ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

カテゴリ: 公認心理師試験対策

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○ まりぃ先輩お勧めの公認心理師試験受験対策


さて、受験生の味方、まりぃ先輩(以下「まりりん」)の新動画ができたのでかいつまんで要約を以下に書きます。

1.まりりん動画

⑴ 体調管理を万全に

これは当然ながら、発熱したりすると受験すらできません。LINE動画の中でまりりんはサプリも活用して「体調管理を!」と声を大にして言っていますが、学力のほかに体力、そして何よりも健康は大切ですね。

⑵ 直前に新しい問題集に手を出さないこと

これはもっともな意見です。この時期は焦って「何かやり残しはないだろうか」とふらふらと突然新しい問題集に手を出してみたいものです。

それが非効率であることはまりりんの説明どおり。例えて言うならまりりんは「新しい服を買う」ことよりも「今必要なのは欲しい服を正しい引き出しを開けてすみやかに持ってくる能力」ということで、ここで全く新しい知識を持ってきて書き方が違う問題集を買ってイチからやり始めたら非効率ですし、焦るかも知らない、ということで学習効率上もいいのではないかと思います。

⑶ 「捨て問」にこだわらず、事例なら事例、知識なら知識の得意分野をやってみる。

まりりんも示唆しているのですが、僕の個人的見解です。まず問題集を開くとわけのわからなさに血の気がサーっと引くでしょう。それからが勝負、というのがプロロゴス山崎先生の言説です。

まりりんは「なぜ捨て問が存在するのか、どうやって捨て問を扱えばいいのか」基本的に僕は「捨て問」は捨て問に過ぎないと思っています。まりりん動画は捨て問の扱いをうまく説明しています。

2.(以下付記)

僕はスペースで公認心理師試験対策を毎晩話していますが、プロロゴス山崎先生のアウトプット中心の対策、やまりぃ先輩の復習中心主義に反するものではなく、今まで勉強したことの地固めをして欲しいと思って喋っています。

どの勉強法もまず「自分が安心できること」が一番大事なのですが、まりりん、まりぃ先輩の言うことにはなるほど一理あると思いここに紹介させていただきました。抜粋しか書いていないので詳細はまりぃ先輩の公式LINE登録すれば聞くことができます。

それでは受験生の方々のご健闘をまりりんと一緒に祈願しております。

公認心理師試験対策


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○ byまりりん 公認心理師試験対策直前記事
「摂食障害」


さて、まりりん(まりぃ先輩(独学で公臨ダブル合格応援中)が今回のLINEで摂食障害について説明を10分ほどの番組で説明した動画を流していました。

摂食障害の説明というのは実に難しいです。DSM-5の診断基準は必ず読まなければならないことに加えて、その臨床的な特質も理解しておかなければ特に事例問題には対処できないからです。

摂食障害は神経性やせ症と神経性過食症に大別されます。制限型で食べない拒食症もありますが、どちらも排出型といって食べて吐くことがあるのです。下剤や利尿剤乱用もあります。とんでもない金額を購入して(安売りスーパーなどで)吐く。そうするとトイレが詰まるので大型のペールを買って少しずつトイレに流すという、凄まじいエピソードもあるのです。

そんなに購入するお金が中高大学生に払えるはずがないので万引きと重奏してクレプトマニア(窃盗症)とも併発して盗んだ直後に快感を感じることもあります。

この疾患に罹患すると、身体バランスは崩れてカリウム異常を起こして顔色が土気色になり、食べ吐きの場合には胃酸で歯が溶けることもあります。

そしてまりりんが説明していたように摂食障害は自己イメージが崩れていることが多い。例えば自己像を絵に描かせるととんでもない太っている自己像を描くのです。

無茶苦茶な量の運動をする、また、他者に食べさせることが好きなので大量の食物を作って家族には食べることを強要したりします。

こんな状態になってしまったら当然生命も危なくなります。生理も止まり、30キロを体重が切ったら要入院、そうしないと生命が保てませんし、それでも栄養不良で死んでしまうこともある、ある意味とても恐ろしい疾患です。

過去問に出ていたのは、病識がないこと。そして知らなかったのでこの設問を間違えてしまったのですが、遺伝も関与しているということです。

こういった短い記事よりもまりりんの動画の方が詳しく説明しています。過去問にも出ているので摂食障害は必須学習領域だと思います。

僕はこの領域はまりりんよりも詳しくないので(要学習)DSM-5片手にまりりんの動画の解説を見てみることをおすすめします。

なお、まりりんは受験生向けのオンライン個別指導も相当な破格値でやっています(90分3千円)。学生への受験指導歴が多いまりりんからの指導を個別に受けられるというのは大変なアドバンテージになるのではないでしょうか。

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○ 公認心理師試験3週間前の勉強法

いつもはブログに書くのですが、今回はせっかくなので写真提供をしてくださっているᴷᵁᴿᴼ' ちゃん(小学校教員・自分でも子どもたちに勉強を教えながら、もちろん難関の教員採用試験を通過)と話しながらスタンドFMに公開しました。

・今求められる勉強法

・勉強のコツ

・アウトプットと今だからできるインプット

・エア勉強会のススメ

・本番さながらのメンタルリハーサル

・Twitter勉強法

・メンブレてもめげない

・健康管理を万全に!

公開url

公認心理師試験対策
⬆️約20分の番組です。

おまけ・前回の、若手の心理職の卵、若手心理職に贈りたい言葉。(30分)
心を救う人feat.ひなたあきら

ᴷᵁᴿᴼ' ちゃん(いつも画像くれる小学校教員の写真家)の写真・子育て論を熱く語る。

まえむきファインダー

以下本ブログ参照url

公認心理師試験対策


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公認心理師試験対策・古典的条件付け

※ 本記事は試験後に消す予定です。

今回は古典的条件付けについてです。

1.まとめ

⑴ 古典的条件付けrespondent conditioning

US=unconditioned stimulus 無条件刺激
UR=Dunconditioned response 無条件反応
CS=conditioned stimulus 条件刺激
CR=conditioned response 条件反応

⑵ オペラント条件付け operant conditioning

・三項随伴性

例:青信号S+、赤信号S- (弁別刺激)
S+で安全に渡れる、S-で危険(強化)
S+で渡ってS-は渡らない=3(行動)


2.緒論

さて、最近日課としてTwitterスペースで基礎心理学の勉強を読み上げていて、リスナーの方の反応を見ているとどうも「条件付け」の辺りがひっかかるそうでしてので記事にしました。

・古典的条件付け(レスポンデント条件付け)

パブロフPavlov,I.P.が行った犬🐶の実験で非自発的で条件反射、唾液💧が出るCRが肉報酬🥩USに対して出る、ということで受動的にワンちゃん🐶がいて成立する条件付けと思っています。

無条件刺激の肉🥩USがあれば唾液💧URが無条件反応として出るのは当たり前、それをピンポン、という音♪やピカっという光⚡️で条件刺激(中性刺激)CRが成立、US肉🥩なしでも条件付けられた唾液💧が出るようになります。(この実験では唾液💧USが肉🥩によって出ますが音CS♫や光CS⚡️が条件付け反応💧CRになります。(

⑵ レスポンデント条件付けとオペラント条件付けの見分け方

オペラント条件付けと古典的、レスポンデント条件付けの違いはかなり難しそうなのですが、僕はこれを「手を叩くとエサをもらいに鯉がやってくる」のがオペラント条件付けだと思っています。

手を叩くという刺激は外部刺激、それに対して鯉が自発的に池に集まって来るのは自発的です。ですから「自発的動きをしている」という 点でオペラント条件付けと見ているのです。

他方、古典的条件付けはワンちやんがされるがままになっています。自発性はありません。

古典的条件付けはその時間的近接性によっていくつかの種類に分かれます。

① 同時条件付け

条件刺激CS⚡️とUS肉🥩を同時に提示
やがて条件付けCSだけでも唾液CR💧が出るようになる

② 延滞条件付け 

条件刺激CS⚡️を先に提示し、CSが続いている間にUS🥩を提示
(光っている間に肉を上げる)
と唾液💧が出るようになる。やがてUS🥩がなくてもCR条件反応唾液💧が出るようになります。

③ 痕跡条件付け

条件刺激⚡️CSを提示して止めた後にUS無条件刺激🥩を提示する。条件付けは成立します。これは条件刺激⚡️終了後にあまりにも時間が経ち過ぎると条件付けは成立しにくくなります。

④ 逆行条件付け

無条件刺激🥩USをあげた後にCR光⚡️条件刺激CSを提示、もっとも条件付けの効果が出にくい。

※ 条件付けには生得的に成立するしやすい準備性の高さと、反準備性があります。

例えばネズミの条件付け痛覚US🗡は聴覚♫CSと視覚CS⚡️に条件付けられやすい。味覚🧂CSは嗅覚🐽CSは腹痛💩USに条件付けられやすい。

ウズラの場合だけは視覚👀CSと腹痛US💩に条件付けられやすい(食べる虫🐛なんかとUS腹痛が条件付けられやすいから?)

条件付け訓練中、CS-US連合対提示直前に新奇刺激‼️を提示するとCR条件反応が生じないことがあります。(外制止反応)。

条件付け反応を中断すると消去されますが、CS提示直前に新奇刺激‼️を提示するとCR💧が出現することがあります(脱制止)。消去後にしばらく時間を置いてCSを再提示すると再びCR💧が出現します(自発的回復)。

消去後に再学習をすると、かなり早く再学習が成立します。

いったん条件付けが成立するとCSと似た刺激(⚡️→⭐️ ♫→♪♪♪)を提示しても同様の反応💧が出ることを刺激般化、般化量はCSとの類似量に比例した勾配を描くことを刺激般化勾配と言います。

人間の場合には言語によって刺激般化勾配が起こります。

正刺激CS+(例、真円○)の後に楕円CS−を提示、US🥩を提示しないということでも条件付けは成立します(弁別)。ワンちゃん🐶の弁別訓練で真円○と楕円をかなり近づいて提示するとワンちゃん🐶は何がなんだかわからなくなりいきなり暴れ出します(実験神経症)。
CSとUS🥩の条件付けを十分に行った後にワンちゃん🐶を満腹🥩🥩🥩にしてUSの低価値下を行うとCR💧は減少、条件付けではS−S連合の存在が仮定されています。

CS1⚡️-US🥩の対提示(1次条件付け)を十分に行った後にCS2♫→CS1⚡️の対提示を行うとCS2♫はCS1⚡️経由でUS🥩の2次信号とらなりCR💧を引き起こすことを2次条件付けと言います。

パブロフは人間の言語学習も単語をCSとする高次の2次条件付け、言語条件付けと考えました。(第2信号系)。

ワンちゃん🐶に戻ると複合刺激CS1⚡️+CS2♫の対提示をしても強度の弱い方(すごく小さい音♪や⭐️小さな光には条件付けは生じません。)。(隠蔽)

CS1⚡️US🥩の対提示をかなり行ってから複合刺激CS1⚡️とCS2♫+US🥩の対提示を行うとCS2♫には条件付けが成立しない(ブロッキング)。

複合刺激CS1⚡️+CS2♫を十分に行った後に単独刺激としてCS1⚡️、CS2♫のみを提示しても弱まる(過剰予期効果)。

Rescora,R.A.&Wagner,A.R.によれば被験体が予期したUS🥩強度Vと実際のUS強度🥩🥩に差があり、意外性がある時だけ学習効果が生じるというレスコーラ=ワグナーモデルを提唱しました。

しかしながらこのモデルではCS⚡️♫単独提示を繰り返すと条件付けの形成が遅れるという潜在抑制効果を説明できないMackintosh,N.J.のマッキントッシュモデルとして、CSに情報価値がなくCSへの注意が減少すると学習が生じにくくなるという注意理論を提唱しました。


公認心理師試験対策


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○ 夏休み特別企画・古典的条件付け

(書き流し)

※ この記事はあとで消去する予定です。

パブロフPavlov.I,L.P.によって古典的条件付け(レスポンデント条件付け)が創始されました。

古典的条件付け、レスポンデント条件付けとオペラント条件付けの違いは古典的条件付(自発性がない)と、オペラント条件付け(自発性がある)です。

したがって、例としては手を叩くと鯉がやってきてエサを食べるのはオペラント条件付け(自発性があるから)ということになります。

エサをワンちゃんに与える(Unconditiond Stimulus=US)ご飯(例えばステーキ肉)を無条件刺激、そしてUSに対する無条件反応(Unconditiond Response=UR)としての唾液が出るという現象は自然に条件付けを行わなくても生起することです。

音、ピンポーンや光、「ピカっ」という刺激を条件刺激(Conditiond Simulus=CS)、それに対する条件反応(Conditiond Response=CS)、唾液が出る、が成立すると条件付けができたことになります。

条件付けにはいくつかの種類があります。CSとCRは時間的な近さによって(近接性)生起しやすくなります。

同時条件けはCSとUSを重ねて提示すること、延滞条件付けはCSが起こっている間に最後にUSを提示する条件付けです。

また、CSを提示して時間を置いた後にUSを提示するのを痕跡条件付け(あまりにもCSとUSの時間を離すとCRが起こりにくくなることは容易に想像がつくと思います。

遅延時間が短時間の延滞条件付けが最も効果的であることが実験の結果証明されています。条件付けには準備性と反準備性があり、例えば生物によって準備性が異なります。

音CSや光CSはネズミの実験におけるUSに条件付けられやすいのですが、USが例えばエサに下剤を混ぜて投与してお腹をこわすということだと、CRは成立しにくいです。

ところが嗅覚のCSは「食べない」というCRに結びつきやすいです(ガルシア効果は動物の生命本能が強いので1回で成立する。)。

CSとUSを提示する間に新奇刺激を提示するとCRが生起しにくくなることを外制止、学習消去後に新奇刺激を提示するとCRが生起することがあるのを脱制止と呼びます。

学習消去後にCRを提示すると自発的回復が起こります(つまり一いったん学習するとその効果は全面的に消えていない。=自発的回復)。

それは消去後にCS提示後にUSを与えると急速にCRが回復することからも証明されています。

CSとよく似た刺激を与えるとCRが起こりやすくなるのを刺激般化、CSの類似性によってCRが生起しやすくなるのを刺激般化勾配と言います。

人間の場合には意味般化も起こります。CS単語の類似性によってCRが起こりやすくなるためです。

ワンちゃんに実験神経症が起きることがあります。例えばCSが真円と楕円に弁別されていればCRは生起しやすいのですが、真円と楕円の判別がほとんどつかないほど似ているとワンちゃんはどうしていいのかわからずに暴れ出します(セリグマンSeligman,M.E.P.の学習性無気力・公認心理師試験頻出とは異なるので注意してください。)。

のちに否定されたPavlov,I.の理論には刺激置換理論(CSはURと同じCRを誘発する、例・電撃をUSとして心拍数の増加をCRとしても実際にはCRは心拍数減少になってしまう。)があります。

これは実験によってCSセンターと反応センターのS-R理論の存在が仮定されたためです。実際にはCS2-CS1対提示後にもCS2はCSを生起させます(感性予備条件付け)。

CS-USの条件付けを十分に行った上でもワンちゃんを満腹にするとUSが低価値下します。したがってレスポンデント条件付けではS-S連合が形成されると考えられます。

また、CS1とUSは一次条件付けですが、CS2-CS1対提示を十分に行うとCS2でCRが生じるという二次条件付けが成立します。

人間の場合には言語学習をする際には単語がCSになります。これを言語条件付けによる第二信号系と呼びます。

CS1とCS2の強度で、どちらかが極めて弱い刺激の場合には反応が生起しなくなるのを隠蔽と呼びます。また、CS1-US対提示をかなり行った後にCS1-CS2を条件付けようとしても困難なことをブロッキングと言います。

CS1とUS対提示を十分に行う、その後CS2とUS対提示を行い、CS1&CS2対提示するとCS1とCS2の効果が弱くなることを過剰予期効果と言います。

レスコーラ・ワグナー(Rescola,R.A.&
Wagner,A.R.)が提唱したレスコーラ・ワグナーモデルではUS強度とUS期待度の差が十分に大きくないと条件付けは成立しないと考えました。

しかしマッキントッシュ(Mackintosh,N.J.)はCSのみの提示を繰り返すと条件付けの成立が遅延することで条件付けの成立が潜在抑制される注意理論を提唱しました。

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