ひなたあきらの公認心理師でポン!

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。 ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:公認心理師

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◯ お笑い公認心理師道場

1.公認心理師受験

A君「公認心理師現任者で受けたらお金かかったなあ」

B美「受講料7万、Aさん休みの都合で遠隔地で泊まりで行ったからホテル代もバカにならなかったでしょ」

A君「そうそう、せっかくだから一流ホテル取った。観光地だから、彼女も一緒に連れてって夜は食べ歩きに行ったりオサレなバー行ったり、知り合いにお土産買って宅急便で送ったり、地元にはないブランドショップ行ったり」

B美「ほとんど講習と関係ないよね」

A君「新幹線で途中駅で下車してまた食い倒れや飲み歩きとかショッピングしなくちゃいけなかったし。ほら、僕趣味で全国各地のペナントや木刀集めてるしさ。ひとつひとつは安くてもたくさん買うと結構な額になるよね、帰ってから旅先で買ったガンプラ作るのが結構時間かかってもう大変で」

B美「あんたよく受かったわね」

2.産業領域

社長「うちの会社でシンショウ心理師採用するの初めてでね」

C香「はい、頑張ります」

社長「診療心理士っていうのは国家資格なの?」

C香「いえ、この前私が取った公認心理師が国家資格です」

社長「診療後任師の国家資格なら安心だね。医務室は採血や予防接種とかすごく数多くて忙しいから。注射するの慣れてる?」

C香「えっと、それはちょっと」

社長「Cさん失敗したことでもあるの?そりゃまずいなあ」

C香「失敗したことはないっていうか、そもそも経験もないっていうか違法」

社長「何?経歴詐称してたの?

C香「あの、すみませんもういいです。代わりの人探してください」

3.病院

事務長「Dさん今日みんな休暇でいないから受付とレセプトと院内処方1人でやっといて」

D奈「はい?」

−(開業時間)−

患者A「自立支援やっと通ったから今日はまとめて3カ月分の会計払い戻しお願いします。」

D奈「少々お待ちください」

(自動ドアが開く)

B「あの、彼氏にフラれてもうイヤになっちゃって、それでこの病院の前通りかかったから、みて欲しくて」

D奈「申し訳ございません、当院は完全予約制になっておりまして」

B「診療拒否?乗車拒否と同じね。訴えてやる!」

D奈「えと、それはですね、だから」

電話「泥沼薬品工業MR、営業の日名田です。院長先生と今日4時からのお約束でしたけれども2時間ほど早めに着いたのであと10分で行きます。」

D奈「あの、来ていただいてもかなりお待たせすることに」

日名田「じゃ、今から伺いますのでよろしくお願いします」

D奈「あ」

患者C「ちょっと、もう30分も待ってるのにまだ診察の順番来ないの?こっちは具合悪くて待ってるんだけどさ」

D奈「本日は大変予約で混み合っておりまして申し訳ございません」

(3時間後)

患者E「あの、僕午後イチで来てどんどん後から来た患者さんに順番抜かされてるんですけど。もうすぐ閉院時間ですよね?」

D奈「あ」(カルテ出し忘れてた)

−後日−

事務長「医療安全委員会を始めます。まず医療事故やインシデント(過誤)報告を」

院長「D奈さんね、患者さんのカルテ出し忘れて待ちぼうけさせたんだって?僕最後に診察したから医師会の会合、遅刻しちゃったんだよね」

D奈「どうもずびばぜんでじだ」

医師B「D奈さん、ちゃんと気をつけてくれないと困るなあ。こういうインシデントで保健所の印象が悪くなるからねえ」

D奈「はいー(@_@)」

4.教育

F郎「おい、ひなた、小遣いくれよ」

僕「いや、僕貧乏人だからっつーかそれダメだから」

F郎「ちっ、スクールカウンセラーって使えねえなあ、もっと生徒の気持ちに寄り添わなくちゃダメだろ」

僕「うーん」

F郎「どうせこういうこと、せっかく相談室に来てやったのに教頭にオレの事言いつけるんだろ?」

僕「あの、みんなF郎君のこと心配しててね」

F郎「知ってる。集団守秘義務とかチーム学校って言うんだろ?でもスクールカウンセラーみたいな専門職は外部性が大事だよね。公認心理師法第41条、秘密保持義務違反は第46条1年以下の懲役又は30万円以下の罰金だぜ」

僕「え、ま、それもそうなんだけど」

F郎「家永先生のチーム学校概念は学校そのものを組織文化として見るけど、必ずしも生徒や保護者参加型じゃないって批判があるよね?これがチーム医療だと患者の家族や患者もチームの大事な一員なんだけどさ」

僕「いやさ、ほら、子どもは国の宝って言うじゃない?」

F郎「文部科学省でも『専門能力スタッフが日常的・継続的に児童生徒と関わることができるよう、十分な体制と処遇の確保も必要である。 』って言っている以上、もっと児童生徒の心情把握に努めてもいいんじゃね?」

僕「あの、みんなでよく考えようってことで」

F郎「チーム学校は地域や保護者との連携や協働を謳ってるけど、もっとダイバーシティの考え方に基づいて俺らみたいなクラスからスピンアウトしたマイノリティの事を理解するのがスクールカウンセラーの役目だよね?」

僕「F郎君、あの、決まりは決まりだからね」

F郎「厚生労働省の定義だと優位性を振りかざして個人の指導をするのはパワハラに当たるんだろ。」

僕「F郎君ごめんね、今日の相談室開室時間終わりだから」

F郎「抑圧は最も原初的な精神力動的心理機制だからあまり効果ないと思うぜ。ひょっとしたらお前のそういう拒否的態度が幼少期の未解決な問題の投影同一視かもしれないけどな。それから秘密保持義務違反は告訴罪だから今日は勘弁しておいてやらあ、じゃ、また来週な」

僕「う、うん、またね」

5.心理臨◯学会にて

K山営業課長「お、ひなた君、久しぶり。相変わらずつまらない文章書いてろくでもない発表してるね。いつも笑い取ろうとしてスベってるのも前から変わらないねえ」

僕「いやあ、Q書房みたいな一流出版社ですごい先生たちの書籍に比べれば僕のやってることなんてチリのようなもので」

K山営業課長「じゃ、チリも積もればってことでうちの雑誌の特集記事書く?15ページ1万」

僕「いやいや僕より立派な先生方が、たくさんいらっしゃるので」

K山営業課長「10ページ」

僕「1ページ」

K山営業課長「うーん、5千円」

僕「500文字5千円」

K山営業課長「うーん。心理の研究でノーベル医学賞取ったらうちから連絡するよ。君なら間違いなく絶対大丈夫、社運を賭けて期待してるよ。あ、お客さんだ。またね」

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◯ 公認心理師になれて良かった

以前記事にした「第2回公認心理師ギリギリ合格者に勉強法のコツを聞く」

http://hinata.website/archives/21257617.html

Y先生の話です。

僕「あまして今年もおけです。」

Y先生「ひなた君は相変わらずすべることしか言えないのね

僕「Y先生、開業で産業領域で働いてて、公認心理師取ってよかったことありました?」

Y先生「そうねえ、主人の会社の人事部長が『奥さんすごいねえ』って言ってくれたかな」

僕「それだけ?」

Y先生「ストレスチェックテストを他の会社と共同でやってるんだけどね、そこの精神保健福祉士さんがもしやめた時に私が替われるから契約更新が楽になったわねえ。営業で売り込む時もストレスチェック実施ができるのは強みね」

僕「へえ、すごいですね」

Y先生「やれる仕事の範囲が広がったと思ってこの前MI(動機付け面接、治療意欲に乏しい人をその気にさせる面接方法)の研修行って来たわよ」

僕「Y先生前向きだなあ」

Y先生「ほら、『公認心理師ってナニ?』って聞かれて心理の専門家ですって答えるじゃない?それで向こうの厚生部門が興味持ってくれたら『生活習慣病健康教育もできます』って答えるとまた仕事増やせるのよ」

僕「Y先生商売上手で金には目がないからね」

Y先生「そうそう、ひなた君と今話してるのはコンサル料金10分5千円でいいわよね?」

僕「あの、Y先生人脈広いからほかのカウンセラー仲間も多いでしょ。どうですか?」

Y先生「うん、結構みんな公認心理師受かったってことで自信つけてスクールカウンセラーに応募したりね」

僕「スクールカウンセラーも倍率高くなりそうですねえ」

Y先生「私の住んでる自治体は結構定員増やしたんだけどね」

僕「ふんふん」

Y先生「みんないろんな研究会に出るのを増やすようになってやる気が出たみたいな」

僕「自信がつくっていいことですよね」

Y先生「ひなた君はもうちょっと根拠のある自信を持った方がいいわねえ、私の知り合いは臨床心理士誰も持ってなかったけどほとんど全員受かったみたいよ」

僕「ほう、開業は忙しそうな人たちばかりなのにね。」

Y先生「だから時間の使い方が上手なのよ」

僕「Y先生、開業の知り合いだけじゃなかったよね」

Y先生「小中学校の教育相談担当の先生とか多かったけどやっぱりみんな公認心理師取れてた」

僕「開業公認心理師ってなんかカッコよくていいなあ、Y先生開業して10年でしょ?開業でうまくいくコツは?」

Y先生「まず法務局に行くことね」

僕「なにそれまずカレールーを買いにスーパーに行って来なさいみたいなボケは」

Y先生「うちの会社、私と若い公認心理師の男の子と2人だけでやってるんだけどね」

僕「うん」

Y先生「官公庁とか企業のメンタルヘルスパッケージを年間契約で取ってるから2人じゃ回りきれないワケよ」

僕「うん」

Y先生「だからいくつか委託先と業務請負契約結んでるんだけどね」

僕「ほう」

Y先生「そこのカウンセリング会社のカウンセラーも結構公認心理師取ったのね。元々臨床心理士もいたんだけど」

僕「盤石だねえ、本社2人で回してるからY・メンタルホールディングスみたいな」

Y先生「ま、うちはそこそこ田舎でそこそこ都会でしょ」

僕「牛よりは人の方が数多いよね」

Y先生「ひなた君の頭の中に湧いてる虫よりは潜在的な顧客は多くてね」

僕「うん」

Y先生「うちの地域はカウンセリング利用したい人がそこそこいて、それでいてカウンセラーの数が足りないのよね。」

僕「うんうん」

Y先生「だから公認心理師の国家資格があるって、特に中小企業に対しては強みよね」

僕「Y先生キャリアコンサルタントも持ってるでしょ」

Y先生「たくさん産業や心理の資格持ってるっていうとハクがつくわね。信用は増したと思う」

僕「転職してY先生のところに雇ってもらおうかな」

Y先生「うちのビルのテナントの1階が今ちょうど空いたのよ」

僕「あー、僕は副社長兼フロア長みたいな」

Y先生「でね、ひなた君にはそこでコンビニ経営して欲しいワケよ。お客様が来た時や私たちがご飯買いに行く時に便利だし。名札に『店長・心理担当ひなた』って入れといて、何か聞かれたらうちの会社紹介しといてくれればいいから」

僕「それはちょっとダイナミックな転職みたいな」

Y先生「ま、冗談はひなた君の顔だけにしとくわ。」

僕「Y先生純粋な心理学だけじゃなくて新入社員研修や売れる営業マンのコツとかも講義やってるよね」

Y先生「そうそう、株式会社◯◯ 公認心理師・キャリアコンサルタント・産業カウンセラーって並べて書いておくといろいろできて結構説得力出てきたみたいな」

僕「ふうん」

Y先生「ま、自信の裏づけみたいなものだけどね。自信持って人前で話すと伝わりやすいし」

※ これまで臨床心理士独占市場だった心理職は公認心理師制度導入で確実に変わりつつあります。

公認心理師資格所持者がなんらかのお手当がつくわけでなくても、国家資格を持った開業領域心理職にとって、自信を持って業務に当たれることはかなり大きな強みでしょう。

産業メンタルヘルス領域は臨床心理士だけでなく以前から営業力とコネを最大に生かしたキャリアコンサルタントや保健師の活動の場でした。

Gルート公認心理師の中には淘汰されていく、資格を取っただけの人も確かに多いでしょう。

Y先生やその仲間の産業領域活動者は自信を持って研究会に行き、多分これまで臨床心理士だけが出席できた研修会にもどんどん出て行くでしょう。

大学院卒の臨床心理士だけが心理カウンセラーではなく、公認心理師取得者の新しい風が流入していくことが相互作用としてお互いを高められるといいというのは建前です。

臨床心理士側の抵抗が大きいのもわかっていますので、今後新規に参入して来るGルート合格者と臨床心理士敵対の構図ができるとすればそれは臨床心理士側からのものになるでしょう。

Gルート公認心理師同士の軋轢はこれから明らかになって来そうです。

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◯ 上流上級上位公認心理師>>>ヒラ心理師の噂

1.承前

以前、「本ブログ誤情報の訂正とお詫び・公認心理師は2階建資格ではありません。」という記事中で日本公認心理師協会の三階建て資格構想のことについて触れました。

日本心理臨床学会で医療・教育・福祉・司法・産業公認心理師構想が語られ、さらにそれらを統括する「専門総合公認心理師」が必要ではないかとシンポジウムで語られ当初驚きました。

日本心理学会とつながりが深い職能団体「公認心理師の会」も「上位専門資格制度(準備中)によるスキルアップとキャリアアップ」

を謳っています。

最近では「認知行動療法師」制度が設立され、認知行動療法イチオシの公認心理師の会が同じ「師」の字を使っているこの資格を後援しています。

「認知行動療法心理師」でもできるのかなあと思っています。

日本公認心理師協会生涯研修委員会は(ヒラ)公認心理師の上に(係長級?)専門公認心理師を創設し、さらに専門医療公認心理師〜産業公認心理師まで(課長〜部長くらい?)の公認心理師上級資格を考えているようです。

(日本公認心理師協会が 実施する生涯研修について(暫定版)2019/4/10日本公認心理師協会 生涯研修委員会)

心理職国家資格構想50年以上の悲願を達成し、これまで大学院卒でも民間資格に甘んじてきて各職域ヒエラルキーシステムの下位に甘んじて来させられた、「やっと国家資格ができたのかあ、まずは地道に実績を積もうかな」

とさせず、たくさんヒエラルキーごっこをさせないと気が済まないようです。

「僕、医療レッドレ◯ンジャー!」

「私、教育ピンクレ◯ンジャー!」

「負けられないぞお、僕は専門総合上級最強ブラックだ!」

先生「もう帰る時間だからね、おもちゃはちゃんと片付けてね」

というのにイヤダイヤダと言っている駄々っ子のようです。

大元厚生労働省は全くそんなものを認めている風もありません。

以前商標登録申請がなされているものとして「日精協認定公認心理師」「日本精神科医学会認定公認心理師」があり、公益社団法人日本精神科病院協会が申請しているという記事も書きました。

あちこち心理団体で勝手に上位資格を作ろうとしていたら医師団体から「はい、これで決まりね」とトップダウンで決められてしまうかもしれません。

2.再三記事を今また書いている理由

まだ冬最中2010年1月9日で、啓蟄の3月にも遠いのですが、「君たちが今どこにいて日時はわかってるの?」

とこういう人たちには言いたくなってしまいます。

どのような蠢きが今現在あるかどうかは関係者の方であれば胸に手を当てるまでもなくよくわかっているはずです。

これが高次脳機能障害や認知症の方であれば「今夏だということですか。この部屋なんだか暑いですねえ」

と、心から自然に受容も共感もできます。

発足したての公認心理師制度に対してバラバラの団体が好き勝手に好き放題言って何も決まらなかったのは今までと同じじゃない?

これからまた50年紛争でもするの?

と思うのです。

この冬の中でも1年中あちこちで研修、各理事、監事会やらいろんな団体の委員会が開催されています。

そこで意気軒高と「構想」めいた「妄想?」がぶち上げられているのかと思うと子どもの戦隊ごっこのような微笑ましさは微塵もないなあと思ってしまいます。

心理職が相対するのはまずクライエントさんや家族です。

「心理の◯◯先生は長い肩書きなんですねえ」

「ええ、『認定上級専門精神科専門総合医療公認心理師』なんですよね」と誰もわからない資格を勝手に作るのはやめましょう。

3.私論

⑴ 上位資格構想は公認心理師を安物にする

国家資格取得者が今後臨床心理士等現場心理職とほぼ同等の数となるのではないかと当局は予想しているのではないかと思います。

現在は心理職を国家資格化した直後に保険制度等公認心理師活用の状態を見て、制度運営が円滑かどうか観察が必要な段階です。

そこでムダなヒエラルキーを作って上位資格非保持者を追いやる、または資格保持者を選抜するようにしてしまうと学校内のスクールカーストよろしく、公認心理師内でヒラは安いと値踏みさせることになります。

せっかく国家資格になったのにそこでまた安物扱いされる心理職を作るような動きは許されないと思います。

⑵ 上位資格は何のための国家資格なのかを曖昧にする

商標登録をしなくとも心理関係の団体、企業、小さな研修会が「◯◯公認心理師」資格を付与することは可能です。

公認心理師法は、公認心理師である者に対してプラスアルファで何かを認定することを禁じているわけではありません。

それはその団体の勝手と言えば勝手ですが、団体の権威や数が多いと、公認心理師をそこに流し込もうとすればある程度は付和雷同してついていくかもしれません。

これまで心理関係民間資格についてずっと言われ続けてきたことですが、集金マシーン、システムじゃないの?

ということです。

実際には団体運営には多額の金銭が必要でしょう。

ただ、ワープア心理職がいろんな領域て働いている中で「君はただの公認心理師なんだね、なぜ◯◯公認心理師や△△公認心理師の資格を持っていないんだい?」

と言われるかもしれません。

心理職はこれまでも各心理職団体、学会、研修会の会費、参加料と、更新性の資格ならばかなり多額の金銭を注ぎ込まないとこれまで民間資格を維持できませんでした。

医療、福祉関係の資格はシンプルで、取りたい学会資格は自分で取る、また、取らなければならない資格は雇用主が取らせるように支援することも多いです。

今制度が定着していないうちに花火を打ち上げることには危惧しか感じられません。

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◯ 医学・整形外科領域における公認心理師への期待〜「痛み」の心理学

整形外科は心理療法とはかなり遠そうな分野の領域に思えますが、実際には整形外科領域で働く心理職は多くいます。

「痛み」というのは心理状態に大きく起因していて、身体表現性障害(身体症状及び関連障害)、心身症、転換性障害、アレキシサイミア(失感情症)など多くの痛みを伴う実感が心理状態と関連しています。

そこで抗うつ剤サインバルタが2016年には慢性腰痛の第一選択薬として認められるようになったわけですが、整形外科領域に勤める心理職も定期的カウンセリングによって痛みという身体的でもあり心理的な現象に向かっているわけです。

慢性疲労症候群と近縁と言われている全身の痛みを伴う線維筋痛症は難病で、身体医でも治療は困難と言われていますが、これらの疾患への心理職のかかわりは大きく期待されています。

大抵はエビデンス、治療実積が認められているという事で認知行動療法が使われている場合が多いです。

痛む部位は脳からの情報でゲートの開閉ができるというゲートコントロール理論を心理教育として行うというのは理にかなっています。

リラクセーション、漸近的筋肉弛緩法なども役立ちそうです。

ただ、整形外科に勤務する心理職が全て認知行動療法をしているわけではありません。

別に箱庭療法でも精神分析でもフォーカシングでもイメージセラピーでもいいのです。

患者さんがその痛みを「わかってもらった、理解してくれた」という思いは痛みの緩和に役立つでしょう。

教科書では「怒り」の感覚は痛みに深く関連していると言われています。

痛みはとめどなくその人を苦しめます。

患者さんの怒りを理解して受け止めることは時として、あらゆるカウンセリングと同様に心理職に対する怒りに繋がるかもしれません。

「だって、先生、私のような痛みを経験したことはないでしょ?わかったようにうんうん言ってるだけじゃないの?」

これは半分当たっている真実です。

痛みを伴う疾患は本人が望んでなるわけでは決してありません。

そして治療には必ず侵襲性があり痛みを伴うものもあります。

患者さんは痛みが強くなり再発してもっとひどい痛みが襲ってくるのではないかと恐れて怯えています。

手術の前になれば手術の不安が患者さんを襲って来ます。

「手術は痛いのだろうか。手術をしてもうまくいかないとか手術をしても良くならない可能性もあるし痛みが取れないかもしれない、そしてもっとひどくなったらどうしようか?」

こういった痛みに対する不安は全てカウンセリングの領域になると考えています。

整体院ぐらいで扱えるような、肩、首のコリのような痛みを抱えて半泣きでやって来たクライエントさんが話をしている間に軽快化して帰って行くことがあります。

僕は何もしないでただ話をじっと聞いているだけです。勝手に治ってクライエントさんは帰ります。

「ひなたさんのところに来るって思った途端に痛みが取れちゃってね」

僕が何かをしたわけではありません。

もうカウンセリングに来る前から「メンタル面を手当てしなくちゃ」と思って自覚したことで、痛みはすでに良くなっていたわけです。

怒り、憤り、悲しみといったネガティブな感情を誰かに言いたいけれども誰にも言えない、言い出せなかった、確かにそういう気持ちは痛みを引き起こしそうです。

そして遺伝子病はまったく患者さんが避けることができなかったものです。

トラウマ処理技法のプレイスポッティングはスポーツ心理学と深いかかわりがあります。

スポーツ選手は元々メンタルトレーニングやメンタルリハーサルが必要とされていて、オリンピック選手には心理コーチがついている場合もあるのですが「失敗してまた骨折したり痛い思いをしたらどうしよう?」というおそれにもカウンセリングは有効でしょう。

痛みを伴う疾患は整形外科以外にも様々にありますが、カウンセリングでなんでもかんでも痛みを取ればいいというものではありません。

催眠技法は昔から痛みを抑えることができて無痛で抜歯をする等一流の催眠家は相当の技術を持っていたのですが、整形外科領域で腰痛や捻挫の痛みを取ってしまうと

「あ、こんなに良くなったからまた趣味のスポーツをやろうっと」と危険な場合もあります。

だそして確かに身体は辛くても「無理して働き過ぎちゃいけないよ」というような体の内部から来る訴えかけ方をしている痛みを持っている、そして心理職からもそう声をかけたくなるクライエントさんがいます。

そういったクライエントさんに対してはまずきちんと話を聞き続けることに僕はしています。

サインバルタが慢性的腰痛に適用となって3年が経ち、すっかり定着した感があります。

そのうち整形外科医から「カウンセリングでなんとかならないの?」と聞かれる時代がやってくるかもしれません。

「主治の医師」は精神科医とは限らないわけで、麻酔科、リハビリテーション科、脳外科からも期待されて現在心理職は働いています。

「誰が主治の医師なのか?」ということについて考えなければならないという義務も課せられているわけで、患者さんへのインフォームドコンセントもじっくりと行う必要があるでしょう。

カウンセリングは無作為割付実験RCTを経てのみ効果が測定できるものではないと個人的には思います。

科学が発達するにしたがって芸術療法が脳内血流の働きを良くするなど、研究はどんどん進んでいます。

僕はあと10年以内にカウンセリングと科学の結びつきの転換点がやってくると思っているのですが、思っているよりもそれは早く訪れるかもしれません。

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◯ 公認心理師・臨床心理士のアルバイト

心理職の仕事そのものが、アルバイトのような生活をしている人が多いです。

バイト生活を掛け持ちして生活を成り立たせている人、他の家族の収入が主で、自分はアルバイト心理職で家事育児をしている方々もいます。

心理職の人がお手軽にほかに収入を得ようとアルバイトするにはどうしたらいいの?

正統的なものから、そうでないものまでいろいろと列挙していきます。

大学非常勤講師やスクールカウンセラーなど王道アルバイトは今回除いておきます。

「お金が少しでも多く欲しい!」のは誰でも同じことです。

1.時間外や休日のカウンセリングのバイト

心理職にはいろんな求人が出ていますが、正統法はやはり心理を生かした業務です。

いろんな求人を見ていると、電話相談員ということで、5時以降、土日などに従業員支援プログラム(EAP)の一環として24時間電話対応を大企業としているサービスがあり、時々求人が出ています。

自治体でも24時間電話相談員を募集していることがあります。

宿直員と思えばそこそこ割のいい心理相談のアルバイトと思います。

2.SNSカウンセリング

以前間際カウンセリングセンターのSNSカウンセリングを紹介しました。

文部科学省肝入りでこのSNSカウンセリングは始まりましたが、電話相談よりも多くの青少年の相談者が利用しています。

一定時間の研修を受けるとSNSカウンセリングを行えます。

文部科学省が直接委託している法人以外にも自治体が独自にSNSカウンセリングを行っている場合もあります。

心理アルバイターの人は、そこそこの収入を得ながら若い人たちのためのSNSツールでカウンセリングをすることができます。

3.Skypeカウンセリング

自分でホームページを立ち上げてSkypeやZOOMといったアプリでカウンセリングをしている人は全国にいます。

ネットで調べると数多くのカウンセラーがいます。

経営が軌道に乗っている運営会社のカウンセラーとして登録する方法もあります。

カウンセリングを受けられない僻地の人も遠隔カウンセリングが受けられる時代になりました。

4.メールカウンセリング

ややすたれてきた感はあるのですが、500〜1,000文字ぐらいで悩みを書くと倍ぐらいの文字数でメールでアドバイスをします。

企業がそれぞれのカウンセラーと業務委託契約をしたり、カウンセラーが自分でHPを作る、販売サイトに出品するという方法もあります。

これ専業だと難しいのですが(儲けている人もいるかも)たまにお小遣いが入ると思えばいいかもしれません。

5.心理?のアルバイト

某有名大学タレント精神科医でテレビ露出が多い教授が大学のホームページに自分の有料メルマガを宣伝していたことがありました。

いいのかなあ?

と思いましたが、大学がいいのならばいいのでしょう。

僕のようにいかにも儲からなさそうなニッチなコンテンツを下手くそな文章で書くより、多彩な精神医学や心理学の知識を生かし、実名、イケメンイケジョの顔写真でアピってネットの世界を渡り歩くのも手です。

心理学に絡めていろんな分野を書ける人ならあちこちから仕事のオファーが入るかもしれません。

キュレーションサイト(特定の分野に詳しい売れ筋のサイト)の有名人や、多くの人たちに影響を与えるインフルエンサーにTwitterでなったり、いっそのことyoutuberで炎上商法を狙う(のは決しておすすめしません)のもありかもしれません。

6.心理以外のお仕事・書く

心理と二足のわらじで実際にライティングで食べている人を何人か知っています。

ひと昔ふた昔前は糸井重里というコピーライターが「一行1000万円」と豪語していました。

今やフリーライターはクラウドソーシングサービスで安く済む、フリーの請負いライターに取って代わられました。

クラウドソーシングのサイトを見ると、美容やお化粧品など女性が得意そうなジャンルの執筆やら、グルメ情報など趣味を生かしたライティングができそうです。

得意分野があれば特定顧客と月5万〜10万円ぐらいの業務契約を締結することも可能です。

7.いっそのこと全く関係ない分野で働く

心理の仕事は「話す」「書く」ことが多いですが、知人に営業上手でテレアポをヒマな時期にやって結構な収入を稼いでいた人がいました。

夏休みは仕事がお休みのスクールカウンセラーは趣味のスキューバダイビングインストラクターをやるのはとても健康的だと思います。

以上、心理職の?アルバイトについていろいろと書いてみました。

24時間、時間は誰にでも平等に与えられるかわりに限られています。

有効に時間を使ってお金をもうけるのもよし、少ない収入でも気持ち豊かに生活するのもまた一つの人生のあり方です。

※ あと不用品は捨てるのではなくリサイクルショップ(店舗・出張買取)に売るとそれなりにお金になります。

大掃除の時期は過ぎましたが断捨離は部屋のお掃除とお金の一石二鳥になります。

もっともどの仕事をやるにせよ、本業と関係がない事柄に気を取られて本業がおろそかになってしまっては本末転倒です。

心理職はクライエントさんに向き合うのが主な仕事で、それについて考え、考えをまとめて勉強してまた次のクライエントさんのために考え抜きます。

仕事の合間に別の仕事をやっているサラリーマンが本業そっちのけになってしまったので業務に支障が出たという話も聞いたことがあります。

また、兼業禁止になっている職場も多いと思いますが、副業をしても確定申告でなんとかなるらしいですが、僕は惜しいかな、そういった立場になったことがないのでわかりませんが、住民税を自分で申告するなどいろいろな方法があるようです。

どうせなら社会的に貢献できる仕事をしたいなあと思っています。



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