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photo & lyric are by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_
ʙʟᴀᴄᴋ'
個性の正体は真似ごとの集合体であり、その組み合わせ方に依って色合いが決まる。時にそれは相まって真似ごとの域を超え、眩い光を放つ。そんな、まことしやかに頭の中で木霊する言葉もまた、真似ごとの寄せ集めだから、と。

#coregraphy


カラカラソルジャー心理師A

1.序

友人心理職の旦那さんのそのまた知り合い、というほぼほぼ他人の心理師Aさんが本ブログの読者ということで紹介してもらいました。なかなか面白い経歴の方なので一度話を聞いてみたいと思い、僕からインタビューを申し込んだものです。

2.概略
※ 自伝ではありません

Aさんは早慶クラスのハイレベルの法学部を卒業、卒業後就職活動が面倒だということでとある投資・金融会社(顧客が大損をする人たちが多いということでなかなかブラックみ強し)に就職しました。

どこの大学でも採用するという懐の深さでしたが、Fラン卒営業は新卒後すぐ法人、個人宅に飛び込み営業、そんな中でHさんのような変わり者が年1人から2人入社してくると、将来のエリート候補を嘱望されます。そしてAさんは調査部に配属されました。

調査部は営業が使うためのパンフレット、口上のための国際金融情勢を調べるのが仕事(なんちゃらで僕には話が難しいので中略)で、繁忙期と暇な時があってその間にAさんは不動産関係の資格とその他法律系のお役立ち資格を1つ取ったそうです。そこで「ちら」と臨床心理士資格も見て「こんな資格もあるのかあ」と思ったとのこと。

エリートのAさんには仕事は簡単だったそうですが、仕事の合間に勉強しまくって危険物取扱主任者の勉強までしているのを見つかって「なんじゃこりゃ」と思われて現場の営業に出されたのですがそこでなぜか中小企業の社長やお金持ちの顧客に気に入られ、なかなか売上げが伸びて今度は営業部門の管理職に抜擢されました。

Aさんには持ち前の営業スピリッツがあり、法人に営業をかける時はカネのにおいがしたら社員がIDカードを使って社内に入っていくのにそのまま社員にくっついていってそのままな社長の席まで行き堂々と営業トークを始めるという強者でした。

そこでシャッチョさんに「お前のところとは取引停止だ!」と言われても「大丈夫です。取引きはこれからです。」と笑顔で答えていたそうです。

個人営業では社員しか入れない寮の柵を乗り越えて一人一人に営業をしていったそうです。(※ 自伝ではありません。)

で、普通のサラリーマンの退職金ぐらいのお金がたまったところでAさん「飽きた」と退職、辞めるときにはずいぶんと引き止められたそうです。

(Aさんは膨大な売上金とは別に住居不法侵入、公務執行妨害、辞めるときに会社から業務上横領で訴えられていた経験がありますが全部起訴猶予だったとのこと。それもイヤになった理由で「お金より魂。カウンセリングがやりたかった」と言っていました。)

そしてなんとなく(というか人を不幸にしてしまったという贖罪感強かったからか?)宅浪を経てサクッと第1種指定大学院からそのまま心理職として働いたそうです。

しかしなぜか(なぜだ?)勤務先の院長とはことごとく気が合わず怒鳴り合いのケンカになったこともしばしばで勤務先のクリニックはことごとく退職してしまったそうです。

まあたいていにおいてこういうワンマンの小さいクリニックは労働法知識は皆無です(のことが多いかもー)なので内容証明を出して労働基準監督署に行って未払い分給与➕解雇予告金をもらって「会社都合」で失業手当金をもらって、またそのあと営業の仕事を完全フルコミッション(完全歩合性)でもらいながら飽きるとまた心理職をしていたそうです。

Aさんはここでも恐喝で訴えられそうになりましたが院長に小さなクリニックにはよくありがちな診療保険請求のダークな部分を少し話したら訴えは全て取下げられたそうです。

某人材派遣会社(業務内容はホワイト、勤務体制はブラック)では月末の営業成績が足りないと支店長に言われると「ちょっと待ってて」と何本か夕方電話をかけて黙って数千万円の取引きを取りまとめて帰社支店長には泣いて喜ばれたとか。

そんなこんなでAさんは「心理をやるなら勤め人は向いとらぬ」と思ってさくさく個人事業主になってカウンセリング事務所を1人で立ち上げて今はお金目的ではなくて地方でメンタルヘルス講演会をやったり非常勤公務員をやりつつ、勉強は熱心にやるので研究会の幹事をやりつつ生活しているそうです。

受刑者の社会復帰支援運動にもかかわっていて(今も)ここでも法律知識が役に立っているとか。

人生経験長く、学部は法学部だったものの心理系経験も長くなり公認心理師資格取得。

僕は「ふえー」と思いながら話を聞いていたのですが今はまた結構大手の法律事務所に所属し、法律系某資格と(弁護士ではない)心理職としての知識経験から、なかなか人から感謝される相談業務をやっているそうです。

標題にはその勢いのよさから「カラカラ」と書いたのですが話を聞いているとどこかに凄みはありながらもクライエントさんのために体を張って仕事をしている様子が。。。

まあ、こういう生き方もあるということで。くれぐれもストレスで倒れないで欲しいと願っている次第です。