ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:知識問題

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selected the photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
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⋆˖𝗜 𝗸𝗻𝗼𝘄 𝗜 𝗱𝗼𝗻'𝘁 𝗸𝗻𝗼𝘄˖⋆
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全てを知るのは

叶わないけど

求める心が大切なんだ♾


○第3回公認心理師試験知識問題講評その2

1. 序

純粋に心理学教育課程だけ学習していたのでは解けない、そういった、公認心理師試験対策のための特殊な勉強が必要でしたが、それを見抜けていたらみなさん合格です。

果たしてこれは2022 年公認心理師制度見直しまでの過渡期の国家試験として適切なのか?と思いました。というのも、現在の新卒受験生もこの知識問題については習っていない。そうすると自学自習で身につけなければ正答できなかった問題が実に多かったからです。

公認心理師純粋培養受験養成カリキュラム卒業者が出てくるのが 2024年。僕はそれまでに
公認心理師を取得した有資格者は僕も含めて「なんちゃって公認心理師モドキ」だと思って
います。心理専修者でも心理学以外の問題多きこの試験専用の勉強をしなければならなかった。ましてやG ルート受験者は基礎のキから身に付けて合格点に達しなければならなかったわけです。

実際に合格発表があるまでわからないわけですが「新卒だから有利」と言い切れない試験だ
ったと思っています。(ちなみに本記事においては医学領域知識問題については以前の「第3回公認心理師試験の私見」 に書きましたので書きません。)

また、なんとなく国語力や常識の範囲内で解ける問題もありました。のでそういった問題も抜きました。心理?よりも雑学とかネットのニュースほか情報を集めていて知っていた設問もありましたが、それは「たまたま」でした。

2.知識問題

次に、これは臨床心理大学院シラバスの中でできちんと教えられていたのか?
という問題を精査してみます。難易度吟味も含めます。

疑問度合を★で評価してみます。

(1) 心理専修者向け問題?

問15★★
ケース・アドボカシー 

習っていたとすれば障害心理学・社会福祉に関する心理学でしょう。福祉心理学部・福祉心
理学科がある大学院もあり、習っていた受験生が多い可能性もありますが、習っていなかっ
た受験生が多い可能性もあります。

問 20★★
介護保険適用サービス

これはむしろ福祉プロパーの方が詳しかったのでは?実際に介護保険に何が適用されるかというのは、地域包括支援センターやケアマネの方が詳しかったと思います。実際、福祉サービス専門家はさくっと回答していました。

問21★★★
T. Kittwood の認知症に関するパーソンドセンターアプローチ

これは心理専修者は「聞いたことがないのでは?」という印象を持ちました。従来認知症が
出題されるときには器質的な特徴が出題されることが多かったと思います。「パーソンドセンターアプローチ」ということで、正答とされるもの「身体的ケア」を選べなかった人も多いのではないかと思います。

問34★★★

対人援助職の「感情労働」って?それナニ?僕も初めて聞きました。これも社会福祉概念だ
と思いますが知人の福祉職(社会福祉士持ち)もこの問題にコケていました。

問39★★★

H. Gardner の多重知能理論

は知能理論には違いありませんが、わからん。試しに手元の心理学検定キーワードを調べて
みたら、多重知能理論の項目はあったものの、その記述だけで正答にたどり着くことはでき
ませんでした。

問 56★★

なんとなくカンで解けなくもない問題でしたが、学校保健安全法及び同法施行規則?を読んでいる受験生は果たしていたでしょうか。

(事例問題が問 59~問77午前問題なので事例は今回すっ飛ばします。)

問96★★★

Clinical Dementia Rating (CDR)
ナニそれ?介護に使われる心理検査です。今回の試験のテーマは認知症の細かい知識です
ね。

問99★★★

「文部科学省が示した小学校段階のキャリア発達の特徴」これを知っている受験生がどれだけいたことか・・・

問100★★★

教育現場におけるキャリア・ルーブリックという単語をみなさんご存じでしょうか。

問108★
まあこれはアルバイト経験がある人はなんとなく答えられる人はいたと思いますが、「労働
基準法にいける年次有給休暇」これは国家資格である公認心理師問題と言えるのか…いや、
心理の問題なの?むしろ社会保険労務士の問題ではないかと思った次第です。

問114★★
U. Neisser が仮定する5つの社会的自己に関する問題です。ちなみに手元の心理学検定キーワードでは名前だけは出てきますが、ここまで詳しくは書いていません。 

問122★★★

学校教育法施行医規則による規定に設置されていないのはどの職員か?はやはり心理問題と言いにくい…教育法学を勉強しなければ

問125★
J.E.Marcia によるい自我同一性地位に関する設問「えいや」っとカンで解けるかもしれない…問題です。心理学検定には掲載されていません。

3.講評

以上、問題の質の吟味に迷うところは割愛しましたが、これが「国家資格である臨床心理学
の専門家」を選別するための問題なのかどうか、については疑問が残ったところです。とり
あえず法律は関係法規を徹底して読み込むことが求められるようです。したがってひなたチルドレンもどきの連中もこの試験に関してはかなりぶうたれていましたし、実に賢い選択をしたと思われる、僕とは無縁に自分でどんどん熱心に勉強を進めていた人たちも高得点が取りにくい試験だったという感想を述べていました。

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◯ 知識問題配点1点、事例問題配点3点の方針・公認心理師試験

発端は僕のブログの読者のユキさんです。

「ぷーこ様、ひなたあきら様
センターに問い合わせたところ、「合格基準と合格率は比較検討するものではない」、「合格基準は厳密に60%ということではないが、検討委員会カリキュラムの文言を参照してください」、「配点は一般知識問題1点、事例問題3点で変更はない」とのことでした。現時点では、採点の真っ最中のようで、「はっきりしたことは何も分からない」というのが実情のようです。以上のセンターの回答から考えますと、やはり9月13日の公式発表を待つしかないようです。」


そして僕も日本心理研修センターに電話問い合わせしました。

僕「知識1点、事例3点でしょうか?」

(受付から割と年配の男性職員に代わってもらう。)

センター「その方針でやっていますが決定事項として発表はできません。」

センター「いろいろ大変なんですかねえ、みんないろんな噂が飛び交っていますし」

僕「そうなんですよ、みんな気にしています。」

センター「9月13日の発表まで待っていてください」

※ いちいちたかがブロガーが電話して聞いたものを記事にするのはどうか、という印象、感想、批判的な意見もあるだろうことは承知しています。

ただ、今回の受験人数にしても、センターではホームページを見るように言いながら、実際には判明している事項については発表してもいいのではないか?

と思い再問い合わせをした次第です。

ちなみに答えてくださった方は大変明るく、受験生の心情を理解してくれそうな応対をしてもらえました。

口の固いセンターが「方針」と言えばまず決定事項と思って間違いないと思います。

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