしまい欠員になってしまっていることも多いのです。

CCD26CAE-FD84-471A-A1E0-AF53A58785BF

photo&lyric by 𝚜 𝚘 𝚛 𝚊 ໒꒱⋆゚ (@Skyblue_sky_)
月並みだけど、人生良いことばかりじゃないよね。夢ばかり見てもいられないし、現実的で退屈な問題と向き合う時間も必要。でも必ずどこかに感動が生まれる瞬間が散りばめられているはずなの。ほら、感動を生む物語って、主人公が順風満帆ではないのがセオリーでしょ。わたしたちの物語だって同じはず。


◯ 公認心理師+臨床心理士を目指す院生あやぱんさん

先日機会があってたまたま臨床心理専攻大学院生あやぱん@ayapan2017さんにTwitterDMで話を聞く機会がありましたので本人の許可を得て記事にしています。

あやぱんさんは心理学科卒→社会人→現在修士1年の院生です。医療領域を目指していて、将来がん病棟で小児の緩和ケアをやりたいとのこと。僕からすると「うわ、すごく大変だけどやりがいのある仕事だなあ」と思いそう言ったら「ありがとうございます」と謙虚な姿勢の人です。院に入学したのも元から公認心理師+臨床心理士のダブルライセンスを目指したからとのことでした。

「実習はどうですか?」
と聞くとやはり新型コロナの影響で先送りになっているとのこと。

あやぱんさんは他の領域にも興味を持っているということで、司法領域や精神科チーム医療(犯罪精神医学、リエゾン精神医学とそのままの言葉を使うとまずいかな?と思ってぼかしました。)にも興味があり、修士2年になるまでにきちんと考えていきたいとのことでした。公認心理師の資格を生かして、という仕事をしたいそうです。(僕の私見になりますがそういうところはこれからどんどん増えていく、というか公認心理師資格ありきの採用条件になって来るのではないかと思っています。)

僕「ところでコロナの影響、実習延期は辛いですね。心理の院生として感じることでも、一般人としてでもこのコロナが人の心に与えている影響についてどう思いますか?」

あやぱんさん「コロナにかからなくても、コロナによるストレスで精神的な病気や身体的な病気になっている方は多いと思います。外出自粛も大きなストレスかと思います。」

臨床の仕事を目指す魅力は?と質問してみたところ、「人の命を含めた人の人生を救うことができるという点が私には一番の魅力になっています。」というやはり一本筋が通った答えで、僕なんぞは自己紹介にも書いたのですが、なんとなく心理職に就いてからなんとなく資格を取ってずるずると今に至る「心理デモやろうかな」「他の仕事ないからこれシカないし」と、ほぼ「デモシカ心理職」の状態で今でも続けているような気がして罪悪感があるのです。(だんだん更生して真面目にやっているつもりではあります。)

「今の修士学生としての学業生活は気に入っていますか?」とあやぱんさんに聞くとやはり
「コロナの影響で普通の生活や授業が出来ていない、ということ以外は気に入ってます。」とのことでした。

現在精神分析の先生について教わっているということで、元々精神分析をやりたかったあやぱんさんは「見えない過去を振り返ってそれを活かして現在に活かすというところです。」と精神分析の魅力について語っています。現在の臨床心理士、公認心理師を目指す院生はかなり忙しくてアルバイトをするヒマもないだろうなあと思って大変失礼ではありますがお金のことについて聞いてみたところ、「忙しいです。だから学業に専念するしかなく、社会人としての貯金を切り崩してやっています」とのことです。

院生だからといっても公認心理師試験に絶対的なアドバンテージがあるわけではなく、公認心理師の出題科目の幅広さについて聞いてみたところ、「法律や基礎心理のところは苦手」と話していましたが何も知らない人に比べたら基礎心理はできるだろうなあと思いつつも、たたみかけるように「統計はどうです?」と聞くと「苦手なので修論は統計使わないでやるかもしれません。人格障害の研究とかですね。」

(僕は今の修士課程は過渡期にあるので将来的には残念なことですが修論必須ではなくなるかもしれないと踏んでいます。)

医療領域を今のところメインに考えているあやぱんさんとしては「心理職なので心のケア、カウンセリングがメインになるかと思いますが、私は生物学的なアプローチが大事だと考えているので生活や医療的なケアの出来る心理職として活躍していきたいです。」

なるほどなあと僕も学生のころ漠然とそんなことを考えていて、仕事をするにつれてこういった生物学的、医療ケア、生活水準を上げることが大切だと痛感しているのですが、あやぱんさんはやはり頭の切れる方なのでさすがだなあと思いました。

この発言について僕から
「心理はカウンセラールームにひきこもるのが当たり前と思っている人が現場でも多いです。」と言ったところ
「カウンセラーは積極的に外に出て行かないといけないと思います。」とプロでもなかなか出てこない回答が得られたのは正直に「すごいなあ」と思いました。

心理職は給料安いと言われていますが…と質問するとわかっていて心理職の仕事を目指したので気にならないとのこと。(※ もちろん給料は上がった方がいいですが。)と注釈つきで。

僕「これから心理職を目指す学部生や中高生にかけられる言葉があれば一言。」

あやぱんさん「心理職は『人助けがしたい』という気持ちだけでは務まらないです。自分自身や家族などの困難を乗り越えてきた人、また乗り越えようと努力する人は是非頑張ってください。」

短時間のようでしたがかなり密度が濃い回答なもらえました。実習についてはこのコロナの影響で厚生労働省は特別措置を考えているようですが、実習、そして精神科医師も心理職は修士論文を経ているので医療の場では優れた研究活動ができると評価されています。

これからの臨床心理士、公認心理師教育にはこうしたやる気がある人をきちんと育てていくという課題があるのだと思っています。

755705EE-4066-40E7-91C9-00865EA1D21D

◯ 公認心理師・臨床心理士を高給で雇いたい採用側の本音

1.承前
以前「心理職がCOVID-19でやらなければならない事、自らをアピールしなければならない事」という記事を書いた時、日本心理臨床学会、日本公認心理師協会、公認心理師の会、日本臨床心理士会、東京公認心理師協会、以下神奈川、埼玉、北海道、宮城、愛知県、大阪、京都、福岡にそれぞれ以下のようなメールをしました。

拝啓 貴団体におかれましては時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、今回御連絡申し上げましたのは、COVID-19流行について心理職の活動の実態とそれに付随して心理職のあり方に関する提言です。

公認心理師は2回の試験を経て3万5千人あまりが誕生しており、心理職にとっては大きな追い風となっております。

そこでCOVID-19に関するメンタルヘルス対策にかかわっている心理職、緩和ケアや家族のケア、子どものメンタルケアは国際的にも極めて重要なものとみなされています。

そこで提案したいのは、COVID-19にかかわる、サイコロジカルファーストエイドを遠隔テレワーク、または前線で感染症対策を十分に行ってから不安を抱く人々に対する心理的支援を貴団体が有償無償にかかわらず積極的に行うことです。

また、心理職は現在、公認心理師が国家資格となったことから、全国各地で雇用のニーズが高まっております。

ハローワークのような公的機関、また民間の就職エージェント(例:Kaigojob.com、こころJOB(メディカ出版)、indeed、求人ボックス、コメディカルドットコム等)でもさまざまな領域で働ける心理職を求めています。

貴団体でも呼びかけを行って、現在休業状態であったり、資格取得しただけの心理職の方々、また経験豊富な心理職の方々を現場で雇用してもらえるよう、会員の方々に積極的に就労努力を促すよう、僭越ながらご提案させていただきたいと思います。

               敬具

心理学bloggerひなたあきら拝


そこで4月27日埼玉県公認心理師協会からメール返信をいただいております。

ひなた あきら 様

メールをありがとうございました。ご提言に感謝いたします。
いただいた内容は理事会で共有させていただきました。
当会と致しましては、今回の未曾有の事態に、会員がさらに学び、
求められる場で支援を行えるようになるよう、発信の努力を続けて参ります。
また、心理的支援がいつでも誰でも受けられる社会になるように、
心理職の職能団体として、会員への意識への働きかけも含め、
どのような方策が取れるか考え、行政との連携なども含め努力して参ります。
今後とも宜しくお願いいたします。

埼玉県公認心理師協会


すでに紹介したのですが、愛知県公認心理師協会からも返信をいただき、当会は設立間もないのですが激励の言葉と受け止めて頑張ります。

という内容のものだったのですが、僕が求めていたのはCOVID-19への対応(もちろんこれは重要)で、各団体ともホットラインは引けなくとも少なくとも相談先を紹介するなど、さまざまな工夫をしているように思えました。

ただ、僕がこの質問で各団体に問いかけた後段の ハローワークのような公的機関、また民間の就職エージェント(例:Kaigojob.com、こころJOB(メディカ出版)、indeed、求人ボックス、コメディカルドットコム等)でもさまざまな領域で働ける心理職を求めています。

という点も重要だと思っています。COVLD-19があるからヒマ、なので魂の洗濯をするためにインドア趣味に没頭したり普段できなかった家族サービスをしたり、ということも大事なのですが、医師、看護師、臨床検査技師が文字通り命がけで仕事をしている中、心理職がその存在価値を示すことができなくてそれでいいのか?

ということです。僕も残念ながら内向きの情報発信が中心です。これを勝機にして、と火事場のなんとやらみたいなことは毛頭考えていませんが、COVLD-19が長期化するほど、そして今まで十分にダメージを受けた人々へのメンタルケアは必ず必要ということを臨床現場にいて肌で感じています。

さて、各領域で心理職を求めている現場では優秀な心理職が喉から手が出るほど欲しいということを先般聞きました。

オファー先が提示できる条件とレベルが高い心理職(はすでに安定した地歩を得ている)の乖離があります。今後実働心理職の数は僕の目算だとあまり臨床心理士が唯一の心理資格だった時代とは変わらないと思っているのですが、医療職内のヒエラルキーは変わらなくても、内向き、そして外向きのアピールもどうしても必要となってくる、公認心理師制度創設はその追い風となっています。

例ですが、国境なき医師団が求めているのは全くゼロから見知らぬ場所に派遣されて手洗いのための水もない、言語が通じない場所でもメンタルヘルス体制を構築できるだけの企画力がある人間で、精神科医をチームの一員として迎え、企画して指揮系統に組み込める堂々とした指導力です。

高い企画力と問題解決能力があってどこへでも出ていける心理職は心理職というよりはむしろ組織内起業者かもしれませんがそれが求められているのです。

開業心理領域の先生方はこれを十分ご承知のことと思います。

さて、僕が心理職に対して求めるのは、僕自身も心理職なのですが一般市民でもあります。そうすると心理の人にはこんなことをやって欲しいなあという期待もあります。内向けの活動だけでなく外向きの活動で、待遇をアップさせたければ心理職+αの企画力が必要になり、たとえば治験コーディネーター+心理はかなりの待遇が期待できます。リーダー的な役割が取れれば若くして年収1000万円もあり得ます。

今回のCOVLD-19についても公務員はボランティア休暇が取れますし、経験を積むことは外向きの能力を身につけることにもなります。

従来の心理職としての役割だけでなく、さまざまな能力を発揮できるとアピールできたらもっと心理職の待遇は底上げされてアップされていくものと思います。

photo&lyric by 𝚜 𝚘 𝚛 𝚊 ໒꒱⋆゚

白黒つかない

だからこそ

色が映えるこの世界

879C2335-D4A6-463E-813E-E8D33E4E7F37

◯ 公認心理師・臨床心理士の求人情報(2020.4.8現在)

定期的にハローワークインターネットサービスで公認心理師・臨床心理士の求人情報を調べているのですが、2019.12.22に調べた時には臨床心理士フルタイム募集335人、臨床心理士パート募集255人でした。そして公認心理師を調べたところ、フルタイム67人、パート41人でした。(ちなみに職業コードで臨床心理士は2207、公認心理師は2210ですので検索する際に参考にしてください。)

そして昨日2020.4.8にまたハローワークインターネットサービスで調べたところ、臨床心理士フルタイム325人、パート279人です。公認心理師フルタイムは96人、パート114人とハローワークに出ている求人では公認心理師が大幅に増えています。臨床心理士・公認心理師という「どっちだ?どっちもなのか?片方の資格でいいのか?」というような募集もあるのですが、さて、公認心理師の募集内容を見てみます。

公認心理師はパートで少年刑務所とか(僕もやってみたいと思いました)、児童相談員、スクールカウンセラー、老人施設、病院の心理職、デイケアなど多彩な職種の心理職を募集しています。

世間ではGルート他職種から参戦した公認心理師資格取得者に対する風当たりが強い場合もある、というのも知っていますが、それは職種によるのではないのかと思います。私設開業領域でバリバリの精神分析療法をする、とかPTSDの本格的精神療法をするのは難しくても、デイケアなどだとダブル資格ホルダーが重用されることもあると思います。

例えばデイケアで急に具合が悪くなった患者さんにセルシンやリスパダールを注射できるのは医療行為をできる看護師兼公認心理師がいた方がいいわけですし、老人施設でも作業療法士が公認心理師兼任でいたら重用されると思います。

心理職の仕事を民間エージェントで求人をかけているのはジョブメドレー他、いろいろとあるようです。

ジョブメドレーは地域を選べるのでなかなか便利だと思います。「◯◯ってどんな仕事なの?」という説明文も掲載されていてそこはなかなかいいところだと思います。

公認心理師100人力という心理職限定のSNSでも求人は出ているようです。多分公認心理師100人力などは心理職の集合体のようなものなのでなかなかいい求人が出ているような気もします。あちこちで公認心理師は国家資格として保険点数が取れる資格として重用されていくのでしょう。

ただ、僕は公認心理師モノをいつも書いているからといって公認心理師=心理職とは限らないとも考えています。先ほどGルート他職種の話でも書いたように「誰かの役に立つのならばそれはどんな資格かとは関係ないじゃない?」と思うわけです。

本気で職種転換をして心理職としてやって行きたい人は大学院に入り直したり、いろんな研究会や学会に入って転職もするでしょう。

国家公務員総合職人間科学区分は矯正だけでなく日本の保健、労働、教育行政にかかわる人もいるわけですし、家裁調査官も心理の素養もある法的支援をする専門家で、別に資格がなくてもいいわけです。

市区町村役場の精神保健福祉士やソーシャルワーカーでも素晴らしい人はいます。さらに言うなら、実務経験で働ける放課後デイサービス(障害児通所支援施設)や児童福祉施設は条件がゆるやかですし、就労継続支援施設も無資格者はたくさんいます。

もっと言うなら開業カウンセラーは何の資格も関係ないですが、資格持ちで冷たい印象を与える人より、暖かい人も多いです。

さて、若干話がずれました(大事なことですが)公認心理師雇用のパイは大きくなりつつある、そしていろいろと仕事を選べる余地も増えてきているということです。

ただし、新卒者、これから卒業していく人たち、転職を考えている人はどの仕事がちいのか、正直なところ、待遇はどうなのかと気になる事は多いでしょう。

ジョブメドレーはなかなかいい情報を掲載しているのですが、メールでのみ連絡を取れないので求職者でもないのに送信するのは躊躇われてやめておきました。

こころJOBは面接や履歴書、職務経歴書まで指導してくれるのでなかなかいいスカウト会社だと思います。心理職は自分の得意としている領域から横滑りして別の領域の職場に行くのはよくある話です。

「ひとつの領域に入ったらなぜそれを極めようとしないの?」という至極真っ当な疑問を別の心理職からぶつけられたことがありますが、「家庭の事情で常勤はムリ」「待遇が不安定過ぎて転職したい」などで各領域をかけもちしてスライディングするのはよくあることで、恵まれた環境にいる人はそのまま働き続けることができるのだろうなと思います。

さて、本題とは関係なさそうでありそうな話なのですが、教育や療育関係、福祉だと資格がなくても本当に一生懸命に仕事をしている人たちがいます。

自分は有資格者だから、と上から目線でいたら連携どころではなくなってしまいます。公認心理師がいろいろな現場で必要とされるという現状で、それぞれの立場を尊重してみなさん働いて欲しいです。臨床心理士兼公認心理師の人は専門性が高いだけに(ただその現場でに「いるのは辛いよ」という状況に置かれても「いることが大事」と視点を変えて見て欲しいとも思うのです。

photo by sora

おつかれTwitter

後ろからだと短所でも
前からみたら長所
ってこともあるよね

きょうもありがとう☪︎⋆。˚✩

↑このページのトップヘ