ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:橋口誠志郎

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○ 橋口誠志郎先生、認定専門公認心理師&認定専門指導公認心理師について大いに語る。

最近色々と公認心理師試験対策動画をYouTubeで探しているうちに橋口誠志郎先生の動画を見て衝撃を受けたのでひなたブログでも紹介させていただきます。

僕が橋口先生動画をチャンネル登録しているにもかかわらずついうっかり見逃してしまったので、良作動画をここに紹介させていただく次第です。

動画タイトル・上位資格について

ひなた感想 

1.味わいバターロールがとても美味しそうに見えて食べたくなった。(味わいバターロールを美味しそうに見せる演出が見事)

2.それにもかかわらず残り1個だったので橋口先生同様に残念に思った。

3.相変わらず浴衣姿と笑顔がマッチしていてステキだった。短髪もよく似合う。

4.くまモンがカワイイ。

5.橋口先生の受験対策動画などは大変役立つのでみなさん、僕のようにぜひチャンネル登録をしましょう!

なのですがいかがでしょうか?橋口先生の許可が得られればそのまま記事にさせていただきます。

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想いがつまった種なら
きっと大きな花を咲かせるね ꕥ⋆゚


◯ 公認心理師・臨床心理士の学歴

1.序

以前◯ Fラン大卒の公認心理師は不利になる?

という記事を書きました。その時は「まあそれほど学歴と心理職のかかわりはないだろう」と考えていて、ワタクシがそのしゃべりのまだるっこしさと服飾センスの悪さを除けば敬愛しているYouTuber橋口誠志郎氏も【公認心理師話】心理職は学歴が高いほど有利? という動画でも同様の結論を出していました。

しかしながらいろいろと周囲からの情報を仕入れていたら「必ずしもそうではないのではないか?」

と思うところがありましたので以下その考察を記載していきます。

2. まず試験に合格しないとならない

だいたい大学学部偏差値≒大学院の優秀さ、と比例関係にあるのですが、学部偏差値はそう高くなくとも院の倍率が異様に高くてハイレベル、とかその逆もあるので絶対とは言えませんが、Fラン院卒者は臨床心理士試験にも公認心理師試験にも受からない人たちが多いです。

Fランだと初回挑戦4割〜5割合格率の院で、再受験者合格2割〜3割、ほぼ全滅に近い院もあると聞いたことがあります。やはりレベルの違い学部に合格するだけの地頭があり、統計ができたり基礎心理分野を暗記したり理解したり文章問題の読解力はあった方が良さそうです。

3.公務員

国家総合職、家裁、地方上級は相当な難関です。例えば国家総合職は学閥なしとなっていますが、それだけ難しい試験だと旧帝大、早慶、最低でもKKDRGMARCHIでないと合格は難しいと思います。もちろんFランから合格する人もいるのですがごく少数でしょう。学歴で落としているわけではないのですが、結果的にそうなっています。

4.大学教員

大学教員には出身学部よりも上の大学には就職できないという不文律があります。東大大学院を出て学歴ロンダリングをしてもA大学学部よりも入学偏差値が10高いB大学の教員にはなれません。理系だと相当の業績を上げれば例外もあり、例えば今回の厚生労働省新型コロナウイルスクラスター対策班に参加した西浦教授は宮崎医科大学卒、北大教授から現在京大教授になりました。

大学はレベルの高い大学の方が給料が高いという法則があります。有識者として政府の諮問委員になったりあちこちの自治体のオブザーバーになるのも有名大学の方が箔がつきそうです。

5.スクールカウンセラー

スクールカウンセラーは橋口氏によると東京都は学歴を書く欄もないそうです。自治体によっては毎年年度契約をしているので採用試験も毎年あり「ふうん、◯大学なの、へえー」と、それが原因かどうかわかりませんが落とされたという話を聞いたことがあります。

そして私学の常勤スクールカウンセラーだと中高一貫でそこの私学卒、エリート大学に進んだ優秀な?卒業生が就職するようです。

6.個人的体験

僕の所属する研究会は割と雑多な学歴の人々で構成されているようです。というか学歴についてあまり話をしないので誰がどこの学部や院を出ているか知らないことも多いです。

旧帝大卒、医学博士号持ち、留学経験者もいれば早慶、KKDRGMARCHI、Fラン卒もいます。統計を使って英語論文を引用して査読、原著論文を書き発表をするのはそれなりの地頭がある人が多いようです。

ただしケースマネジメントについては大学院のレベルとあまりかかわりがありません。センス、経験やその後の勉強に左右されていると思います。

7.今回専門卒、大卒等の学歴でGルート公認心理師になった方々

専門学校卒業だからといって心理職にはつけないだろう、と絶対不可能と考えるのは早計です。

臨床検査技師専門職として長年勤務した後に現在は国際医療福祉大学成田保健医療学部学部長、医学検査学科学科長、教授の長沢光章先生がいます。長沢教授は専門学校卒、放送大学学士で、論文博士を取得して大学院生の指導も行っています。

別に大学教授にならなくてもいいのですが、心理職専門家として就職することは不可能ではないはずです。

心理職としていきなり大学病院で総合的に心理検査を全てこなして全ての科のオーダーを受けて八面六臂の活躍をしなくてもいいのです。

僕はGルート他職種から公認心理師になった方でも心理専門家だけとしてやっていくことは不可能ではないと考えています。小さなクリニックは実は心理職を喉から手が出るほど欲しがっているのを知っています。心理カウンセラーに患者さんを安定化させて欲しい、心理検査をやってもらって専門的知見が欲しいと医師は思っています。

また、僻地離島は心理職が欲しくて何年も募集をかけても誰も来ない状態です。

8.結語

学歴がないから不利になる、そういうこともあるかもしれません。しかしながら自分であまりハードルを高くしない、そして出来る努力をする、学歴を超える何かの資質や要素があればその人の行く先や可能性は充分あると思うのです。

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想いさえ
借りものじゃなければ
そのうたはきっと届くはず ☪︎⋆

◯ 橋口動画「【公認心理師話】Dルート合格率58.8%の謎」への反論

橋口動画、「公認心理師試話」シリーズははっきり言って「何がなんだかわからない、人を惑わすところもあれば、なるほどと納得するところもある」というのが僕の印象です。以下が今回の動画です。今回は新卒D2ルートの合格率が58.8パーセントということについてがテーマです。

(動画)

まず前回の「Gルート41.8パーセント」の時に僕もうっかり見逃してしまったのですが「還境のせい」と誤字を書いていて「ちょwwwこの人東大院生だろwwwありえなくね?ww草」と思った事は事実です。

ふざけた紫色のカツラ「この人は真面目に人に話をする気があるのだろうか?」という扮装をして話していました。おかげでかどうか、5月31日、68回の再生回数は塵芥の如しです。これで「youtuberを目指す」というのはあまりにもあんまりだと思うのは僕だけでしょうか。橋口動画では「本人のせい」「環境のせい」「テストのせい」と前回と同じ3つの要因分析を行っていました。

そしてこの動画で一番力点がかかっているのは「本人のせい」でした。橋口氏いわく、大学院生の家に行ったら本が院生受験に使った本が20冊あるかどうかだったので唖然としたというものです。

僕はこれから受験をする大学院生は近隣にいないので、部屋に入って確認のしようがないのですがもし仮に女子大学院生の部屋に入ろうとしたら、秒で通報されてひなた(仮)心理職→元ひなた心理職現ひなた容疑者になってしまうのでそういう事はしません。

しかし僕が思うのは「20冊程度しか本を持っていない院生なんて存在するのだろうか?」ということです。僕は学部2年になって専門が始まった時には興奮して古書店街を歩き回ってめぼしい本をかっさらうように買いまくったものです。精神医学の古書は安いです。なぜならば精神医学書は精神薬理学も入っているのですが、精神薬理学はすぐに古くなってしまうので安く買えます。

知覚心理学、哲学、文化人類学、社会学は心理学と近縁なので大変面白かったです。他院生や助教らとのあちこちの勉強会にもしょっちゅう顔を出して、その度に本が増えるわけです。というわけでそれがごく普通ですので、橋口氏の言うような現象はあり得ない。

と橋口氏を論破してしまいました。精神分析やユング心理学、遊戯療法、ロールシャッハテストは公認心理師試験には出ません。臨床心理士には出る可能性があります。ただし、ひとつことを徹底して学ぶ姿勢は身につきます。

だから興味を持てる分野を徹底してやるということはいろんな心理学の分野を学ぶことに役立つ「学び方」の勉強をすることになります。拙記事「受かりやすい大学院〜」で 書いたのですが、超一流大学(学部です。ロンダリングはない)出身の人は楽々8割で公認心理師試験を突破していました。

GMARCHKKDRでも一生懸命大学院の勉強をしながら(それは公認心理師試験とは関係ないかもしれません。)公認心理師試験試験に受かった人は多いです。もちろん学部偏差値40未満の院生もきちんと勉強していれば受かります。

学部時代から学ぶというスキルや習慣が身についているかどうかも大きくかかわってきます。

橋口氏が言っていたのは「勉強が嫌いでもカウンセリングが好きという人がいるでしょうと」いうことでしたが、え?勉強がキライな人にいいカウンセリングができるの?ということです。新卒は知識が新しい、だから試験合格率が高い。それは好きでもキライでもよく勉強しているからです。

最新の知識を疎かにして、臨床心理学関連諸分野、基礎心理、社会心理、医学等をやりたがらないと合格は遠のいてしまいます。

公認心理師の出題科目は臨床に役立つ知識も多く含まれています。そしていかによく勉強をしてきたかは「これからいかに勉強をして最新のカウンセリングの知識を身につけられるいい臨床家になれるか」にもかかってきます。厳しい言い方をすると勉強がキライな人にいいカウンセリングができるかどうかは疑問なのです。

橋口氏主張の2番目、環境のせい、というのはさもありなん、と思えます。大学院生が修論と試験勉強をかけもちするのは確かに大変でしょう。しかし修論を書いて有意差を求める検定をしていく上で、そして臨床理論を学ぶことはムダではないはずです。

そして「テストのせい」という理屈もあることはあるでしょう。しかしそれは「俺を落とすようなテストの作り方が悪い」と言っても例え日本心理研修センターに対して訴えを提起しても絶対に勝てません。

自分が不得意で覚えなくてはならない知識は死に物狂いで覚えてください。
D2ルートは最新の知識と学び方を身につけているという意味では最もアドバンテージがあった受験生でした。次の試験からは新卒の院卒者はEルートになります。ぜひ頑張ってください。

僕の言っているこのは激辛過ぎて間違っているかもしれません。そこで橋口動画を見て僕の言うことと橋口氏のどちらが正しいか確認してもらえればと思うのです。

蛇足です。橋口氏の言っていたように、2024年になれば公認心理師は新卒者ばかりになり、橋口氏が現在100再生を誇る動画は10再生ぐらいになってしまう。その通り。

1日10人ぐらいしか読まれていないこのブログも僕しか読まないものになっていて、そのころはそんな理屈もすっかり忘れ切ってしまい「お、毎日読んでいる人が1人いる。この人のために頑張って書き続けよう」となってしまう可能性が高いと思うのです。

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昨日まで心踊らせていたものが、急につまらなく感じる。そんな日は誰だってあるよね。これって、心が生きていることの証拠で、命あるものは流転する様に、四季の移り変わりと同じこと。だから無理に抗わず、空でも眺めてボーッとすればいい。そのうち、何もせずにはいられない心が目醒めるはずだから。

橋口動画「【公認心理師話】Gルート合格率41.8%の謎」への反論

1.序
橋口誠志郎(公認心理師・20浪・東大院生)さんの動画を見ていると「なんて回りくどい話し方をする人なんだろう。ちゃんと論旨を明確にしてから話せばいいのに」と思っていたのが見慣れているうちに馴染んでしまい、しかも「面白い」と感じてしまうようになってしまいました。

「心理bloggerとしてこのままではいけない」と思ってこの記事を書いています。彼は紫のカツラをかぶったり奇をてらうエンターティナー、youtuberを狙っているのでしょうか。持ち前の気の弱さを克服して受験生のためになろうとしているのかもしれせん。しかし僕とは方向性、ちょっと前で言えば「音楽性の違い」で解散したバンドのようです。しかも僕は橋口さんと一緒にバンドをやったことはないのです。

2.「やる気スイッチ」について

・Gルートは「やる気スイッチ」が入らないことが多いという理論を橋口さんは展開しています。

⑴ 本人のせい
これはかなり厳しい見方をしていると思います。Gルートは他職種、福祉職や看護師ということで、公認心理師試験に合格しなくても構わない。だから公認心理師試験への「やる気スイッチが入らないのだろう」という理由です。

ある意味当たっているかもしれませんが、これは僕からの反論があります。どのような評価をするかはさまざまですが、第1回試験(北海道追試を含む)→第2回試験と難易度は上がったのではないかと思います。

そして第1回試験で惜しくも合格を逃した人が再チャレンジした場合も考えられます。再チャレンジはどうしても合格率は低くなります。難易度が高くなり、しかも合格率が低くなってしまうのを「本人のせい」と言い切ってしまうのはかなり厳しいのではないかと思います。

何しろ心理大学院卒業を前提とした試験で、かなり広い学習範囲です。「やる気スイッチ」が入ったとしても難しい試験であることは間違いありません。他職種からの参戦者でもかなりエネルギーを投じている人々も多いです。他資格を持っていてもこの試験は分野が違うので難しいわけです。

合否で言えばGルートは確かに合格パーセンテージは低いのですが、かなり努力してもGルートの人々は心理専修でないのでディスアドバンテージができてしまうわけです。

⑵ 環境のせい

時間が足りなければ勉強ができない。これは確かに当たっています。育児、介護、本業が多忙過ぎる、これは受験生にとってはかなり厳しい状況です。

僕としてはこの辺りは確実に過去問や模試で合格点が取れるようになるまでは配偶者や他の人に丸投げする、シッターさんや子育てボランティア、有料介護などを頼む、評判が悪くなっても仕事をサボってほかの人に投げるなど思い切った対処策が必要だと思います。時間がなければ信用を捨ててあとは金で買う。金がなければ借りてでも時間を作るこの試験はそれだけ厳しいものかもしれません。

時間がなくても合格できる人はいます。心理専修者でも合格できない人はいます。「環境のせい」というのは推測です。橋口さんは相関関係をきちんと求めたのでしょうか。相関関係ρを求めるために平均値 → 偏差 → 分散 → 標準偏差 → 共分散 という標準手続きを使ったとは思えません。

1週間に何時間勉強できたか。どんな勉強法だったのか。効率よく勉強するにはどうしたのか。そうやって環境いにするよりも効率と方法論重視が大切だと思います。

⑶ テストのせい

これは残念ながら橋口理論は鋭いところを突いているように思えます。このテストの網羅している範囲は広いです。本題の、Gルート第2回合格率は41.8パーセント、6割強が落ちています。既卒D1院卒ルートが53.6パーセント、半分近くが不合格、新卒D2ルートは58.8パーセント、これも4割以上が落ちているわけで、別にGルート=不合格、Dルート=不合格と決まっているわけでもありません。

受かる人は受かるわけです。
焦ると間違えてしまう、わけがわからない問題だと思うとミスをするのは本当です。過去問や模試をやってみて難しさのあまり一段ずつずれてマークミスをしたという話を聞きます。

また正答誤答を逆に勘違いする、2つ正答を選ぶ連勝複式問題はミスをしやすいです。問題を見たら「正しいものを選べ」「誤っているものを選べ」「正しいものを2つ選べ」「誤っているものを2つ選べ」に鉛筆で丸をする、と問題をじっくりと観察し、もう一度見なおすことが必要かと思います。

午前120分、午後120分の試験なので、サクサクやれば120分のうち60分、考えながらやれば90分、余った時間でしっかり見直しをすればいいのです。

以下橋口理論を援用します。テスト作成委員がテスト慣れした、そうすると実力のある受験生を抽出してそのテストが実力がある人が通過するようにしたい(識別力がある)というのは当たり前のことです。

そうすると、テスト理論の中でそのテスト設問が示しているものが信頼性があるか?そして測定しようとしている対象が妥当性があるかという古典的テスト理論がありますが、能力と正答率がきちんと測定できているかどうかという比較が難しいです。

項目反応理論では、そのテストの項目がきちんと実力を測定できているかを見ます。誰がやっても同じ結果になる、あるいは実力の高い人ほど正答率が低くなるというのは矛盾がありテストの識別力が疑われます。

そして一般化可能性理論では「分散」という正答のバラつきを見ます。測定したい能力と誤差のバラつきがどの程度違っているかの差です。

この公認心理師試験がいきなり難化するとは考えにくいですが、試験の識別力を高めて実力がある人が合格できるようにするという工夫はなされるでしょう。

橋口公認心理師講義編も要点を得たものあり、また「ん?」と突っ込みを入れたくなるものもあるかもしれません。

これから公認心理師受験をするのに実力をつけるためにはこれらの動画を詳細に見てツッコミどころを探してみましょう。

「園芸が趣味」と同じように「心理学が趣味」という人もつぶさに見て「自分なら別の形式の動画をUPする」というyoutuberを目指すためには反面教師として橋口動画をチャンネル登録をしておくと便利です。

なお僕もそういった目的でチャンネル登録を行ったら書く文章が回りくどくなり、ブラッシュアップされたような気がしています。

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◯ 公認心理師試験延期がもたらす逆境の心理学(橋口誠志郎動画から考える)

橋口誠志郎さんの動画「公認心理師試験 延期にまつわるエトセトラ」を見せていただきました。(かなりエキセントリックな内容も含まれていますが、僕はいつもこれらの橋口動画からの過激でしかもプライベートや心理学混ぜこぜのカオスな動画への反論のチャンスを狙っています。
 
 


20浪、東大院生という特異な経歴を持つ橋口さんの独特の視点は「自分ならこう考える」という反面教師的な思索のヒントになるのでぜひチャンネル登録をしたらよろしいかと思います。

さて、橋口動画では「これで勉強時間が増えた、良かった」という反応。これについては「こういう人たちは受けても結果は難しかっただろう」という評価を彼はしています。これについては僕はやや賛成ですが反論もあります。1.果たして勉強する時間が本当になかったのだろうか?という点です。現任者他職種参戦者の医師、保健師、看護師、教員の中には本当に今回のCOVID-19の対応や恒常業務に追われて何の勉強もできなかった人もいます。残念なことですが、こういった人たちは予定どおりの日程で試験が実施されたとしてもその実力は発揮できなかったでしょう。また、こういった不測の事態で「延長されて良かった」という誤った認知バイアスです。認知バイアスはこういった災害時に発生しやすいのですが、自分の考え方や信念を正当化するために不適切な情報を取捨選択し、不利益な情報をなかったものとします。こういう人は時間が与えられても、あるいは時間を作ることができてもなかなか勉強には食指が動きません。「日本はこうなることはわかっていたから自分はやらなかった」という後付けの確証バイアスを獲得するからです。何かにつけて勉強をしない理由を見つけようとするわけです。

さて、橋口理論の2.としては「せっかく勉強していたのに」という反応、これは今回なんとしても合格を勝ち取りたかったという層の落胆についてです。これについては僕は橋口理論に賛成してもいいと思っています。というのも受験勉強というのはマラソンのようなものです。というか、マラソンならば今まで来た道を振り返らずにひたすら前進すればいい、しかしながら勉強というものは一度覚えた記憶でも時間が経つとともに消去されていきます。そこでもう一度復習しなければなないわけですが、これは学習性無気力に似ています。

ラットはケージの中で右に行けば電撃ショックを受ける、左に行けばエサをもらえるという学習をするとすぐにそれに馴染みます。ところが右に行っても左に行っても電撃しか流されないとするとラットは右にも左にも動けなくなってしまいます。

マラソンをずっと走り続けるような感じとすればそれは大変辛いことです。現在臨床心理士でもまたGルート受験者でも「試験をいつやるのかわからないよ。でもきっとチャンスはあると思うんだ、思うだけだけどね」

これが異性だったら愛想を尽かされても仕方ありません。と言うか間違いなく愛想を尽かされるでしょう。「この前はデートの約束すっぽかしてごめんね。きっと君のことだからほめられ服とバッチリナチュラルメイク(男はナチュラルメイクを『薄化粧』と勘違いしている人も多いです。)今度、いつになるかんからないけどまたデートはきちんとしてあげるからさ、という超上から目線です。

しかしまあ彼氏は今回無茶苦茶忙しくてどうにもならない、でもきちんと約束は守ってくれる(だろう)し、あなたが恋い焦がれて愛しい相手だからからこそどうにもならないのです。

ここで受験者の方々に対して望みたいのは、受験者とて人間であることは当たり前ですが、中立性も保たなければならないという困難な課題にも直面しているということです。たとえばカウンセリング中にクライエントさんが「僕は◯◯党は大嫌いで」と言われて「そうですね。僕も大嫌いなんですよ」とは言えません。

集団斉一化やリスキーシフトといった集団同一化行動に心理職は加担できません。

また、受験生の方々が認知バイアスを抱きやすい恐怖や不安の要因としてはコンコルド効果と呼ばれるものがあります。計画途中で明らかに赤字を出し続けるであろうコンコルドを製作するのに膨大な赤字を出してもやめられませんでした。1959年、ジョセフ・ケイヒル氏がオペラハウスを作るのに当初予定を13倍以上使ってしまったという認知バイアスにならないだろうかというのはとてつもなく恐いことです。

3.今回の件で試験は難しくなるかどうか?

橋口さんは「変わらないだろう」今回作ってある問題をそのまま使うだろう。と予測しています。僕は試験問題は作り直されるかもしれないな、と思っています。

というのも試験委員も人の子、どんなに口止めをして金庫に問題を入れておいたとしても、自分が教鞭を取ったり本を著したり、論文を記述している間に「えっと、どこかでこれ、いい考え思いついたなあ、なんだっけ、ま、いいや、書いちゃえ」という可能性はとても低くても、世間はそう見かねないです。

資格試験なのであまりにも一回一回のばらつきがあってはならないと思います。これは僕の持論ですが、この試験は落とすための試験ではありません。基準点に達していれば必ず受かる試験なのです。

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心ここにあらず、は心奪われるものに出逢える尊さ。



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