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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
美しいものを追い求め続けることは果てなき道を歩き続けるようなもので、美しさとはある種の幻であるということを心得ておくべきなのかもしれない。掴んだと思っても「その瞬間の輝き」はすぐに失われてゆくものだから。だからこそ「完璧じゃない」というところに価値があるのかもね。人のそれの如く。


◯ バイト時給=医師>>>薬剤師>看護師>心理職

さて、医療系職種でなくとも気になるのはそのお給料、心理職は医療系職種の中でも数少ない「先生」と呼ばれるだけあって(あとは理学療法士か鍼灸マッサージ師)お給料が高いのか、というと全くそんなことはありません。

医療系職種がアルバイトをした時の金額を示してみます。(以下あちこちのサイトで調べたので若干の差異はあると思います。) 

なんといってもアルバイトで稼げるのは医師、当直1回10万円、日勤でも1時間最低時給1万円が相場で、難しい手技を要するような勤務だと時給2万円もあります。

さて、医学部に次いで理系では難しいと言われる薬学部、薬剤師の時給はドラッグストアに勤めた時を考えても3千円以上、調剤薬局だと4千円から6千円もおかしくありません。薬学部の入試は確かにハードルが高いですし学費も相当なものです。専門知識も必要で人の命にかかわる仕事をしていることには変わりありません。

調剤薬局だと自宅にいても宅直で、患者さんから問い合わせがあると対応するため24時間営業、新卒年収600万円も珍しくないのですが、激務であることは確かです。

ちなみに意外とお安い時給なのが歯科医師です。歯科大定員増産し過ぎたのでしょうか。2千円台後半から4千円と非常にお安いです。歯科医師国家試験合格率は65.6パーセント(自立だと20パーセント台の大学あり)歯科はコンビニより多く作られていてバタバタと潰れていき、私学学費数千万園、初期設備投資は数千万円以上と考えるといかにリスキーな仕事なのかと思います。ちなみに雇われ歯科医師は年収300万円と聞いています。

さて、看護師、病院には絶対いなくてはならない職種で重労働の専門家、時給は2千円から2,500円。ちな、診療放射線技師も16,00円から2,500円程度、これは専門職だからでしょう。臨床検査技師は健診車両で1日検査をやって流しの臨検で1日1万円です。

表題の理学療法士も時給1,300円、鍼灸マッサージ師は1,000円〜16,00円です。

「先生」と呼ばれているから時給が高いわけでは決してありません。

心理職のみなさんならご存知のとおり心理職のバイト時給は1,000円〜1,500円。バイト時給にしてみるとお医者様の10分の1程度です。

さて、スクールカウンセラーが時給5千円程度といっても決して高額時給なわけでもなく、一日中6時間勤務の自治体も多く、年間38週、何より次年度また採用されるかどうかはわかりません。

税金健康保険自分持ち、教育相談所や私立のクリニックで時給1000円台で働いて月収(手取りではなくて税込)20万円切るか切らないか、ボーナスなしの生活が決して高額とは思えません。

他医療職と比べたら貧相に思えるかもしれませんが、心理職、福祉職はお金の出どころがないという説(言い訳)があります。

それでも私立クリニックなどでは心理を雇っておかないと「え?ここではカウンセリング受けられないんですか?」と都会のクリニックも過当競争に負けてばんばん潰れていきます。

知人の博士号取得者はフリーターながら大学非常勤講師、専門学校講師、学生相談所(高額時給に限る)で最低年収500万円以上稼いでいます。保険税金は自腹ですがこの人は若くしてかなり高給取りの旦那さんと結婚したので、以前は大学教員を嘱望されていたのが「ワタシ、これでいいわあ」ということなので、それでいいのでしょう。

安い時給は蹴っ飛ばすぐらいの勢いがあれば(いつも募集している職場もありますが)待遇も良くなるのかも知れないと思うのですが、反面でそういった場所でも働かざるを得ないのが心理職の悲しい実情なのです。