カウンセラーひなたあきらが公認心理師について考えてみた

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。 ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:日本臨床心理士会

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◯ 臨床心理士>公認心理師の図式

先日、何冊も著作がある臨床心理士の偉い方、日本◯床心◯士会運営とも距離が近いA先生とお話する機会があったのですが(A先生は公認心理師取得済)

「今後臨床心理士はどうなっていくんでしょうか?」

と聞いてみたところ、

「変わんないよ、平成30年度の受験者数も前年度とほぼ同じだし」

(日本臨床心理士資格認定協会発表、平成29年度受験者2,427人、平成30年度受験者2,214人、今年度の試験はこれからです。)

という回答、「A先生、今後はどうなっていくんでしょうかね?」

A先生「うん、公認心理師制度はまだ過渡期だからね、これからまだ5年10年はまだ臨床心理士の時代じゃないかな。臨床心理士は公認心理師の上位資格ってことになるよ。臨床心理士資格更新者数も変わらないでしょ」

とのこと

※ A先生とは研修のほんの合間の時間に話したので短時間しか話せませんでした。

臨床心理士の団体では上の方にいた方なので臨床心理士制度に対する信頼が強いのかなあと。

去年の合格率80パーセントの試験には何なく?かどうかわからないですが、A先生は多分高得点で合格したのだろうと思います。

ただ、第2回試験の問題は見ていない様子でした。

A先生は大学勤務でないのであちこちの大学院で臨床心理士養成コースを廃止、公認心理師養成コースをその代わりに新設したことは知らないか、あまり意に介していないようです。

A先生は自分の専門領域ではそれなりに地歩を築いて固めてきた人です。

これから心理職としてやっていくのは多くの後進たちのスーパービジョンもあるので忙しそうです。

僕はいつも急激に公認心理師シフトが始まる、そうしたら今まで働いてきた心理職がもし公認心理師取得できなかった場合の扱いや地位はどうなるのだろう?

と危惧感に近いものを抱いていたのですが、A先生のように時間がゆっくりと流れていて泰然自若とした態度でいられる余裕ある先生もいるのだなあと思いました。

公認心理師資格登録者が出てから半年以上経ちます。

(ちなみに第1回試験でいつも4000人未登録と書いていましたが、読者の方からの指摘で未登録者1,807人と教えていただきましたので謹んで訂正させていただきます)

実際には公認心理師資格取得者の扱いは現場で何も変わらない。

これまで心理職専属で仕事をしていた他に教育、医師、看護師などのコメディカルや福祉職の方々の仕事の仕方、公認心理師として必要性を求められることが多くなったと現場からの声も聞きません。

最近第2回試験のことばかり書いていましたが、臨床心理士一押しのA先生の話を聞いていたら、そもそも公認心理師資格を取得する意味とは何か?

ということについて考えさせられました。

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◯ 臨床心理士制度は危ない

「何度も同じネタで書きやがって」と思うかもしれませんがまた別の情報源から聞いたので。

今日は心理職の集まりがあり、日本臨床◯士会の某偉い人からここ4年ぐらいの臨床心理士中枢部の話し合いの様子を聞きました。

結果としては「臨床心理士制度はとても危ない。今後どうなるのかわからない」とのことで、話を聞いていると僕もそういった印象を受けました。

そうすると、「うーん、やっぱり心理職の人たちは公認心理師ホルダーに乗り換えた方がいいのかなあ」

と思いつつ、Gルート現任者の中には心理職大学院卒でない人も多いわけで、心理採用側でそれを躊躇するところが多いのも事実です。

公認心理師試験Bルートの養成課程が始まったばかりでその学生さんたちが公認心理師になれた時が制度の本当のスタートになります。

そして制度見直しとなるわけです。

以前書いたように公認心理師誕生バブルに合わせて児童心理司の採用が増加、ギャンブル依存症対策やDV対策など臨床心理職が脚光を浴びつつあります。

今は他学部からの臨床心理院入学者で公認心理師が取得できない人にもチャンスが大きいですし、両資格の端境期という気がします。

実際、僕の周囲の心理職の人々は転職先を探しては放浪している人々も多いわけですが、転職市場では常勤⇔非常勤の流れがかなり良くなっているような気がします。

そう考えると臨床心理士ホルダーのみの人々は就活をして長めに働けるような職場を探しておくとキャリア形成のためには一番いいのではないかと思います。

偉い人も「臨床心理士制度が潰れる」とまでは断言していなかったものの、ごにょごにょ言っていたので、ちょい危なっかしいと思いました。

臨床心理士のみホルダーの人が素早く転身できるチャンスは多分公認心理師制度の見直しに入るこの5年の間なのではないかと思います。

今ならば臨床心理士という資格はどこに就職する上でもまだかなり大きなアドバンテージになっていることは確かです。

これが5年後以降だと「どうして公認心理師じゃないの?」と聞かれる可能性が高くなります。

もともと何の心理職資格も求められていない国家総合職、地方上級職の心理の人たちは今働いている職場をそのまま続けるべきでしょう。

公務員試験に受かる実力がある臨床心理士の人は頑張って試験に合格してしまえばそのまま一生働けます。

ちょっと小耳に挟んだオフレコ話なので詳細は書けないのですが、少なくとも今年から5年間は情勢を注視しておかないとならないようです。

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