カウンセラーひなたあきらが公認心理師について考えてみた

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。 ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:公認心理師

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◯ 家裁調査官公認心理師さらみちゃんの憂鬱

−たまには小説を書いてみます。−

僕「さらみちゃんだったら家裁に入れると思ってたよ、どう?仕事大変?」

さらみ「かなりヤバみでつらみかなぁ、ほら、裁判所って裁判官のどくだんじょうでしょ?」

僕「それ、どくだんば」

さらみ「それな!でね、事務官は法律の勉強して書記官になって給料上げたいし、書記官も法律の専門家なのね。家裁調査官って人文科学系の総合職だから法律ロクに知らなくても入れて、給料は高いワケよ」

僕「ふんふん」

さらみ「だからうらやみとかねたみとかそねみとか嫉妬とか多いワケなの、法律の世界の中に放り込まれてワケワカメだし。あと私、全然希望してない任地に配属されたのに地元採用組の実家住まい給料全部小遣いの事務官にねたまれるのは割に合わん。」

僕「調査官の宿命だねえ」

さらみ「調査官の先輩とか見ててもね、あちこち異動しないと出世はしないっつーか、出世とも関係ないムダな異動多過ぎ」

僕「うんうん」

さらみ「うちの首席とかさ、これまで11回異動した、もう20年以上単身赴任してるって自慢してるし、定年したら濡れ落ち葉退職金離婚確定っつーの」

僕「うん」

さらみ「あと上からの締め付けが厳しい。事件配てんされてから3カ月未済とか半年未済とか1年未済とか首絞められそうでマジ死ねる」

僕「でも調査や審判は国民には早い方がいいんじゃない?」

さらみ「それな!在試(在宅試験観察)とか、補導委託(民間の篤志家に少年を預けて更正させる)だと、制度的には裁判所が事件持ちっぱじゃない。裁判官も長期未済嫌うのよ。出世にかかわるし」

僕「へえー」

さらみ「うちの主任はいい人だけど隣のシマは主任がビミョーな配てんするから後輩の坂東越吾郎君とか結構苦労してる」

僕「公平じゃないの?」

さらみ「うーん、事件の難易度違うからさ」

僕「忙しいんでしょ?」

さらみ「わかりみ?審判までに調査票書けなかったら卍死ねる。残業残業だけど手当ないよ。」

僕「少年から家事に移りたい?」

さらみ「そうねえ、家事は昔から少年より上の扱いだけど面倒なの多いから」

僕「離婚調停とか?」

さらみ「フツーの離婚調停だったら調査官リッカイ(立会)ない。子の福祉とかね、あと婚費分担だと生活保持義務や扶助義務の計算やるよ」

僕「うーん」

さらみ「失踪宣告とかさ。あれはあれで官補のころにテューター(主任)について事件処理やったけど居場所探しみたいで面白かったけど、遺産分割目的でまだ生きてそうな人の場合は不在管(不在者財産管理人)に変更するし、知ってる?遺産分割とか長引くと数十年モノになるんだよね。相続人180人とか。」

僕「それ、どうするの?」

さらみ「明治生まれの人の戸籍とか全部調べるのよ?180人の生死、住所調べるのムリムリ。うちの次席がやってんだけど」

僕「で?」

さらみ「これがアクロバティックな解決方法があったのよー、次席がね、『長引いてきたから仕切り直しでまっさらにして、もう一度やり直しましょう、いったん取り下げて再申立てしませんか?って」、これで超超長期未済事件一発終わりで新件に変身、次席は今度ご栄転するよ」

僕「ところで勉強して取った公認心理師取って何か役立ってる?」

さらみ「特養(特別養子縁組)とか子の福祉にかかわる事件はエモるしマジ泣ける。ああいう仕事は心理やってて良かったと思うよ。子ども思いのお父さんの面接交渉とか。」

僕「いろんなことやるのね」

さらみ「家事だと履行勧告とか養育費請求したりね。ヤミ金取り立て屋、さらみ君だよね。ま、払わないのが悪いんだけど。養育費って子どものためのお金じゃん?払わない父親が電話口に出るまで『家裁です』って言わないけど受け付けの人に『養育費を払ってない◯◯さんに家裁調査官から請求したいんですけど取り次いでくれます?って言いたくなっちゃう」

僕「ふうん、ひどいね」

さらみ「そういう父親ってひどみんなんだよ!金請求されると仕事辞めてどっか行っちゃうから捕まんないし、強制執行したら費用倒れ、金なし君だし」

僕「少年はどんな仕事?」

さらみ「私、引き上げ(在宅事件の少年を中間審判で鑑別所に送致すること)するのに女子少年だと手錠かけて腰ひも結ぶ係やってる。あと面倒なのは会議。私、若いから中連協の議事録作らされるし」

僕「ちゅうれん教?」

さらみ「うん、中学校との連絡協議会。中学は問題児施設に入れて欲しいって家裁に言うけどそんなに簡単に入れられないから会議っつーかいつも家裁と中学でお互いバトってる」

僕「なんかすごい世界だなあ」

さらみ「あーね、心理かよって仕事はたくさんあるよ。鑑別技官とか法務教官は鍵ガチャガチャさせて鑑別所や少年院の鉄の扉開けてる」

僕「うーん」

さらみ「調査官はとにかく転勤多いのよ。カウンセリング能力より異動能力が大事なの」

僕「裁判所は全国にあるからねえ」

さらみ「あとね、真面目に勉強してる先輩も多いからさ、主任になる前にヒラ調査官でも本書いて論文あちこちに発表して大学の先生になったりとか」

僕「調査官は頭いい人多そうだね」

さらみ「でももう一回採用試験受けたらマジ死ねる。絶対死ねる。あんな試験難し過ぎてもう通らない。院試の方がラクだった。」

僕「ふうん、心理テストとかはやるの?」

さらみ「鑑別所に入ってる子は鑑別技官がテストやるじゃん?在宅とか在試の子にやることはあるけど調査票書きに追われて心理検査とかやるヒマないよ。」

僕「更正プログラムとか裁判員制度とかハーグ条約とか詳しくなった?」

さらみ「ハーグ条約だけはね、あと司法関係は家裁が噛んでないところは自分で勉強するしかなかったよ。さすがに少年事件は落とさなかった。家事でもLGBTは扱うからそっちも勉強になったよ」

僕「矯正専門職のことは知ってる?」

さらみ「たこの足食べたってさ」

僕「えっ?」

さらみ「受刑者と同じ食事したらメインのおかずがたこの足一本だったって矯正の人が泣いてた。とりま家裁は入り口だから行刑は大変だと思う。保護観察官もさ、保護司いっぱい抱えてるけどいろんな保護司いるみたいよ。叙勲目当てとかね」

僕「調停委員も叙勲されるよね」

さらみ「そそ、それな!だからさ、調停委員が『待遇改善!』って言うのは勲章を早くくれとか勲章のグレードをアップさせろとかそういう意味」

僕「なんだか生ぐさいなあ」

さらみ「調停って長引くじゃん、お昼にかかることも度々あるわけよ」

僕「うん」

さらみ「で、女性調停委員が12時ちょうどにおにぎり出してお上品に食べ始めたって伝説がある」

僕「ホント?」

さらみ「調停委員はセンセとか言われてるけど弁護士や裁判官みたいな法曹にはかなわない、名誉職で民間の人ってことで元職(元裁判所職員)だけじゃなくていろんな民間人がやってるでしょ」

僕「離婚調停を経た人が調停委員をめちゃくちゃ悪口言ってたのを何人か知り合いで聞いた」

さらみ「それな!以降自主規制」

※ 司法関係の公認心理師は別に公認心理師資格を取得する必要もないですし、ぶっちゃけ臨床以外の分野の心理学専攻者、大卒、院卒でもいいです。

家裁調査官は伝統的に社会学、社会福祉、法学、教育学の問題を出題していますので学部もそのあたりなら受かりやすいでしょう。

総合職区分矯正専門職も家裁調査官も事務局勤務経験を積む事が優秀な人ほど求められます。

行政手腕を持った人が出世する傾向があります。

臨床の現場だけでやっていきたいのか、司法行政にもかかわりたいのかという選択肢がある特徴は司法心理職だからこそです。

こと司法に関する限り、公認心理師が幅を利かせることがないだろう、というのは臨床心理士31年の歴史でも司法心理職の中で臨床心理士が優遇されて来なかったことからも、最高裁家庭局への電話照会結果からも自明です。(除く社会復帰調整官)

とはいえ、とりま司法分野の心理職の存在意義はとても高いです。

心理警察官や科学捜査研究所プロファイラーの方々にも頑張って欲しいところです。

ところで会話部分は

実在する人物や団体の実態には全く関係のないフィクションです。なぜならば司法関係者は一人残らず高潔な人格の持ち主だからです。嘘だと思ったら知り合いの家裁調査官や法務省職員に確認してみてください。

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産業公認心理師ちゆみちゃんの憂鬱

※ 内容はほぼほぼ80パーセント創作、ということにしておきます。

前回、スクールカウンセラー編を書きましたが、今回は産業編です。

ち「ひなたさん、愚痴聞いて、たまには私をかまちょ」

僕「うん」

ち「あっざー、あざまる水産ね。非常勤からやっと常勤の会社員じゃん、気分あげみざわって感じだったんだけど」

僕「うんうん」

ち「1500人の会社で私ひとりってまあヒマでよきかなって思ってたわけよ」

僕「うん」

ち「パワハラとか起きるじゃん、した側とされた側両方カウンセリングするようにって人事部長から言われてもそれムリみだし」

僕「あー双方代理みたいな?」

ち「それな!やばたにえん。部長はちょっと心理学かじったからアンガーコントロール加害者にやれみざわって」

僕「ふうん」

ち「で、守秘義務とかも関係なく上司は知りたがるワケよ。『何言ったの?』とか『俺の悪口言ってなかった?』とかヤバみな感じで。だって喋ったら『スズメの指紋が見つかりました』って私が逮捕される」

僕「カウンセリングのイチから話さなきゃっつーかそういう人は変わらないねえ」

ち「あーね、あとさ、役員から『廊下で誰かに会っても課長職以下にはあいさつするなって」

僕「なにそれ?そマ?」

ち「カウンセリングに来てる人だって思わせることになるからって、これはこれで卍?!って感じ」

僕「あーあるかもね」

ち「で、新卒のカウンセラーが来たからって物見遊山的なひとたちが来るのはまあいいとして」

僕「ふんふん」

ち「採用されて来談者の人がたくさん来るのはあざまる水産って感じだけどそういう見学系の人は実は病んでる系の人が多い説ってあるじゃん?」

僕「あーあるある」

ち「それな!それがまた数多いのよ」

僕「うんうん」

ち「千客万来よいちょまるとか言ってられないの」

僕「時間枠決めて制限するとか、部や課で相談日決めるとか?」

ち「ひなたさん、勘違いしてるみたいだけど私、誰かに話聞いて欲しいだけで、解決策求めてるワケじゃないのよ」

僕「あ、ごめ」

ち「ひなたさんのかわりに電柱でもいいワケなんだから」

僕「はい」

ち「産業臨床領域って、課長主任クラスがね、うつ状態とかで部下が休みがちになると、とりま辞めさせようとするワケよ」

僕「ふん」

ち「でさー、それがひどみんでさあ、涙飲んで辞めた人を『あいつは男らしかった、決断力があった』とかアゲてもう死にそうな社員を追い込むのよ」

僕「パワハラじゃん」

ち「そうすると私が語彙力マックスで労働法の説明しても『先生は甘やかしているだけだ』とか私にほこ先向かうじゃん、で、権限ないクセに辞めろとかクライエントさんに言うし」

僕「うーん、労基署とか紹介する?」

ち「だから解決策求めてないしそれ、公認心理師試験の選択肢だと不正解だったよね」

僕「労基は本人が希望すればね。」

ち「あとね、病院通ってる患者さんに『休むな、薬なんか飲むな、病院行くなってオカシイのがいるのよ」

僕「なにそれ強引な甘栗の販売にご注意下さい的な展開」

ち「診断書出ても休ませないのよ」

僕「ひでーなあ」

ち「あんまり注意してもその部長変わらないから、部長子会社の孫会社の隣のビルの向かい側にある会社のお兄さんがやっている会社に飛ばされるみたいな」

僕「・・・それって全くの別会社じゃ」

ち「ま、そううまくはいかないから。親切な上司もいるんだけどね、部下の診察に無断で立ち入ろうとして止められるけど」

僕「親切っつーよりまずいよね」

ち「微レ存でワカッてくれる上司もいるけど」

僕「うん」

ち「あのね、厚生労働省から月45時間までしか残業できないって出てるじゃん」

僕「ほう」

ち「そうするとね、うちはクラウドシステムで勤怠管理してるけどマウスクリックして退社したことにして、それからまた仕事するの」

僕「なにそれこわい」

ち「うちの会社ちょっとブラックみだし」

ち「で、人事は『本人の意思で勝手にやってるだけですから』『残業命令してないから本人の能力の問題』『早朝出勤とか土日に仕事来るのは本人の趣味』とかヤバたんなパワーワード満載で」

僕「あ、公務員の友だちも同じこと言ってた」

ち「働き方改革でも仕事量変わらないから超勤代節約になったって財務担当役員が言ってたよ」

僕「うーん」

ち「私もストレスチェックやるけど制度ザルっぼくね?」

僕「ほうほう」

ち「フクロウじゃないんだから話ちゃんと聞くこと!でも聞いてもらったからよきかな、またね!」

※ ストレスチェック制度の実施者としての認定を受けたり、公認心理師の役割は産業場面では大きくなりますが、肝心の入れ物としての企業や官公庁、自治体はなかなかメンタルヘルスについての意識は根付きません。

実はちゆみちゃんが言っていた例は全部実話を少しだけアレンジしてあるだけです。

精神科に勤務しているといわゆるブラック企業や超多忙な公務員の人も来ます。

家庭崩壊の◯◯省とか過労死続出△△庁とか不名誉な呼び名をされる中央省庁もあります。

今でも霞ヶ関は朝まで電灯が消えている建物がなく、午前2時3時ごろにはずらりとタクシーが並んでいます。

朝5時から会議をしよう、そうしようと局議や課議で決めて、おうちにいったん帰りたいから朝6時からで勘弁して、そうか、着替えとシャワーだけは許してやんよというのが霞ヶ関クオリティです。

民間は、とある有名なファストファッション企業で大卒新卒雇用、年収300万円店長は平均半年で退職、最近そこの社長が「半年より伸びた」と誇らしげに言っていました。

早慶クラスがたくさん入社する某新進コングロマリット大企業は前月比160パーセントを常に達成し続けるという過酷なノルマをカリスマ社長が社員に課していました。

有名企業でブラックみなところをあげると枚挙にいとまがないのですが、公認心理師、ストレスチェック制度というアドバルーンを上げてみても産業現場が追いついていかないのが実情です。

作業効率改善のための自動車会社、あくまで自主的という名目だった「サークル活動」が勤務として裁判で認められたのも最近の話で、ホワイトカラーに限らず、ブルーカラーも厳しいです。

ホワイトカラーエグゼンプションは「残業は自己責任で」という経団連方針なのですが、そういう概念はメンタルヘルスには悪そうです。

メンタルヘルス領域は営利企業では真っ先に切り捨てられかねない、直接的にお金を生まない部門です。

心理職を産業領域で常勤職員として雇用しないのは国家、地方公務でもそんな傾向があります。

メンタルヘルスというのろしを上げるだけでなく、施策内容の整備をきちんとしていかないと結局効率が悪くなるという考え方はなかなか根付かないようです。

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公認心理師には自助グループが必要かもしれないと思う3つの理由

1.心理の仕事はメンタルとお財布、あるいは時間に優しくない

以前、「公認心理師が豆腐メンタルだったらどうするの」という記事を書きました。

心理職の業界にいると、心荒んで病んでいき、いつしか疲れ果てて職場を去って行く心理の人がいるのを何度か見てきました。

だからといって心理職がみなHSP ハイリー・センシティブ・パーソンHighly sensitive personと言う気は毛頭ないのですが、考えてみれば非常勤を中心に医療や教育のヒエラルキーがはっきりとした現場で、曖昧な立ち位置で働くのは難しいことです。

新しく心理職として入職した臨床心理士が医療現場で、「臨床?じゃ、注射できるんでしょ、今度の予防接種お願いね!」と言われたという実話を聞いたことがあります。

教育現場もなかなか厳しい場合があることも書きました。

一時期僕がいろいろと転身を考えた時、応募したのが某特別支援学校臨床心理教員(専門性を認められる「みなし専任教員」「実務家教員」)ですが、スクールカウンセラーの経験から「これはちょっと自分には勤まらないも」と思いました。

こういった教職の現場では特別支援教育歴数十年職人の朝は早い(学校の先生は6時台に出勤している先生たちも多いですが)ところに、新卒が「心理のことなら任せてください」と大きな顔をして入っていったら間違いなく激しい洗礼が待っていると思います。

こういう仕事は特別支援教育で長年の経験を積んだ心理職が応募するのならばわかりますが、経験がない場合にはむしろ教えを乞うワンダウンポジションを取ってジョイニングを試みる方がいいのでしょう。

しかしこれも諸刃の剣で、そうすると教育に限らずどの現場でもそんな風に受け身じゃなくて、専門家なんだから自分で仕事を主体的にできないの?と見られることもあります。

結局そこは一次審査は通りましたが別の職場が決まったので常勤公務員の道を諦めるのは惜しいなあと思いながら別の仕事を選びました。

実際、「これはなかなか難しいかも」と思った仕事についた人を観察しているとぽんぽんと人が辞めていたり、常勤でも応募する人が何年もいない穴場のような募集先があります。

福祉もなかなか厳しいものです。

病院付属の作業所で生活指導員として働いていたこともありますが、利用者さんや患者さんのカウンセリングをしているとサービス管理責任者から「院長が言うから相談員として置いてやっているんですけど、カウンセリングやってる間は現場でスタッフがいなくなるのは困るんだよね?」と言われたことがあります。

そこではすみませんすみませんとサー管に言いながら心の中では別に済まないとは思わずに仕事をしていました。

常勤の公務員、常勤の心理職は安定している、というイメージがありますが、それは「嘘でしょ?」と思ってしまいます。

常勤でも信じられないぐらい給料が安い職場はいくらでもあります。

知人の教員が「どうしても心理の仕事がやりたい」と社会人大学院を卒業して念願の心理職、常勤公務員に転職したら「手取り10万下がっちゃったけどやりたい仕事についた幸せ」と言っていたのが、会うたびに厳しい表情になってきていているので声をかけるのがはばかられてしまいます。

薄給重労働の福祉施設、医療機関は多いですが、比較的高給なEAPの仕事は凄まじい忙しさと仕事の密度です。

クライエント企業へのプレゼン、営業、資料作成で職場を出ると太陽は黄色かった実感を経て別の現場に転身した人たちも多かったと聞きます。

2.元々センシティブな人は心理職ができるか?その人を支えるのは?

いい仕事ができるかどうか、病んだ経験が心理の世界に目覚めるきっかけになった人々は多いです。

実は精神科医でけっこうな重症な精神疾患を患っている先生がいると聞いたことがあります。

状態を観察して患者さんの心身医学的管理に徹底している、その才に長けていれば投薬チョイスは天才的だというポジティブな評価を受けることができるでしょう。

さて、不適応状態を起こして自己不一致感じを抱くようになった心理職は元々センシティブだったのか、心理重労働に耐えかねるようになってしまったのかはさまざまな場合があるでしょう。

日常的に支えてくれる仲間、同僚、家族や友人がいれば一番です。

境界性パーソナリティ障害の人たちは対人関係において他者が話したことへの意味を敏感に読み取ることができるので精神科医や心理カウンセラーになる人も多いことを以前書きました。

良い治療者、良い対人関係に恵まれていけばこういった方々はすっかりその診断体系から外れて並外れた共感力がある心理カウンセラーになることがあります。

とはいっても支え合う人々は必要だと思うのです。

3.結語・支える大事さ

結果的に言えばさまざまな困難を抱えるであろう公認心理師にとって支え合うシステムは必要です。

SNSでの連携もひとつのアイディアですが、SNSは誰でも読めますので秘密保持の点で心配です。

日本公認心理師協会には相談機能はなさそうな印象を受けました。

その記事も書きましたが今後実際どうなっていくかはわかりません。

地方公認心理師協会は東京公認心理師協会のように会員の相談にもきちんと答えると明記しているところもありますが、東京在住か東京に勤務先がある心理職だけです。

金銭的にスーパーヴィジョンはハードルが高いです。

公認心理師100人力公認心理師ドットコムセカンダリーこころJOB心理職支援ネットワークが頑張って受験生や公認心理師のために役立つ動きをしているのは知っています。(他にもあれば教えてください)

公認心理師自助グループがきちんと認知され、倫理面のサポートを含め、今後発展していけばなあと思うのです。

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心理臨床学会に電話問い合わせ。公認心理師についての学会発表内容について

さて、4月12日に心理臨床学会では会員向けにホームページ上で第38回大会(6月5日〜6月9日於横浜パシフィコ)プログラム抄録の掲載を行いました。

僕の記事を読んでいる人はさまざまで、臨床心理士、公認心理師取得者、これから受験する方々、また、心理学に興味がある方々、カウンセリングというものに興味を示してくださっているなんらかのストレスを抱えていて疾患治療中の方もいらっしゃいます。

最近はダイエットや依存症の記事を書いているのでそれに興味を示してくださっている方も多く、メッセージをいただくので大変ありがたいと思っております。

さて、心理臨床学会で発表されたプログラムは会員向け、パスワードかかかっていて抄録も会員向けなのでここに転載はできません。

例年と異なっているのは公認心理師関係、公認心理師養成や制度関係の講演や発表が多いということです。

事務局の人に電話で問い合わせを行ったところ、一般向け講演の案内は心理臨床学会ホームページで5月ゴールデンウィーク明けに掲載されるとのことです。

宣伝にもなるので一般向け講演は心理臨床家でない方々も含め、興味がある方はぜひどうぞとブログに書いてくださいとのことでした。

学会発表内容について、公認心理師関係のものも含めて学会全般の所感を事後、記事にできればいいのですが、学会発表の著作権の扱いは、公表されている論文と異なり大変難しいので、学会や発表者の了解を取りながら行っていくことが前提になると思います。

日本の臨床心理学の中枢を担っている先生方、行政にもかかわっている先生、公認心理師制度、養成にかかわっている先生方の中核的な、あるいはさまざまな見解が聞けるものと思っています。

学会の了解が得られたものについては記事掲載したいのですが上記理由からハードルは高いです。

発表者や発表内容について今後公表されていくものについては問題はないのですが、学会の了解を得つつ所感を記事にできればなあと思っています。

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厚生労働省職業安定局に問い合わせ。「公認心理師求人が少ないようですが?」

ハローワークインターネットサービスではさまざまな職種の検索ができます。

資格所持者、栄養士さんとかMOSエクセルエキスパートとか、自分の持っている資格で求人があるかどうか探すことができます。

また、関連した類義語、フリーワードで検索することもできるのでさまざまな職種の仕事を探せて便利です。

そこで、臨床心理士資格所持者に限ったフルタイム一般社員(アルバイト、パートでない)求人検索を行うと(職業コード2207)307件の求人がありました。

放課後デイサービス、児童福祉施設、病院や教育機関などさまざまな求人があります。

そしてこの職業コードを見てみると公認心理師は国家資格ですが、コード化されていません。

そこでフリーワード検索で「公認心理師」検索をかけてみると71件がヒットしました。

制度が始まってからしばらく時間が経つのになあと思いながら厚生労働省職業安定局首席職業指導官室に電話をして問い合わせをしてみました。

(ブログ掲載について了承済)

Q「ハローワークインターネットサービスで臨床心理士は検索すると多数ヒットしますが、公認心理師はあまり数としてヒットしません。新しい資格だからでしょうか?そもそもインターネットサービスに公認心理師がコード分類されていないのは対応が遅いと思うのですが」

A(係官)「ちょっと待ってくださいね」(保留)

A「そうですね、コード化していませんね。」

Q「コード化していなくてなおかつフリーワード検索だとヒット数が少なくなってしまうことは考えられますか?」

A「検索を絞り込む段階でフリーワードだとその可能性はありえますね。」

Q「国家資格として認定されたのですから、資格コードとして認めて欲しいと思います。求人する側、応募する側双方にメリットがあると思います」

A「了承しました。利用者さんからの声ということで上に伝えます」

以上、やり取り終わりです。

この職業コードには「カウンセリング関係」の中項目があり、「心理カウンセラー3109」(ヒット数5件)「産業カウンセラー3110」(ヒット数46件)があり、「キッチンスペシャリスト3105」(該当なし)などさまざまな職種が募集されているのは面白いなあと思いました。

ちなみに「類義語検索」機能で「カウンセラー」と検索すると求人数10754件、看護師、医療事務、福祉職も含まれていますので広く検索し過ぎるとわけがわからなくなります。

そう言えば某カツラ会社にはヘアカウンセラーがいるなあと思ったわけですが、

「公認心理師または臨床心理士募集」の審美歯科があり、試しに電話してみました。

「仕事はどんなことをやるのですか?」

と聞くと「それは面接時に話します」の一点張りで内容を教えてくれませんでした。

美容整形外科で臨床心理士の募集があったのを見たこともあります。

こうやって心理職は世間の期待を一身に集め、AGA治療、保険適用外医科歯科治療でもその活躍が望まれているのです、とは全く思いません。

心理職には仕事がない。

そこにつけこんで営業員を募集しないように。

と思いました。

何にせよ職探しには苦労する心理職です。

チャンスは多い方がいいですね、と求人広告を見たり厚生労働省に問い合わせしながら思いました。

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