ɪɴ sɪʟᴇɴᴄᴇ.
わざわざ誰かに言う程でも無いくだらないことで笑えたり、そんな慎ましやかに咲く感情を抱かせてくれる日常があることに心を緩めたりして。
放送大学から公認心理師への道・2021
2019.10.18前回「放送大学から放送大学を目指す」という記事を書いたのですが2021.3月現在の情報を書いていきます。放送大学な教養学部「心理と教育コース」は看板学部です。
実際、認定心理士資格取得者は毎年1,000人出ています。そしてこれまで大学院臨床心理プログラムでは毎年30人の臨床心理士も輩出してきました。
公認心理師コースについては、放送大学大学院に公認心理師養成課程をもうついては「未定」ですが、学部段階では対応しています。
果たして認定心理士資格を持った人たちがどれだけ臨床心理士・公認心理師になれるかというと、公認心理師の心理演習、80 時間以上の心理実習(公認心理師試験養成課程に必須)を受講するためには、公認心理師の職責、臨床心理学概論、心理アセスメント、心理学的支援法、健康・医療心理学、関係行政論7科目を含む 16 科目を受験しなければならず、公認心理師課程を受講するための倍率は相当高いことが予想されます。
残る心理学関係 8 科目も決して易しいわけではありません。そして選抜試験を通らなければならないのですから、高い成績を取らなければならないという意味でも相当狭き門です。かなりの努力をしなければ試験をくぐり抜けなけられないでしょう。
そう言えばスクールカウンセラー時代、臨床心理士の経過措置で大卒ですでに臨床心理士だった人が、きちんと大学院に行ってもう一度学び直したいということで医療機関実習を含めて放送大学大学院に在籍していたことを思い出します。とても勉強熱心な人でした。
なお、全科履修生として放送大学で学んだ場合、786,000円の学費が必要になります。さて、公認心理師学部課程をこの金額を高いと考えるか、安いと考えるかですが、かなり質が高い授業を働きながら遠隔で受けられて、しかも実習施設は宿泊先まで用意してくれているということを考えると、一般の私立大学よりは金銭的にも研修先としても有利な扱いになっているのではないでしょうか。
放送大学は働きながら卒業できるという点では、他学部卒業生にとっては→一般の心理学科入学→大学院進学よりは受験者にとって負担が少ないでしょう。
現実的な方策としては、働きながら放送大学公認心師養成課程学部卒業、貯金しておいたお金で大学院進学、というのが今のところは一番望ましい公認心理師取得への道なのではないでしょうか。
放送大学では、案内の冒頭に書いてあるとおり、公認心理師大学院課程については「未定」とのことです。
放送大学出身者で社会的に成功した方々を多く知っているだけに、将来的には放送大学大学院にも公認心理師養成課程ができて、放送大学大学院出身者も公
認心理師になっていって欲しいものだと思います。
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