ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:上司医師

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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)

心磨きに努めていると、「ひとをみる"目"」はそれなりに養われてゆく。でも、この「瞳」はなかなか真実ばかりは映してくれないもので。まぁ瞬間的な「視覚」ってそういうものなのかもしれないけど。ともあれ、もっともっと五感を研ぎ澄ませてゆきたいな、と心改める夏の暮れなのでした。


◯ 産業・医療領域上司医師を臨床心理学的に考察

僕:いつもバタバタしてると机の上とかめちゃくちゃですみません。(※ 実際ものすごい)先生みたいにいつも身の回りキレイにしておけなくて(心理テスト所見作成中)

上司医師:うん、俺モノ持たないしな。ほら何もないだろ(机の引き出しをカラッと開ける)

僕:空っぽ。先生本当になんにもないんですね

上司:モノなきゃ散らかりようがないだろ?自宅にも食器ないぞ?

僕:え

上司:コンビニで買って食べてそのままおしまい

僕:はあ、先生医師用の宿舎だから確か広いんじゃ、3LDKぐらい?

上司:広いね。6畳間しか使ってないけど。ベッドないから2人がけのソファに寝てるんだよね。ソファ小さいから足はみ出す。で、丸まって寝る。気がつくと床に転がり落ちてる。改善策として落ちても痛くないようにフローリングの上にダンボール敷いた。冬は寒いね

僕:先生それ医学的に体に悪いんじゃ(僕:家屋内ホームレス医師…)

上司:うん、昔は直接床の上に寝てたんだけどね、10年ぐらい前からだんだん辛くなってきてね。歳は取るもんじゃないね。で10年前に◯印良品のソファ買った

僕:はあ

上司:あ、そう言えばロー◯ソンは帰宅途中だから便利。顔なじみになると「先生、これ取っておきましたから」って商品も取り置きしといてくれるからな

(僕:出勤→診察→デスクワーク→残業→コンビニ→ソファーでエコノミー症候群か転げ落ちて打撲か…)

僕:先生そう言えば逆流性食道炎かもって言ってましたね。うちの消化器内科でまだ診てもらってないでしょ?

上司:ああ、死ねる病気ひとつぐらいあった方がいいだろ

僕:え?

上司:ほら、誰にも気づかれないで孤独死とかね、気道詰まって死んでたら一瞬だし

僕:出勤時間過ぎてたらすぐ電話して迎えに行きます

上司:冷たくなってたらまたドア閉めといて

僕:確かに借り上げ宿舎だからカギありますけどね

上司:ひなた君も吐いてなかったっけ?

僕:ええ、1日2回ぐらい爽やかに。ノド詰まって目覚めるのってツラいですよね。

上司:最近運動不足だからやべえと思ってジョギングしたら700メートルぐらい走って吐いた

(昼休みに入りお互いiPhoneに向かうこと30分 ※ お互い意識障害傾眠傾向時あり)

上司:転勤族だから定年まで実家には帰らないし弟夫婦にオヤジの隣に住んでもらってるんだよね

僕:そう言ってましたね。

上司:下手に財産あるともめるんだよね。確かに俺、医学部に行くのに金かかったから「兄貴だけ金かけてもらってズルい」って、お前勉強しなかっただけで別にオヤジも学費出してくれたと思うんだけど。

僕:はあ

上司:弟にオヤジは土地ほとんど譲って俺はなんか河原の土地生前贈与受けた。

僕:まあ先生これまで稼いでらっしゃったでしょうけど

上司:弟には1銭も残さない。母校に寄付して医学生の学費の足しにしてもらう。

僕:僕は国境なき医師団に寄付しようかなあ。先生みたいに資産家じゃないけど。やっぱりきょうだいには渡したくないですよねえ

上司:そ、そ

※ 考察

このように日本の産業-医療領域を支える健康保健管理制度は医師他コメディカルの無私奉公の精神で支えられており、医療従事者の心身は日々の医療業務で確実に蝕まれています。

詳しくは書けないのですが感染症対策ではかなり上司はあちこちに引っ張り出されており多忙で土日も出勤しています。スタッフは少人数なので僕も心理以外の医療行政的なアシスタントをすることもままあります。

このようにバーンアウトした医療従事者や心理を休ませるかクビをすげ替えるかは実に難しい判断を伴うと思うのです。
(了)

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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
おつかれTwitter

なにかを新たに始めるのに
理由なんていらないんだよね ☪︎⋆


◯ 上司医師vs心理ひなた壮絶な争い

※ ネタが尽きたのと、前回「それ行け看護師お嬢様」が意外と好評だったので医師執務室を間借りしてちんまりと小さな椅子とデスクに座っている僕と上司の心温まる話を書いてみようと思いました。例によって評判が悪ければまたやります。

1.高貴な生まれ育ち

僕:先生の◯◯っていう苗字、珍しいんですけど、どちらのご出身ですか?

上司:うーん、源氏のXってとこの出身かな。それから武家になって、寺の過去帳で士族のなんとかっていう人になって、それが戸籍に書いてあって(20分経過)

僕:へえ、ほう。ふうん。(スマホでTwitterやりながら聞き流すが喋りっ放し)

2.人生勝ち組

上司:いや、医者なんてやるもんじゃないね。診察だけじゃなくて会議とか医療安全委員会とか学会の準備もしなくちゃいけないし。

僕:いやでも先生給料たくさんもらってるから。

上司:いや安月給だよ、これだけ仕事させられてて年収1000万円だもん、税金高いしさ。

僕:…はあ、心理は全然給料安いですから、

上司:え、俺こんなもんだよ(給料明細見せてくれる)

僕:僕はこれですよ。(給与明細)

上司:…ひなた君、今度美味い鉄板焼き食いに行くか

3.上司の夢

僕:先生実家クリニックなんだから跡継いだら儲かるんじゃないですか?

上司:うーん、うちのオヤジのところは古いからだんだん患者いなくなっちやってね、斜向かいに新しいクリニックできたらなおさら流行んなくなっちゃってね、あそこ完全にオヤジの道楽。患者来ない時は山に行って絵描いたりしてるの。だから患者が来てもいつも閉院してるんだよね。

僕:それは…先生いっそのこと自分で開業できるんじゃないですか?

上司:うちの実家のあたり学生街だからアパート大きなの建てて経営しようかな。

僕:そういうの悪徳業者いるから。

上司:いや、もう金貯めたからね。もう有料老人ホームに入ろうと思って。

僕:若すぎて入れてくれないんじゃ

上司:うーん、早死にしたら母校(私学)に寄付するか。

僕:先生医者は…

上司:え?ナニソレ

(突撃お嬢様看護師)

僕:というわけで上司の金持ち話が鼻につくんだよ。

嬢様:えー、先生転勤してきてまだ1カ月経ったぐらいじゃない。そんなんで大丈夫?

僕:うーん

(1カ月後)

嬢様:どう?ひなた君

僕:いや、だいぶ慣れた、っつーかあの人何の悪気もないまま金持ってたり家系の話、しれっとすることがわかった。だからまあいいかなって。先生のおじいちゃんとその兄弟とひいおじいちゃんもWikipediaに載ってた。

あと町内会のなんかの式典でね、誰かゲスト呼んでって言われて「◯◯地裁の所長どう?」って伯父さん呼ぼうかって言って町内会中を混乱に陥れたらしい。お断りされたみたいだけど。

お嬢様:…なんつーか

僕:天然なのよ、ほんっとに悪気ないっつーか。

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