ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:不合格

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photo & lyric are by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_
ᴡᴇ ᴡɪʟʟ.
社会に不平不満を口にしながらも、そこそこ満たされた日々を頬張る僕らは、より佳い時代を拓いてきた先人達の礎の上に立っていることを忘れてはならなくて。そんな幸せ惚けした僕らも、きっと時代の流れに抗ってより佳い未来を迎えにいくんだろう。

公認心理師試験に受からない人たち

1.序

「おみゃあさんはなんて不吉なこと書くんじゃ」「ワレは受験生の気持ちがわかっておらんからのう」(方言指導なし)と思う人も多いかもしれません。

カウンセリングの基本はうまく行っていたことを続けるdo moreが基本ですが、果たしてそれだけでいいのか?

というと医療事故(この用語大切)の場合には徹底して原因究明をするわけですし、再発防止のためには何が理由かを考えます。また、ヒヤリハット事案についても医療安全委員会で話し合いをするわけです。

ということできちんとここは不合格原因とその対処策を考えてみます。

2.「落ちる原因」

⑴ 他試験との比較

医師国家試験では「禁忌肢問題」が用意されています。乳児の様子を見て「まあ大したことはないですよ。しばらく様子を見てみたらどうですか?」的な地雷問題が出ていたことがあります。この選択肢を踏むと一発で禁忌肢に引っかかります。

禁忌肢を選ぶと不合格なのがこの試験の厳しさです。逆の例もあります。「まあ慎重に様子を見ておけばいいかなあ。治るかもしれんし」という3歳児にいきなり斜視手術という侵襲性が高い手術をやってしまいます。

ここら辺は日本語問題のような気もしますが、選んだ人はなぜか焦ってとち狂ってしまったのでしょう。

医師国家試験に不合格だった人たちの話をいろいろなブログで読みました(落ちたと書くだけ勇気あり)。

医学部は無茶苦茶知識を詰め込まれますし医学部生も模試を必ず受けます。

それでも落ちた人たちは部活に熱心だわ飲み会に行ってばかりだわと、模試の結果を無視してもやはり時間を取らないという原因があります。

公認心理師試験について、これまで模試難しいという感想を多々聞きましたが、模試は知識の穴埋めというだけではなく、試験の雰囲気に慣れるというチャンスでもあります。

ぜひチャレンジしてみてください。

看護師も90パーセント、医師と同じだけの合格率ですが、看護師はプライドを捨てて看護助手として働きながら再起を狙えば現場感覚を感じながら悔しさひとしおで持ち前の気丈さで、まだなんとかなりそうな気がしますが人それぞれでしょう。

資格必須の職場を狙っていた◯福祉士もいましたが、試験に落ちたあとは自宅でフニーターを決め込んでサーフィン三昧の後に合格していましたが、彼はサーフィン、勉強とメリハリつけて勉強していて翌年合格できました。

⑵ 勉強法

僕も危うかったかもしれませんが、なんと阿呆なことにこのブログを(当時)お勉強のノート代わりにしていて最初に書いたブログ記事はあまり読みませんでした。

一冊のテキストを徹底してやろうとして第1章から第5章を読み終わって満足感を得ていても第1章を忘れていたらどうにもなりません。

公認心理師予備校には通っていた方が一般的には合格しやすくなりますが、他予備校と同様、「予備校に通った=合格」ではありません。これが大学受験予備校なら「偏差値が伸びない=」大学レベルを落とす、ということもできるのですが、狙っている試験はたっひとつです。

やはりこの単元はこれで終了、また次の勉強、ということで復習しないのは最初を忘れてしまっていけません。

予備校を利用しているのなら予備校+予備校の復習+αを考えてください。カタチとして予備校+模試+参考書何冊も揃える、は合格になりません。

あと、過去問や教科書を見てみます。「これは誰もが見てもわからん、難しそうな問題だ。」という問題は後回しにするとして誰もができる問題は必ず覚えましょう。

例えば頻出の精神病薬副作用や入院形態は必修です。

3.メンタルブレイク

これは試験前に失恋して混乱してメンブレているという意味だけではなくてあまりにもメンブレているとそれだで落ちる原因になります。それを乗り越えて合格する人たちも多いのですが。

日本心理研修センターで出している受験上の配慮
です。

常にトイレが心配なIBSの人、精神疾患持ちの人が服薬している薬は効コリン作用で喉が乾きます。

妊婦さんも大変でしょう。

配慮された広い部屋で受験することが可能です。遠慮せずに申請しましょう。

4.プライドが高過ぎる人たち

心理専攻者、他職種Gルートに限らず、プライドが高く、勉強しなくても大丈夫、自分は心理には詳しい、頭がいいと思っていたらこの試験には受かりません。

特に新卒者に言っておきたいのは、院から紹介された心理のアルバイトで自分は一端の臨床家だと勘違いして、プロとしてのプライドを持ってしまっている人たちです。

君たちは半分実習で安い時給で働いているタマゴに過ぎません。謙虚な姿勢を忘れないでください。


公認心理師試験対策


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無事に一日を終える
ただただその幸せに感謝して ꕥ⋆゚


◯ 公認心理師・臨床心理士不合格者の行方

以前からずっと気になっていたこと、心理職資格の連続落ち、例えば臨床心理士なら8回ぐらい落ちた人の話を聞いたことがあります。

新卒者にとってはきっと臨床心理士も公認心理師資格も、ある意味命がけで一般就職を捨てて潰しのきかない臨床心理系大学院に進学するわけです。

学費、一人暮らしなら生活費にかかるコストは相当なもので、それで不合格だったらどうなるの?

ということを数人の心理職の人に聞いてみました。幸せになれてるの?不幸なの?受験を諦めた人はどんな進路なの?と思ったからです。対象者は20代から30代、みな公認心理師&臨床心理士で、それぞれ同級生のことについて聞いてみました。

Aさん20代後半(旧帝大卒業後同じ旧帝大院に進学):うちは20人ちょっと欠けるぐらいの院で、臨床心理士は3人ぐらい落ちた。落ちた人は公認心理師も受験しなかったんじゃないかなあ。

1人は全然勉強してなかった、って言うかそもそも記念受験で、臨床やる気なかったから博士に進んで教育学で科研費(審査の結果有意義と認められた研究について文部科学省が大盤振る舞いして出してくれる研究費用)もらってた。研究者になったと思う。

あとは元々どっちか迷って臨床と基礎心理で間違って臨床来た人は基礎心理の院に進み直した。もう一人はなんかよくわかんないけど言語学の院に進んだ。

僕:みんなお金持ちだねえ。

Aさん:あのね、学費はそんなにかからない国立だけど旧帝大でしょ?旧帝に入るには小さいころから猛勉強させられるの。その資金を工面する親も稼げる仕事やってるのよ。ね、聞いて、私4人きょうだいなんだけどね、親も含めてみんな私と同じ大学なの。親は銀行員でお兄ちゃんは准教授で次男が商社で弟は医学部でね、私実家に帰ると怒られるのよう、でね、

僕:あ、忙しいからまたね

Bさん30代前半:旧帝大ではないものの国立名門大学院卒:臨床心理学専攻修士課程では約15人前後の専攻者の中でそのまま心理職になったのは6人ほど、博士課程進学者4人、一般就職3人.公務員事務職(心理ではない)2名と聞いたことがある。

僕:博士進学者は再受験したかもだけど公務員事務員職とか一般就職とかその後どうなの?

Bさん:んー、心理よりお給料高いから風の噂で聞くと結婚して子どもできてダブルインカムで幸せみたいよ?

Cさん(私大、学部偏差値は50ぐらい。30歳ぐらい):院はだいたい約20人だったと記憶、合格者はざっくり5割、だいたい2回目受験で3割、またそこから進路変更した人いた。3回目以降は複数回受けての合格1割。合格をあきらめた。1割、ぐらいかな?やっぱり別進路に進んだ。

僕:そういう諦めた人なんかはどうなの?

Cさん:元々社会人入学した人もいたからまた社会に戻った。あと臨床はさっぱりだけど統計得意な人はメー子(メーカー子会社)のSEになったりそこそこいいところに就職したよ。

僕:ふうん

※ まだほかの人にも聞いてみたのですが、状態がわからんと言われたり、取材ができませんでした。今回公認心理師Gルートでは他職種、教員や福祉職からの参戦者も多いと思いますが命がけで試験に臨むまでの必要性はないでしょう。

心理資格=医学部不合格者、=タダの人以下、のように不幸な道を辿るのかと思ったらそうでもないようで、むしろ薄給身分不安定の心理職よりも成功した道筋を辿っている人もいるようです。

僕が直接聞いた中でも何人かいるのですが、臨床心理学のように精神疾患や悩みを抱えている人たちを対象にするより、もっと健全な人たちへのかかわりをする仕事がしたい、と言ってキャリアコンサルタントとして事務所を持ち、個人事業主として成功している人もいます。

「どうしているんだろう?」と思い、いろいろ聞いてみたのですが、結構みなさん幸せな生活をしています。どうしても心理の勉強に興味が続かない人は進路転換するのもいいのではないかと思いました。やりたい人がやっている、心理という仕事を自信を持って勧めにくいぐらい低い待遇ということにむしろ儚さを感じてしまうのです。

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◯ 公認心理師資格を取らない方がいい人・取る必要がない人々

これまで公認心理師試験のことばかり書いてきました。

公認心理師数が必要だと書いて来たので、公認心理師資格をどんどんいろいろな人が取得すべきだ、と僕の主張が受け取られているかもしれません。

実は受験者の中にも「取らない方がいい人」や「取らなくてもいい人」はいます。

医師はほぼ必ず医師の仕事に就きます。

公認心理師取得者のスタンスは異なります。

公認心理師は名称独占資格に過ぎないのですからタンス資格にしてしまう人もいるでしょう。

1.取るべきでない人

⑴ 多重関係が生ずる専門家

養護教諭のしている援助業務はほぼ心理と同じ仕事なので、意義は十分にありそうです。

管理職、一般の教員は公認心理師資格登録とともに教員業務に支障をきたすことが考えられます。

多重関係が生ずるので立場上資格を取らない方がいい人はさまざまな領域にいるでしょう。

⑵ 資格を取るだけで満足する人

他資格ホルダー、もしくはすでに心理以外の職に自己のアイデンティティを持っている人がいます。

教員もそうですが、公認心理師を取得すれば確かにハクはつきます。

今までしていた仕事を捨てて心理職に転職するなら心理専門家として生きることができますが、心理職はそれほどまでに魅力的でしょうか?

名刺、名札に「公認心理師」と書いてあっても「心理面接をしてください」「心理テストをしてください」というクライエントさんや現場医師からのオーダーに応えられない、やる気がない人で「あ、それできませんから」と答えるようでは「取っただけ資格」になってしまいます。

それでも他領域の人でも心理知識を得て元々の仕事の幅を広げることは意義があります。

資格取得したから心理専門家と対等以上になり、心理職と競い、プライドだけを満たすという資格の取り方は違うと思います。

僕は他職種の人も幅を広げることにも意義があると思いますが、試験実施側では違う意図がありそうです。

資格を取っても心理業務の実働人員にはならない、養成施設で指導に当たれない人は資格を取得しても戦力外とみなされているかもしれません。

⑶ 心理業務をしていないし今後もしない人

こういった人は受験を自ら辞退すべきと日本心理研修センターは考えています。

企業でも官公庁でも「◯◯相談員」という名目だけで相談業務をしていない、実質上は総務や人事の仕事をしていて、今後も心理相談をしないであろう人たちでこの資格を取りたがるもいます。

2.取る必要がない人々

医師は取らなくても業務に支障はありません。

公認心理師を取得して養成指導に当たる立場の医師は資格が必要と思います。

他資格ホルダーで自らの立ち位置がはっきりしている人、自分の職務領域だけで仕事をする人も取得する必要はありません。

私設開業をしていてキャリアコンサルタント、コーチング等で一定以上の地歩をすでに築いている人たちも無理をして取得する必要はないでしょう。

私設相談員が仕事の幅を広げるために取るならば十分に意義があることですが、資格と関係なく、ただ事務所の集客を考えるのならばそれも違うような気がします。

3.結語

資格がどうしても必要な人々に加えて、公認心理師を資格マニアのイチ経歴だけとしてしまう人々がいることを行政は把握しています。

また、他領域活躍者中、公認心理師資格を生かして将来的に心理業務を側面から支えていく人も求められていそうです。

「不合格だから職業人生が終わってしまう、取得しないと相当な不利益をこうむる」人たちはこの資格が必要です。

確かにこの試験は難しく、下方得点修正があると決まっているわけでもないので、得点率6割厳守だと軒並み元々の心理プロパー以外は合格できなくなってしまいそうです。

「不合格だからダメ、自分の人生が終わる」わけではない人々も多いでしょう。

もちろん試験は人格、人柄やや知能を問うていません。

不合格だったからといってその人の人生そのものを否定するわけではないのです。

今回心理の世界に触れた、そして元の仕事で自分を磨くというプラスのチャンスが与えられているという考え方もできると思うのです。

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