ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:日本公認心理師協会

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○ ちょw穴空きずぶ濡れ破れ障子紙専門認定公認心理師規程

1.はじめに

今回、一般社団法人日本公認心理師協会専門認定に関する規程(長い)に感してワタクシがふぁんである橋口誠志郎先生のバターロール動画 にも述べられていたように、「この文章、書いた人大変だね、お疲れ様」というのは本当なのでしょうが、すみません、規程の内容が国家資格公認心理師ウルトラ上位資格を作るのにはあまりにもお粗末で穴だらけでした。

ということでこの規程の破れ穴を次々とカッコよく華麗に指摘しつつ疑問の数々についてもあげていこうと思います。

2.疑問

⑴ あの、地方公認心理師団体と協同してるの?(自職種内連携)

これは「規程」ではなくてHPに書いてあったのですが、地方公認心理師協会と①導入研修、②専門研修I、④専門研修IIについて、本協会が主催するものの他、「各地域公認心理師協会などが主催する」とあったので、普段は恐れ多いのですが某地方公認心理師地方団体のエライ人に聞いてみました。

僕:かくかくしかじか
えらい人:え、なにそれ聞いてない
僕:え、だって書いてあるし
え:だってそもそもウチと師会と上下関係ない独立団体だし。ナニソレひどい。うちやらんよ。義理ないし

ちょw規程作る前に自分のとこの足元固めとけよw

と思ってしまった次第です。

⑵ そもそも導入研修っての、必要?

この専門認定公認心理師(長いので以下「専門」)、導入研修については「基本的な倫理や職責法制度知識…」を身につけさせるとありましたが、ちょ、これって試験範囲内容になってますよね?それから養成課程でも習っているんじゃ…と思った次第で、ひょっとしたら、しなくても受験生や養成大学院から

うちらが勉強してきたこととか必死で教えてきたこと、レベル低いとか、ムダっていうこと?

というネガティブな感想やクレームや反発や怒りや不満や不興や大顰蹙を買うかもしれません。高坂先生もおっしゃっていましたね。

⑶ 専門研修Ⅱは野放し規定

この「専門」資格が必要ならば偉い人々が言うので必要という可能性もラクダ🐪が針の穴を通る程度の高確率で必要かもしれません。ということは、専門研修IIは卒後3年だと、「専門取る前に3年間は好きなことやっとけ、オレたち何が起こっても知らん」という大変面倒見がいい資格のようです。

看護師さんは卒後3年で上長となって職場の中で新人指導しているというのに…

⑷ スーパーバイザー(SV)制度がいつもながら曖昧

これ、この規程読んだらSV制度については手もつけないし研修でやらんでしょ、っつーかヤル気ないでしょ。そりゃそうだよね。だって心理職が一番ニーズが高いのに一番触れたくないとこだもんね。

地方だとSV受けられる場所限られてるし下手すると自前の学校の教授からSV受けるとか、多重関係どうすんの?論文指導ビシバシ受けながらヨシヨシしてもらうの?

(※ 読者の方からSVは「ヨシヨシ」だけではない、厳しい場面もある、と聞いて「そのとおり」とも思ったのですがそれはそうです。臨床の教員は通常複数いるはずなので…と多重関係の危険性が薄いことも指摘されたのですが、司法領域から始まった選択の余地ないSVから始まった僕に現状を詳しく教えていただけると助かります。あとSVに際して金銭授受の大切さを指摘されましたがそのとおりです。金銭授受のプロセスの大切さはSVの間に学んでおくべきと。この辺りはやはり師会は考えていないか、「え、それ俺たちの仕事を?」的な考え方をしているのではないかと思います。)

他機関に自前ケース持ち出していいの?クライエントの許可は?

何かバイザーのせいで起こったら(せいでなくても)バイザーも責任取るんだよね、訴えられたらやめさせられちゃうかもね。

などなど面倒なことを考えるのは師会もイヤだったのでしょう。えいやと抜いてしまった様子が推察されます。

⑸ 実は公認心理師のことなんてどうでもいいと思ってる

これな、相当やばたんな姿勢です。新卒ABが2024年から出てくるのですが、この人たちがどんな教育を受けてこれから何が必要かということについてまず把握してないです。

理想論では立派なわけのわからない看板を掲げられるけれども議論もないし実態も明かされていないし、そもそもどんな議論があったのかは誰も知りません。

橋口先生指摘のとおり、文章書く人はきっとイヤイヤ書いていたでしょう。僕だったらバターロール🧈ではなくハンバーガー🍔片手ぐらいでもやつぱりキツいのでプロのライターとしても断ると思います。

まあ新卒者のことや公認心理師全体のことなんてどうでもいいやと思っているんでしょう。重要なのは師会の利益やメンツだけですから。

⑹ 俺たちはエライ、俺様制度

誰かがツイートしていましたが、Gルートの扱いってどうなんでしょ。心理職の中には心理と近縁の福祉や教育の仕事もたくさんありますよね。産業もそうです。司法の線引きも曖昧でした。さあそこで「どこまでが心理でどこまでが心理じゃないか、俺たちが審査して認めてやんよ、認めてやらないかもしれないけどな」という資格です。

経過措置「心理専門職としての臨床実務経験を持つと本協会が認めた者」

はい、ごめんなさい。認めるのはやっぱり師会ですね。

⑺ 資格取得のための情報ナッシングでもいいの?

あの、公認心理師資格登録証にはナニルートで受けてどの経験があるのかとか書いていないんです。しかもナニルートで受けたか「忘れた。だってもう資格取ったから関係ないし」という人たちも相当います。

これ、資格取得志願者の情報正確に取ろうとしたら日本心理研修センターから情報取らないといけないですね。

守秘義務のことは知らんけど。あともし経験がそれだけあるかどうかを知ろうとしたら勤務先から職務経歴証明書取らないと。

だって専門資格なんですから。自己申告だといけないと思います。だって上位資格なんですから。ということで橋口先生が言うような人間不信モデルMisanthropy model(メサントロピーモデル・試験には出ないので覚えないでください。)に基づいていますね。

⑻ 開業はカヤの外

5領域5領域と開業の先生方は公認心理師資格を取得するのにも心理研修センターと面倒なやり取りをしていたのですが、おお、ここでもか、と思ってしまいます。   


3.おわりに

かのような水に濡れた破れ障子紙のような穴だらけの規程なのですが、これ、作る前に誰か弁護士さんと相談して穴がないようにしなかったのは火を見るよりも明らかです。

というずぶ濡れ規程に基づいた資格を取りたい方はどうぞお好きにしてみたらとも思いました。食べ歩き番組に出てくる「お好きな人にはたまらないでしょうね」という感想は「豆腐にソースと納豆とジャムかけたこんなもん、相当な好きモノしか食わねえwww」というコメントと意味が同じだということをなんとなく思い出してしまった次第です。

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◯ 高坂康雅先生、公認心理師上位資格反対について大いに語る

2021.8.3に公認心理師上位資格構想を公認心理師協会が発表したことについて、かなり多くの反対意見が出ていることについて和光大学の高坂康雅先生も大反対の意をYouTubeで表明しています。

タイトルは「公認心理師協会が専門資格を始動−上位資格は必要か−」というものです。

高坂先生の論点はいくつかあるのですが、整理すると以下のとおりです。

認定専門心理師の目的と目指すところは公認心理師と変わらないのではないか?

これはもっともな論理で認定公認心理師は

「認定専門公認心理師:臨床実務に関する基本的な教養を身に付け、分断横断的な視点を有し、広く国民の心の健康の増進に貢献できる専門性を有した者として認定するものです。」とあります。

しかしこれは公認心理師第二条の

「この法律において『公認心理師』とは第二十八条の登録を受け、公認心理師の名称をもって、次に掲げる行為をすることを生業とする者をいう。」

※ 注
第二十八条 登録
次に掲げる行為(抄)
一 心理支援を要する者の観察、分析
二 心理相談
三 関係者の相談対応

確かにこれは高坂先生が言うとおりで、公認心理師という国家資格ができたのにそれと全く同様の目的を持つ上位資格を作ることに何か意味があるのか?というもので、これに対して僕は全面的に賛成します。

かなり多くの研修を受けなければこの専門認定公認心理師資格を取得できないことについても高坂先生は問題視しています。

・導入研修(研修時間不明)
・専門研修Ⅰ(研修時間不明)
・テーマ別研修(20単位)
(資格更新時25単位)
・専門研修II

なのですが、この資格は5年ごとの更新性資格です。

公認心理師試験対策講座を主催している高坂先生が問題視しているのはさまざまな観点がありますが、きっとこの研修は無料ではなく、多分多額の金員を支払わなければならないということ、それから5年以上の経験を持つ、ということで認定公認心理師は分野別だと転職に有利になる可能性があると話していました。

また、さらに1段階上の認定専門指導公認心理師になるとエキスパート研修が必要、結局なにがしたいのか?

高坂先生の主張(推測)では自己研鑽を行う(自己研鑽は他のところでもできるだろう)、自慢したい、職場内の評価が上がる?(ワケがないと高坂先生も言ってました。)、転職に便利(…)な訳ないだろう。(僕が採用面接官なら、この資格を持ってるとドヤ顔で志望者が来たら即落とします。)

高坂先生は現段階で実務的なメリットは今のところない。また、「実習演習担当教員」、「実習指導者」になるための厚労・文科大臣の指定する講習会を受講しなければならない事になっている(今は経過措置で認められている)のに
こういった制度とは関係なく「指導者」の資格を創設するのはいかがなものかと話していました。

中央研修だけだと地方の人は交通費もかかるから負担が増える、臨床心理士のダブルホルダーは経済的負担に耐えかねて臨床心理士を捨ててしまうだろうとも述べておられたのですが、なにより「何が何だかわからないから分裂団体に両方入らない」という人が多いだろう。

また

まず先にやるべきなのは分裂職能団体の統一じゃね?

と言われていたことに僕も大いに賛同します。

そして結局こういったわけのわからない制度を作っても要支援者のクライエントさんたちが混乱するだけ(大いに賛成)とも主張していました。

思えば僕自身も臨床心理士をしていて臨床心理士資格に愛着を持っています。心理臨床学会にも所属していますし、日本臨床心理士会にも加入していて、立派な先生方がおられてお世話になったこともあります。

それなのにこれらの団体と縁が深いと思われる日本公認心理師協会の暴挙に対して「ナニソレ?」ということを強く感じている次第、高坂先生の意見に全面的に賛成する次第です。

付記:高坂先生の動画でも紹介されていましたが、さらにスーパーバイザーを指導者の上に作ろうという構想があるようです。公認心理師そのものが国家資格なのにその上に資格を3階建てで作ろうとするのは暴挙としか思えません。


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炎上公認心理師上位資格記事上等

さて、僕の「炎上商法」の種明かし、というか思っていることを書きます。

その前にブログへのコメントを再掲します。


名前 えじばつ公認心理師ふく

お世話になっています。
SNS上では上位資格批判もありますが炎上商法批判もあります。
どのようにお考えでしょうか。

会話
8月5日
精神保健指定医は国家資格だけど、認定医、専門医、指導医あたりは学会が認定じゃなかったっけ。それを参考にしたのかなー?ぐらいに思うので、複数の方がなんでいちいち騒いで拒否反応を示すのかがわからないです…。
8月5日

なけりゃないで、5年後10年後に文句が出ると思うよ。
研鑽を積み重ねて、臨床をしてきた人たちが、資格を取っただけの人と一緒にされたくない、って。
そういうことなんだけどね。視野が近視眼的だなぁと思う。

·
8月5日
ん-?なんでそうなる??

·
8月5日
現在資格を取得したばかりの30歳の人が、40歳になった時、50歳になった時に、資格を取得したけれども臨床や研鑽に携わっていない人と、同じ資格であるからといっていっしょくたにされると、キャリア的に困ると感じても不思議はないと思ったんだけど…。
あほらしくないし、大事なことだべ?

ひなた氏は変なんだよね 上位資格は余程特殊な精神保健指定医(措置入院のことがあるから)なんか以外だと学会認定資格=専門医資格ということを理解しないで、厚労省に電話したりしてるけど、民間の学会認定のことをいちいち厚労省は把握できないし、なんであんなブログ書くのか-1
午後1:10 · 2021年8月5日·

そういうことでいえば、学会や協会が認定する上位資格=専門資格は自然な流れなんだけどね
彼はなんか確信的引っかき回し炎上商法屋で好きじゃない-2
午後1:12 · 2021年8月5日·
あと、心理療法は幅があるので、clの利益のために公認心理師に上乗せの専門資格が必要

病院だって標榜科があるように心理師も標榜療法を明示するのが必要だと思うよ
·
8月5日
先生が代わりに書いてくださったので、うんうんってうなずいていることだけ、書いておきます!


さて、これについて本ブログのブレーンであるS女史に意見を聞いてみました。

ベースとなるキャリアラダーも卒後教育も整ってないのに、いきなり「資格ドーン!」だからおかしいのだと思います。

看護師は厚労省に新採用看護職教育ガイドラインを出させて、看護協会の所属に関わらず、すべての新人看護師が同じような教育を受けられるように整えました。
その教育を受けたからって、「上級看護師」とか「エキスパート看護師」とか総花的な資格は授与されないっすよね。
看護師として当たり前の卒後教育を受けた。それは皆知ってるアタリマエのことなんだから、わざわざ資格やワッペンなんか授与しない。

コメントについては
・他職種の認定資格も民間団体(学会や職能団体)の発行だから、厚労省が関わってない
→まあ、それはそうだ。
ただし、診療報酬だの制度上の優遇評価を受けようとしたら、国との折衝は不可避。
・研鑽した人が資格を取っただけの人と一緒にされたくない
→誰が一緒にするの?クライエントさんは「同じ資格なら同じような能力」と見るの?それは馬鹿にし過ぎだと思う。
転職?職務経歴とかも出すよね?それで良くない?
結局は、心理職同士で「コイツと一緒に見られたくない」って差別化したいだけじゃね?

結局、専門研修とかなんとかいってるけど、研修の教育効果を示さないと上位資格の専門性なんて示しようもないと思う。

特定療法については学会やらも既に認定してるし、わざわざ「公認心理師の上位資格」として新たに作る必要はないッスよね。
資格取り立ての人と差別化されたいなら、そういうので良いじゃんっていう。

あともう1つ
資格ありきの研鑽制度っていうのは「お前ら資格をエサにしないと研鑽しないだろ」って考えてるようにも見えるので不愉快。公認心理師舐め過ぎ。


僕の個人的な見解としては…

医師に例えられるが、医師になんら専門をつけずに「特級上級専門医師」「普通医師」「下級医師」でも作るのかと。医師に猛反対されるだろう。

キャリアポートフォリオは自分で描くもので人に書き方を教えられて書くものではない。

厚労省は相当ナーバスになってこの資格を育てようとしているのに勝手に自分にガソリンかけて燃やすことこそ炎上資格商法かな。

自分の学派を標榜した精神療法ならもうすでに専門分野の開示によるクライエントの選択の自由を保障することは、どこでもやってるんじゃ?

認知行動療法を求めて強迫の人がエクスポージャー目的で受診(来所)もするしトラウマ治療のためのEMDRも同じ。それぞれ臨床家が得意分野をアピールしている。

個人的感想を言うと縄張り来た旅のヤクザが「お控えなすって」の仁義を親分(厚労省)や構成員(心理師)に切らずに勝手に「✖️✖️組」看板かけて事務所開いたら袋叩きに遭って当たり前では?

(本稿以上)

何か反論コメント、また賛同でもあれば大歓迎です。
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炎上公認心理師上位資格記事上等
が続編記事なのでそちらを参照してください。

拙ブログ記事
上位資格について日本公認心理師協会に電話して聞いてみました。
について大変示唆に富んだコメントをいただきましたので全文ここに掲載させていただきます。

ご参考まで。

名前 えじばつ公認心理師ふく

お世話になっています。
SNS上では上位資格批判もありますが炎上商法批判もあります。
どのようにお考えでしょうか。

会話
8月5日
精神保健指定医は国家資格だけど、認定医、専門医、指導医あたりは学会が認定じゃなかったっけ。それを参考にしたのかなー?ぐらいに思うので、複数の方がなんでいちいち騒いで拒否反応を示すのかがわからないです…。
8月5日

なけりゃないで、5年後10年後に文句が出ると思うよ。
研鑽を積み重ねて、臨床をしてきた人たちが、資格を取っただけの人と一緒にされたくない、って。
そういうことなんだけどね。視野が近視眼的だなぁと思う。

·
8月5日
ん-?なんでそうなる??

·
8月5日
現在資格を取得したばかりの30歳の人が、40歳になった時、50歳になった時に、資格を取得したけれども臨床や研鑽に携わっていない人と、同じ資格であるからといっていっしょくたにされると、キャリア的に困ると感じても不思議はないと思ったんだけど…。
あほらしくないし、大事なことだべ?

ひなた氏は変なんだよね 上位資格は余程特殊な精神保健指定医(措置入院のことがあるから)なんか以外だと学会認定資格=専門医資格ということを理解しないで、厚労省に電話したりしてるけど、民間の学会認定のことをいちいち厚労省は把握できないし、なんであんなブログ書くのか-1
午後1:10 · 2021年8月5日·

そういうことでいえば、学会や協会が認定する上位資格=専門資格は自然な流れなんだけどね
彼はなんか確信的引っかき回し炎上商法屋で好きじゃない-2
午後1:12 · 2021年8月5日·
あと、心理療法は幅があるので、clの利益のために公認心理師に上乗せの専門資格が必要

病院だって標榜科があるように心理師も標榜療法を明示するのが必要だと思うよ
·
8月5日
先生が代わりに書いてくださったので、うんうんってうなずいていることだけ、書いておきます!


※ さあこのコメントをみなさんよく噛み締めるように味わってみて感じたことを話してみてください(心理療法?)
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上位資格について日本公認心理師協会に電話して聞いてみました。

2021.8.4日本公認心理師協会に電話

午前10時、スタッフの方に「午後にならないと責任持って答えられる者が来ない」ということなので午後に電話。事務局につながる(午前中も事務局だと思いましたが)。

以下伝えたいことの要点を事務局の方に話そうとしたら

「ホームページに書いてあることが全てなのでそれ以上は何も返答できません。この前メールをくれた方ですね。(認知はされているらしい。)何かあればメールをください。返信をするかどうかも含めて検討します。」

僕:検討するのは理事の先生が?

事務局の人:それも含めて内部で検討します。

僕:(要点を述べる。心理職はこういった状況下の中、公認心理師制度推進室の認知も得られていない制度について、しかも何ら保険点数にもならず、実利的なメリットを感じていない。むしろネット上では上位資格について猛反対の声が多く上がっている。協会から出された文書にはこの資格があると転職に有利なように書かれているがなければ不利になるのか?公認心理師法第43条の資質向上の責務は理想追求倫理であり、それを命令倫理のように書くのはいかがなものか?)

ということを伝えました。この文章はurlまるごと公認心理師協会に送信しますので付記しておきます。

キャリアポートフォリオ(どのようにキャリアを築いてきたかという履歴・履歴書)の作成をこの上位資格を取ることではっきりさせることができるかのような、また、上位資格を取ることでキャリアポートフォリオを広げられるかのように記載されているような気がしますが、元々心理職は自分でお金を出してSVを受け、学会資格に参加して学会資格を取得したり、研修会で自ら研修を受ける、ということで、このような資格は不要と考えます。

こういった職能団体が分裂している現在、ひとつの職能団体のみが資格を創設することは分裂を助長するのみで百害あって一利なしとも思えます。

本稿以上
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