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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)

「自分に何ができるか」よりも「自分は何がしたいか」を大切にした方がいいのは、前者は言い換えると「相手の利益の為に自分ができること」という非常に受動的な思考であって、他者の中にある想像上でしかない欲求に自分の時間を委ねる事に他ならないから。後者に時間を与え、自分の人生を謳おう。


◯ 黎明?衰退?心理臨床学会会員数の現状と今後

Twitterで心理臨床学会の退会者が入会者より多いのではないかということがということが話題になっていました。

ちな、心理臨床学会のホームページ 公式発表によると2018年の正会員数は正会員29,414名ということです。

さて、僕の手元にも話題となっている2020年6月号があり、散らかり放題の書棚を整理したら2017年6月号、そして2011年の2月号(このころは2月が会務報告)が出てきました。これでなんとなくの傾向はわかりました。

これらの数字を書き写してここに転載するのは簡単です。数字データには著作権はない、本雑誌は国立国会図書館にも収納されている公的文書だからという論理はあります。

ただし、だからなんでもいいというわけでもないだろうと思い心理臨床学会に問い合わせをしました。「本誌はあくまで会員向けに配布しているもので、心理臨床研究の処分に際しても留意するように注記してある。数字データと言っても一般会務報告も会員向けのものなので、一概に引用していいとは言えない」と事務局の方から言われたので数字の転記はしません。

さて、心理臨床学会は心理学関係では最も大きな学会なのですが、果たして学会の行く末は、会員数が増えてなお発展していくのか、それとも徐々に減って衰退していくのか、ということを考えてみました。

さて、これには3パターンの未来予測ができると思います。

1.新しく公認心理師資格を取得した他職種Gルート合格者が加入して学会員が増える

他職種Gルート合格者は元々持っている、そこで働いているフィールドの人は公認心理師は+αの資格ということで、元のフィールドでは自己投資をしていても心理臨床学会には入らないかもしれません。ただ、勉強熱心でダブルフィールドを持ちたいと思っていたり、心理職への本格的な転身を考えている人は心理臨床学会に加入するかもしれません。そういう人の参加は貴重です。

2.臨床心理士に見切りをつけた人たちが公認心理師のみの資格ホルダー(公認ピン理師)としてやっていくので、減る

橋口誠志郎さんは心理臨床学会を「やめる」と明言していました。これから先、公認ピン理師としてやっていくのであれば臨床心理士資格更新ポイントも不要です。また、公認心理師ブームが現在台頭しているのも事実なので、臨床心理士ホルダーもなんとなく辞めてしまう人もいるかもしれません。これも個人の決断なので否定は決してしません。

3.あまり変わらない

臨床心理士でも心理臨床学会に入っていない人の絶対数はいます。心理臨床学会について、僕は割と好きです。行けば全国の知己に会えて、自分の主領域だけでなく別領域の世界にも触れられます。コロナの関係で今年はオンラインですが、一定数、毎年発表したい、または職場からお金が出るから義務的に参加、あとは何がなんでも好きだから。など色々な理由で参加している人もいるはずです。あの先生の発表が聞きたいから、このテーマを深めたい、と意欲的に好きで参加するというのが興味をそそられて勉強にもなるのではないでしょうか。

4.結語

学会は参加したい人がするものです。発表もしたい人がするものです。入退会は自由です。
会員数は若干前後することはあっても参加したい人たちの意欲はあまり変わらないでいて欲しいと思います。例年参加者は7千人程度、3万人強の正会員の中で全員が参加する人わけではないのですが、僕は心理職としての新公認心理師の方々が参加してくれるならばウェルカムで、心理の新しい世界の中で活発な研究や意見交換が新しい視点からあるといいと考えています。そういう意味では意欲的な会員が増えることを期待しています。

僕自身は敢えて自分と違う領域の発表を聞いてみたり、自領域を深めたりとさまざまな形態で参加しています。旧来の知己と会えて挨拶や意見交換をできるのも楽しみです。この業界に長くいると知り合いも増えます。コロナが落ち着いたらまた全国の心理職の方々の顔を見ることができるのを期待しています。