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掴めないなら
いつも心に浮かべていればいい ໒꒱⋆゚


◯ 公認心理師制度推進室島田専門官人間取材・上位資格・医師の指示・倫理

※ 取材です。ということを伝えた上で掲載許可をいただいています。

電話に出たのはなんと島田隆生専門官、心理職から厚生労働省正規職員になった方でわれわれ心理職の味方です。

録音したわけではないので要旨になります。

僕:公認心理師については日本精神科病院協会、日本公認心理師協会、公認心理師の会とさまざまな団体が上位資格構想を持っています。これに関する公認心理師制度推進室の見解は何かありますか?

島田専門官:推進室ではそういう話は出ていませんね。公認心理師はまだできたばかりの制度でまず足元を固めていかないと。職能団体から連絡が来ると連携することはあります。

僕:今障害福祉局の研究を日本公認心理師会がやっていますね。

島田専門官:公募研究ですね。公認心理師の人たちのいろんな思いがどんなものか探りながらやらなきゃいけない調査です。そういった考えを知った上で外に向かってアピールしていきたいと考えていきたいと思います。

僕:その結果上位資格が必要という意見が出たら。

島田専門官:うーん、研究ですからそういう意見が出たということで。

僕:意見を吸い上げるためになるべく多くの公認心理師が回答してくれるのが望ましいですね。

島田専門官:そうですね。

僕:主治の医師の指示ですが、文書で指示をあけるのが望ましいとありますが、例えばスクールカウンセラーが部外の病院に対して文書で指示を求めたとします。そうすると厚生局に聞いたところ、これは保険点数にならないからということで患者さんがお金を請求されることになりますね。

島田専門官:そんなことがあったんですか?確かに運用基準だと主治の医師について文書で指示をもらうのが望ましいので工夫して連携して欲しいと思うのですが。

僕:ありました。私設開業領域だとなおさらですよね。「私公認心理師ですから」と言ってもどこの誰かわからない。

島田専門官:私設開業領域は難しいですね。患者さんから医師に電話してそして公認心理師に交代してもらうという方法もありますが。

僕:それはいいかもしれませんね。5年後の見直しでまた考えてくれるといいのですが。

最後の質問です。臨床心理士だと臨床心理士資格認定協会では何か倫理に問題があった場合査問して臨床心理士資格停止とか剥奪などが行われることがあります。公認心理師の場合信用失墜行為、例えば多重関係で処罰が必要になった場合、制度推進室がその役割を担うのですか?

島田専門官:調査の主体は明確じゃないですね。明らかなまずいことはちょっと。ただ我々も捜査機関ではないものですから。

僕:長時間ご親切に対応して下さりありがとうございました。

島田専門官は僕ら心理職の仲間であり味方だけあって、とても丁寧で親切に答えてもらえました。真摯に対応してくださってありがとうございました。