ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:下方修正

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第2回公認心理師試験合格点下方修正論への反発

僕は第2回公認心理師試験について、あまりにも第1回試験と難易度レベルが違い過ぎる、下方修正すべきだ、ということを書いています。

それについてさまざまな人々からの反発があります。

合格基準点を下げるべきではないという、制度的な意見もありますが、そういった記述をする僕自身への反発も多いです。

曰く「あなたは出題委員でもなければ基準点を決めている人でもない。公人でもない。今回試験の成績が取れなかった人々の中には藁をもすがるつもりであなたのブログを読んでいる人たちもいる。あなたは藁を差し出し、すがりついた人たちを結局裏切ることになるかもしれない。そんな濡れた弱い藁を差し出していいのか?やり過ぎではないか?」

というもので、一理も二理もあるものです。

ネットの世界はさまざまな情報が渦巻いています。

大学の先生、有識者、予備校など公的な人や機関と違って僕は一介の心理学ブロガーです。

その発言に全面的な責任を取れるのかというと、確かに基準点を操作することもできませんし、期待していた人をフォローして救い上げることもできません。

こんなブログでも何かの機会にどこかに取り上げられることがあり、僕を何らかの有識者と思う人もいますがそれは違います。

とはいえ多くの人が関心を持って読む記事ならば次第に僕には責任が伴って来るという考え方は自然なものです。

先日心理職の集まりでこの話をしていたら、「世の中にはいろんな情報が集まってくる。金融商品で必ず儲かるような広告を出していたり、信頼性のない高い情報商材の販売もある。結局それを信じるかどうかはその人次第。それがネットリテラシーというものじゃないの?」

と言われましたが、こういった情報と公認心理師合格基準点とは全く違う性質のものですので同列には扱えないと思います。

この記事が言わんとしている目的は、さまざまな見解もあり、意見もあり、それに反発する自由もあるということです。

僕は第1回試験では正答率5割台での合格もあり得るし、合格率は高いだろうと書いていましたが、事例問題3倍の傾斜配分でずいぶんと合格率算定そのものが様変わりしました。

第2回試験はかなり難化したので平均点はどこの団体の算出でも軒並み下がっていると聞きます。

「第1回試験と第2回試験の乖離をきちんと埋めるべき」「試験そのものの統一性の危機」というのは巷でも言われていて、僕も主張している事です。

これがSNSの誰かのつぶやきなら個人的見解で済むでしょうけれども、多くの人々が読んでいるということについての社会的責任について確かに僕がその責任を問われるいわれはあります。

今のところ、の方針ですが特定のコメンター同士の誹謗中傷や公序良俗に反しないコメントである限り、僕に対する批判でもコメントを掲載して行こうと考えています。

この試験がガラス張りの合格基準、出題基準になるのはまだ年数がかかるかもしれません。

僕は新しく心理職としてスタートしていく人たち、国家資格を取得して自らの見識の幅や活動領域を広げて行こうとする人々の思い入れや生き様に共感していきたいと考えています。

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◯ 公認心理師試験合格点下方修正予想

1.総論

公認心理師試験合格点が6割よりも下方修正されるのではないかという、期待を込めた予測が飛び交っています。

ところが厳然として「公認心理師試験の合格点は6割138点が望ましい」という意見もあります。

6割厳守のこの主張は、根拠があることです。

前例踏襲、合格基準を変えるべきでない、そもそも公認心理師になりたいのならばこの試験で6割取れるのは当たり前、などなどです。

第2回試験問題が作成された際には得点調整は全く論外で、国家心理職としてふさわしい知識やセンスを問うつもりだったと思います。

平均点数がこれほど下落するのは予想外だったでしょう。

もちろん絶対に合格基準が下方修正されるという断言はできません。

現時点でもう合格基準点は定まっているものと思います。

あとは事務手続きの準備ぐらいです。

僕のような木っ端ブロガーが今何を書いたところで基準が変わるわけではないでしょう。

ということでこの時期になったので、かなり大雑把に下方修正を前提としてその点数を推測してみます。

2.合格基準引き下げの点数幅

これは全くの僕の勘です。

合格点数は少なくとも15点は引き下げられるのではないかと思っています。

はっきりとした根拠はありません。

強いて言えば某回答記入式採点サイトの平均点、周囲の人たちの第1回試験、追試試験、今回の試験を解いてみた点数のブレ幅です。

15点が「少なくとも」と書いたのは、実は20点かもしれないし、25点かもしれないですし、そこも予測できないところです。

2.下方修正される根拠

⑴ 人員不足

第1回試験はケース問題傾斜配分までしたのに、合格者2万8千人のうち4千人が未登録、公認心理師の活躍が期待されている26施設のうち、地域包括支援センター、訪問看護には圧倒的に人員が足りません。

医療、ストレスチェック、スクールカウンセラーなど保険点数加算が見込まれる分野でもまだ人員は不足しているでしょう。

大学指導教官、受け入れ先実習施設にも公認心理師数は一定数以上の確保は必要ですがどの大学も実習施設確保に苦慮しています。

⑵ 試験難易度が1回目と2回目で違い過ぎる

「第1回の試験受けた人は良かったね、第2回以降は試験が難しすぎて合格率ががっくり落ちたから不利だったよ」

ということでは均質の試験とは言えません。

第1回試験と第2回試験は別モノ、だと同一性に欠けてしまい、国家資格としての統制が取れなくなります。

⑶日本心理研修センターの情報提供内容の変遷

定かな理由はわかりません。

第1回試験の際は全くブラックボックスでどんな問いにも「ホームページを見て欲しい」という回答の一点張りでした。

8月7日には受験者1万7千人、8月16日には下方修正の可能性もある、と情報提供が行われるようになりました。

情報開示をある程度してもいいという方針になったものでしょう。

多分日本心理研修センターへの直接間接の問い合わせは個人からも大学等の団体からもあったでしょうし、今やSNSやブロガーなどのインターネット情報は大きな世論です。

世論を無視して強行する風潮は今の行政にはほぼありません。

3.懸念事項

下方修正されるとしても「今回の受験生の質に問題があったから点数が低かっただけ」「2回目は合格率を落とすことに初めから決めてた」などの理由で合格点数下方修正幅が少ない、そもそも下方修正しない、ということも考えられます。

この記事は、公認心理師必要数や試験の均質化を考えた際の僕の「こうあるべき」という私論です。

だから「絶対に6割遵守は変えない、変えたくない」という、これも論理的に一貫性がある基準は覆らないかもしれません。

ただ、メンツにこだわり過ぎてしまうと国家心理行政に大きな損失を出してしまうだろうと感じています。

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