のんちゃん公認心理師合格体験記
1.はじめに
僕のTwitterの相互フォロー、フォロワーさんにのんちゃん@jungpsychology7 という方がいます。
とても博識な方で最初はどこかの大学の先生と思ったのですが、なんと院生だった…彼女のツイートは知的なものでとても読んでいて心理職の僕も勉強になります。さて、そんなのんちゃん、去年は以外にも公認心理師試験惜敗、今年は捲土重来で再受験、見事合格を手に入れました。
以下のんちゃんの合格体験記を掲載します。
2.のんちゃん合格体験記
2回目の資格試験にて合格しました。去年の大学院新卒1年目は、就職先が決まっておらず、あんまり勉強に身が入っていませんでした。
ですから、去年の不合格は当たり前だなぁと思いました。今年の4月より、地方都市で児童福祉の発達支援センターで、心理職一人の常勤職員で働くことになり、私以外の職員が皆資格保持者(保育士、幼稚園教諭、社会福祉、精神保健福祉士)であり、急に去年がんばって勉強しなかった自分に悔しくなりました。
ですから、過去問題を繰り返し解いて、わからないもの、苦手分野をあの沢山の文献で調べまくり試験に備えました。ハングリー精神というか、自分に対する悔しさが今回の合格に繋がったように思っています。資格取得は、あくまでスタートラインです。クライエントさんに学び、臨床研究に学び、地道な臨床実践をコツコツ積み重ねることですが、資格取得勉強も、繰り返し過去問題を解く、わからない苦手分野を調べるの繰り返しだと思います。
私の場合、統計学、神経生理心理学、法律、基礎心理学が苦手だったので、過去問題を解きながら、テキストで調べることをやり続けました。また、臨床心理士試験の問題集も、事例問題、基礎心理学など非常に役立ちました。
さいごに
また、なぜ資格を取るのかですが、これは、クライエントさんに一定の社会的信頼を与えるものになるからではないでしょうか?
いくら、大学院まで6年間臨床心理学を学んだとしても、資格があるから、安心して悩みや苦しみを相談してみようと思えるように思っています。心理の専門性を深め、クライエントさんに役立つ心理援助を行うために、一定水準の訓練を受け、アセスメントや心理療法が行える基礎的な学びをしている公認心理師の資格を取ることは、心理職として働く上で必要不可欠だと思います。これから、受験する皆さんには、ぜひがんばって資格取得して欲しいと思います。
(以上)
3.おわりに
資格を取ったばかりがスタートと言います。試験後にスペース(Twitterのラジオ配信機能)も一緒にやったのですが、真面目な話だけでなく、ウィットにも富んだ素敵な方です。資格を手にこれから心理の深い海の世界を縦横無尽に泳いでいって欲しいと思っています。
研究テーマ(更新)
— のんちゃん (@Jungpsychology7) April 28, 2021
①イメージを用いた心理療法の効果と限界(箱庭・描画・遊戯療法・夢分析)。
②発達障害や虐待を受けた子供への心理療法と関係発達支援。
③転移逆転移が心理療法に与える影響といかに心理療法に活かすか。
④おとぎ話の臨床心理学的視点からの理解-人間の生きることをめぐって-
photo by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_
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