カウンセラーひなたあきらが公認心理師について考えてみた

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。 ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:収入

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公認心理師で金儲け(個人営業編)

瑠奈・エトワール伊集院:
「ひなたくん、いらっしゃい、お話したいっていうからすごく忙しいけど特別に時間取ってあげたわ」

僕「はあ、伊集院さん、なんだかすごい名前ですね、本名のごんざわケメ美さんで呼んでいい?」

瑠奈「あら、ひなた君、私忙しいんだからいつでもお帰りなさって結構なのよ。瑠奈様でいいわ」

僕「はい、すみません。瑠奈さんってあっという間に他の開業カウンセリング事務所の相談員から独立しましたね」

瑠奈「うーん、3年間かかったけどね。それから開業軌道に乗せるまで3年は持ち出しばっかりでもう大変」

僕「前ケメ美さんが自称事務所って言ってたところは木造の階段がステンレスっぽいカンカンアパートでしたね。足音が階段に響く。で、こんな駅から遠くて不便なマンションにオフィス開いたんですね」

瑠奈「瑠奈様でしょ、ねえー、くるみちゃーん、お客様一人お帰りよー」

僕「あ、ごめんなさいごめんなさい」

瑠奈「商売の話聞きに来たんだよね、私、この仕事では公認心理師は名乗ってないの」

僕「ほう」

瑠奈「だってねえ、瑠奈様のありがたいヒーリングを受けに来るお客様に資格は関係ないもの。公認心理師って名乗って売上げ上がるならそうするわ

僕「そうですか」

瑠奈「でね、集客のためにはまずSNSへの露出ね。Facebook、ツイッター、Instagram、LINE、mixi、特にFacebookはアカウントいくつか取ってね、私名義のアカウントとサロン名のアカウントと、サロンを応援してくれるファンのアカウントとかサブアアカ10ぐらい取ってね。ほかのSNSもそうね。営利目的じゃないっていう標榜だとアカウントひとつで数千人に宣伝できる。意外と効果あるのがフリーペーパー。名刺大の宣伝カードはたくさん飲食店に置かせてもらうの」

僕「ふうん」

瑠奈「代わりにオタクのお店宣伝しますからって言ってね」

僕「へえー」

瑠奈「ホントにそのテーブルの上にほかのお店のチラシ置いて宣伝もしてあるのよ」

僕「うん」

瑠奈「あとホームページはお金かけても外注でキレイに。ブログはアクセス少なくてもWordPressで独自ドメイン取って作る。あとメルマガね。」

僕「普通の無料ブログだとダメなの?」

瑠奈「無料ブログっていろいろルールあるじゃない?でも日本ブログ村には登録しておくといいのよ。私はヒーラーとか癒し、ヒーリングに登録してあるけどね」

僕「それでお客さん来るの?」

瑠奈「ブログ村で順位は下位でも、とにかく私の紫のヴェールの奥に隠された美貌とハイヤーパワーの効果が感じられる写真撮りまくって載せまくってセミナーとかセッションの写真いっぱい載せるのよ」

僕「ふん」

瑠奈「セミナーは無料でいいから、2、3人しか来なくても写真の撮り方でたくさん集客出来たように見せるの。お客様の声を拾い上げたら10倍ぐらいの長さに編集して宣伝して個人ヒーリングにつなげると。」

僕「うん」

瑠奈「メルマガも同じね」

僕「ふん」

瑠奈「あとはね、ヒーリングの売り物はピンポイントに抑えること。私は美容、健康、精神の安定。細かい要望はセッションの中で聞くから看板は少ないメッセージ。売り物は3つ以内。宣伝文は15文字以内」

僕「ふーん」

瑠奈「あとは絶対に1セッションの値段を下げないことね。安上がりなセッションだとありがたみもなくなる。私は90分2万円。これを厳守」

僕「なるほどねえ」

瑠奈「あとね、ひなたくんも言ってたけど立地の問題ね。うちは駅から離れた住宅街だから場合によってはバイトのくるみちゃんが駅までお客様を迎えに行くの」

僕「ほう」

瑠奈「そうするとお客様はお迎え付きだから感動する人もいるのよ。あと本は絶対出版すること。500部でもいいから。本出してるってことが信用になる。3冊は欲しいわね」

僕「やること多いね」

瑠奈「そうよ。セミナー、セッション、講演、出版、ブログ、メルマガSNSって全部回さないとね」

僕「ふーん」

瑠奈「あとは天使の加護や宇宙でハイヤーセルフを高めさせる。お客様のインナーチャイルドを育てるためのエナジーやシナジーをマジックナンバーから割り出してキネシオロジーで確認する。最近はグラウンディングワークをたくさんやってるのね」

僕「何それ?」

瑠奈「うーん、私も実はよくわからないけどなんとかなる」

僕「ケメ美さん今日は忙しいのにどうもありがとう」

瑠奈「くるみちゃーん、お客様一人お帰りよー。あとで塩撒いといて」

くるみ「はーいごんざわ先生」

瑠奈「・・・くるみ、あんたも今日は帰んな」

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◯ 公認心理師で金儲け(法人営業編)

※ 以下、架空の話です。

僕「きんせいさん、凄くやり手ですねえ。お若いのにこんな都会の一等地のビルにすっごく狭い事務所構えてカウンセリング事務所経営しているんですから。いつもブログ見てますよ。メルマガも読んでますよ。」

金成「ああ、僕の苗字、かねなりって読むんだよね、ま、ハンドルネームなんだけどね、本名は図部沼(ずぶぬま)っていうんだけど、ほら、名前も大事だから。いちおう臨床心理士会と日本心理研修センターにはハンドルネームでいいかって、許可申請はしているよ。イメージって大事じゃん?」

僕「はい」

金成「あ、ちなみにブログもメルマガも自分では書いてないよ。2000文字250円ぐらいでクラウドソーシングに頼んでる」

僕「えっ」

金成「だって面倒じゃん。自分で書くの。安い金で文章買えるのは便利。それからね、どんなに狭くても大都会に事務所持つのはイメージ戦略として大事だね、このレンタルオフィス安いし会議室も借りられるからプレゼンもできるし。名刺に書いてあるオサレな地番は大事だよ」

僕「はい。なりきんさんってどうやって若くしていろんな大企業から仕事取って講演会とかやっているんですか?」

金成「なりきんじゃなくてかねなりね。まず最初は普通に病院に勤めてたんだけどね、たまたまね、まとまった伯父の遺産入ったから。ほら、人生一回しかないじゃん?それで一発勝負に出たのさ」

僕「かねとりさんって最初のとっかかりはどうやってお客さん取って来たの?」

金成「僕の名前わざと間違えてるよね?まあ性急に聞こうとしないでちょい待ってよ。僕ね、病院にいたときから開業目論んでたから、おんなじようなEAP個人企業と仲良くするために勉強会とかで人脈作る、これ後から話すけど大事ね」

僕「はあ」

金成「それからね、まず簿記2級とファイナンシャルプランナー取った。社労士は勉強だけしてみた。経営戦略大切なのね。」

僕「ほう」

金成「で、まあ君との仲だから特別に教えるけど最初は市民会館の小会議室とか借りていろんな講演会やるのよ。これは一般向けね。客は一人でも二人でもいい」

僕「はあ」

金成「それはそれで儲からなくてもいいわけ。自腹で。ただ、メンタルヘルス関係の講演実績になるでしょ?」

僕「はい」

金成「そしたら大手企業に格安で「メンタルヘルス啓蒙活動している事業やってます」って言って電話営業して売り込むの。1,000件電話すれば何件かはけっこう福利厚生部門は食いつくから、一講演1万円でもいいからやるの。でもこれはお試し初回料金ってことは強調するの。で、こんな大企業で講演したってことは実績になるからパンフに載せられるし。で、次からは1講演30万円ね。」

僕「はい」

金成「あとねえ、同業者と仲良くなったら官公庁とか社団とか独立行政法人の入札に参加するんだよ」

僕「うん」

金成「メンタルヘルスプログラムパッケージね。一回落札すると300万円ぐらい粗利取れる。」

僕「へえ」

金成「だから他社2社の見積書、社印が入ったもの持ってるんだよね」

僕「えっ、なにそれ」

金成「ほら、官公庁って3社見積相合わせが必要だからさ」

僕「ふん」

金成「形だけでも数社から見積書取ったってが必要なの。でもメンタルヘルスプログラムなんてそうそうクライエント企業もやり方変えたくないからさ」

僕「うん」

金成「だから前やってもらった業者にまた落札して欲しいワケよ」

僕「談合?」

金成「人聞きが悪いなあ。お互いの業務効率化と均質化サービス安定のためだよ」

僕「いろいろ大変なんだねえ」

金成「まあメンタルヘルスは個人で法人を相手にするCtoBのやり方がコスパがいいね」

僕「ふーん、よくわからないけど」

金成「ま、飛び込みでの問い合わせもあるからリスティングはセグメントに訴求力があるものにしてSEO対策や被リンクもばっちりやらないとね。サチコンもどんどん工夫していかなきゃだし」

僕「リストラのセメントは砂丘でシステムエンジニアかあ。ドモホルンリンクルなんだね。幸子さんも大変だなあ」

金成「ひなたくん、ひとつもかぶってないしひどすぎるからそれ。どう?ところで今の仕事やめたら完全請負で仕事紹介するよ」

僕「あ、じゃそれで」

金成「メール相談とライティング1件350円、電話相談は1件1500円出来高、電話ない日はゼロね」

僕「・・・キッツいなあ」

金成「個人事業主だからね。合名会社が今はいろいろとお得なことも多いよ。ま、わからないことがあったら聞きに来たまえ。開業コンサル友人だから初回無料にしとくよ。そのあとは40分6万円。あとうちフランチャイズもやってるから。初年度ロイヤリティゼロ円顧客月30人保証制度もあるよ」

僕「・・・いや、僕の能力ではもったいないぐらいの話なのでご遠慮させていただきたいと・・・」

金成「うん、友だちにも紹介しといてね」

僕:(この人について行ったら丸裸どころか莫大な負債ができそうだなあ・・・)

金成「君、それ心の声のつもりでもきちんと声に出てるから」

僕「あ、じゃ、今日はこれで、ちみちゃんがおうちで待ってるので」

金成「うん、近いうちにまた僕からどんどん連絡するからね」

僕「あ、いや、どうも、今日はありがとうございました」

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◯ 公認心理師や心理学部大学教員のお給料事情は?


1.新公認心理師の給与は?−他職種から参入してきた心理職の場合

公認心理師の給与平均を推定すると、公認心理師資格取得者は元々心理職として医療など各所で働いていた人に加え、新しく公認心理師ホルダーとなった人たちは元々心理職専任ではない様々な職種の人たちが含まれています。

小中高教員、児童福祉司、看護師、保健師、精神保健福祉士、社会福祉士、作業療法士、保育士、企業メンタルヘルス担当者

などここには挙げきれないぐらい多くの職種の人たちが現任者として公認心理師になったものと思われます。

さて、そこで気になるのはこれから公認心理師になる学生さんや親御さんにとっては「公認心理師って将来的に食べられるの?」ということです。

公認心理師と通常の臨床心理士と異なるのは、Gルート現任者は公認心理師資格を取って資格手当がつく場合は少なく、その人が元々していた業務の給与がそのまま反映されるでしょ?

ということになるでしょう。

小中高教員はとても多忙です。

朝は6時台に出勤して、22時ぐらいまで仕事、部活、テスト採点、不登校時間外登校児童生徒の面接や補修、悪いことしたと住民から通報があれば飛んでいき頭を下げ、土日なし。

スクールカウンセラー時代の僕は教員は鉄人のようだと思いました。

ただ、大都市圏でヒラ40代後半で800万円台という明細をなぜか見せてもらったことがあります。

時給にしたらとても安いだろうなあと思いつつ、バイク乗りの先生がいつも違う大型バイクに乗って来てたので、「先生、バイク何台持ってるんですか?」と聞いたら「うーん、忘れたよお」と言われたことがありました。

教員夫婦はお金があります。

子どもを私立医学部に進学させることができる層はだいたいこのレベルの所得からです。

反面で教員になるための競争倍率は自治体によっては高く、熱意がある教育学部卒業者が非常勤でコンビニ未満の時給で働いていることもあります。

教員は一旦退職して非常勤になるととても安い給与で抑えられ、月給20万円程度、そういう養護教諭の先生もいたなあと思い出します。

学校には退職教員相談員や地域の相談員が相談室にいることも多いです。

ですから今回公認心理師を取った教育現場の方々の給与はバラバラでしょう。

看護師も国公立でも大学病院でもいつも人手不足なのでブラックみな職場です。

初任給から年収600万円台ですが夜勤の連続、管理職になるとさらに激務です。

かといって単科で泊まりがない個人経営病院、クリニックはさらに別の意味でブラックみで、時給は2000円台換算でも実質労働が長いとか経営者(院長)次第で待遇が変わることがあると聞くこともあります。

精神保健福祉士、社会福祉士などのケースワーカーの給与は大病院の地域連携室で勤務していても年収400万円台と聞きます。

小さなグループホームや就労継続支援施設だと少し高め、スクールソーシャルワーカーは非常勤だとスクールカウンセラーと同程度、自治体に勤めるケースワーカーは公務員なので安定しているようです。

作業療法士も勤務先によりますが、給与収入で大富豪の作業療法士というのは聞いたことはないです。

保育士も安いとは聞いています。

さっきから安い安いとなんだか専門職の大安売りをしているようですが、医療福祉専門職の給与の限界は新公認心理師のそのままの給与に反映されてしまっているでしょう。

国家公務員や裁判所の総合職は厳しい全国異動に耐えていけば50代で年収1000万ぐらいにはなれます。

2.元々の心理職が公認心理師になった場合

2016年4月に発表された、3〜4年に1回調査を行っている日本臨床心理士会の統計がありますので引用します。

年収にして100万円未満の心理士が5.7パーセント、100万円台が8.8パーセント、200万円台が16.5パーセント、300万円台が19.0パーセントとここまででちょうど50パーセンタイル、半数を占めます。

続いて400万円台15.5パーセント、500万円台9.3パーセントとここからがっくりと割合が落ちていきます。

600万円台5.8パーセント、700万円台4.1パーセント、800万円台2.6パーセント、900万円台1.8パーセント、1千万円以上3.3パーセントです。

200、300、400万円台が大半で合計51.0パーセントになります。

さて、この統計にどの程度信頼性があるかというと、臨床心理士登録者数のうち日本臨床心理士会加入率69.9パーセント、うちこの調査有効回収率58.3パーセントで、ほぼほぼ40パーセントがアンケートに答えています。

心理士会に入ってさらにアンケートに答えている4割の人は意識高い系の人だと思います。

残り6割はいろんな層の人々でしょうけれども、資格は維持しているけどもう仕事してないよというペーパー心理士も多いでしょう。

3.目指せ大学教員!は高給取りになれるのか?

大学教員は確かに年収1000万プレイヤーもいてお金持ちそうに見えますが、大学教員になるまでにはどれだけ多くの人がそのレースから外れているのでしょうか。

まず大卒後に博士課程前期、後期を修了します。

以前は博士課程後期単位取得満期退学でも大学教員への道は開けていましたが、今は年収500万円の准教授でも博士号取得者でないと書類審査まで行き着きません。

その上で偉い先生に読んでもらった査読論文もなるべく多くの数が必要となります。

以前はオーバードクターと言われていたポスドクは、科研費研究という大変レベルが高い審査を経た研究を完成させても大学教員になれるとは限りません。

大学教員になるには暗黙のルールがあって、どんなに学歴ロンダリング(大学院では学部よりいい大学の院に進むこと)をしても、出身学部よりも偏差値が高い大学の教員にはほとんどなれません。

東大京大を頂点とした旧帝大、早慶レベルの学部出身者がどんどんアカデミックポストを占めていきます。

病院の心理職が「あの心理の先生は
◯◯大学しか出ていないからダメだ」と患者さんから言われることはまずないと言っていいのですが、対照的な世界です。

ポスドクをしたり、大学の助教(昔でいう任期付きの助手)をして、正規教員になれるのはほんの一握りです。

博士取得後に非常勤講師で食いつないで、最初に常勤職講師として仕事にありつけるのが30台半ばということも珍しくありません。

通常の大卒者が、22歳、23歳で就職するよりも一回り干支が遅れて初就職ですので、年収1000万と見かけの収入が多くてもそれに至るまでの莫大な投資、給与所得を安定して得られるようになってからの稼働可能な年数は一般サラリーマンよりも短いです。

また大学教員は厳しい競争を勝ち抜いてそして大学教員になれたとしてもワンマン経営の同族大学だと結構年収が低く抑えられることも多いです。

一流大学は研究費も多く使えて給与もいいですが、そういった大学はほんの一握りです。

大学教員になれたとしても知力体力忍耐力行政手腕が問われる厳しい仕事です。

4.私設事務所・EAP(従業員支援プログラム)

どうせならば自分で開業してしまおう、そうだ開業しよう、ということで成功できるのはベンチャー企業では3パーセント未満です。

私企業はいろんな経験があるのですが特に印象に残っているのは、僕が昔今よりももっとふらついていたころ、金に目が眩んで気まぐれにタレント精神科医やフリーライターがいるマスコミ系心理研究所のアルバイトです。

そこのライターから「臨床心理士はせいぜい1000万ぐらいしか稼げないの?!」と内情を話していたら馬鹿にされました。

最初は心理っぽいことを書いたりしていたのですが、だんだんゴーストライター化してきてお偉い先生の作文、構成をやったりなぜか新商品紹介コーナーの記事を任されて大手広告代理店の人と飲みに行ったり楽しかったのですが、カウンセラーに戻れなくなりそうだと思ってやめました。

そこは強力なパトロンがいたので利益が出ていても出ていなくてもなんとでもなっていたのですが、社長はなかなかのやり手でした。

いろんなソフトをさまざまに売り込む力があるある情報企業は結構強いんだなあと思いました。

メンタルヘルスを売り物にしようとしたら私設事務所は自分の腕一本勝負です。

腕というのはカウンセリングの技術だけではありません。

営業して無料講演をして集客して企業にコネクションをつけてメンタルヘルスパッケージを売り込みます。

自治体、官公庁や外郭団体が入札をしていたら応札して安値で競り落として仕事を取ったり、3社相見積もりが原則なら競業2社から見積書をもらって独占契約を結ぶという談合をすることもあるかもしれません。

闇カルテルのような摘発行為もするかもしれません。

営利企業は綺麗事ではやっていけません。

売上げという数字が全てです。

もちろん激務は間違いないでしょう。

もしカウンセリングをしたいと思ってEAPに入るのならば、外注で請け負いのアルバイトをする程度がいいかもしれません。

営業中心ではなく、私設できちんと臨床中心で活動できるのは、それまでに無私の精神で臨床に身も心も捧げた人生を送ってきて、結果として有名になれた先生方だと思います。

いろいろな意味で才覚に恵まれていないと私設領域での活動は難しいでしょう。

5.医師

第1回目の現任者講習では医師の先生もかなり来られていました。

医師の最低年収1000万程度からで、開業医師はもっと多い先生もいるでしょう。

医師は公認心理師の有無とは関係なく高収入層です。

6.総括

マックス・ウェバーという社会学者が「日々の仕事(ザッへ)に帰れ!」という言葉を「職業としての学問」内で学生たちに喝破しています。

自分自身がふらふらしないことは大事です。

臨床の道を透徹して歩んで行き、ひたすらカウンセリングをしていることでクライエントさんが救われるということは事実です。

それに誇りを持って取り組むのは素晴らしいことです。

大学の先生方にも臨床家の矜持を捨てず、金銭のことを考えずに臨床の実践と研究を極めた結果今の地歩を得ている方々が多いです。

科学者-実践者モデルは正しいと僕は思っていますが、誰もが研究をするのが可能なわけではないです。

科学によって裏付けられている心理療法の領域は認知行動療法のみでなくどんどん広がっていますのでチャンスはどの流派の人にもあります。

しかし、深夜まで恒常業務をしている人もいます。

心理職も人間なので育児家事に追われて生活時間を確保するのにいっぱいいっぱいの方も多いと思います。

公認心理師制度ができたばかりの今、自分の足元を固めながら、何ができるか、できることで何を広げていきたいのかを考え、キャリアパスを見通せると社会からの期待が集まりつつある公認心理師の活動可能な職域が拡大し、今後のチャンスは大きくなると思います。

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