
◯ 彼氏の胃袋をゲットしたら心もつかめるの?
男の胃袋をつかんだ女性から、男性は離れられないとはよく聞く話です。そして、女性が悔しいのは、どんなに美味しく料理を作っても「おふくろの作った〜はもっと違う味で美味かったんだよなあ」と言われることです。実はお袋の味はめんつゆやすし酢をなんでも使っていることが多いのですが、それに慣れているとそれが「お袋の味」で、あなたの料理はいくら手が込んでいても負けてしまいます。
それを聞くと、思わずカッとなってしまい、あなた自身も泣き出しそうな気持ちになり、本当に泣いてしまったこともあるかもしれません。レシピを見てそのとおりに作った、自分でも美味しいと思った肉じゃがを何で残してしまうんだろう。
あなたの作った渾身の力作、煮物上手で家庭的、結婚しても喜ばれる家庭的な料理を彼氏が残してしまったらショックを感じるでしょう。実は男性は肉じゃががそれほど好きなわけではありません。実は男性が好きなのは、子どもの味覚だと覚えておくといいでしょう。男性が喜ぶのは肉です。ただし肉じゃがのような和食ではなくて、もっと肉がごろごろ入った肉を使った料理です。
そういった意味ではお肉がたっぷりのカレーを作っておけば間違いありません。市販のルーを使ったシチューも生クリームを垂らして食卓に出せば本格的、感動する彼氏もいるでしょう。肉好きの彼氏は唐揚げやカツ丼も大好きです。
男性は肉体労働でもホワイトカラーでも頭を使ってストレスがたまる仕事をしています。そんな男性に動物性タンパク質は嬉しい食べ物です。
二人でバーベキューに出掛けて自然の雰囲気の中で焼肉をする、またはおうちデートでの焼肉も評判がいいでしょう。子どもと同じ味覚という点では、手作りハンバーグも男性が大好きなメニューです。別にバーガーヘルパーを使ってもそれほど味がわかる男性はいません。男性はハンバーグが好きなのですが、普段はなかなか食べる機会がありません。
会社の宴会や接待では和食、フレンチ、イタリアンが多いのですが、男性は実はあまり美味しくないと思って高級料理を食べています。最近は女性が多く社会進出しているので、歓送迎会や普段の宴会も女性上司の好みに合わせてフレンチやイタリアンが多いでしょう。
女性の同僚や後輩にも評判がいいのでそういったお店が宴会場になります。そうすると手作りハンバーグを食べる機会はなかなかありません。
チーズハンバーグ、おろしハンバーグ、煮込みハンバーグ、彼氏の好みを聞いて作ってみましょう。
そして男性が好きなメニューの中でも輝かしいナンバーワンはラーメンです。東京系あっさり醬油味、こってり九州系とんこつ、太麺魚介系スープと、好みはさまざまです。
ラーメンは本職の人が作るととても手間がかかる料理です。スーパーで麺とスープを別々に買ってくる、味付き玉子、メンマ、チャーシューも今は簡単に買えます。
本格的な味には遠くても、これが好きでしょ?とラーメンを出されるとにっこりとした表情で喜ばれるでしょう。
前もってラーメンの好みを聞いておきましょう。男性のラーメンへのこだわりは強いものです。本格的ラーメン店には負けてしまいますが、軽くお昼でも食べる時に市販のラーメンを茹でて出しても嫌がる男性はまずいません。
また、昔ながらの昭和の味のナポリタンも男性が好きな麺類の王道です。
洋食屋の味と言えばオムライスが男性にはなかなかの高評価です。オムライスが嫌いな男性はまずいません。オムライスはケチャップライス、隠し味にソースやしょうゆを入れてライスを炒めます。薄焼き玉子にするか、ナイフで切るととろりととろける玉子にするか、デミグラスソースにするか、ケチャップをかけるかも好みを聞いておきましょう。
ケチャップでハート型やあいあい傘で二人の名前を入れたららとても可愛らしく、彼氏受けも良さそうで愛情も深まります。
大食いの彼氏ならハンバーグやナポリタンをワンディッシュで大盛りにすると喜ばれます。
女性が作りたいもの、彼氏が彼女に作ってもらって食べたいものには違いがあります。男性はいつまで経っても子どもらしい味覚の持ち主です。
彼氏の実家は、お義父さん、お義母さんが結構なお年だと、こういったこってりとした洋食はあまり食べないかもしれません。彼氏好みの味を細かく聞いて料理をしていくと、あなたが彼氏の母親の味を超えて軍配が上がる可能性も高いでしょう。
彼氏がたっぷりと食べておかわりが欲しいとねだる姿にあなたはきっとこれまでにない嬉しさを感じます。彼氏が食べたいものをあなたが決めつけないで、彼氏の希望を聞いてみましょう。
それは手間がかからない簡単で安上がりなものなのです。料理には自信がないというあなた、細かいことは気にせず、まずは安くてもたくさん肉が入ったカレーを作って彼氏が一人暮らしならばいつでも食べられるよう、冷蔵、冷凍しておくと喜ばれること間違いなしです。
書いた人 ひなたあきら