ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:国家公務員総合職

CE8D2E60-F31F-4486-9333-E0A1ACAF31F0

ʙʟᴜᴇ.
photo & lyric are by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_
心という海を抱き、想いという空を望む。

◯ 家庭裁判所調査官補・国家公務員総合職人間科学区分・矯正心理専門職

1.家庭裁判所調査官補

家庭裁判所調査官補採用試験が令和3年度も行われます。

採用試験日程 (令和3年度はまだ日程しか発表されていないようです。)

出願期間はurlに書いてあるとおり4月初旬です。

家庭裁判所調査官補の受験資格は30歳未満、院卒者か大卒者、その中にはさまざまなルー・ト、D1、D2、あるいは Gルートですでにて公認心理師資格を所持している人もいるかも知れません。

以前は公認心理師資格の有無は採用に関係しないというスタンスを取っていたのですが「公認心理師を取得するだけの勉強熱心さがあるなら採用してもいい」という姿勢に変化してきているようです。

総合職なのである程度の倍率をくぐり抜けた優秀な受験者が数多く欲しいわけですが、昨今の少子化で最近倍率が10倍未満です。特に地方の家庭裁判所では公認心理師に対するニーズが語られているとも聞きます。

また、公認心理師法第七条第1項第ニ号では指定実習施設となっていることから、心理学部で所定の単位を取得していれば、2年間の実務経験を積む事で公認心理師受験資格が得られます。

以前
家庭裁判所調査官から公認心理師を目指す。

記事にかなり書いてあるのですが、そこには書かれていないことについて触れます。

家裁でも法務省でもインターンシップ制度として家裁調査官の実際の仕事の様子を知る事ができたのですが、今はコロナの影響で時としてオンラインによる説明会が行われることがありますがこちらも不定期・中止もあります。

よくネットの情報を確認しておきましょう。

裁判所は法律が人間科学よりも優先されます。調査官は人間科学的手法を駆使して調査を行い、それを元にして少年審判、家事調停や家事審判が行われます。

ですので心理学専攻者が口頭試問で志望動機を聞かれた時に「はい、公認心理師になりたいからです」と絶対に答えてはいけません。

家裁調査官は人間関係諸科学の専門家である以前に裁判所職員であるという自覚を持たなければなりません。

つまり法律ありき、司法行政事務ありきです。だからといって自らを卑下する必要は全くないのですが、キャリアとして登用されたので調査官としての調査以外の事務局勤務をすることもあります。

最高裁、高裁、また家裁事務局長など出世コースに乗る人はそういったセクションに回されます。それはイヤだ、自分は司法臨床だけでやっていしたいんたというのであればそういう道もあるでしょうけれども面接で聞かれてそう答えてはいけません。

合格すれば名簿に搭載されますが、名簿搭載者だから必ず採用されるとは限らない事に注意が必要です。

2.国家公務員総合職人間科学区分:矯正心理専門職

国家公務員総合職人間科学区分については2021年度については2月1日に発表予定です。人事院国家公務員採用NAVI に掲載される予定です。

国家公務員総合職人間科学区分に合格すればさまざまな省庁への採用への途が拓けます。

省庁訪問をしてお互いのニーズを確認し、そこで官僚として厚生労働省(行政官)として働くもよし、文部科学省で働いてもいいでしょう。もし公認心理師資格所持者がさまざまな領域で働けば「公認心理師資格保持者はこんなに臨床的センスを活かした仕事ができる」と思われるかもしれません。

公認心理師法第七条第二号に規定される認定施設は少年鑑別所及び刑事施設です。  

微妙なところではありますが、法務省では矯正心理専門職のパンフレット
出していて心理技官を専門家として育成するための充実した研修・指導体制は国家資格『公認心理師』の受験資格が得られる「実務経験プログラム』として認定されています」

と明記されています。裁判所は教育学、社会学、社会福祉、法学ルートでも調査官補を採用しているのに比して矯正心理心理専門職は学部卒以上の心理専門職しかいないので公認心理師取得していること、あるいは取得したいことを積極的にアピールしてもいいかもしれません。

3.総合職としての働き方

裁判所総合職としての家庭裁判所調査官補、矯正心理専門職はキャリアと準キャリアの間ぐらいの位置で中央行政部(最高裁家庭局は隼町、法務省矯正局は霞ヶ関)で働く事もあります。

行政官なので9時4時(朝9時から朝4時)までノー残業手当で働く事も多いのですがやり切れば出世、しかし両方ともどんなに出世しても法曹有資格者にはかないません。それでも大卒一般職員よりは破格の待遇で海外留学も可能、困難な試験を乗り切った先には心理専門職キャリアとしての道が待っているのです。

中央で働く人たちは法曹を追い抜かそうと思うのではなく、現場で働く仲間を支援するのだという気持ちを持って欲しいと思います。

家裁調査官も矯正心理専門職も司法臨床のエリートとして大学教員になる人も多いです。

だんだんと総合職試験日程が迫ってきつつありますが、新卒者、既卒者でもチャレンジする価値は十分にあるでしょう。


AA1FC4AC-FC28-4189-9BD3-B275429E6145

◯ 人間科学区分国家総合職(公安調査庁心理職とは?)

公安調査庁はⅠ種試験と呼ばれているころから毎年心理職1名程度を採用していました。

伝統的に公安調査庁では心理職採用をしているわけです。

国家Ⅰ種のころは農林水産省でも心理職を採用していて、こちらは農業をする人たちの社会調査をやっていて、なるほどなあという感じだったのですが、公安調査庁だけは心理職が何をしているのかわかりません。

https://www.jinji.go.jp/saiyo/syokai/ningenkagaku.pdf

「心理、教育、福祉、社会学を専攻する皆様へ」というパンフレットが人事院から出ていて、伝統的に法務省の採用は10人台、厚生労働省は数人、文部科学省は採用したり採用しなかったりです。

ちなみに人間科学区分では法務省、厚生労働省、文部科学省、警察庁、会計検査院、内閣府、総務省、人事院、金融庁、外務省、財務省、経済産業省、国土交通省が採用対象です。

会計検査院でも過去1名採用されています。(小さな疑問でもそのままにせず追求していくことができるような)、人を募集しているそうです。

会計検査でウソをついた受検者を見抜くため?

と思ってしまうのですが、

公安調査庁が抜きん出て異色です。

公安調査庁では,国家公務員採用総合職試験のうち,「行政」,「人間科学」,「工学」及び「数理科学・物理・地球科学」(院卒者試験)並びに「政治・国際」,「法律」,「経済」,「人間科学」,「工学」,「数理科学・物理・地球科学」及び「教養」(大卒程度試験)の各試験区分合格者の中から,合わせて4名程度の採用を予定しています。

以上

http://www.moj.go.jp/psia/sougou.html

公安調査庁の第一次合格者対象業務説明会がHPに掲載されています。

http://www.moj.go.jp/content/001295018.pdf

「公安調査庁の情報貢献」

という一般的な講義に加えて

講演(オ◯ム真理◯)と実在の団体を採用説明会に出して説明しています。

「国際テロリズム」演題もそうですが、一体これは心理職として何の関係があるのだろうか?と思ってしまいます。

ちなみに官庁訪問をした知り合いによると結構ウェルカムで親しみやすい雰囲気だったそうです。

公安調査庁のホームページを見ると、国内外のテロリズムの調査・分析を行う機関という事が書いてあります。

キャリア組、「総合職職員は,配属後の1年間は本庁に勤務し(法務本省等における初任者研修を含む),2年目からは原則,公安調査局又は公安調査事務所で現場の実務を経験します。その後は,現場での調査実務,本庁調査部,総務部における調査・分析・管理等の職務に従事することになるほか,人事交流による他府省勤務など様々な経験を通じて視野を広げた上で,将来,本庁,局・事務所,他府省において管理職として勤務することになります。これら異動のサイクルはおおむね2~3年です。」(引用)

http://www.moj.go.jp/psia/kouan_saiyo_shogu.html

採用のQ&Aを見るとどの採用区分で入職しても区別なく公安事務(公安調査官)に携われると書いてありますが、「果たしてこれは心理職の仕事なのか?」という初歩的な疑問が浮かびます。

公安調査庁はどのページでも「人間科学区分」をトップに書いてあるので、大歓迎されているような気がします。

確かに心理学の面接テクニックを精神療法とはまるっきり逆方向に使うと捜査・尋問テクニックにも相通じます。

心理を学んだ人ならば可能なことでしょうけれどもそれはもう「支援行為」とは異なるものです。

将来的に公認心理師が公安調査庁で働く可能性はあります。

もっと言うなら公認心理師を取得した後、金融だろうがメーカーだろうがどこで働いてもいいわけです。

さて、以下「都市伝説」です。

「◯◯君、公安調査庁に就職したっていうけど毎日どんな仕事してるの?」

「靴作ってる」

「え?」

「靴作りの内職って、お金になるんだよね、だからマンションの一室借りて5、6人で靴作ってるわけ」

「・・・」

「でもさ、マンションに数人以上で住むと目立つじゃん、だから夫婦役のキャストがいてね、夫は毎日スーツ着て『仕事?』に行って奥さん役は表に買い物に行ったり」

「そこまでやるの?」

「誰もいないはずの時間にトイレ流すと音がして聞こえるからそれはまとめて流すのね、◯◯派の実態つかむために潜入調査してるんだよ」

※ 奥さん役買い物に行くとしても数人分以上の食料買い物に行ったら目立つだろうなあとか突っ込みどころは満載なのですが、機密にかかわるだけに公表されているようなそうでないような「心理職?」です。

誰か詳しい話を聞けたら教えて欲しいなあと思う反面もうそこは心理とは遠ざかっている世界のような気がします。

↑このページのトップヘ