ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

カテゴリ: Gルート

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「意欲のない公認心理師受験は必ず失敗する」Gルート他職種の立場からの反論

1.はじめに

先日
「意欲のない公認心理師受験は必ず失敗する」

を掲載、早速反論があったのですが、建設的な反論は大歓迎、さっそく掲載させていただきます。そしてこの反論をしていただいた方がDルート心理職というところに大きな意味があるような気がしています。

2.反論

Aさん:今ふと思ったんやけどね
他職種受験者の多くは(全てではない)心理職に転職しようとして受験してる訳ではないと思うの。

心理の視点なり技術なりを自分の業務に取り入れて活かそうとしてるんじゃないかなって。
だったら別に、資格とらんでも研修とか受けたらええやんかって話やん?

でもその研修、どこで受けられるん?心理の研修って、対人支援職に広く開かれたものももちろんあるけど、「有資格者限定」のやつも多いやん。なかなか受けよう思っても機会がないんちゃうんかな。

やから、資格取ったらそういう研修にアクセスしやすくなるっていう期待が受験動機の人もおるんやないかな。いや、割合は知らんけど。
これまで心理が排他的に自分らだけのグループに閉じこもっていた結果という見方もできるんちゃう?

少なくともコメディカルは、コミュニケーション技術を身に着けようという動きが強い

医師の働き方改革による、タスクシフト、タスクシェアの考えを元に、検査技師や診療放射線技師も患者と接する機会が増えてきてる


3.考察

なかなか痛いところを突かれたようなAさんの指摘だったのですが、考えてみれ心理団体が行っている研修には他職種向けの、例えば「コメディカルのための、カウンセリング技術を使ったインフォームドコンセントのあり方」はどこも(多分)ほとんど行って来なかったわけです。

Gルート受験は2023年に終了するのですが、その後もこういった多職種間の情報共有という点は課題として積み残されていくでしょう。

以前、総合病院の心理職が時間外に熱心に他職種Gルートの人たちに公認心理師試験勉強を教えて合格者を出したという話を書いたことがあったのですが、当該心理職は「自分のやっている仕事を理解して欲しい」という気持ちもあったのでしょう。Aさんが言うとおり習っていたのはコミュニケーション技術を身につけたいと思った他職種の人たちかもしれません。

ただし、というかそれでも疑問は残るわけで、コミュニケーション能力を身につけるのと資格取得は違う。資格を取得したければ他専門職のように一度専門学校なり学部1年生に一回戻るべきでないか(実際2024年以降受験生は他学部から編入している)などという議論もあるでしょう。

またそれに付随してなぜGルートは学歴要件をつけなかったのか、少なくとも心理大卒や関係学部心理院卒に限るべきだったのではないか、「職務経歴書への職印押印は?」職務経歴書に「◯中学校体育教員」のみは落とすべきではないか、私設開業領域のように「心理相談・心理カウンセリング」と明記されていなければ受験資格はない、という話もしました。

小中高教員も教育相談、カウンセリング的な役割をすることはある、いや新入社員研修人事担当者もあるぞ、などなどAさんと僕とでいろいろな話をしたわけです。

僕は個人的には地域包括支援センターの相談員や高度な専門知識を要する介護職員はいいのではないかと思ったり、いややっぱりそれじゃ2024年以降組と厳しさが著しく分かれるのではないか、など思いました。

なかなかまとまらない(というかまとまりようがない)話だったのですが、私見としては心理正規ルートでも勉強しない人は全くしない、とりあえずこの試験は合格点に達していれば合格なので、自分は心理プロパーだという信念を持っている人は頑張って欲しいところだと思うのです。

また、心理の世界が閉ざされたものから外に開いたものとなるためには他職種をニーズをきちんと受け入れた上で情報発信していく、というAさんの提案には全面的に賛成したいと考えています。

4.ここまでのまとめを読んだAさんの感想

読んで思ったけど
もともと他職種が臨床心理士取るために大学院行ってるケースはある。それで臨床心理士取ったから心理職として働く訳でもない。
臨床心理士側としては(?)資格者には公認心理師受験資格を与えたい。
でも受験資格に1つの民間資格を優遇するわけには行かない。
そういう他職種臨床心理士が全員Dルートで行ければいいが、漏れたときに現任者枠で拾わないといけない。
的な思惑も?

臨床心理士が資格者増やすためにアレコレ広げすぎた?
臨床心理士の時から、学部含めた養成課程を準備しておけば変わったかも?

(本稿以上)
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Gルート公認心理師・資格の用法・用量

1.はじめに

公認心理師 G ルート他職種に対する批判もあり、「なんで俺たちの領域を荒らすんだ」という心理職の反発もあります。他方で「せっかく機会が与えられているのだから」とチャレンジして合格している人たちもいますので、どうせなら資格の生かし方を考えた方が建設的です。医師国家試験や看護師試験と違って「この資格を取得したから心理職に転身する」というGルートの人は少ないでしょう。

他職種 G ルートの人にとってはせっかく取った資格でも給料も上がるわけでもないし、自分の時間を注ぎ込んである人は家庭も犠牲にしてまで取得したこの資格、どういう使い道があるのか考えてみた方がいいと思います。ということで職種別に「現役で仕事を続けながら」どうこの資格を活用するかを考えてみました。

いずれにせよ今実習に来ている学生に他職種の人たちが「あ、俺○○として働いているんだけど公認心理師も持ってるんだけどね」とドヤ顔で言うのはとてもではないけれどオススメはしないです。

せっかく実習に来た学生の反発を買うばかりです。現役心理職の人たちと対等、それ以上に心理の知識をひけらかそうとするのも用法としては患者の症状を無視して劇薬をいきなり患者に与えるようなものだと思います。

2. 教員公認心理師

小中学校には必ずスクールカウンセラーが来ています。せっかく多職種連携を覚えたのですから、スクールカウンセラーと共同して児童生徒の処遇をどうしたいいのか、お互いに知恵を絞って考えるということはいかにもお役立ちのことのような気がします。

スクールカウンセラーは若手であれば確かに現場を良く知らないかもしれません。ベテランのスクールカウンセラーはスクールカウンセラーとしての教員との協業しての働き方を知っていますのでぜひ協力し合いながら仕事をして欲しいと思います。

学校の中では教員公認心理師は積極的に特別支援コーディネーターを行って欲しいと思います。公認心理師有資格者の養護教諭の先生は、やって来る子どもたちの顔を見て、どんな精神・身体的疾患の可能性があってどうやって医療につなげばいいのか、それは今行っている仕事と同じだと思いますが、公認心理師としてのさらに深い知識を生かしたら役立つと思います。やってくる児童生徒は被虐待児・非行少年も多く、この子たちがどういった処遇を受けるのが見通して職員会議で意見を述べてくれたならばほかの先生方も助かるでしょう。

特別支援学級の公認心理師の先生方も子どもの様子をよく観察しながら、子どもが卒業したらどんな道に進むのがよいのかこれまでより見えやすいと思います。

3. 保健師・看護師公認心理師

この人たちが行っている業務は実際に公認心理師が行っている業務と重なることが多いと思います。保健師さんが行う健康教育にはメンタルヘルス領域をぜひ重点的に入れて欲しいと考えます。相談業務を行う際、健康指導をする際にも公認心理師としての知識は役立つと思います。

看護師さんが、緩和ケアで亡くなる患者さん、その家族のケア、普段から接している患者さんの不安を和らげてくれたならば患者さんにどんなに役立つでしょう。その病院に心理職が在職しているのならば多職種共同ケースカンファレンスで情報交換をしてくれたならば心理職はかなり助かります。

4.福祉公認心理師

福祉場面では心理職が不在の施設も多いでしょう。無資格者も多く働いています。三福祉司は多くいます。実利的なことを言うと、公認心理師の福祉加算があれば助かりますし、施設の経営も安泰になります。これは大きなメリットです。運営する側も気持ちに余裕が出れば利用者さんへの態度もやわらぐと思います。

利用者さんにはさまざまなメンタルの問題を抱える人たちは多いでしょう。ぜひこういう人たちの力になって欲しいです。

児童相談所の職員、社会養護で子どもにかかわる職員も心理資格は必須ではないのですが、あればその理解にとても資すると思います。

5.司法場面

社会復帰調整官はダイレクトに対象者にかかわるのに公認心理師としての知識が役立ちます。ぜひ精神障害を持った人たちの医療的、福祉的な観点からの知識を生かして欲しいものです。
保護観察官も同じです。

少年院教官も入所少年の様子を見るのに心理的知識は役立つと思います。矯正心理職や家裁調査官は心理士無資格者はかなり多いのですが、公認心理師として幅広い視点を身につけていることは心強いです。

6.その他・及びまとめ

思いつくものはいろいろあります。医師、歯科医師、作業療法士、栄養士などで、どの職種の人たちも公認心理師スピリッツを持って仕事をすることはできるでしょう。

ただ、他職種 G ルート公認心理師の方々にはお願いしたいことがあります。Gルートというのは医師団体と心理団体が綱引きをした挙句できた鬼っ子のような存在です(言い方は悪いですが僕はそう思っています)。だからこそ受験期間も5年間に限られているわけですし、そこから先は学部で選抜された心理学専攻者で、さらに公認心理師課程を修めた「純粋培養組」のための試験になってきます。

ですから「使い道がない資格」だったら別に無理をして使わなくてもいいのです。むしろこの資格があるからということでそれを振りかざして資格を乱打するようなことがあると資格の存続にかかわるということです。心理検査を研修なしに行なう、SV なしに心理面接を行うなど、危険なことをしないで欲しいわけです。どんな心理検査やカウンセリングにも必ず侵襲性があります。その侵襲性を十分に理解した上で心理業務を行って欲しいと考えています。

Gルート他職種の人たちには厳しいことをかなり書きましたが、そういった目で見られているだろうし、また、見られることもあるだろうということは知っておいて欲しいのです。

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教員・看護師・栄養士Gルート組織内審査落ちを避ける

1.はじめに

さて、6月25日消印有効で公認心理師試験願書締め切りなのですが、学校や病院は願書さえ出せばスルーで日本心理研修センターもGルート受験資格を与えると以前電話照会した時に話していました。

ただし、それは勤務先内部で上長が職印を押してくれた場合に限ります。「君、公認心理師ってナニ?この資格取ってなんかうちの職場に役に立つの?」と言われる、言われて受験を諦めている人もいるかもしれません。

実際心理職として専業で働いている僕も言われました。とてもどこからかお金が出るような雰囲気はなかったのです。

2.説得

「公認心理師法」や「受験の手引き」のような分厚いものを上長に出しても読みません。読んでくれません。僕の場合は公認「心理」師という言葉があったので上長もなんとなく職印を押してくれたのですが「何の役に立つの?」「何のために取るの?」という質問はされそうです。実際、相談業務に当たっているのは教育現場だと養護教諭は常に児童生徒の心身の相談に乗っているわけですし、特別支援学校の教員も知的・発達に障害があったり、不登校の子どもや保護者の相談にも日常的に乗っているわけです。

なので「心理的支援行為」に近いとは思うのですが、「この資格は大変難しい資格で、勉強する過程で心理学的専門性を身に付けて職場に還元したい」「少年法も学び、少年事件があった際のアドバイザーになりたい」「虐待児童に対して法的な知識を持って十分に関与したい」という「プロセス」は言えるのですが「じゃ、その公認なんちゃらを取ったらその権限が付与されるの?」と厳しい目で見られたらどの職場でも資格の持つ「権限」と「結果」を求められるのではないでしょうか。

そこはプロセス + a で押していくしかないわけで「学校教育にかかわる法律をもう一回学び直したいし、もし非行少年が出て来た場合には家裁との連絡調整は私がやります。児童相談所とも折衝します」(結果)「看護にカウンセリング的な視点を取り入れて患者さんや家族がいきり立って病院に誤解をしないよう、私が調整します」(結果)という、自分がなぜこの資格を取りたいのか、という動機でなく、組織に対してその資格を取得したという結果を還元することが求められているわけです。

「権限」はありません。ちなみに余談ですが、名称独占だから許されるからといって「公認心理師」を安易に心理職がいる職場で名乗ることは危険です。心理院卒程度の試験ですけれども「統計ができない」「基礎心理はできない」「事例で惑わされた」「忙しくてロールシャッハばかりやっていた」心理職は公認心理師に不合格だったかもしれません。

「なんのために受験するか」ということを問われた時に「うちにはスクールカウンセラーが来ているじゃない」「心理の専門家がいるじゃない」「君は発達障害の子たちにも手を動かしたり、精神的な作業の支援も十分できているじゃないか」(作業療法士)も受験する理由が弱くなってしまいます。

「心理の○さんと心理の知識を生かしてスムースに利用者さん(患者さん)のために心理学的な話をまじえて患者さんの支援計画を立てられるようにしたいからです(結果)と、結果を常に求められる、それは十分に理由になると思うのですがいかがでしょうか。

3.理由

福祉士を始めとして、またすでに公務員になっている人たちも同じです。こういう時に頼りになるのは「いい加減な上長」です。「はいよ」と職印を押してくれれば何の問題もありません。組織は合理的な理由と役立つ結果を常に求めています。+αです。

例えば営業職ならば

「この研修に出ると営業力が半端なく身につくと○さんも△さんも言っていて、実際2人とも売り上げが1.5倍に増えました。なので私も研修に出て自動車を2倍売りたいと思います」

↑ これには理由・結果・意気込みの3つがそろっています。

どの組織もこの3つが揃っていないと難しい場合があります。下記に他職種が職印をスムーズに押してもらえるためのヒントを書いておきます。

・幼稚園・保育園の先生

「乳児・児童心理をより深く理解して園の運営がうまく行くようにしたいです。子どもが好ましいと思える物のの見え方についても勉強します。学習のさせ方が上手になれます。また、子育てに困っている保護者の相談にも乗れます。保護者は最近よく勉強しています『公認心理師」からこの資格を知っている保護者も多いと思います。この資格を武器に保護者の相談は一手に任せてください」(すごく忙しくなりそう)

・栄養士

生活習慣病の予防や、現在メタボの人たちは問題意識が少なくてなかなか生活習慣を変えようとしないです。個別に栄養指導を行って(そんな時間あるのか?)動機付けがない人に動機付けを持たせるような面談方法を学び、磨いていきたいと思います。もし職場(病院)の喫煙率や生活習慣病率が改善し、数値に現れれば心理学を生かした指導ができるでしょう。

3 おわりに

さて、どうでしょうか。書類提出期限が迫っていて、それでもなかなか頭の固い上長が職印をくれない場合、意気込みがあって理由がはっきりとしていて、予想される組織への貢献という結果が見えてくれば大きな説得材料になると思えるのです。

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〇ノー勉Gルート公認心理師受験生保健師Mさん

Mさんは僕の勤務先に非常勤で来ている保健師さんで、主務は他の企業の産業医室、とにかく忙しい生活をしているという人です(※ただし主務は週3回バイトし放題で年収ははっぴゃくまんえんあります。)。

今度第4回試験をGルートで受験するということで勉強の進捗状況について聞いてみました。

僕:Mさん第 2 回は会社の仕事が忙しくて受験しなかったんだったよね、渡した問題やってみてダメだったって言ってたけど何点足りなかったの?

Mさん:じゅ、じゅうすうてん

僕:第1回、第2回試験受けとけばよかったのに

Mさん:ほら、会社の仕事忙しくて、何にも勉強してなかったし

僕:第3回試験は?

Mさん:今度は家族の調子が悪くて受験できなくって

僕:第3回試験解いてみた?

Mさん: .…いやまだ 

僕:どう、過去問今までの解いてみて

Mさん...

僕:統計とかは?

Mさん:それは保健師って統計使うから大丈夫

僕:医学問題は?

Mさん:それはお手のもの

僕:何が難しいの?

Mさん:司法とか教育とか福祉とか、ほら、やったことないじゃない

僕:少年院種別わかる?

Mさん:わかんない

僕:産業、ストレスチェックとかはわかるよね

Mさん:それはわかる

僕:基礎心理、心理検査

Mさん:やったことないからわからない

僕:うーん、Mさん徹底的に基本書やってみて苦手分野だけでも克服した方がいいんじゃな
い?

Mさん:それが会社の仕事が忙しいのよお、大企業だからコロナ患者はいつも出ているからその行動履歴を追って保健所に提出したり、帰宅が夜11 時ごろ、平日は妹がやってるけど母の介護とかもあるし

僕:うーん、休日の介護はお金払ってでも有料サービス頼むとか?

Mさん:それが、母が知らない人家に入れるの嫌がるし

僕:うーん、そういう人いるよね

Mさん:もう泣きたいぐらい。ひなた君から借りたテキストも全然やってないし

僕:でもMさん今公認心理師取ってなくても今困ってないから別にいいんじゃ?(大事なことなので繰り返しますがMさんは年収はっぴゃくまんえんあります。)送ったブログの受験対策記事も読んでないみたいだし(おこ)

Mさん:いや、絶対に取る。今も会社の要請でメンタルヘルス研修ガンガンやってるし、きちんとした自分がやってることの根拠みたいなのが欲しいのよね

僕:Mさん真面目だからなあ。そんなんだったら第5回までの試験問題写させてよ

Mさん:ちょwひどい。ワタシ次の試験落ちる扱いされてる

僕:うーん、Mさんが来る月曜に毎回Mさんの試験勉強の稽古つけるかあ

Mさん:そう言って去年から2回しか来てないじゃん

僕:だってMさんも俺もその日は会議やら相談やらでお互いの予定合わないじゃん。うーんどうしようかなあ、Mさん時間外も忙しそうだからもっと遅くしようか?

Mさん:だってこの職場夜8時になると締め出し食らうじゃん

僕:じゃ、遅くまでやってるお店で。す◯家とか吉野◯とか

Mさん:それごはん

僕:いや冗談は顔だけにしとくわ。ふぁみれすが無難かなあ

Mさん:助かるわあ。ボランティアでそこまでやってくれるなんて

僕:え、ボランティアなの?

Mさん:ワタシが合格したら5千円、不合格だったらひなた君が50万円払うってことで

僕:ちょ、それひどすぎるw
とりまMさんが不得意そうな分野で絶対に出そうなのいっぱいあるから。Y-BOXとかVinland-Ⅱとか心理テスト必出だし

Mさん:わいぼっくす?ゔぁいんらんど?

僕:うーん、前途多難だなあ。裁判員裁判、ハーグ条約、司法面接、面会交流、成年後見制度とか

Mさん:なにそれこわい

僕:これさ、心理の資格試験じゃないっていう心構え必要なんだよね。「法律の条文に定められているものは何か?」とか平気で出るし

Mさん:なにそれコワイ。でもひなた君どうしてそこまでやってくれるの?

僕:…(格好のブログネタになるし)いや、俺いつも一生懸命なMさん好きだし自分の勉強にもなるし

Mさん:ひなた君その本音ひとりごとっぽく声に出すクセやめた方がいいと思うの

僕:あ、わりい、なんとしても今回はMさんに受かって欲しいし

Mさん:そう言いながらひなた君どんどんワタシにケース回して来るじゃん

僕:だって心身相関で言うと保健相談ばっかりじゃん

Mさん:えと、ひなた君が得意なはずの遺産分割相談とか親権者変更とかは?

僕:えと、それほら、本人が悩んで心身の不調をきたしていたらメンタルと健康問題ってことで

Mさん:やっぱひなた君ひどいわあ

僕:うん、人は簡単に変わらないんだよ。人を変えるより自分を変える方が早いんだよね

Mさん:(もっともらしいこと言って…)

僕:Mさん本音言葉に出てる

Mさん:わざとよ。ねえひなた君前から疑問に思ってたんだけど暇つぶしのブログ書いててもし自分が問題解いて合格取れなかったらどうするのよ

僕:え?ブログやめるよ。だって合格点取れないブロガーに資格ないじゃん

Mさん:そうあなたは真剣に考えていらっしゃるのですね

僕:とにかく勉強時間っつーか勉強時間作る方法考えなきゃな

Mさん:うん、ワタシもいじわるなひなた君見返すために頑張る

※ ということでなんとか旧知のMさんのために?なりたいと考えているのですがMさんが合格できたら(して欲しい)ぜひ記事にしたいと思います。ご健闘を祈りながらMさんが泣きを入れるようなビシバシとスパルタ教育をしてみたいと思う次第です。

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○ 他職種 Gルート公認心理師&心理職のスキルアップ

1.はじめに

臨床心理士資格を所持して心理職のみをしている人々、また、これから臨床心理士・公認心理師 W 受験を考えている学生さんにとっては「現任者ということで心理の勉強もしてこなかったのに資格をなぜ取る。勲章やバッジのつもりなのか」という気持ちがあります(もちろん全員ではありませんが)。

また、そういった感情を抱かれていることは G ルート他職種の人たちもわかっていることです。

ただし、この試験は臨床心理学専攻大学院卒レベルの試験、他職種 G ルート合格者は血のにじむような思いをしてなんとか 138 点スレスレで合格した人が多数です。1回は落ちてその後自分の持てる時間のほとんどを勉強に費やした。僕は G ルートの人たちは受講者+今までの不合格滞留者がほとんど受けるものと思っていたのですが、計算すると 3 分の1は受験をしていないようです。

昨今のコロナ情勢でその対応に追われていたり、長距離移動ができなかったりという事情もあるのかもしれませんが、相当に困難なハードルと思い、戦わずに敗退している人たちも多いのかと推測してしまいます。

基礎心理学知識・医学知識・各種法律知識や制度論をよく知っているからといっていいカウンセリングができるという証明にはなりません。どの資格でも言われていることですが、資格というのは取得したらすぐに使いものになるというわけではなく、それをどのように役立てていくかはその人次第です。

2. 産業公認心理師 Y先生

以前から懇意にさせてもらっている、株式会社 A 社を経営し、カウンセリング・メンタルヘルス教育のパッケージを各企業に提供している、産業カウンセラー・キャリアコンサルタントです。第2回試験で公認心理師を取得した Y 先生は経験10年のベテランですが、朝4時起きで勉強、通勤の電車、バスの中でも勉強、土日祝日は空き時間を全て公認心理師に向けて勉強し、それでも結果的に 138点+数点というきわどい合格点だったということでした。

Y先生とついさきほどまで話していたのですが「公認心理師を取得して変わったことは?」と聞いたところ「何もないわねえ」ということでした。

それではなぜ公認心理師を取得したかというと、彼女はかなり勉強熱心な人で、同じ産業カウンセラー、ほかの臨床心理士も入っているカウンセラー仲間との勉強会にもよく参加していて、それまで解決思考アプローチ、家族療法、動機付け面接の勉強会に出ていて僕が彼女の勉強の邪魔をしに行った時には ABA(応用行動分析)の本を手にしていました。

要するに彼女は臨床心理士こそ持っていなかったものの、心理の仕事をしているという立派な矜持があり、新入社員向け、中堅・管理職向けメンタルヘルス講義を行ったり、最近ではハラスメント対策講義を行ったりと八面六臂の活躍で、常に EAP、従業員支援プログラムのカウンセラーとして活躍してきたという誇りを裏付けたかったのだろうと思ったのです。

「先生、それだけいろんなことができるんだったら経営コンサルタントもできるんじゃないですか?」と何回か問いかけたことがあるのですが「いえ、私はあくまでカウンセラーですから」と答えられたことがあり、この仕事に高いプライドを持っている彼女に結構失礼なことを何度も言っていたのだなあと反省することしきりです。

Y先生は元々臨床心理士を持っていなかったというだけで、やっている仕事は個別のカウンセリングもしながら集団を対象に立派に心理の仕事をしてメンタルヘルスの知識・技能を磨くべく外部での勉強会にも積極的行くという志の高いものです。他職種 G ルートの人も「心理の研修会に出る」というだけでなく(WAIS-IVや Vineland- II の講座に出る人もいますが)自分のフィールドで公認心理師としての技能を磨くこともできるのではないかと思います。

3.他職種ホルダー公認心理師のスキルアップと連携

他職種といってもどれも対人援助職であることから、例えば福祉職も守秘義務があり、他人を傷つけてはならない、多職種連携をする、自己研鑽を積むなどの倫理があり、経験を経るごとに職能の成長を遂げていく、コンピテンシーのあり方も心理職も他職種でも同じです。

むしろ他職種公認心理師ホルダーがいて心理学に理解を示してくれることで、また、心理職も公認心理師ホルダーと共通言語を持ちうることによって協働協業をしてお互いに高め合っていくという、自分で書いていて大変きれい事だと思うのですが、そういった世界は不可能なのかなあと思ってしまいます。

4.心理職が信頼を得るために

最近下山晴彦さんが自分の「note」に心理職は仲間割れしている場合ではないと書いていました。

17-1.Stop the“仲間割れ”!

これは実に的を得た言です。心理職同士で争っていてどうして多職種連携なんぞができるのかというもので

「おまゆう」

という批判の矢が雨あられだとは思うのですが、正鵠を射たものです。

「スキルアップとキャリアアップ」は内輪もめをしている間には外部から信頼されにくいでしょう。多職種連携ができるのだろうかという信頼も主治の医師の指示の遵守にしても、心理職同士で争っていたら自分たちの不利益になるばかりだと思うのですがいかがでしょうか。

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