ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:公認心理師試験制度

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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
前へ前へと進んでゆくと必ず何かしら見えてくる「景色」があって、それは理想郷とも限らないしその逆とも限らない。いずれにせよ言えることは、その辿り着いた「ひらけた場所」は、決して「最果ての地」じゃなく「次の新たな世界」へと繋がっている。だからひとは歩み続けるんだ。


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◯ 公認心理師試験結果グラフ可視化

1.序

これまで3回のデータが集まった公認心理師試験ですが、こと第2回公認心理師試験について「第1回より難易度が上がった」だから合格率が下がったと言われていました。

さて実際のところ第1回試験と第2回試験の間に何の違いがあったのか、グラフで可視化して見てみます。

2.Dルート

D1ルートは既卒、大学院で所定の科目を修めた者、D2ルートは大学院新卒者ということになります。

第2回ではD2新卒者(+再チャレンジor第1回を見送った人)の合格率が58.8パーセントで、これを見て「なるほど、新卒者が6割程度なのは臨床心理士試験と同程度だから問題のレベルは適正でいいのではないかい?」という論説が多かったです。

試験問題は第2回の方が難しかった、というような気がします。というのは誰も第1回試験と第2回試験の難易度を検証していないからあくまで僕や周囲の人々の「感想」に過ぎません。

D2ルート合格率がこれからの公認心理師試験のスタンダードになっていくであろう、という言い方を聞いたこともあります。

しかしこれは全くその通りだから間違いない、というには疑問は残ります。第1回試験だとD1ルート合格率86.2パーセント、D2ルート74.7パーセントとD1ルートの方が合格率が高く、僕は「そうか、既卒者の方が経験を積んでいるのだから事例問題がよくできたのだな」と勝手に思い込んでいました。

北海道追試のnはそこそこの数ですので信頼できないとも言えず、ただ誤差の範囲内でD1D2ルートはほぼ同合格率でした。

ところが第2回試験ではD2ルート58.8パーセントに比してD1ルート53.6パーセントです。

実はこのあたりになるともう統計的検証は不可能になります。

1回目試験で不合格だった人がリチャレンジしている、そういう場合も多いと思われるからです。

全てのルートを含めた受験者はこれまで53,000人程度、リチャレンジ組がどのくらいいて諦めた人もある程度いるでしょうからそんな数字わからないとしか言いようがありません。

だからD2ルート58.8パーセントが「適正」水準に近いのかも知れませんが、絶対と言うことはできません。

3.Gルート

Gルートは科目読み替え不可の現役心理職、医師看護師福祉職教員がいるので何がなんだかわからないというのが事実です。

大学院心理教育を受けていないのに健闘しているというのが僕の私見です。

それでも受験できる機会があと3回ですからリチャレンジャーも必死でしょう。

4.総論

僕がいくら自分の仮説を組み立てたところでそれはあくまで仮説に過ぎず、特にそれを数字にして書くことは大変危険なことということは身に染みて感じていますので、なんとなく「こうなるんじゃないかな?」と思っても内実わからずリチャレンジャーや新受験者がどの程度なのか、試験レベルやどの分野に力点が置かれるのかなど、わけがわからないので第3回試験の行方は多変量解析の中でも優れて美しい構造方程式モデリングを使っても解明することはできないものだと思っています。

みおみん:はぁー
僕:どしたぬ?
み:ワタシね、心理と全然関係ない事務のバイトもやってんだけどね
僕:うん
み:それが大変なワケ、今日は同期の子と3人で仕事してたんだけど、も、大変。先輩の機嫌取らなきゃいけないし、作り笑顔。ハハハって。こういうのペルソナっ?ていうの?
僕:うん、ペルソナはユングの概念だけどもうちょっと深いかな。男性には男性のペルソナ、女性には女性のペルソナがあってね、男性のペルソナはアニマ、女性のそれはアニムスなんだけどね、内面化はされなくて外面化されて本人は苦しみを感じる。逆の説もある。ただペルソナは元型、archetypeかどうかっていう議論は昔からあるのさ。でね、深層心理学的にもっと説明させてもらうとね、
み:あの、ワタシただの日常会話で…
僕:ん?深層心理でみおみんテン上げしてパリピってプチョヘンザって思ったんだけどさ
み:ひなたん、いつか機会があったらまたな!!

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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
いのちの螺旋が重なって
わたしの刹那の音が響く


◯ 大卒実務経験Aルートは超優秀ぽい

厚生労働省が公認心理師法第7条2項に定めた大卒+実務経験 B、Fルートとして現在認められているのは

少年鑑別所及び刑事施設  
一般財団法人愛成会 弘前愛成会病院
裁判所職員総合研修所及び家庭裁判所
医療法人社団至空会 メンタルクリニック・ダダ
医療法人社団心劇会 さっぽろ駅前クリニック
学校法人川崎学園 川崎医科大学附属病院
学校法人川崎学園 川崎医科大学総合医療センター
社会福祉法人風と虹 筑後いずみ園

の8施設だけです。国家公務員総合職人間科学区分、家庭裁判所調査官補試験は大変難しく、もし僕が受験したとしてもサクッと合格できる自信はとてもありません。この試験に合格できる人はその時点で公認心理師試験を受けても合格点がやすやすと取れるかもしれません。

文科省・厚労省で定めている通知 公認心理師法第7条第2号に規定する施設の文部科学大臣及び 厚生労働大臣による認定等について (pdf)を読むと、実習時間720時間と大学院よりもハードルが高く、学習到達目標も公認心理師法に始まって知覚心理学、脳・神経系から5領域を網羅した知識を学ばなければなりません。

これだけの緻密なプログラムを学ばせながら実習経験指導をして、給与も実施生に払って、ということになると施設側は大きな負担を強いられることになると思うのですが、とある施設長に聞いたところ「公認心理師を養成するためには職員側も高い意識を必要として職員も勉強にもなる」と実に立派な志を持っていると思いました。

公務員はわかりませんが、ほかの施設ではこれだけの大量のプログラムを経験させるのには2年間では到底足りないので厚生労働省や施設側でも3年間を基準として考えているようです。

考えてみると大学院に進む学費がかからずお給料をもらいながら現場の雰囲気をダイレクトに味わいながら公認心理師を目指せるというのは非常に魅力的なことだと思われます。民間実習先だとその後当該施設にそのまま就職できそうな気もします。

じゃあ大卒後にふらりと応募してみようかと思っても説明会に参加して厳しいプログラムを聞いて覚悟して、多分全ての実習施設で選抜試験も行われるので(失礼な言い方になりますが)これまで臨床心理士試験・公認心理師試験合格率が低かった大学院よりもよっぽどレベルが高い教育を受けることになると思います。

こういう施設に覚悟と決意をして実習に入った人たちはかなり意識高い系なのではないでしょうか。

別に大学院卒者受験生をdisるつもりはなく、公認心理師養成大学協議会が定めているシラバスも実にボリュームがあり、GPA選抜で優秀な学生を公認心理師養成課程に入れたとしても学部生や院生のメンブレ状態が心配になります。

この辺りのメンブレ予測は当然のことながら各大学、大学院でもしていると思います。学生がつらみが深くなって潰れてしまうとまずみんなので、いろいろと対策をしていかないとやばたんになりかねないので頭を痛めているのではないでしょうか。教員側の負担もかなり増えていくので今度は大学教員側のメンブレも心配になります。

ちょっと大卒実務ルートから話は外れたのですが、これから厳しい審査を経て、施設長が熱い思いを公認心理師に寄せて採算度外視で公認心理師を養成しようという実習施設はまた徐々に増えていくのではないかと思います。

実際のところ、第3回試験ではごくわずか区分F受験者が出ることになりますが、合格率に注目していきたいと思います。

※ アナウンス

従来の「公認心理師試験」カテゴリを
公認心理師試験対策
公認心理師試験制度 に分割しました。
 

青字クリックで飛びます。

2020.8.28厚生労働省発表計画
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改定前
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◯ 公認心理師試験スケジュール計画変更の意味

スケジュール表改定後改定前を再掲しました。
2020.8.28に発表されたスケジュールでは令和6年、2024年に純粋培養組の試験を3月実施、そして3月発表としています。かなり事務方の負担が大きいでしょう。それでも何がなんでも2024年には純粋培養組の就活と揃えて行こうという意図が見えます。

このころの試験難易度と合格率かとうなっているのか予測はできないのですが、よりシラバスやブループリントに準拠しているものとなっている試験内容となっていることが予測されます。公認心理師試験合格者=新卒就職となればかなり安定していくでしょう。そのころからカリキュラム見直しも行っていくかもしれません、

考えてみるとこれまでの臨床心理士試験日程も公認心理師試験も大学院新卒者にはかなり負担をかけるものでした。院卒後、勉強をしながらどこか見習いのような形で心理職の卵として働くかフリーター生活をしていくしかなく「資格取得見込です」と言っても6割程度の合格率なので不合格だった4割の人たちは「来年資格取れるまでまだ見習いでも置いといてくれんの?クビにしないでね」

と不安を強いられる体制です。

資格が取れなければもちろん職能団体にも入れず、一番研修を受けたい時期に「資格がないからダメ」というわけわかめな状態です。

医師国家試験を考えてみても2月試験、3月発表で資格取得という配慮がされています。「医師国家試験合格見込ですから手術しますね?」ということは絶対にないわけで、心理はわざと自分たちを軽く見られるようにしているドM団体なのではないかと思う次第です。(ひなた感想 協力&校閲ウサねずみさん)2020.8.29

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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
おつかれTwitter

要は世界に散りばめられた光を
見つけられるかどうかなんだよね ☪︎⋆


◯ 第3回公認心理師試験受験審査結果及び試験日のお知らせ

2020年7月15日、「3回公認心理師試験受験審査結果及び試験日のお知らせ」が届いたという話を第3回受験生から聞きました。

さて、ここで気になる記述は、なんと言ってもコロナです。新型コロナの影響で試験日程が再延期になるかもしれない可能性があるという記述です。

そしてもう一つ気になることがありましたので聞きました。この審査結果通知は、受験資格がある、という人に対して送付されたものです。審査結果で受験審査に通らなかった人に対してついては2週間前に、受験資格がないと通知すると聞きました。そこで日本心理研修センターに電話確認をしたところ、僕「例年そのような扱いと聞いておりますが、いかがでしょうか?」と問い合わせたところ「そうなっています」ということ。

さて、そこでですが、資格審査が厳しくなったということを聞いています。今回受験審査結果通知が来なかった方はきちんと問い合わせてみることが必要だと思います。


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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
おつかれTwitter

全力で駆け抜けた景色は当然
爽やかな薫りをのこすものだね ☪︎⋆


○ 休み休んでモチベーション回復

第3回公認心理師試験日程がはっきり決まったところで、各種予備校や各受験サイトで「それ、頑張って試験は半年後!どんどん勉強しなさい!」という勢いではっぱをかける様子が目白押しです。

で、それが受験生にどんな影響を与えるかというと果てしないプレッシャーです。僕はいろんな受験生、というか「受験申込者」を知っています。

あまりに仕事が忙しすぎてとてもではないけど受験勉強ができない。体の病気やメンタルダウンしていて、申込みはしたものの、受かる気がしない、そもそも心理は門外漢なので何がなんだかわからないのでやる気がでない。とりあえず勉強したことを半年経ってすっかり忘れた。もう勉強するのがヤダ。職場の要請で無理矢理受けさせられる、コロナがコワイ。

僕はこういう気持ちを否定する気持ちはありません。そもそも他職種参戦者には冷たい言い方に聞こえるでしょうけれども「不合格でも本格的な心理職として生きていくわけでなければ今回で死ぬわけではないじゃない?」ということでさ。

Gルート読み替え不可心理職受験者はたいてい第1回試験で合格していますが、リチャレンジャーは「現職でクビにはならないよ?」ということです。ある程度経験値を積んだ心理職受験者は先も見えています。そう簡単に人1人をクビにはできません。D1、D2、Eルートは「いくらでもこれから先チャンスはあるじゃん?」と思います。

と考えると今すぐビシバシ果てしなく勉強してボロボロにならなくても、まあ落ちてもなんとかなるじゃん?という非常に冷たいけれども真実がそこにはあるわけで、どうしようどうしようと思わなくても気楽に構えていればいいわけです。

心理の道は果てしなくいろいろな分野があります。科研費を文部科学省からもらえる優秀な人も試験に落ちています。

児童心理、児童自立施設専門員は児童相談所だけでなく、児童養護施設で働くこともあります。泊まりもあるので結構な労働になるこもありますが心理出身者は学部卒でも歓迎されます。放課後デイサービスもそうです。児童発達支援管理責任者が経験年数で取れます。ここには臨床心理士も公認心理師もいることが多いですが無資格者でも公務員や法人の職員として採用され、安定した生活をしています。

また就労支援継続施設の生活指導員も資格なしでもやはり心理学部卒は歓迎されます。しかも日勤のみで宿直もありません。フロアのさまざまな精神障害者と直接かかわれるやりがいのある仕事です。

というわけでその職場を終の住処と決めたら資格は不要です。ひょっとしたら国家総合職や家裁調査官補になんなく受かるかもしれません。試験との相性です。

だから院卒で資格要件がある人は就職してからまた心理職としての資格を取ってもいいわけです。Gルートの人は今回惜しくも不合格としても2回リベンジの可能性もあります。

落ちたら死ぬ試験ではありませんし、若い人は児童心理で大歓迎、就労支援に意欲がある人は就労支援継続施設で働けます。

最初の就職を純粋な心理にこだわらなければ老人福祉施設はとても手が足りないので福祉にかかわる資格は入職してから取ればいいですし、そこから心理の資格を取ってもいいわけです。

というわけでもし上記の事情で資格が取れなくても就職もできますし仕事をしながらの資格取得も可能です。

あまり思いつめないで、「ま、人生なんとかなるや」と自分の人生に余裕を持って考えてみるとぼちぼち休んでやる気になったらやろうかな?という心にゆとりを持ってモチベーションはまあ自然に回復するのを待てばいいわけです。


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