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きょうも
頬をあげて ໒꒱⋆゚
◯ 「医療施設静態調査」公認心理師も対象に
公認心理師・臨床心理士受験生のみなさまお疲れ様です。公認心理師試験もあと2カ月少し、その前に臨床心理士試験を受験する方々も多いでしょう。
公認心理師試験には出ないであろう精神分析やロールシャッハを一生懸命勉強した臨床心理士受験生の方々は今度の土曜日が試験です。
公認心理師シフトが激しい中でも臨床心理士試験に合格したら決してその努力は無駄にはならない、そんな臨床心理士資格への思いも込めて本稿を書き起こす次第です。
厚労省の医療施設静態調査の職員数の欄に初めて「公認心理師」が入ったね。めでたいね☺️
— köttur-lover2㍍2㍍🐱 (@kottur_lover22) October 8, 2020
Twitterでköttur-lover2㍍2㍍ネコの顔@kottur_lover22
さんがコメントしていました。僕は全く知らなかったのですが、令和2年度医療施設静態調査 令和2年医療施設静態調査調査の手引 [病院用]の中に「公認心理師」が入っていました。(令和2年10月1日)
「厚生労働省では、3年ごとに「医療施設静態調査」を実施しております。この調査は、医療施設(病院・診療所)の分布及び整備の実態を明らかにするとともに、医療施設の診療機能を把握し、医療行政の基礎資料を得ることを目的として、全国全ての医療施設を対象としています。本年は静態調査実施年です。医療施設の方々にはご面倒をおかけしますが、何卒ご協力をお願いいたします。」(厚生労働省上記「静態調査」趣旨から引用。
これは2017年(平成29年)の静態調査には当然ですが入っていなかったものです。そもそも第1回公認心理師試験が実施されたのが2018年、2019年(平成31年)に初登録者が出たわけで、公認心理師が調査対象にならなかったのは当たり前です。
これは心理職にとっては画期的なことで、3福祉士(精神保健福祉士、社会福祉士、介護福祉士)、栄養士などと並んで日本の医療全体の専門家充足率の評価対象に公認心理師が加わったことは大きな意味合いがあります。
これまで医療における心理職は「臨床心理技術者」という曖昧な名称で、看護師、作業療法士はあらゆる場面で診療保険点数が獲得できていたのが心理職はなんの担保もなかったわけです。
厚生労働省は公認心理師制度設立時から臨床心理士はout of 眼中でした。
臨床心理士単独資格保持者が医療現場で生き残っていく、採用される、転職するのは今後ますますハードルが高くなるでしょう。
なぜなら点数にならないから病院の儲けにならない、病院の専門職員の充足度の評価にもつながらないからです。
思うに遡りますが、日本臨床心理士資格認定協会は解散し、日本心理研修センターが現在行っている公認心理師に臨床心理士資格をある程度統一化、あるいは差別化しても良かったのではないでしょうか。
民間心理資格と国家心理資格が変な形で併存しているから厚生労働省は臨床心理士我関せずとなっているわけで、2024年公認心理師純粋培養組が出てくるころには臨床心理士無保有の心理臨床専門家が多く世に出てくるわけです。
資格認定協会は結果として公認心理師カリキュラムに全く関与もせず試験問題についても発言をしなかった。臨床心理士と公認心理師の棲み分け、臨床心理士資格の生き残りと国家資格との関連性を考えるいい機会だったのにと考えると残念です。
さて、誰もが思っていてある程度の人々が確実に思っていて口にしていることを僕も言います。
Gルート公認心理師ホルダー単独保持者2023年までの他職種合格者が心理職として活躍するのは難しい。ここまでのあらゆるルートの卒業生は臨床心理士資格を持っていないと専門心理教育を受けた、あるいは経験があるとは思われないでしょう。
これは医療機関が新卒既卒者を採用する際も大きなポイントになるでしょう。ですのでこの調査にかかわらず臨床心理士資格は大きな意味を持つと考えられます。
開業領域にとってはノーホルダーよりは公認心理師資格所持はクライエントさんからは大きな信頼を受けます。
他職種参戦組合格者は公認心理師資格を持ち、専任心理職として採用されるには即戦力としてやっていけるか、各種心理テストを取れるか、カウンセリングができるかどうかについてはつぶさに聞かれると思います。
逆に現場によっては注射ができる公認心理師、福祉に強い公認心理師が重宝される可能性もありますが、僕は「そういう職場は高質の心理サービスを提供する気があるのだろうか?」と思ってしまいます。
僕のブログはタイトルに公認心理師と入っているからといって公認心理師アゲ臨床心理士サゲと思っているわけでもなく、臨床心理士資格は生き残りのためには将来的に考えると資格認定協会はもったいないことをした。
今は過渡期なので臨床心理士は価値ある資格ですがかなりスピーディーに公認心理師シフトは進んでいます。
その半面で今後2023年資格取得者まではある程度のブレがどんなものか完全に予測はできませんが、さやざまな戸惑いや混乱が現場で出てくるものだと思います。
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