○ 公認心理師なんかキライ

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公認心理師・臨床心理士の男性の特徴
※ 単に昨日書いたから


1.序

僕のブログの読者は公認心理師受験生、現役心理職、大学学部生、そして心理学に興味を持つ人、カウンセリングを受けている、受けたい人
などから成り立っています。中高生もいます。そして心理学関係○○会の偉い理事の人や3天皇あるいはその門下生の方々にも読んでいただいており(推定)、誠に光栄のみぎりでございます。

とあるサイトを見ていたら☆1つの評価がついており「臨床心理士が公認心理師になろうとしているブログでワケワカメでつまらない。おススメしません」とポツンと書いていて「そりゃそうだ」と思ったわけです。このブログを読んでる方は公認心理師を知っている世界の中で生きています。この資格に対して「公認心理師は優しい!専門知識があってさすがだ!」という検出力があればよいのです。

北川景子さんが映画「ファーストラヴ」で公認心理師として登場、一般の方々もカウンセラーやカウンセリングが身近になればいいと思っています。ところがやはりカウンセリングは敬遠される傾向があることは確かなので、無理にアセスメント(心理的査定)やカウンセリングをすることは侵襲的で、相手が望まないことを無理やり行ってはなりませぬ。

2.クライエント・患者さんから見たら公認心理師なんかキライ

さて、僕のブログが嫌われているのならば公認心理師はどうか?そして精神科は?うつ病になった人は内科で頭痛薬や胃薬をもらって体の変調ではないかと思う、脳神経外科や神経内科に行く、体の痛みは整形外科や整体に行く、かように精神科自体の門も高いわけです。

僕が勤務している場所には独立したカウンセラー室があるわけですが「万が一でも自分はカウンセリングを受けるほど心が弱いと思われたくないから、遠回りして前を通らないようにしている。という声を聞いたこともあります。

精神科に行くだけでイヤ、薬だけ出してもらって治ればいいのにさらに根掘り葉掘り聞かれそうなカウンセリングを嫌う人も多いでしょう。

学部生、院生のみなさん、これが現実です。  

「卒業したら院で学んだ精神分析を生かしてどんどんカウンセリングをして治して『ありがとう』と言われるに違いない」と思ってやって来た患者さん、医師や親から「カウンセリングを受けた方がいい」と言われて渋々来ている。あるいは公認心理師試験第 149問のように手首を切っては現れてくる。そして「私の望みを叶えてよ、全力で愛してよ、直電教えてLINE 教えて」「外にご飯(だけじゃ済まない)食べに行きましょう」などと言って依存してくるのを断ると猛然と怒り出すか、もうカウンセリングに来ない。

若い女性カウンセラーは中年男性からやっぱり誘われてセクハラ発言をされるのに耐える。(これはカウンセラーがカウンセリングをキライなパターンだけれども、相手は明らかにカウンセリングを受けに来ているわけではない。)

遊戯療法をやろうとしたら約束した時間に子どもが来ないのは知らないところにいって知らない人と話すのがいやだから。

がっつりとカウンセリングをしようとした就職先はインテーク (初回の振り分け)面接のみをやらされる。ただの事務の人の問診だと思われる、スクールカウンセラーをやれば子どもが自発的に来談することはないので先生方と雑談をするしかない(実はこれが大事)、産業場面だとなおさらで待ち受けをしていて一日じゅうぼうっとしているだけと次々にカウンセリングをしてクライエントさんを治そうとした期待は見事に打ち砕かれます。みなさん、カウンセリングはキライなんです。

3.医療職種から嫌われる公認心理師

多職種連携と言われていますが、カウンセラーは1人職場でカウンセラー室に閉じこもって誰とも話さず定時に来て定時に帰る人も中にはいるでしょう。

他職種が何をやっているのかわかりません。急患が出てもコロナ対策で大わらわでも特になにもできるわけでもないし何も医療知識がないのでただの役立たず、足手まといです。お昼ぐらい一緒に食べようと休憩室に行ってお弁当を食べても誰とも話が合いません。無理に話を合わせようとつまらない冗談を言うと場が凍り付きます。誰かネタにしていじったりしたらもう大変。

自分をネタにしてサゲたら「ああ、この人はそういう人なんだなあ」と本気にされます。ということでお昼はカウンセラー室でカレーでも食べて午後1時から来る患者さんと一緒にカレーの残り香を楽しみましょう。

4.自分で自分がキライな心理職

こういった人が実は一番多いのではないでしょうか。どんなに患者さんのことを考えていても患者さんから嫌われたりドロップアウトしてしまう。カウンセリングの方針について主治医から口を出されて dis られる、他職種には溶け込めない。患者さんが来ないと一人じっとしているだけで何もすることはない。そう、この記事を今まさに読んでいるあなたです。ウソです。僕です。昨日の記事に引き続いて自己紹介をしてみただけです。きちんと仕事をしてみんなから好かれている心理師のみなさんに嫉妬をしてこの記事を書いてみたわけです。

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