ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

タグ:スケジュール

公認&臨床ダブルスケジュール 

以前からまりぃ先輩 @KaUwlYtWCOBYnC (まりりん)と「公認・臨床ダブル受験生の
なさかためにどういったスケジュールで勉強したらいいか」について大論争?を繰り返してきたのですが、過去スケジュールを見ると第3回試験は当初 6月に試験予定だったのにもかかわらずコロナの影響で 12月になってしまったという特例措置だったので、あまり参考にならないような気がします。

この試験延期措置はモチベーションだだ下がりと「勉強できる時間が伸びてラッキー!」という2つの側面があったのですが、僕は結果はほすさ的に見ると第 2 回試験と大幅に傾向が変わり、難化した第3回試験について、結果的に勉強時間が伸びたおかげで53.4パーセントという高合格率になったのではないかと思っています。

そ6月21日試験予定だったのが 12月20日と、実に半年間の勉強時間の猶予が与えられたからです。

さて、第4回公認試験と臨床試験のスケジュールは公認=9月19日、臨床=10月9日と日程がびしっと近接しています。これはダブル受験生にとっては非常に厳しいことで「いつ臨床の勉強をやるか?」「いつ公認の勉強をやるか?」はダブル合格を目指す人々にとっては死命を決する問題です。僕は「9月の 1 カ月のみ臨床の勉強をやればいい」という暴論の持ち主なのですが、これには訳があります。以下自慢になるのでイヤな人は下の一段落は読み飛ばしてください。

僕自身が卒後公務員試験、臨床試験のノウハウを学生たちに教えていたことがあって臨床のための自分自身の勉強は全くせず、3年ほどブランクが空いていたにもかかわらずノー勉で受験して合格したという、非常にイヤなヤツです。また、公認心理師法が施行されてから「これは今から準備しておかなければならん」ということで第 3 回からの臨床の過去問を全てみっちりとやりましたので(試験の傾向が違い過ぎて 4 割ぐらいはムダになったと思いますが)、そんなこんなで「臨床=簡単」という確証バイアスが働いているからです。  

ということでまりりんとのインスタライブを行った時には「臨床の勉強は1カ月でいいんじゃね?」と話したわけです。臨床特有の勉強というのは僕は精神分析学と心理テスト (ロールシャッハ、TAT、PF 等の所見作成問題)と思っていますが、この辺りの投影法は M2までに身についているものと仮定しています。そして直前精神分析はいままで行ってきた精神分析理論に加えて松木邦裕先生の「対象関係論を学ぶークライン派精神分析入門」(岩崎学術出版社) + 過去問をやっておけばいいと思いました。

まりりん他の受験生は今、6月に不安を抱えているよりもこの時期に臨床の勉強をやっておくべきだと主張しています。僕もはっと気づいたのですが、臨床を直前 1カ月前にやっていたら、過去問総ざらえする時間がないではありませんか。僕は平成 3年から始めて公認心理師法国会通過に至るまでの臨床試験開始からの問題はやったことがあるのですが、8月だけやるという、このスケジュールではできない。

だから前言撤回して「今は過去問やってその穴埋めができる自分に合った参考書を探してやってみましょう。ただし1カ月限定で」としか言いようがないです。不安を抱えたまま公認だけやっても臨床はやはり 6 割合格率で難しい、そうであれば不安解消のためにもリンシはやっておくべきでしょう。
 
そして公認は過去問や辰已の模試を見た方解いた方はわかると思いますが超辛口スパイシーなので全く気を抜くことができません。6月リンシ、7、8月公認、9月リンシ、というスケジュール立てをした方がいいのではないか?とダブル受験生諸氏を見ていると思った次第です。

(以下まりりんコメント)

僕;何かコメントある?

まりりん;ええ、こめんと??
うーん。

私は直前はラストスパートにかけることをすすめていて
今1ヶ月臨床心理士を触っておくことで、あんまり出来ない感じを持っておき、公認心理師試験後にやる気を無くさず焦って臨床心理士試験に集中できるんじゃないかなという感じです


photo & lyric are by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_

子育てと親育ちが表裏一体のふように、若手の育成は総じて古手自身の研鑽や新たな一歩にも繋がる。人の世は、昔も今も変わらずこの繰り返しで明日を紡いでゆくんでしょうね。
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◯ 厚労省・公認心理師試験実施スケジュール計画の意図

2019.10.25公認心理師発表資料は固まっていなかった公認心理師制度に対して現実的な予測を可能にして、そして試験制度の変革を明らかにしました。

その点について考察してみたいと思います。

1.大学院卒業見込者の受験が可能に

D2大学院新卒ルート卒業見込者の受験が初めて可能になります。

これまで公認心理師試験受験が念頭になかった卒業見込者はあわてて受験の準備を始めているかもしれません。

ただ、「まだ勉強あんまりしてないから受験は来年でいいや」と考える人は僅少だと思いますし、社会に出るのが遅れるかもしれない危険を回避するためには受験をした方が得策です。

心理学大学院新卒者のうち、公認心理師受験者は第1回試験1,176人、第2回試験1,253人でした。

卒業見込者という新たな受験者が増えることにより、D2ルート新卒者に加え、ほぼ同数近くの受験者数が増えそうです。

・考慮しなければならない点

現行の臨床心理士養成大学院のほとんどは修士論文を必須として卒業要件としています。

したがって、修論+受験勉強、臨床心理士試験を並行して受験する学生さんたちも多いでしょう。

D2ルート卒業見込者が公認心理師のライセンスを手にするには大学院を修了することが(多分)必須で、公認心理師試験に合格して大学院を留年したら合格は取消しになってしまうのでしょうか?

これは正式発表がないのでまだわからないことです。

卒業見込者が受験することで合格率はどうなるか?

正式な大学院教育を受けた人たちなので「上がる」と言いたいところですが、上述のようにとても多忙なスケジュールの中にいる人たちなのでなんとも言えません。

2. 2020年からE、Fルート受験が可能に

Eルートは新課程プログラムを大学院で全て修了した大学院生です。

この新卒者は経過措置D2ルートに取って代わるものなので合格率、受験者数は変わらない(試験難易度が同じと仮定すれば)なるでしょう。

Fルートは大卒ルート、公認心理師法施行令で定める5施設(家裁、法務省矯正局、一部の病院)なのでそれほど数は多くないと思います。

3.合格率や合格者数はどうなるのか?

受験者数によって合格者数は変わります。

2020年度は受験者数は今年と同じ17000人、それより少し減少する程度、ただし不合格だったリチャレンジャーがどんどん多く割合の中に含まれていくことになるのでそのリチャレンジャーの人たちの頑張りにかかって来るのかなと思います。

試験レベルが本年度と変わらないと考えた場合です。

4.現任者Gルート

現任者Gルートは2022年度最終受験チャンスで、通算5年経験見込み者も含まれることになります。

5.心理臨床学会日程との関係

心理臨床学会は来年、再来年は8月下旬に横浜パシフィコで行われます。

2020年(8/27(木)〜8/30(日))

2021年(8/19(木)〜8/22(日))

※ 公式発表済

第1回試験は心理臨床学会と試験当局との連携が取れず、2018年8/30(木)〜9/2(日)日程、2018年9/9(日)第1回公認心理師試験という超ハードなスケジュールでしたが、第2回試験は2019年6/6(木)〜6/9(日)日程、第2回公認心理師試験2019/8/4(日)実施という配慮があったのでははいかと思われます。

第3回試験以降は 

2020年6月
2021年5月
2022年4月
2023年3月
2024年2月

ごろと発表されていますので、心理臨床学会と重なって支障を来すことはないでしょう。

6.総括

以下試験当局の考え方ではないかな?

と僕が推察する内容です。

公認心理師試験は現在は現任者Gルート受験資格を認定して(現在心理職をしている旧院ルート、大卒臨床心理士を含む)の経過措置できちんと現場の心理臨床家を拾い上げる。

次に科目読み替えが可能な経過措置対象、心理学専修院卒者もきちんと受からせる。

以上2点で公認心理師数を確保、この制度の地盤を固めた後に本来の王道、A、Bルート新課程卒業者を対象とした試験にしていくというものです。

さて、試験傾向には多少の見直しはあるでしょうけれども、6割得点率必須、事例3点、知識1点の傾斜配分は今後も変わらないと思われます。

そして試験難易度は第2回試験が基準となるのではないかと思います。

そうすると合格者数、合格率は受験者層のレベルに依存していくことになるのではないか、そしてその数も当局側では既にある程度試算済みと思います。

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