ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

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○ 速習「コロナ禍で急増‼︎」メンタル疾患を正しく理解する」byひなたあきら監修Kin Chu(近代中小企業)

1.序

月間近代中小企業「Kin Chu」という雑誌があり、1年半前ほどからご縁があってこれまでコロナ禍と中小企業経営者の関係について、また、パワハラについての記事を数記事投稿させて掲載させていただき、この度小冊子即週「コロナ禍で急増‼︎メンタル疾患を正しく理解する」監修をさせていただきました。
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月刊近代中小企業「Kin Chu」は僕以外にも心理職の方々の寄稿があり、中小企業とメンタルヘルスとの関係をとても重視しています。

従業員を雇用している中小企業リーダーがこのコロナ禍に巻き込まれて従業員のメンタルに気を配らなければならないというのはとても慧眼と思います。

精神疾患というのはコロナ禍にかかわらず一定の数の罹患者がいるわけです。それでも「コロナ禍で急増」というのは 、たとえ統合失調症や双極性障害のような遺伝性が高いと言われている疾患でも、強いストレスがかかるとそれまで耐えていた人が急激に発症、または増悪するというのはいかにもありそうなことです。

そこで今回本小冊子を出すことで、メンタル疾患に関する理解を一般の方々にも広く知ってもらいたいという高い意識から発行する次第となったわけですが、こういった啓蒙冊子の監修を勤めさせていただいたのは僕としても大変身に余る思いが致します。

そこでこの小冊子の見本をここに紹介させていただく次第ですが、興味のある方や、一般向け広報として活用したい方、またご自身が読みたいという方はぜひ正式版を入手して参考にし、お読みになっていただければ幸いです。

「速習」見本pdf

「近代中小企業」
発行:中小企業経営研究会
https://www.kinchu.jp

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「支え合う家族・夫婦で支え合い、そして子どもたちを支え、笑顔で明るい家庭を過ごすには?」

※ 本稿は近代中小企業様に投稿させていたものです。僕はこのブログの大きなテーマとしていて、メンタルヘルスへの影響が甚大な新型コロナについて取り上げています。今回出版、及びインターネット上に掲載していただいたことについて感謝申し上げます。

 
「近代中小企業」
発行:中小企業経営研究会
https://www.kinchu.jp

(元原稿)

1.はじめに

6月19日、政府は都道府県をまたぐ移動を許可、これによって観光産業が息を吹き返し、世の中も明るいムードになることが期待されています。その反面で日々変わる感染者数の増減が発表されています。場合によっては第2派流行があるのではないかと懸念されています。これまで休校されていた学校は登校可能になりましたが、予断を許せない状況であることには変わりありません。

ソーシャルディスタンスを守り、「3密」を回避しながらなるべく自粛を続けていくことには変わりないのです。こういった中、家庭人でもある経営者はどのように家族に接し、明るい雰囲気作りと自粛を両立させていけばいいのでしょうか?

従業員にも安定した家庭の中で過ごし、明るく生き生きとして働いてもらいたい、そのためにも企業のリーダーが範を示したいものです。

2.沈滞ムードにならないための家庭の雰囲気作りとは?

休校からだんだん開校となってきた今、子どもたちも元気に学校に行き始めました。そうするとすっかり元の生活に戻ったような錯覚を抱いてしまいます。専業、兼業でも主婦(夫)は子どもの昼ご飯を心配しなくていい、ストレスをためながらずっと家族で顔を合わせていなくてもいいということでほっとしているかもしれません。

ところがスーパーやコンビニに行くと相変わらずビニールの仕切りがあり、並ぶ時にもソーシャルディスタンスを開けて、と今の生活は元とは異なっています。

ニュースは再流行しそうだとか、ワクチンや治療薬はできるのか、海外では爆発的な感染のおそれあり、と見る番組ごとにばらばらの報道をしています。様々な報道に接していると不安にさせられたり、もう危機は脱したのだと思う事になったり、人々は気持ちをかき乱されてしまいます。

企業リーダーは家庭でも大切な舵取り役でそして水先案内人です。混乱する世間の情勢に流されて家族が不安定にならないためには、経営者であるリーダーとっては家族のマネジメントも大事な仕事です。

今は全て良くなったと喜ぶ時期ではなく、世界ではまだコロナは大流行しています。その中で家族を支えるためには正確な情報を知り、家族の不安や心配に対して親身に共感することが大切です。日々洪水のような情報が飛び交う中で、正確な情報を拾い上げましょう。そして家族が知りたい事実をきちんと伝えておく心構えも大切です。正確な事柄というのは「日本ではこの状態はだんだん立ち直りつつあるけれども決して油断はできない」という事です。

子どもは大人の立ち振る舞いを見ています。そして大人を頼りにしています。配偶者もあなたを頼りにしています。ですから大黒柱が揺らぐと他の家族も影響を受けるということを心に留めておきましょう。

家族が「沈滞ムードにならない」工夫というのは無理をして場を盛り上げるということではありません。家庭はお互いの感情が影響しあってひとつの有機体のような動きをします。今回外出が制限されてストレスがたまった、そして自粛ムードが解けたからもっと自由にしたい、まだ慎重にするべきだ、家族といっても一人一人は違っているのですから考え方が違うのは当たり前です。

たとえ誰かがストレスがたまってイライラしたり怒り出したとしても、家庭内のムードメーカーはきちんとその苛立ちを真剣にじっくり聞いて受け止めます。家族全員が他のメンバーから尊重されて、大切にしてもらう権利があるのだということを忘れずにいたいものです。

企業経営者の方々は取引先や従業員ともこういった繊細なやり取りをしたことは多々あったはずです。筆者のような心理カウンセラーから見ても企業リーダーの中には、すぐにでもプロのカウンセラーになれそうな人格識見が優れた人たちが多いのにはいつも驚かされています。企業リーダーこそが家庭の上手な運営者ではないかとも思っています。

企業経営者は人心掌握のプロです。企業はトップダウンで意思決定をして遂行しなければならない場面もありますし、それは必要な事です。しかし家庭ではトップダウン方式は好ましくないことも多いです。どの家族も自分の行動は自分で決めたい、自分の考えていることを相手に表明したいという欲求があります。そしてその意向をきちんと受け止めることも大切です。

世間が大きく揺れ動いていても家族がそれに巻き込まれないためには、ストレスがあってわがままな事をいう家族メンバーがいたとしても「それはお前が悪い」という言い方をしないように心がける事が大事です。こういった時には「I meaning(アイ・ミーニング、自分はこう思うんだけれども」という言い方や態度が有効です。

例えば「お父さん(お母さん)としては行動制限が自由になったとしても家族で夕食は食べたいし、みんなで仲良くしたいから、6時半までには帰ってきて欲しい。そういう風にして(考えて・思って)くれると嬉しいんだけどなあ」とあくまで自分目線から適切な言い方(心理学的にはアサーティブな表現といいます。)だと「そうか、お父さんはそんな風に家族を大切にしようと考えているんだ」とプラスの意味で受け止められやすいです。

3.夫を、妻を支え合う思いやりのある夫婦関係が大切に

夫婦は家族内では子どもたちを支えて、そして夫と妻はお互いを支え合います。夫婦でうまくやっていくために大切なのはセルフケアです。会社のことで頭がいっぱいで心ここにあらず、帰宅しても配偶者の言う事も生返事で聞いていて、真剣に受け止めていない、そうすると相手も不安になります。この事態で日本そのものがぐらついているので、経営者としても冷静でいられない時があるのはよくわかります。

しかし、健全な家族関係を作りたいのなら夫婦関係が良好な事が前提です。そして夫婦関係を健全にしたいのであれば、まずは自分のメンタルケアが大切になります。企業経営者の方々はこの時期切羽詰まっている精神状態にあっても、明るい笑顔を忘れず、楽観的でいられるようなゴールを定めていけば理想的です。

だからといってこの時期は明るい話題ばかりではないのが当たり前なので、「今何が(企業を経営していく上で・経済上の問題として・従業員の生活を守っていく上で)心配なのか」悩んでいる事をきちんと配偶者に伝えておくといいでしょう。

企業経営者の配偶者は、相手が何をしていても上の空で、一体何を考えているのかわからない。という事では不安が高まるばかりです。人は曖昧な情報しか持っていないとより不安になります。人は「完全に把握したい。完璧でありたい」と望むものですがそれは無理なことです。ただ、曖昧なままにしておくよりはお互いに情報を知っておくことが望ましいわけです。企業においては従業員と、そして取引先や顧客との間でもコンプライアンスの一環として情報共有が大切になっていますがそれは家庭もまた同じで、家庭では特にお互いのメンタルについての情報を知っておくとコミュニケーションがスムーズに進みます。

そしてこの時期はかなり女性に負担がかかっていることに留意しておいた方がよいかと思われます。男性の経営者であれば妻のことを、そして女性の経営者であれば自分についてきちんと気配りをしましょう。

妻は母親でもあり、また夫の両親からは嫁としての役割も期待されています。兼業主婦でも専業主婦でもまだ日本においては女性は家事労働の担い手として期待され、育児ばかりでなく介護者になるかもしれません。新型コロナで外出がなかなかできない、ステイホームは女性の仕事を増やしたと思います。買い物や家事は家のことがよくわかっている女性、ということになると一気に負担が増えていたでしょう。

ステイホームが解けてから、それまで気を張り詰めていたのが一気に気が緩んで体調を崩しやすくなることも考えられます。男性はきちんとこういう時に女性をいたわり、きちんと家の事に手を出して家事育児などに取り組む姿勢が期待されます。

新型コロナを乗り越えるためには夫婦がお互いのことを心配し、心身の状態を十分に気遣うことが大切になってくるでしょう。結束力が高い夫婦はお互いのメンタルを支え合います。それは経営者にとってはかなり心強いことです。「なぜうちの妻(夫)はわかってくれないのか」という不満を抱くよりも、まず相手を理解していこうという対話の努力が身を結ぶでしょう。

4.子どもを不安定にさせないために

危機場面では大人よりも子どもの方が敏感に反応して情緒的に不安定になったり、体調を崩しやすくなります。

イライラそわそわする、大人たちがいつもと違う様子なのに気づいて子ども帰りをして甘えたり泣いたり、という変化が起こります。

子どもは心の不調を身体に表しやすいです。食欲が一気になくなったり、反対に食べ過ぎたり、睡眠が乱れることもあります。休校によるステイホームと登校の繰り返しがあれば生活のリズムが乱れ、それは心身面への悪影響も及ぼすのです。

情報共有のことについて書きましたが、それは子どもにとっても同じです。なるべくわかりやすい言葉がけをしましょう。家族は変わらずに仲良くやっていけること、確かに新型コロナは怖い病気だけれども対策をきちんとすれば感染の危険性はぐんと減る、手洗いを励行すること、ひとつひとつ子どもの不安をときほぐすように質問に答えてあげましょう。

そしてこういった場面だからこそ大切なことを子どもには覚えて欲しいと思います。今医師、看護師など医療従事者が治療の最前線にいます。そしてさまざまな市町村でコロナに感染した家を特定してくれ、そうしたら近寄らないようにするから、という人々が役所に押しかけています。

医療従事者だからコロナに感染しているのではないか、だから医療従事者の子どもとは同じ学校には通いたくない、コロナに感染した人のそばには近寄ってはいけないなど差別と偏見が世界中で問題となっているのです。

医療従事者は命がけでこの病気から人々を守って救おうとしている、そして感染者でも治癒したということで退院していればもう何の感染力も持っていない人です。命を大事にするという情操教育を行い、そしてどんな場合でも差別はいけないという事を教える絶好の機会です。

子どもにとっての休校、そして休校明けは生活のリズムが変わったので精神面での不安定の原因にもなります。

これまでは友だちに会えなかったからじっと我慢していた、また友だちに会えたというとテンションが上がり過ぎてしまう場合もあります。学校が始まったとしても家庭のルールは守らなければいけません。門限を伸ばす必要もないですし、きちんと普段通りの生活を規則正しくさせることが子どもの安定につながります。

子どもは親の思うようにはならず、それはステイホーム期間もそうでしたし、解けてからもわがままを言うかもしれません。育児にかかわる親にとって、親も人間ですから当然腹が立つことはあるでしょう。躾のために叱る事は大切ですが、感情のままに当たってしまうと子どもは怖がってしまい、心に傷を残してしまうことになりかねません。子どもが通っている学校は教員がこういった相談にきちんと対応してくれるでしょう。学校にはたいていスクールカウンセラーも巡回しに来ています。または別の相談機関を紹介してくれるかもしれません。親としての自分を振り返ってみて、冷静さを失っているかもしれないと思ったら、まず学校に連絡してみることをおすすめします。

4.自粛しながら家族内で煮詰まらないための工夫

自粛がある程度解けていけば家族で外出することも可能になります。それでも大勢で集まって3密が守れなくなるような生活はできないわけです。だから大人数で集まってわいわいと遊ぶ、飲食をする生活はまだできないものの、このステイホーム期間を通じて多くの人々がオンラインで人とつながる手段を獲得してきました。

それは自粛がある程度緩められてからも使用できる手段です。オンラインやSNSで仲のいい人たちとつながり、そして苦しい、苦しかった期間を耐えてきたことをお互いにねぎらい励まし合うのはあちこちに出かけなくてもオンラインでも可能です。

家族がそのメンバーだけでさまざまな物事に対処しようとするよりも、他の人々の支援を受けた方がはるかにうまくことは多くあります。筆者のような心理カウンセラーもこうしたご家族の相談に乗る事は多いのですが、健全な家族ほど早めに相談に来てきちんとご自身たちで解決方法を見つけていらっしゃるようです。

ぜひ様々な工夫をして企業リーダーのご家族の方々にこの場面を乗り切り、明るい未来を見られるようになって欲しいと願っています。

今回もPDF にて原稿を編集、掲載していただきました。どうもありがとうございました。

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※ 本稿は

「近代中小企業」
発行:中小企業経営研究会
https://www.kinchu.jp/

に投稿させていただいた文書を記事にして掲載させていただいたものです。

「新型コロナショックで従業員がメンタルダウンしてしまったら?」

1.一見強靭と思われた従業員がメンタルダウンしてしまったら

新型コロナは人心に深刻な影響を与えました。そして従業員やその家族にも
ダメージが生じてます。

この心的打撃は部下の地位には関係していません。「強靭な管理職」と思われ「仕事の鬼」と言われていた従業員がメンタルダウンしてしまうことがあります。むしろそのような「強い」と思われていた社員こそに注意して声かけをすることが必要です。

自粛自粛で在宅テレワーク勤務を余儀なくされ、これまで仕事人間だったのにその従業員は十分に職務を遂行することができなくて呆然としてしまいます。目の前の仕事を着々とスケジュールどおり計画を立てて行うのが生きがいだったのが、何もできなくなるとショックを受けるのはむしろそういった仕事人間だった従業員かもしれません。

心理学には「レジリエンス」という言葉があります。どの程度ストレスに耐えられるか、打たれ強いかという意味合いで使われています。

レジリエンスという力強さは、ピンと張ったテグスのような糸のような状態を想像させますが、実際のところ、緊張を常にしている人ほどストレスに弱いのです。

常に緊張しているとショックを受けると切れてしまったり、ひび割れてしまいます。それよりもゴムのような柔軟性を持っている「弱々しいかな?」と思われる従業員の方が打たれ強いことも多いのです。

それではどのように心折れそうな従業員に対処したらいいのでしょうか?「まあ気楽にやろうよ」と言ってすぐに気楽になれるわけではありません。リーダーの取るべき対処を場合分けをして考えてみます。

⑴ 仕事ができなくて呆然としている場合

これまで仕事をやりがいとしていた社員が仕事を奪われるのは辛いことです。そういった社員は通常時には優秀なパフォーマンスを発揮できていたでしょう。しかしながら在宅勤務やテレワークでいい、と言われると自分の思ったことが直接できなきので歯がゆく感じ、やる気を失ってしまうのです。

こういった社員には、この事態は必ず終わりいつしか収束する、そうしたらまた職務の最前線に戻ってこれまでと同じように、あるいはこれまで社業が停止していた分を取り返すべく、再度頑張ってくれないだろうかという励ましは有効です。

常に前線に出ていることが生きがいだった従業員がダウンしてしまったのではないかと思い「心ゆくまで休んで欲しい」と言うのはこういった使命感が高い従業員にとってはプライドを傷つけられることになってしまいます。

ですから一時は元気を失ってしまったとしてもずっと休ませるのではなく、徐々に元気になってもらったらまた企業を支える柱となって欲しいという声かけや心理的な働き掛けが有効なのです。

また、社員が何をしたらいいのかわからないでいる場合には企業のリーダーは積極的に従業員に対してやりがいのある課題に挑戦してもらうということも決して無駄にはなりません。

これまで仕事が多忙で目が向かなかった資格取得を奨励したら、従業員にとっては達成しなければならないハードルが用意されることになります。また、企業のリーダーが各セクションの従業員に対して課題を出して企画案を出してもらうということも有効です。

このプランはメンタルダウンした従業員に対してだけではなく、その予備軍となりそうな従業員に対しても役立ちます。誰にとってもやりがいというものは大切です。  

⑵ ひごろからダウンしそうだった従業員をフォローできるというメリット

いつもは引っ込み思案で「活気がなくて大丈夫だろうか?」と思っていた従業員がテレワーク、リモートワークになると堂々と意見を述べてトップ社員と遜色ない実力を発揮することが今回のコロナ騒動の中、多々あったと聞いています。対面だと緊張してうまく話せなかったのが、デジタルな媒体を通じて自己主張できるようになったのです。これは企業にとってはまだ発見されていなかった宝石の原石が磨きがかかっているのを発見することと同じです。

普段メンタルダウンしそうだった従業員は実は思わぬ実力があったことに気づかされます。リモートワークを通じてこういった従業員に対して高い評価を与えて、当該従業員向けの課題をやってもらい、適材適所のポストを考えることもできます。

⑶ 経済的な問題を抱えている場合

現在休業や減収などでほぼ大部分の企業は困惑しています。ただし、中小企業に関して「雇用調整助成金」給付の制度があります。これについては各都道府県労働局、ハローワークに照会すると詳しく制度を確かめることができます。もし休業状態だからということで一律賃金をカットされてしまうと従業員の生活は成り立たなくなってしまいます。この助成金には教育訓練給付金加算の制度もあります。

自分の生活が経済的に成り立たないと思えば精神的に安定しないのは当然のことです。公的な制度を活用して従業員の生活の安定をさせることも経営者の大切な仕事だと思います。

⑷ 家庭が原因となっていてダウンしている場合

この新型コロナは従業員の家庭にも深刻な影響を及ぼしている場合も多いです。学校が閉校になってしまった。これは新型コロナが最も流行していた際にはよく起こっていました。

従業員が困っていそうな時個別に相談に乗るのもいいでしょう。またリーダーがきちんと社員に対して心理教育を行うことも重要です。

普段は仕事と家庭の往復で子どもとあまり接して来なかった従業員が、ずっと子どもと対面するのは喜ばしいことだけではありません。子どもゲームを長時間やっているのを見てイライラしてしまったり、毎日子どもの昼ごはんを用意しておかなければならない、朝昼晩と子どもが飽きない食事を作り続けることは小さなことのように思えてかなりのストレスです。

こういった場合の親としての対処法は、まず子どもの問題行動と思えることについて、真正面から向き合うと怒りが増すだけです。それよりは子どものいいところを見つけてほめることが大切です。

子どもも遊んでばかりいるように思われると実は親の顔を見てビクビクしています。

遠隔授業のやり方がわからない。こういう時こそ仕事でITを駆使してきた親の出番です。子どもに対してIT時代の最新の技術を教えることは子どもから尊敬されることにもつながります。

また、今回遠隔授業に一番馴染めたのは実はゲームが得意な子どもでした。最新のIT技術はいつもゲームという媒体を使っていた子どもの方が早く覚えることができたのです。いつもはゲームばかりしていたこういった子どもをほめるチャンスです。

昼の食事は家でじっとして家族の分を用意しなければならない大人にとっては大きな課題です。子どもは手の込んだ食事を求めているわけではなく、カレーやシチューが続いていたらそれは好きな食べ物なので喜びます。

配偶者とずっと顔を合わせて一日中いることを苦痛に思う場合もあるかもしれません。外出が思うようにできなければ、この機会にコミュニケーションを深めることもできます。ただし、それがかえってストレスになるようならばお互い自分の時間を作ってインドア趣味を別々に過ごすのもひとつの手段です。

2.メンタルダウンしてしまったと思われる社員について休業が必要かどうか見極めるコツ

人は元気な時には通常の健康な生活ができます。ところがこのコロナ騒動が続いているとなかなかそうは行きません。危ない徴候をいくつかあげておきます。そして休業が必要かどうかメンタルクリニック、心療内科、精神科などで従業員をきちんと診てもらいましょう。ただし専門家に診てもらうのに抵抗がある場合には家族と連携を取りましょう。

⑴ 死にたいと言う

これはかなり危険な状態です。どんな気持ちなのか聞くことが大切です。実際に死ぬ準備をしたり遺書を書いたりしていればそれは実行に移す準備をしているということです。

⑵ 止まらない抑うつ状態のサインを見逃さない

うつ病になった場合、最初から精神科を受診する人は実はかなり少ないのです。頭痛が止まらない、胃が痛い、体が痛いなどで脳神経外科や内科、整形外科を受診する場合があります。しかしどの病院でも体には異常がない、むしろストレスが原因と言われて精神科を受診する場合も多いのです。

⑶ 生命維持をしようという意欲があるか?正常な生活ができているか?

人間に限らず、生物は眠る、そして食べることは大切なことです。これがメンタルダウンをすると不眠や食欲不振の状態が続くことになります。

また、その逆の状態も危険性があります。過眠となって1日10数時間寝ていて出勤できない、リモートワークができないとなるのも、うつの徴候かもしれません。

また、大量に食べてストレスを発散させようとするのも良くないサインです。

出勤したら目が血走って赤い顔、近寄ると酒臭くアルコールが抜けていない場合にはアルコールへの耽溺が予想されます。自動車通勤や自転車通勤をしている場合には二日酔い運転は明らかな犯罪行為になります。

3.経営者としての対応

経営者はメンタルヘルスの専門家ではありませんが、従業員のメンタルヘルスについて知っておいていただきたいことがいくつかあります。

⑴ 死にたいというサインは危険

死にたいと言っている人が実際に自殺してしまう確率はある統計によると70倍と言われています。「死にたいと言う人間は死なない」「死ぬ死ぬ詐欺だ」ということはありません。

そしてこういった従業員を見つけた場合、うつ病を発症していることは多いです。

「死ぬなんて言わないで死ぬ気になって頑張ればなんでもできる」これは真実かもしれませんが、死にたくなって視野が狭くなっている相手にとっては「これまで死ぬ気で頑張ってきた。もうこれ以上頑張れないのに」という気持ちにさせてしまいます。

真っ青な顔でなんとか出勤してきた従業員に「思ったより元気そうじゃないか」という声かけもあまり勧められません。元気かどうかは本人だけがわかっていることです。「こんなに辛い気持ちを抑えて出勤して来たのにわかってくれない」と思われてしまいます。

⑵ 睡眠、食事の異常は専門医の受診を

睡眠がとれないと不安になってなんとか眠れるようにしようとしても自分の力ではどうにもなりません。そして眠れるようにしようとアルコールの力を借りると、飲んでいる時には少し気分が良くなるのですが、毎日飲んでいるとだんだん酒量が増えます。アルコールによる一時的な気分転換は「元気の前借り」です。アルコールによる一時的な気分の良さは、翌日には二日酔いになったり、うつ状態の人は何倍にもなって気分が落ち込むことが知られています。今日1万円借りたら明日は3万円返さなければならないという事態に陥ります。

アルコールは肝臓など様々な臓器に悪影響を与え、疾患の原因になります。本格的なアルコール依存に陥る前に専門医を受診させましょう。

睡眠導入剤を飲むのに抵抗を示す人がいるかもしれません。しかしアルコールよりははるかに安全性が高く、毒性も弱いのです。

4.専門医を受診させた後の対応

⑴ その後の仕事をどうするか

真面目な人ほどうつになりやすいというのは本当のことです。医師から「1カ月の休養を要する」という診断書が出たら引き継ぎのための時間は考えず、即座に当該従業員を休ませなければなりません。真面目なうつ病の従業員が自分の仕事を誰かに引き継がせようとして夜遅くまで残業するようなことは厳禁です。

労働契約法第5条には安全配慮義務が規定されています。医師の診断書に従わないと民法上の債務不履行による、不法行為による損害賠償責任も生じます。もしも過労自殺が起きてしまったら企業全体の士気が落ちてしまい、経営者への信頼が失われてしまあことにもなら金ません。

訴訟例はたくさんあり、ほとんど経営者側が敗訴しています。

⑵ 適切な対応を

古いタイプの経営者は「薬を飲んだからといって良くなるわけではないから薬よりも根性を大事にしろ」などと言うことがありましたが、精神薬というのは、脳という臓器の異常を調整して正常な状態に戻すための薬です。したがって専門家が処方した薬をきちんと服用することがうつ病を治すための一番早い手段です。うつになったとしても雇用は保障される、しっかり休んだあとにまた社業に戻れるからという声かけはメンタルダウンした社員の安心感につながります。

※ いつもながら近代中小企業様には原稿をPDF化して(クリックすると開きます。)綺麗に編集していただいております。上記近代中小企業様のホームページと合わせてご一読していただければと思います。

 

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※ 本稿は
「近代中小企業」
発行:中小企業経営研究会
https://www.kinchu.jp/

に投稿し、6月号に掲載されたものです。
(以下元原稿) 

「頼もしい堂々としている安定した企業リーダーが危機を乗り越えられる」

以下、筆者が専門とする心理学の中で「国際トラウマティックストレス学会」ホームページ等を参照しながら書いています。特に「リーダーの役割とは何か?」という一節がこの事態には役立っています。

1.社の雰囲気

新型コロナウイルスは企業に対して深刻なダメージをもたらす雰囲気となってきています。

出社すると感染症の危険があるという理由で在宅勤務が多くなっています。だんだんテレワーク、遠隔会議や電話での報告事項で済ませるようになっています。もどかしくなり、直接対面で話をしたい社員。取引先ともうまくコミュニケーションが取れませんと部下が言い出します。

会社によっては営業規模を縮小するために半日勤務、交代勤務で出勤をは半分に減らしているところもあるでしょう。一時的に社を閉鎖している企業もあるかもしれません。さて、そうすると社員は本当にこの会社に勤めていて自分の雇用は保証されるのだろうか、給与は支払われるのだろうかと不安になります。

確かに先行きは見えないところはあるのですが、不安な人間が一番欲しいものは情報です。情報が不足、あるいは全くないままで「まあ待っててよ」と言われるのは日本全国で起こっていることです。果たして企業のリーダーはどのように振る舞ったらいいのでしょうか?

日本社会は確かに大変な状態になっています。もし企業のリーダーが悲観的になって「もうダメかもしれない」という言動、姿勢を示すと「情動感染」という現象が起こります。高等動物は他人の行動、感情に容易に影響を受けやすいのです。

したがってリーダー自身が自ら自信を持って堂々として頼もしい姿を見せましょう。安定感がある企業リーダーは社員に安心感を持たせます。

悲観的な人は楽観的な人よりも危機管理体制があるので、生き残るのに有利という学説があります。これは平常時の場合には当てはまるかもしれませんが、ここまで大きな感染症となると、恐怖が人心を圧倒してストレス反応が人間の心理状態や身体状態を蝕んでいく可能性があります。ストレスが過剰に強くなると人間は交感神経が過敏に働き、アドレナリンという興奮作用を持つ物質が過剰分泌されます。日本中、今はこれに近い状態と言えます。 ストレスが強過ぎると食欲はなくなり睡眠がとれなくなり、常に体は闘争体制になります。これが不健康な状態なのは言うまでもなく、人間に限らず生物はリラックスした副交感神経優位の状態も必要です。例えば猫が縁側でひなたぼっこしていてニャーと気持ちよさそうに寝ています。この時猫は食事を美味しそうにたっぷりと食べてきちんと消化して眠気が自然に訪れている状態です。

リーダーが楽観的でリラックスしていれば、社内にもその雰囲気は伝わります。ただし、何の裏付けもない楽観性は逆効果になってしまいます。 したがって下記のような根拠がある情報を伝えていくことも大切です。

2.正確な情報・知識・そして希望を持つこと

何よりもこの日本に必要なのは「明るい希望」です。今こんな事態になっている、だけれどもこの事態は必ず終わり、再び平和が訪れるに違いない、という信念を持ち、伝えることです。

そのためには正しい情報を持つことが大切です。正しい情報の裏付けなしには人の不安を解消させることはできません。今日本が行っているのは封じ込め施策です。新しいクラスター(感染地域)が出ても広げない、そのため不要不急の外出や三密を避けることは昨今の風潮から常識となっていますが、この基本は大切です。

日本人は飽きやすいので、コロナのニュースに接してばかりいると飽きてくるかもしれません。しかしコロナウイルスは決して人間に飽きるということはありません。人は飽きると制限されていた外出をしたくなり、三密のために禁止されていた行為をしたくなるものですが、リーダーが範を示し、社員から感染者を出さないという取り組みが大切です。

海外ではこれまで大きな感染症の流行がありました。死亡率9パーセントのSARS(重症急性呼吸器症候群)や似たような症状を起こす MARS、そして致死率は実に50パーセントと言われたエボラ出血熱も現在封じ込めに成功、新規患者はほとんど出ておらず、今回の新型コロナが出るまでは旧流行地域への行き来もほぼ自由でした。

SARS、 MARS、エボラ出血熱について特に特効薬のようなものはありませんでした。解熱をして隔離、呼吸できる医療措置を確保する、それだけでもきちんと治る患者さんはいて、封じ込め施策のおかげでその後収束しました。つまり今回のコロナも封じ込めと対症療法で収まる可能性は高いのです。

そしてリーダーも社員もメンタルダウンは避けないとなりません。望ましいリラックス方法は、今は不要不急の外出は禁止されているのですが、必要最低限の買い物に行くことだけでもかなり気分転換になります。 今はインターネットが普及していますので、有料配信で有名映画やドラマを見ることもできます。この際なので昔から見たかった番組をきちんと見ることができます。通勤時間が浮いて在宅勤務になるだけでもその時間をいろいろなインドア趣味に振り分けることができるでしょう。もちろん家の中でストレッチをしたり筋トレをしたりするのは構わないので工夫して、リーダーも社員もリラックス方法を知っておくことは大切です。

3.情報に振り回されないこと

リーダー、そしてリーダーが指揮する部下は世間にあふれている過剰な情報の洪水に振り回されないことが大切です。東日本大震災3.11の時もそうでしたが、津波の映像ばかり見ていて気持ちが悪くなったという患者さんを筆者は多く見てきました。 マスコミはセンセーショナルな映像や悲観的な見通しを視聴者に伝えます。そんなものばかりに触れていたら気持ちは暗くなります。したがって情報に触れるのは正確な厚生労働省専門家会議のみ、もし気になるならば1日10分、多くても2回程度の情報への暴露で十分です。嫌なものへの暴露時間が長ければ不安定になるのは当たり前です。リーダーは自らの精神の平静を保ち、そして部下にも平穏を保つことを推奨することが望まれます。

4.パニックにならないこと

新型コロナは恐ろしい感染症だ、だから心配だったらすぐ受診しなさいとリーダーが慌てふためいてしまったら社員もそれにつられてしまいます。「コロナかもしれない、どうしよう」と寝ていれば治るような軽度のカゼで受診をすると今すでにパンクしてしまっている病院の外来受付はさらにパンクしてしまいます。

マスコミが「コロナに感染すると匂いや味がわからなくなる」と報じたことがありました。それは事実かもしれません。 ただし他の症状があって、さらに匂いや味に鈍感になるとそれはコロナの症状かもしれませんが、この報道の直後、病院の一般外来には最近匂いや味がわかりにくくなった、という理由だけで人々が受診に殺到して一般外来が麻痺状態に陥ったということがありました。人間は自分の感覚が正しいものなのかどうか、実はじっと自分を観察し続けるとよくわからなくなります。「いつもより味はどうかな?匂いはどうかな?」とプロの料理人でも味見を繰り返しているとわからなくはります。何かの理由でパニックに陥りそうな社員を見たら、はっきりとした症状が出ているのでなければ止めることも大切です。不安ばかりが先行しているコロナ騒ぎです。買い占めは医療機関で必要としているマスクなどの衛生資材を不足させています。社員が理性を保ち、そういう行動に出ることはなくても、家族がパニックに陥ることで人々の命を危険に晒すことになっているというメッセージを発信してもいいでしょう。 落ち着いて欲しいというリーダーからの呼びかけは、リーダーはきちんと冷静でいるのだという安心感を社員に与えます。

5.差別意識を持たないこと

こういった広範囲な感染症が起きると人心が不安定になりやすいです。「あの家から感染者が出た」など突き止めることが可能な場合もあります。しかしもし御社の社員がその家庭に対して差別的な発言をしてしまった、SNSに書き込んだということになると社会的信頼の問題にかかわって来ます。現在医療従事者は新型コロナの最前線で戦っています。新型コロナに接している医療従事者が差別され、その子どもが学校に通うのを他の保護者が排斥するという事態も起きています。社員の方々には冷静さを保つよう呼びかけてもいいのではないかと思います。

6.健康管理

リーダーも社員も健康管理は大切です。例えば在宅時間が増えたからといってアルコールに頼ることは禁物です。アルコールを飲めば一時的に不安は解消されるかもしれませんが、やることがなく不安を解消するために飲むお酒は悪酔いしやすくなります。 過剰な飲酒は肝機能を低下させます。そうすると体がだるくなります。そして悪玉コレステロール価を上昇させ、痛風の原因にもなります。いざ仕事に復帰できるとなった時に健康状態を悪化させていたらどうしょうもありません。

喫煙も避けるべき習慣です。喫煙は肺を弱くします。そうすると感染症にかかった際の重症化のリスクが高まります。この機会に禁煙に取り組むことは、健康管理上のひとつの目標となり、また節約という観点からも大きな意味があります。

7.もし社員から感染者が出てしまったら?

不幸にして、どんなに自制していてもコロナに感染してしまうことはあり得ます。回復を祈るしかないのですが、社員のプライバシーは厳に守りつつ、家族へのケアも大切です。 家族に対して当該社員が感染症前に何をしていたのかと詰問調で尋ねると重要な治療や公衆衛生学的な調査を阻害してしまうことがあります。

社の規則として自制を促すのは当然です。呼びかけに反して遊興街に出て感染したとしても感染者やその家族に厳しく接するのは禁物です。そのように接すると感染者は会社から処罰されると思い込んでどこで感染したかということを言わなくなってしまいます。「感染経路不明」となると公衆衛生学的な調査はそこでストップしてしまいます。厳罰をもって臨むよりも正直でいてくれた方が日本の感染症対策には役立ちます。

8.企業の社会的責任

企業がこういった時に社会的貢献ができたらこの騒動が収まった後も高い評価を得ることができます。繊維、ヘルスケアメーカーの帝人は、新型コロナの治療に役立つ防護衣の型紙を特許を取らずに他のメーカーでも作れるように公開しました。「人に迷惑をかけない」という消極策ばかりでなく、筆者のような産業・医療場面で働く心理カウンセラーとしてはどんな事であっても社会貢献をしてくれる人たちが多くなることを期待しています。

御社が医療衛生に関係ない業種だとしても社員の方々が社会貢献することはできます。 単身高齢者が社員の近所に住んでいないでしょうか。電話で安否確認をしたり、自分の買い物をするついでに必要なものを購入してあげたら高齢者はとても助かるでしょう。そういった高齢者は孤独と恐怖を味わっているかもしれません。

今医療現場では輸血のための血液が圧倒的に不足しています。献血は不要不急の外出ではなく、人命を救います。リーダーが社会的に役立つ考え方をしている、単に利潤だけを考えているわけではないという姿勢は、社員の方々にとっても、人として自分や家族を大切にしてくれるだろうという期待や安心をもたらすことになります。

9.今求められているリーダーシップ

PMリーダーシップ理論を打ち立てた三隅二不二は、P=パフォーマンスは成果を上げるために大切と提唱しています。それと同時にM=メンテナンス、組織の結束力を高くするということを強調しています。

この現状で利益を追求するパフォーマンス中心のリーダーシップを追求するのは難しいでしょう。 リーダーも自分の心をよく観察して、自分がメンタルダウンしないことが大切です。そして社員全体を見渡してみて、メンタルダウンしそうな社員がいたらそのメンテナンスを考えなければいけません。元々メンタルの弱そうな社員がいた場合、このコロナ騒動が社員にさらに強いストレスを与えていることが考えられます。経営者は多忙であってもストレスが高い社員を「弱っても放置する」姿勢を見せてしまうと他の社員からブラック企業だと誤解されかねません。弱った社員のメンテナンスをしっかりとすることは社員の信頼を獲得することにつながります。

本稿をpdf原稿にしていただきました。プロの方の編集能力にはいつも頭が下がる思いです。
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