ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:第4回公認心理師試験対策

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○ 前回数点差で公認心理師試験不合格だった人たちがやるべきこと

1.はじめに

第4回公認心理師試験までちょうど本日で8週間前、前回合格点に数点足りずに惜敗した方々も多いでしょう。さて、その方々が現在どうしているか、そして今後どうするべきかについて考えてみました。

2.前回の試験からほとんどノー勉で過ごしてきた人たち

この人たちにも合格する可能性はあります。「あります」とだけ言っておきます。記憶力のいい人ならば前回までにしていた勉強の「ヤマが当たる」こと、また「運がいい」こともあり得るからです。

それから心理関係の仕事をしている人たちはその間に心理検査を行い、心理の知識を身につけた、心理の仕事をする上で必要に迫られて勉強をしていたことも十分ありうるからです。

しかしながら、前回もノー勉だった、あるいは前回まではきちんと勉強していて今回はノー勉だった人が合格する確率は、勉強していた人たちに比べてとても合格者可能性が低くなることも事実です。

もし今からでも勉強をする時間があるのなら、猛然と勉強してください。勉強ができない人の中にはいろんな要因があります。何かに時間をとられてできなかった人たちはその原因を取り除いてください。

それから、やはりなんらかの要因でメンブレていた人たちは勉強どころではなかったでしょう。今回時間がなさすぎて間に合わないかもしれません。ただ、次回を考えるとここでスパートをかけておくことは必ず次回に役立つでしょう。時間とエネルギーの限り勉強してみてください。

3.そこそこ勉強したけれども、まあそこそこだった人たち

この層の人たちが一番多いと思います。さて、この人たちの合格可能性はどうかというと、
はっきり言って前回より低いです。前回の勉強方をガラッと変えて、合格できる勉強方法に変えたでしょうか?その際、勉強する時間は取れましたか?

もちろん絶対に不合格だと言い切るわけではありません。なんらかの偶然で合格する可能性もあります。前回の知識が残っていれば積み重ねてまた増えていれば合格可能性はより高まるでしょう。

学習はある程度時間が経つと消去されてしまいます。ですけれども再学習すると以前ゼロから覚えるよりは早く覚えることができるはずです。

4.前回の失敗から反省、猛勉強を絶やさなかった人たち

この人たちは今回合格する可能性が高いです。なぜ「高い」とだけ書いてあるかというと、皮肉なことに、どんなに勉強をしてもこの膨大な心理の出題範囲、学習しては忘れ、学習しては忘れ、ということが多いからです。

多くの知識が必要なこの試験、合格率を見ると毎回Gルートの人たちは大変に苦労していた様子が見受けられます。なぜGルートの人たちはこんなに合格に至るまでに苦労をしなければならないのか。それは実は当たり前のことです。前回新卒だったEルートの人は81パーセント、つまり大学院卒新課程の人々はものすごくこの試験に有利なのです。

実はEルートの人たちは公認心理師向けの新課程の教育を1年間受けたということで、この1年間大学院で予備校のように毎日公認心理師試験の勉強をしていたわけではないですが、公認心理師試験には圧倒的に有利です。なぜかというと、大学院卒の人たちはDルートを含め、学部からみっちりと心理学教育を受けているからです。

受験向けの勉強をしていたわけではなく、精神分析やロールシャッハばかり勉強していたとしても、必ず心理の専門教育には触れてきています。

過去問を見ると、大学院レベルの問題だけでなく、学部レベルの問題も入っています。さて、またGルートの人たちは心理統計が難しいということで「統計は捨てた」と今すでに統計を捨ててかかっている人たちも多いかもしれません。そうすると大学院で統計を学んでいて、きちんと正答できた人よりも数パーセント不利になります。この試験は1点差が合格の明暗を分けます。

僕の何の根拠もない試算だと合格者の平均値は145〜150点が中央値、次回もその程度だと仮定すると、さて、その点まで前回不合格者が達することができるでしょうか?試験は水ものですし、当然ですが毎回出る問題は違います。

真面目な話ですが、前回7割合格を目指していた初回受験心理専攻院卒者で辛くも2、3点差で合格できた人たちが多かったです。試験は一回落ちると「落ち癖」のようなものがつきます。これはどの試験でも同じことです。猛勉強してきた人たちも絶対に油断は禁物です。

Gルートの人たちは今回、そして次回までしかチャンスがないということでかなり緊張すると思いますが、「今回受かって自由になる」という気持ちで勉強して欲しいと思います。

5.おわりに

どの試験でもそうですが、再受験者は必ず初回受験者に比べて合格率が低くなります。この原因については何かの研究があったわけではない(あっても僕が探しきれないのかもしれない)ので、確とした理由はわかりません。

この試験は落とすための試験ではなく、合格点を取れていれば必ず合格しますので残された時間、頑張って欲しいと思っています。


公認心理師試験対策

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あと3カ月でできる公認心理師試験対策

1. はじめに

9月19日の第4回公認心理師試験まで 3 カ月を切りました。「合格のために一体何ができるのか?」ということについて僕なりに考えたことを書いてみます。

2 絶対に落とせない知識

例えば「自殺の二次予防」という言葉がありますが、一次予防はポスターや地域の集まりでの啓発活動、二次予防というのは、相談活動や支援活動、これはブループリントの「自殺予防」に対応する用語で、これが誤答だということは知っていることはよくわかります。

ヴェーバー・フェヒナーの法則も心理の学部で習う知識、「アドボカシー」という用語は社会福祉のようでありながら、一般的な用語として今は使われつつあります。

2 試験の概括-ブループリントからはそのま出ないことが多い

ブループリントは今年は小項目がご丁寧に索引つきで出ているので「これを勉強しておけば大丈夫だ」と思っている人は過去問を解いた人は誰も思わないでしょう。確かにブループリントから出題されていた項目もありますが、基本的に大項目から何を出題しても自由で大項目「健康・医療に関する心理学」のうち生活習慣病でも心身症でもなんでも出していいことになります。難病もがんも小項目に含まれています。

だからブループリントの小項目を勉強することや過去問も大事ですが、何が出るのかわからない、その「何」が大事になってくると思います。

今回は悪名高いグレリン、レプチン、オレキシンの問題が出ましたが出題委員に専門家が新たに加わったため、じゃあグレリンというのは摂食や成長ホルモン分泌を促進するペプチドの一種であるとか、ホルモンというのはステロイド(コルチゾール)、ペプチド(インスリン、黄体化ホルモン、成長ホルモン)、アミン型ホルモン(メラトニン、アドレナリン、ノルアドレナリン)だとか、絶対出ないという保証がないのです。

心身症は、心身症とメンタルの関係について調べるのではなく、心身症そのものについての知識が必要、高血圧、気管支喘息、胃潰瘍、頭痛、アトピー性皮膚炎、メニエール病 etc それぞれの知識がばしっと出ると思っておくといいでしょう。このあたりの知識はネットにいくらでもあるのでまず「心身症とは何か?」から広げておくといいでしょう。

そして糖尿病、認知症は大学院で習った人も習っていない人も G ルートだと縁がなかった人もいるでしょうけれども、この試験ではうつ病よりも大切な知識となっています。医療法は毎年出ています。

3 過去問はやってみる・模試もやってみる

過去問をまだやっていない人はぜひ本番と同じ雰囲気でやるといいでしょう。もうやった人ももちろんいて、正答だけでなく誤選択肢まで全て調べつくしている人もいるでしょう。

しかしながら、後者の人が高得点を取れるわけではないのがこの試験の怖いところです。

簡単な例からあげます。Alzheimer 認知症は出題されます。レビー小体症候群も出ます。ピック病も出るかもしれません。高次脳機能障害はわざわざ項目まで作ってあるので出るでしょう。さて、脳機能障害が出るのですから、当然脳の病変部と障害との関係についても学習しておく必要があります。

つまり、誤答となった選択肢が「なぜ誤答となったのか」調べるだけでなく出題範囲の相当広い部分を「深く」調べておく必要があるということです。なかなか一筋縄でいかない試験だということは院卒新卒者でも間違いがないと思います。

だからこそ細かい細かい基礎的な知識は覚えておく必要はあります。「家族再統合」(福祉領
域)「構成的グループエンカウンター」(教育)「甲状腺機能低下症」(甲状腺機能亢進症も覚えましょう) Vygotsky が出るなら Luria, S, Eも出るかもしれません。Piaget,J はどこから出されるのかわかりませんから Piaget の理論は全部覚えておくに越したことはありません。

発達心理学者はたくさんいるので全部一応おさらい (新学習)することをおすすめします。

精神保健福祉法は入院類型だけでなく、全部おさらいしておく必要があります。「自立支援医療ってナニ?」(公費9割負担1割本人負担制度)と聞くよりもきちんと調べておきましょう。

あとは DSMです。以前も書いたような気がするのですが、どんなに詳しい教科書があったとしても DSM-5の診断基準を全部書いてあるわけではありません。それはテキストを制作している会社が悪いわけではなく、DSM-5の著作権が異様に厳しいからです。ということで転載はできないのです。そこで、DSM だけは自分でポケット版でもいいので買って診断基準を覚えておきましょう。PTSD も毎年必出です。PTSD はきちんと覚えなければなりません。

ブループリントからそのまま出る可能性が高いのは第3回試験では健康日本21 でした。裁判員裁判も既出です。ハーグ条約、面会交流あたりはヤマかもしれません。

3.おわりに

まりりんと共同してやったインスタライブでは「ヤマ」として少年院類型以外に少年法の手続き、必出の向精神薬副作用も述べたのですが、「広く浅い」「狭く深い」試験ではなく「広く深い」試験なのが頭が痛いところです。試験に向けて3カ月、ぜひみなさんのご健闘を期待しています。

公認心理師試験対策

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Hikari.

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ɴᴇᴀʀ.
探しものは遥か遠くの何処かにある。というのは幻想で。その景色を拓く鍵は自分の最も近くにある目では見えないものの中に在るから。


第4回 公認心理師試験勉強法

1.序

公認心理師試験は1回1回試験内容は変わっていっているような気がしますが、それでも合格者たちの話を聞いているとある一定の法則が見えてきたような気がします。その「法則」とは何か、ここに記してみたいと思います。

2.参考書選び

好みの参考書は人によって千差万別です。僕が合格者から聞いた中で比較的評判が良かったのはファイブアカデミー「一発合格」です。全部買って僕も読んでいるわけではないのですが、よくできた構成のような気がします。他社さんのものもよくできているといえばいますが、「この参考書だけで合格保証」はどの参考書でもできないような気がします。

ただ、合格者から聞いてみるとどの受験者も参考書を「舐めるように読み込んでいた」ことで、きちんと理解しながら参考書を読んでいたことです。新卒臨床心理士ダブル受験のゆめみんは写経して一冊丸々ノートに書いたということですが、これも理解しながらでないと難しいでしょう。公認心理師法については辰巳の「これ一冊で」が役立つというのは僕自身の私見です。

3.心理学検定

公認心理師試験に人気の書です。で、第3回試験と対照しながら見たのですが確かに公認心理師試験作成と非常に近い立場に(心理学分野では)ある日本心理学会が主催しているだけあって、基礎心理学分野は出題傾向とは近いですが絶対、というわけではないです。心理学検定用語から出題されていたとしてもそれだけで解答できるわけではなかったでしょう。たとえ心理学検定を全部やりこんだからといって合格できる保証はない、でも心理学検定用語がわからない、ということではまずいということです。

第3回試験では心理学検定に出てくる用語からも出ていました。辞典がわりに使う人もいたということですが、それでもいいでしょう。どの参考書を使ってもいいのですが、試験当日は「わけのわからない問題ばかりで青ざめた」受験生がほとんどでした。そうなると「正答選択のコツ」というのは「誤答回避のコツ」にほかなりません。そういった意味ではあらゆる心理学用語を網羅したある心理学検定は役立つものと思います。

4.現任者講習テキスト

まったく利用しない人で合格していた人もいましたが、僕は活用した方がいいと思います。毎年数題はこのテキストの中から出題されている上に、公認心理師というものが何を目指しているのかという思想がちりばめられているからです。倫理面、公認心理師のコンピテンシー(職業的発達段階等)そして脳・神経系ではシナプスの記述に詳しく、グリア細胞やGABAなどブループリント用語は網羅されています。少なくとも現任者講習テキストに何が書いてあるかは理解しておけないとまずいと思います。

5.DSM―5

ポケット版でいいですので必ず買い求めて持っておきましょう。参考書には各精神疾患の特徴などは書いてありますが、それでわかった気になっていては公認心理師試験は通りません。DSM―5に記載されている細かな診断基準が出てくるからです。

5.過去問

「あまり役立たなかった」という感想がある一方で、過去問を一回もやらずに試験に臨むのは無謀でしょう。過去問は買わなくても日本心理研修センターのホームページに掲載されています。
第1〜第3回過去問・公認心理師試験結果


過去問から頻出、必出の分野や傾向(精神薬副作用、統合失調症)がわかる上に、何度も出てきている心理テストはこれからもきっと出てくるものと思います。そしてこの試験は純粋な心理の試験とは異なるという認識が必要です。糖尿病や心身症はこれからも頻出だと思います。精神疾患だけを抑えておけばいいというわけではないというのは過去問を見ればわかると思います。

6.動画

プロロゴス、山崎先生のものが一番評価が高いです。これを流しっぱなし、聞きっぱなしに何度もしているだけで役立ったという受験生は何人もいました。

7.最高の参考書は自分

実は僕はここに書いてあるテキストのうち、辰巳と現任者テキスト以外はほとんど使っていません。わからない言葉があるとWikipediaで調べてそれでもわからないと自分で論文を深堀りしたこともありました。実際に第3回試験で「難問」と言われる問題はそこまで深堀りしておかないとわからなかった問題も多かったと思いますが、意欲を持って自分で調べた分野は難問でも正答できると思います。

みなさんが使っている有名な参考書より、僕は以前から辞典のように自分で使っていたわりとマイナーな心理学書で知識を再確認して、そこから問題が出たことがありました。だから「絶対」というものはないのです。

8.心理学を好きになること

基礎、統計分野を含めて心理学がもともと好き、勉強しているうちに心理学が好きになった人にはかなわないと思います。

病院で受診してもらうときに医師が「いや、ワタシ医学が嫌いなんですけどね」と言ったら誰もかかりたくならないでしょう。この試験は心理学の試験で、心理学が好きでそれを生業としていく人たちのための試験です。興味を持って、心理学オタクになれるような人にこの試験は向いていると思います。

9.最後に

いつもキツイことばかり書いているような気がするのですが、僕の私見を含めていろいろなサイトに勉強法や合格記などがたくさんあると思います。

覚えにくい語句などをいつも机の前や部屋中にふせんに書いてペタペタ貼っていた人もいました。

ですがどれもあてになるようで、自分にはできない場合どうしたらいいかについては書いてありません。だからその人の勉強法はその人のものでしかないのです。自分だけの勉強法は自分で開拓していくことを強くお勧めします。


公認心理師試験対策


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