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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
おはようTwitter

なにに喜びを感じ
なにに哀しみを覚えるのか

そして
どんな未来を
迎えにゆきたいのか

きょうも心の奥の光にそっと ໒꒱⋆゚


◯ この中に公認心理師の方は誰かいませんか?!

※ 医師法第19条1項「診療に従事する医 師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではなら ない。」応召義務の定めがあります。

実際刑事罰はないのですが、診療拒否は民事訴訟では枚挙にいとまがないぐらい起きていると言えます。

公認心理師には医師のような応召義務はないです。ただし緊迫した雰囲気の医療現場で働いていることを以下に紹介します。

1.お嬢様

お嬢:あんた私が当直の時は必ず当直室に寄るのね

僕:おお、13時間働いとるとなんか疲れて休まんと帰れん

お嬢:あっ、キャー!(スマホ見ながら)

僕:試合な。あやなアントラーズばっかで男作らんのか

お嬢:ワタシ、このままでいいの

僕:うん

お嬢:それでね、素敵な人が隣の席で働く人とか現れてね、すごく優しくて性格も完璧で、友だち同士から付き合って、それから大好きになっちゃうみたいな

僕:…お前それ少女漫画とかレディコミや。

お前男おらんのわかるわ。女はもっとアンテナ張っとかないと。もうあちこちの合コン行ったりとか声かけて欲しいとか狙った男に声かけて家まで押しかけるとかライオンとか肉食系

お嬢:面倒じゃん。ワタシ、前言ったかも知れないけど友だちが欲しいの

僕:うん

お嬢:女でも男でもいいけどさ、4週間あったら、女、女、女、男でいいわ

僕:それじゃやっぱり男はできん。手を広げんと

お嬢:ワタシ、これでいいの。だって面倒じゃん、せいぜい目の前にあるものがあればいいけど頑張っても孫の手で集められる範囲かな(わしゃわしゃとジェスチャー付き)
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僕:あ、疲れたから今日は帰るわ。昨日お嬢連直だから9時までいたから今日は早く帰る。

2.看護師破目津さん

僕:はめつさん部外秘のハンコ借りたから返しとく

破:あ、お前また俺に無断で俺の机の上のもん持ち出して。

僕:だってしょうがないじゃん。はめつさんしか持ってないんだから

破:1回2千円や。

僕:この前当直の時お茶とポテチ差し入れたでしょ。俺は当直やらんからみんな大変だなあと思ってるし。

破:今まで20万円ぐらいたまっとるで。どないするんや

僕:しゅ、出世払い

破:だからあんさんには出世はないのや。現実見いひんと。あきらめて払うもんはろうてや。あ、そう言えばひなたはん今週中に診察受けてや。血圧の薬切れるとガーンと反動で上がるからな。血圧手帳持って来てや

(診察)

S先生:うーん、血圧手帳いい加減に書いてるわねえ。ストレス?

僕:それですそれです

S先生:塩分は?

僕:ラ、ラーメン

S先生:よくないわねえ、トマト食べて。果物。濃縮還元ジュースは火通してるから生ジュースね。ワタシも一人暮らしだから食生活乱れがちなんだけどね

僕:え、S先生独身だったんですか?すごく落ち着いた感じだからてっきりお子さんいるのかと。で、ここで僕がS先生今度お茶でもって誘ったらもう出入り禁止でしょうね

S先生:考えとく。出入り禁止にするかどうか。

(診察立会いのはめつさん)ひなたはん診察中に何やっとんのや。忙しいんやからはよ終わりにして出てってや。

(出てから)

破:ほんでな、わてが昔女と付き合ってた時の話やけどな、センセに聞きたかったんやけど、これがまあ◯やねん。これ医学的にどういうことやろ?

S先生:女のってのはね(以下略)

※ この日は患者途切れてヒマ

3.M係長

係長:今度ボーナス出たらなんかおごって。ひなたさん幹部でしょ。

僕:いや技術職だからってことで名ばかり。で、部屋のスペースないし上司の部屋に入れるのに人事が苦肉の策で幹部扱いしただけ。係長の方が明らかに給料高い

それにこの前PCぶんどるために本部に直訴したことで上司に恨まれてるから今度の少ないボーナスなおさら減らされるか出ないかも知れないド貧民

係長:そんな珍しい体験できたら記念にみんなにおごってもらわないと。一席もうけますか

僕:ほら、このご時世だから会食とかやめといた方がいいし

係長:大丈夫っすよ。みんなバラバラの席で1人で食べるから。支払いはひなたさんってことで

4.看護助手Nさん

看護師お嬢様:Nちゃんがね。ダイエットしたいからいろいろ心理学的に栄養指導して欲しいって

僕:いや、同僚とかのカウンセリングはダメなんだよ

お嬢:健康指導も臨床心理士の仕事だってずっと前に決まったでしょ。あんたダイエットの本の翻訳してたって言ったじゃん

僕:いや、あれ口が滑っただけで、翻訳と実際違うし

お嬢:じゃ、よろしくね

(栄養指導)

僕:ふんふん、Nちゃん今なに食べ過ぎていると思うの?

N:うーん、間食かな?部屋におやつ常備してるし。

僕:どんな?

N:チョコとか

僕:あーありゃダメだよ。カロリーのかたまりだし。Nちゃん痩せたら今カワイイけどもっとすっごく美人になれるから。将来はモデルね。いい?

N:うわあ。うん、ちょい頑張る

−終了後−

看護師お嬢様:どう、何か役に立った?

Nちゃん:食生活の見直しして教えてもらった。

お嬢:どう、なんか「『はい、体が見たいので服脱いでそこに横になってください』とか言われなかった?」

僕:ちょ、おま

Nちゃん:え?ひなたさん自分の生活棚上げして詳しいなあって。食生活の見直しはいいなあって。ひなたさん自分の生活はめちゃくちゃだけど

※ このようにチーム医療というものはなんちゃらかんちゃらです。僕はただの心理職なのでこのご時世いろいろ感染症対策もあるので係長に僕との席替えを提案しているのですがとりまいつも秒で断られています。チームワークと医療勤務員の心理的関係性に困難さを感じる今日このごろです。