カウンセラーひなたあきらが公認心理師について考えてみた

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。 ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:公認心理師

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◯ 公認心理師資格を取らない方がいい人・取る必要がない人々

これまで公認心理師試験のことばかり書いてきました。

公認心理師数が必要だと書いて来たので、公認心理師資格をどんどんいろいろな人が取得すべきだ、と僕の主張が受け取られているかもしれません。

実は受験者の中にも「取らない方がいい人」や「取らなくてもいい人」はいます。

医師はほぼ必ず医師の仕事に就きます。

公認心理師取得者のスタンスは異なります。

公認心理師は名称独占資格に過ぎないのですからタンス資格にしてしまう人もいるでしょう。

1.取るべきでない人

⑴ 多重関係が生ずる専門家

養護教諭のしている援助業務はほぼ心理と同じ仕事なので、意義は十分にありそうです。

管理職、一般の教員は公認心理師資格登録とともに教員業務に支障をきたすことが考えられます。

多重関係が生ずるので立場上資格を取らない方がいい人はさまざまな領域にいるでしょう。

⑵ 資格を取るだけで満足する人

他資格ホルダー、もしくはすでに心理以外の職に自己のアイデンティティを持っている人がいます。

教員もそうですが、公認心理師を取得すれば確かにハクはつきます。

今までしていた仕事を捨てて心理職に転職するなら心理専門家として生きることができますが、心理職はそれほどまでに魅力的でしょうか?

名刺、名札に「公認心理師」と書いてあっても「心理面接をしてください」「心理テストをしてください」というクライエントさんや現場医師からのオーダーに応えられない、やる気がない人で「あ、それできませんから」と答えるようでは「取っただけ資格」になってしまいます。

それでも他領域の人でも心理知識を得て元々の仕事の幅を広げることは意義があります。

資格取得したから心理専門家と対等以上になり、心理職と競い、プライドだけを満たすという資格の取り方は違うと思います。

僕は他職種の人も幅を広げることにも意義があると思いますが、試験実施側では違う意図がありそうです。

資格を取っても心理業務の実働人員にはならない、養成施設で指導に当たれない人は資格を取得しても戦力外とみなされているかもしれません。

⑶ 心理業務をしていないし今後もしない人

こういった人は受験を自ら辞退すべきと日本心理研修センターは考えています。

企業でも官公庁でも「◯◯相談員」という名目だけで相談業務をしていない、実質上は総務や人事の仕事をしていて、今後も心理相談をしないであろう人たちでこの資格を取りたがるもいます。

2.取る必要がない人々

医師は取らなくても業務に支障はありません。

公認心理師を取得して養成指導に当たる立場の医師は資格が必要と思います。

他資格ホルダーで自らの立ち位置がはっきりしている人、自分の職務領域だけで仕事をする人も取得する必要はありません。

私設開業をしていてキャリアコンサルタント、コーチング等で一定以上の地歩をすでに築いている人たちも無理をして取得する必要はないでしょう。

私設相談員が仕事の幅を広げるために取るならば十分に意義があることですが、資格と関係なく、ただ事務所の集客を考えるのならばそれも違うような気がします。

3.結語

資格がどうしても必要な人々に加えて、公認心理師を資格マニアのイチ経歴だけとしてしまう人々がいることを行政は把握しています。

また、他領域活躍者中、公認心理師資格を生かして将来的に心理業務を側面から支えていく人も求められていそうです。

「不合格だから職業人生が終わってしまう、取得しないと相当な不利益をこうむる」人たちはこの資格が必要です。

確かにこの試験は難しく、下方得点修正があると決まっているわけでもないので、得点率6割厳守だと軒並み元々の心理プロパー以外は合格できなくなってしまいそうです。

「不合格だからダメ、自分の人生が終わる」わけではない人々も多いでしょう。

もちろん試験は人格、人柄やや知能を問うていません。

不合格だったからといってその人の人生そのものを否定するわけではないのです。

今回心理の世界に触れた、そして元の仕事で自分を磨くというプラスのチャンスが与えられているという考え方もできると思うのです。

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審美歯科公認心理師かがみちゃん

-創作-

僕「かがみちゃん公認心理師取ったんだね、かなり遅れたけどおめでとう」

かがみ「うーん、もう1年近く経つのに今さら感満載の祝福ありがとう」

僕「審美歯科で働いてる心理の人って僕はかがみちゃんしか知らないよ。Gルート受験って聞いたけど」

かがみ「歯科医院も診療所、クリニックだから大丈夫なのよ」

僕「そっかあ」

かがみ「歯はね、結構その人のメンタルと深く関係してるの。ほら、矯正されてないとか、歯が茶色いとか、そうすると人前に出るのがおっくうになる人も多いワケ」

僕「うん」

かがみ「歯で食べ物を満足に食べられなかったらイライラするしストレスたまるでしょ?だから一般治療も十分意味があるの。時間をかけて根管治療をやるとか大事なのよ」

僕「ふうん」

かがみ「でも不幸にして自分の歯が機能できなくなったときに入れ歯や部分入れ歯だとやっぱり噛みにくいのよ」

僕「うん」

かがみ「だからウチのクリニックでは保険適用外でもインプラントをオススメしてるの。QOLも上がるしね」

僕「ふうん、見た目も身体面も両方ともメンタルに関係しそうだねえ」

かがみ「そそ、最初に十分にカウンセリングしてね、何を患者さんが求めていて、そのためにはいくらお金がかかるのかじっくり話すのよ」

僕「うん」

かがみ「あと審美歯科のウチでやってるのは歯のホワイトニングね、いくら美人でも歯が黄色かったら笑顔も台無しじゃない。だからうちではオフィスホワイトニングを勧めてるのよ」

僕「オフィス?」

かがみ「ホワイトニングはね、薬液をマウスピースにつけて定着させるんだけど、薬液は海外から個人輸入でも手に入るからセルフホワイトニングもできるけどね、個人輸入した海外の薬液の品質や安全性の保証はあんまりアテにならないのよ」

僕「うん」

かがみ「そしたらね、ホワイトニングが不十分だったり、ムラになったり、安い薬液だといろいろと心配もあるからさ」

僕「うん」

かがみ「だからウチは高価だけど院長がアメリカの学会のコネでいいホワイトニング薬液を輸入して、プロの技術で施術をしているのよ」

僕「ふうん」

かがみ「でもタバコとかカレーとか色素沈着しやすい要素は必ずあるから、歯の表面だけじゃなくて歯の内部まで染まってる場合もあるのよ。」

僕「そういう場合は?」

かがみ「どうしても汚れが落ちない歯の場合にはセラミックコーティングで歯の上にセラミックを被せちゃったり、自費用コンポジットレジン(歯科用修復剤)を塗ったりとかね」

僕「うん」

かがみ「あとは矯正ね、うちは小児歯科もやってるけど、もう3歳ぐらいで矯正か必要かどうかわかるからね」

僕「ほう」

かがみ「なるべく子どものころから矯正した方がアゴの骨が柔らかいからやりやすいの」

僕「子どもは歯医者さん嫌がりそうだよね」

かがみ「うちの小児歯科は普通の歯医者さんみたいに白いカベで無機質な感じじゃないよ。LEGOみたいにカラフルな色で外装も内装も楽しげにしてプレイルームで歯医者さんコワイって言ってる子どもと遊んで気に入ってもらうのも大切なワタシの仕事ね」

僕「ほう、たしかに大切かもね」

かがみ「矯正っていうと子どものためだと思われがちだけどウチは大人向けの矯正もやってるのよ」

僕「うん」

かがみ「八重歯がカワイイとかそういうのは昔の日本の文化ね。噛み合わせが悪いと健康全体に悪影響あるし」

僕「ふうん」

かがみ「外見で引け目を感じてたら奥手な性格になっちゃう。歯並びを良くするためにはある程度削ったり抜いたりも大人の場合には必要になる場合もあるわね。そこでインプラント奥歯に入れる場合もある」

僕「うん」

かがみ「表側矯正でブリッジが目立つのが気になるなら、今は裏側矯正やマウスピース矯正みたいに目立たない矯正方法もあるし」

僕「審美歯科っていうとインプラントのイメージがあるけど」

かがみ「インプラントって、高級な入れ歯ってワケじゃなくて、もうアゴへと人工歯を埋め込む手術だからね」

僕「うん」

かがみ「だから事前にCTスキャン撮ってそこからできるステント模型や全体の模型を作ってね」

僕「凝ってるね」

かがみ「インプラント施術に適合できるぐらいのアゴの骨の厚みがあったら、手術計画立てるんだけど、この手術をしたらいくらかかって、そこで得られるメリットは何かとか。患者さんもチームに含めて歯科従事者が説明していくのよ」

僕「丁寧だね。お金高くない?」

かがみ「保険適用外診療だから確かに高いわね。でもね、全部自分の歯を失って『あー、総入れ歯だと味気ないなあ』と思ってる患者さんに全部30本ぐらいのインプラントを埋め込むワケじゃないのよ」

僕「ほう」

かがみ「インプラントをアゴの要所に入れて、そこで人工歯を支えるオールオンフォーって施術があるの。費用面でも身体的な負担も少なくなっているのよ」

僕「最先端技術なんだねえ」

かがみ「あとは予防歯科ね。虫歯になってから来院するよりも定期的に来てもらってバイオフィルムを除去するとか、メンテナンスが大事だから。メンタルヘルスも一次予防が大事でしょ。糖尿で歯周病になったら命取りだしね」

※ 審美歯科医院、クリニックで働いている臨床心理士、公認心理師は実際にいます。

保険適用外なので結構宣伝にお金もかけて立派なホームページを出しています。

審美歯科はお金もうけ重視に見られがちな医療領域ですが、患者さんを第一に考えながらきちんと不安な人たちの手当てをしていくことができれば、患者さんの心身の安定や生活の質の向上にも寄与していけるでしょう。

今後、主流でなくても審美歯科心理職は活躍していくものと思います。

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美容整形公認心理師さなみちゃんの憂鬱

さなみ「心理カウンセラーの面接に来たみなみさなみです。」

事務長「あら、電話は可愛い声だったけど、実物も悪くないわね。あなた何歳?」

さなみ「はい、25歳です」

事務長「うん、合格、じゃ、うちのクリニックでは40歳で通してね」

さなみ「えっ」

事務長「ほら、うちのクリニック来た患者さんに『うあわ、40歳なのにこのクリニックの施術を受けてるからこんなに若ーい』って思われたら宣伝になるでしょ?だからあなたは今日から40歳」

さなみ「・・・はい・・・」

事務長「私も40歳だけど65歳で逆サバ読んでるんだからね。ところでウチのクリニックのウリはわかる?」

さなみ「はあ、ホームページ見たからいろいろとやってるなあと」

事務長「まずはフェイスでいうとボトックス注射はきちんとおススメしてね、それからほうれい線へのヒアルロン酸注入、それから顔のたるみのリフトアップ」

さなみ「えっ、そういうこと大学院で習ってない」

事務長「それはどうでもいいから。あと高濃度ビタミンC注射とか点滴ね、プラセンタ注射は回数多く来てもらっているうちに他の施術も受けたくなるように勧誘してもらってるのよ」

さなみ「はあ」

事務長「で、セット価格で夏の割引セールや学割を今だけやってるから、お客様になるべく多く限定パックおススメして」

さなみ「えっ?私が?」

事務長「当たり前でしょ、美容整形外科のカウンセラーなんだから売らなくちゃ。ウチのクリニックは院長の方針で国家資格の公認心理師所持者だと美容カウンセラーにもハクがつくかなって」

さなみ「うーん」

事務長「お客様でね、若くてお給料も安いから施術にためらっている人にはウチのクリニックのビューティ分割ローンをおススメしてね。『1日当たりわずかコーヒー一杯の値段ですから』って言えばハードルも下がるから」

さなみ「おいくらのコーヒーをどのぐらいの期間飲むんですか?」

事務長「気分次第でトークの中で笑顔で電卓叩けばいいじゃない。あとバストね」

さなみ「ちょ、待っ」

事務長「タブレットに写真入ってるからカウンセリングの時にはこの写真見せてあげて。生理食塩水バッグはバストが石灰化したりしこりが残るか、除去術をしなきゃいけないけど、うちのクリニックはヒアルロン酸注入と自己脂肪注入で自然なバストアップしてるの。もっとも今バッグ入れてるクリニックはないけどね」

さなみ「いろいろやってるんですね。ですけど・・・」

事務長「うちの脂肪注入バストアップはね、本人の太ももから抽出した自己脂肪を遠心分離器にかけて不純物を除去してから注入しているから異物反応が起きにくいのよ。そしてヒアルロン酸は分子が大きいから通常は1年しか持たないのに3年持つのがウリね」

さなみ「はあ」

事務長「高濃度ビタミンC点滴は週1回をオススメしてね。あと酸素カプセルセット価格で今25パーセント引きだから」

さなみ「あのですね、ところで私心理カウンセラー採用って聞いたから面接に来たんですけど」

事務長「うん?だから合格よ。ウチのクリニックはビューティアンドスリムメンタルカウンセラーB&Sメンタルカウンセラー認定資格発行してるからその証書にローマ字でキレイにサインしておいて。ところで公認心理師の資格証書ってあるの?」

さなみ「えっ、これですけど」

事務長「センス悪いドムラサキ色のケースねえ、中身も小学生が町内会の相撲大会でもらえる賞状みたいな・・・

さなみ「うん、で、私カウンセリングの仕事志望して来たんです」

事務長「あなたどこに住んでるの?」

さなみ「埼玉県所沢市ですけど」

事務長「うーん、うちね、南青山にあるクリニックだから、あなた表参道に住んでて、そこのマンションから来たっていう格好してきてくれる?今着てる服◯ニクロなんでしょ?」

さなみ「えっと、ラフな格好で面接来て下さいって書いてあったから」

事務長「じゃ、むしろ高いスーツがいいわね。持ってなかったらうちでいい白衣用意してもいいし」

さなみ「はい、私大学院で認知行動療法で修論書いて児童対象の限局性学習障害の研究してたんですけど、ちょっとここの仕事は・・・」

事務長「そこにあるカウンセリングルームはすごく立派な内装なのね、お客様がVIP待遇されてるって感じられるように」

さなみ「えっと」

事務長「で、このクリニックの向かいにエステサロンがあるじゃない」

さなみ「ああ、あれですね」

事務長「エステ脱毛は施術が完全じゃないこともあるし、何回も通わなきゃいけないから医療脱毛の方が安心で結局安いってお客様には言ってね。痛みも少ないし。」

さなみ「はあ」

事務長「お給料は初任給28万円プラス当社規定の歩合給ね、初任給は3カ月保証、あとは実力主義ね。新卒でこんなに出してくれるところないでしょ」

さなみ「まあそれはそうですけど、1日コーヒー何杯分のお給料なんですか?」

事務長「売上によっては◯ターバックスの最高級コーヒーが何杯分も飲めるわ、じゃ、明日8時半出勤ね。笑顔でお客様を安心させてどんどんクリニックの売上げに貢献してね。院長にあいさつしてもらいたかったけど、院長は今日は福岡院行ってるの。1人で大阪院と3つ掛け持ちしてるから。でも電話に出るときはそういうことは言わないように」

さなみ「えっと、ありがたい話ですけどそう言えば私他にカウンセリングのバイトやってて毎日来られないの思い出して」

事務長「あら、うちのクリニック土日もカウンセリングもやってるし21時まで空いてるからその仕事の合間に来てね。こっちもありがたいわ」

さなみ「あのですね、こういう美容整形外科って私知識もないし本当に効果があるかどうかわからないし」

事務長「大丈夫、私がしっかり教えるから一緒に頑張りましょう。最初はみんな素人なの」

さなみ「あの、忙しいから今日は帰ってからいったんよく考えてみようかと」

事務長「はい、じゃ、この雇用契約書にハンコとサインね。そしたら今日は終わりね」

さなみ「いえ、結構で」

事務長「そうなのよ、うちは結構いい評判があってお客様からも従業員からも評価が高いのよ」

さなみ「ぅ゛〜ゎ゛カゝ丶)まιナニすひ″レよ″せω」

事務長「わかってくれてありがとうね。さなみちゃんがハンコついた契約書預かったわよ。じゃ、明日から私たちの仲間ね、私たちのお金、じゃなくてお客様への最高のサービスのために頑張りましょ!」

さなみ「レよレヽ─」

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公認心理師で金儲け(個人営業編)

瑠奈・エトワール伊集院:
「ひなたくん、いらっしゃい、お話したいっていうからすごく忙しいけど特別に時間取ってあげたわ」

僕「はあ、伊集院さん、なんだかすごい名前ですね、本名のごんざわケメ美さんで呼んでいい?」

瑠奈「あら、ひなた君、私忙しいんだからいつでもお帰りなさって結構なのよ。瑠奈様でいいわ」

僕「はい、すみません。瑠奈さんってあっという間に他の開業カウンセリング事務所の相談員から独立しましたね」

瑠奈「うーん、3年間かかったけどね。それから開業軌道に乗せるまで3年は持ち出しばっかりでもう大変」

僕「前ケメ美さんが自称事務所って言ってたところは木造の階段がステンレスっぽいカンカンアパートでしたね。足音が階段に響く。で、こんな駅から遠くて不便なマンションにオフィス開いたんですね」

瑠奈「瑠奈様でしょ、ねえー、くるみちゃーん、お客様一人お帰りよー」

僕「あ、ごめんなさいごめんなさい」

瑠奈「商売の話聞きに来たんだよね、私、この仕事では公認心理師は名乗ってないの」

僕「ほう」

瑠奈「だってねえ、瑠奈様のありがたいヒーリングを受けに来るお客様に資格は関係ないもの。公認心理師って名乗って売上げ上がるならそうするわ

僕「そうですか」

瑠奈「でね、集客のためにはまずSNSへの露出ね。Facebook、ツイッター、Instagram、LINE、mixi、特にFacebookはアカウントいくつか取ってね、私名義のアカウントとサロン名のアカウントと、サロンを応援してくれるファンのアカウントとかサブアアカ10ぐらい取ってね。ほかのSNSもそうね。営利目的じゃないっていう標榜だとアカウントひとつで数千人に宣伝できる。意外と効果あるのがフリーペーパー。名刺大の宣伝カードはたくさん飲食店に置かせてもらうの」

僕「ふうん」

瑠奈「代わりにオタクのお店宣伝しますからって言ってね」

僕「へえー」

瑠奈「ホントにそのテーブルの上にほかのお店のチラシ置いて宣伝もしてあるのよ」

僕「うん」

瑠奈「あとホームページはお金かけても外注でキレイに。ブログはアクセス少なくてもWordPressで独自ドメイン取って作る。あとメルマガね。」

僕「普通の無料ブログだとダメなの?」

瑠奈「無料ブログっていろいろルールあるじゃない?でも日本ブログ村には登録しておくといいのよ。私はヒーラーとか癒し、ヒーリングに登録してあるけどね」

僕「それでお客さん来るの?」

瑠奈「ブログ村で順位は下位でも、とにかく私の紫のヴェールの奥に隠された美貌とハイヤーパワーの効果が感じられる写真撮りまくって載せまくってセミナーとかセッションの写真いっぱい載せるのよ」

僕「ふん」

瑠奈「セミナーは無料でいいから、2、3人しか来なくても写真の撮り方でたくさん集客出来たように見せるの。お客様の声を拾い上げたら10倍ぐらいの長さに編集して宣伝して個人ヒーリングにつなげると。」

僕「うん」

瑠奈「メルマガも同じね」

僕「ふん」

瑠奈「あとはね、ヒーリングの売り物はピンポイントに抑えること。私は美容、健康、精神の安定。細かい要望はセッションの中で聞くから看板は少ないメッセージ。売り物は3つ以内。宣伝文は15文字以内」

僕「ふーん」

瑠奈「あとは絶対に1セッションの値段を下げないことね。安上がりなセッションだとありがたみもなくなる。私は90分2万円。これを厳守」

僕「なるほどねえ」

瑠奈「あとね、ひなたくんも言ってたけど立地の問題ね。うちは駅から離れた住宅街だから場合によってはバイトのくるみちゃんが駅までお客様を迎えに行くの」

僕「ほう」

瑠奈「そうするとお客様はお迎え付きだから感動する人もいるのよ。あと本は絶対出版すること。500部でもいいから。本出してるってことが信用になる。3冊は欲しいわね」

僕「やること多いね」

瑠奈「そうよ。セミナー、セッション、講演、出版、ブログ、メルマガSNSって全部回さないとね」

僕「ふーん」

瑠奈「あとは天使の加護や宇宙でハイヤーセルフを高めさせる。お客様のインナーチャイルドを育てるためのエナジーやシナジーをマジックナンバーから割り出してキネシオロジーで確認する。最近はグラウンディングワークをたくさんやってるのね」

僕「何それ?」

瑠奈「うーん、私も実はよくわからないけどなんとかなる」

僕「ケメ美さん今日は忙しいのにどうもありがとう」

瑠奈「くるみちゃーん、お客様一人お帰りよー。あとで塩撒いといて」

くるみ「はーいごんざわ先生」

瑠奈「・・・くるみ、あんたも今日は帰んな」

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◯ 公認心理師で金儲け(法人営業編)

※ 以下、架空の話です。

僕「きんせいさん、凄くやり手ですねえ。お若いのにこんな都会の一等地のビルにすっごく狭い事務所構えてカウンセリング事務所経営しているんですから。いつもブログ見てますよ。メルマガも読んでますよ。」

金成「ああ、僕の苗字、かねなりって読むんだよね、ま、ハンドルネームなんだけどね、本名は図部沼(ずぶぬま)っていうんだけど、ほら、名前も大事だから。いちおう臨床心理士会と日本心理研修センターにはハンドルネームでいいかって、許可申請はしているよ。イメージって大事じゃん?」

僕「はい」

金成「あ、ちなみにブログもメルマガも自分では書いてないよ。2000文字250円ぐらいでクラウドソーシングに頼んでる」

僕「えっ」

金成「だって面倒じゃん。自分で書くの。安い金で文章買えるのは便利。それからね、どんなに狭くても大都会に事務所持つのはイメージ戦略として大事だね、このレンタルオフィス安いし会議室も借りられるからプレゼンもできるし。名刺に書いてあるオサレな地番は大事だよ」

僕「はい。なりきんさんってどうやって若くしていろんな大企業から仕事取って講演会とかやっているんですか?」

金成「なりきんじゃなくてかねなりね。まず最初は普通に病院に勤めてたんだけどね、たまたまね、まとまった伯父の遺産入ったから。ほら、人生一回しかないじゃん?それで一発勝負に出たのさ」

僕「かねとりさんって最初のとっかかりはどうやってお客さん取って来たの?」

金成「僕の名前わざと間違えてるよね?まあ性急に聞こうとしないでちょい待ってよ。僕ね、病院にいたときから開業目論んでたから、おんなじようなEAP個人企業と仲良くするために勉強会とかで人脈作る、これ後から話すけど大事ね」

僕「はあ」

金成「それからね、まず簿記2級とファイナンシャルプランナー取った。社労士は勉強だけしてみた。経営戦略大切なのね。」

僕「ほう」

金成「で、まあ君との仲だから特別に教えるけど最初は市民会館の小会議室とか借りていろんな講演会やるのよ。これは一般向けね。客は一人でも二人でもいい」

僕「はあ」

金成「それはそれで儲からなくてもいいわけ。自腹で。ただ、メンタルヘルス関係の講演実績になるでしょ?」

僕「はい」

金成「そしたら大手企業に格安で「メンタルヘルス啓蒙活動している事業やってます」って言って電話営業して売り込むの。1,000件電話すれば何件かはけっこう福利厚生部門は食いつくから、一講演1万円でもいいからやるの。でもこれはお試し初回料金ってことは強調するの。で、こんな大企業で講演したってことは実績になるからパンフに載せられるし。で、次からは1講演30万円ね。」

僕「はい」

金成「あとねえ、同業者と仲良くなったら官公庁とか社団とか独立行政法人の入札に参加するんだよ」

僕「うん」

金成「メンタルヘルスプログラムパッケージね。一回落札すると300万円ぐらい粗利取れる。」

僕「へえ」

金成「だから他社2社の見積書、社印が入ったもの持ってるんだよね」

僕「えっ、なにそれ」

金成「ほら、官公庁って3社見積相合わせが必要だからさ」

僕「ふん」

金成「形だけでも数社から見積書取ったってが必要なの。でもメンタルヘルスプログラムなんてそうそうクライエント企業もやり方変えたくないからさ」

僕「うん」

金成「だから前やってもらった業者にまた落札して欲しいワケよ」

僕「談合?」

金成「人聞きが悪いなあ。お互いの業務効率化と均質化サービス安定のためだよ」

僕「いろいろ大変なんだねえ」

金成「まあメンタルヘルスは個人で法人を相手にするCtoBのやり方がコスパがいいね」

僕「ふーん、よくわからないけど」

金成「ま、飛び込みでの問い合わせもあるからリスティングはセグメントに訴求力があるものにしてSEO対策や被リンクもばっちりやらないとね。サチコンもどんどん工夫していかなきゃだし」

僕「リストラのセメントは砂丘でシステムエンジニアかあ。ドモホルンリンクルなんだね。幸子さんも大変だなあ」

金成「ひなたくん、ひとつもかぶってないしひどすぎるからそれ。どう?ところで今の仕事やめたら完全請負で仕事紹介するよ」

僕「あ、じゃそれで」

金成「メール相談とライティング1件350円、電話相談は1件1500円出来高、電話ない日はゼロね」

僕「・・・キッツいなあ」

金成「個人事業主だからね。合名会社が今はいろいろとお得なことも多いよ。ま、わからないことがあったら聞きに来たまえ。開業コンサル友人だから初回無料にしとくよ。そのあとは40分6万円。あとうちフランチャイズもやってるから。初年度ロイヤリティゼロ円顧客月30人保証制度もあるよ」

僕「・・・いや、僕の能力ではもったいないぐらいの話なのでご遠慮させていただきたいと・・・」

金成「うん、友だちにも紹介しといてね」

僕:(この人について行ったら丸裸どころか莫大な負債ができそうだなあ・・・)

金成「君、それ心の声のつもりでもきちんと声に出てるから」

僕「あ、じゃ、今日はこれで、ちみちゃんがおうちで待ってるので」

金成「うん、近いうちにまた僕からどんどん連絡するからね」

僕「あ、いや、どうも、今日はありがとうございました」

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