ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

カテゴリ: 臨床心理士

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◯ 臨床心理士が資格を剥奪される時

1.序

公認心理師はいまだ細かい倫理基準がはっきりとしていないのですが、臨床心理士はしっかりとした倫理綱領が定められています。臨床心理士資格認定協会が発行している」臨床心理士報」を見ると巻末に「登録抹消」という極めて厳しい処分から「厳重注意」までの処分があるのをよく見ますが、理由までは書いてありせん。

2.アメリカにおける実情

ここでアメリカ心理学会(APA)の倫理事例について書いた金沢大学多田治夫先生の

倫理原則に関する事例集

論文にアメリカにおける具体例が書いてあります。

例としては「青少年の潜在能力を測定するテスト」を大々的に売り出したものの、エビデンスがなく学会倫理委員会の調査にまともに応じなかったことから心理学者が資格剥奪させとなったものです。

アメリカの心理学者にとってはAPAに所属できないというのは致命的なことです。

データ捏造、利権追求、それによる調査拒否は最も重い処分になるということを示しています。

アメリカは訴訟大国です。日本ではそういったことはなかなか起こり得ないのですが、患者の自殺はカウンセラーが訴えられる大きな要因となり得ます。

資格剥奪ということではなかったのですが、倫理対倫理、お互いの正義を主張し合った争いとしてはアメリカの「偽の記憶財団」farce memory foundationを中心とした活動があります。

催眠を使って虐待の記憶を呼び戻した娘が出奔し、行方不明になったことについてこれが虚偽の記憶だということで訴えられたアメリカの2人の治療者が巨額な賠償金を払うことになりました。

PTSD、トラウマの研究者であるジュディス・ハーマンJudith Lewis HermanはPTSDに対して催眠の利用を勧めていましたが長期間の論争を経てアメリカ精神医学会は「記憶回復療法」を一切認めないという決定になりました。

ジュディス・ハーマンは自らの信念を貫いただけですが、虐待の記憶を呼び覚ますことは事実上禁じられたのです。

上記のとおり、クライエント、患者の自殺もカウンセラーが裁判の被告人、相手方になることは多く、カウンセラーの責任が認められた場合、アメリカ心理学会からの処分が下りる可能性も高いのではないでしょうか。

2.日本における実情

重い処分に処せられた人は私設開業領域の人たちが多いようです。勤務臨床心理士は「組織に守られている」という点もありますが組織の規範に従わなければならないという窮屈な面もあります。

そして自分の名前を冠してあちこちの取材に答えたり、一般的な啓蒙書を書く、講演をするなど表に出ることが多い私設開業領域の人たちが多いのかもしれません。

目立つことが多く、開業領域で利潤、利益を追求しようという姿勢は大切なのですが、効果が誇大広告ととらえられ、表に出やすいだけに「出る杭」にもなりやすいのかもしれません。

また、有名なものとしては臨床心理士の守秘義務違反が裁判で敗訴したというものがあります。学会誌で改変して匿名性を担保したつもりでもわかる人にはわかってしまうのです。

こういった場合も臨床心理士としての処分を免れないものと思います。

多重関係は処分対象になりやすいです。特に性的多重関係は言語道断ですが、例外もあります。自然災害など天変地異が起こった際には緊急的に同僚であっても、持っている技能と経験を生かして人道的見地からカウンセリングやむなし、としてある学会もあります。

しかしながら災害終焉時にはすみやかに元の関係に戻ることが求められています。

3.結語

誰かが書いていたのですがカウンセラーとクライエントの関係は道ですれ違った他人以上に他人だと読んだことがあります。これは僕も賛成で、ばったりとクライエントさんと街中で出会うこともありますが決してこちらから声をかけることはないです。

ただし向こうから「先生!」と凄い勢いで声かけをされたら立ち話程度はします。

私物携帯の電話番号を教えるか教えないか?については僕の周囲は半々に分かれています。

初心者には決して勧めません。

ちなみに僕は教えています。多忙でカウンセリングを受けたいけれども時間調整がうまくいかないので外線からしかつながらないという理由がひとつ。こういう人には電話でカウンセリングはしませんし予約を取るだけです。

もう一つのパターンはあまりにも自殺可能性が高く、それでいて入院などの措置がとれないクライエントさんの場合です。

幸いにして自殺されたことはないのですが、やはりカウンセラーとしては苦渋の決断をしています。

僕はどんなクライエントさんでもカウンセラーの動き次第ではBPDに近くなると思っています。だから女性クライエントに対して個人的な連絡先を教えるのはよっぽどのことで、連絡先を教えた上で安全なケースマネジメントをするという技は未熟な僕には不可能と感じています。

そうすると最悪の場合待っているのは激しい転移による治療関係の破綻で、誰かにバトンタッチすることもやむなしという覚悟の上です。人間相手の賭けを僕は好みません。

カウンセラーも自分の感情に振り回される危険性を比較考量しています。クライエントさんの命を救うためにどうするかいつも考えていて、答えの見つからない答えを常に探そうとしているのです。

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ᴡɪᴛʜ.
グラスの向こうでじゃれる声。それは、かすれた時間を潤す響き。褪せた心を彩るように。

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◯ 臨床心理士・公認心理師は美男美女だらけ

1.序

心理職はその知性、知性に裏付けられた高いプライドとともにその美貌、眉目秀麗さでも知られています。なぜなのか、その理由を解明したいと思います。

2.人を救いたい精神の持ち主だから

アメリカでは有名俳優や有名女優がボランティア活動に精を出したり多額の寄付をすることで知られています。大学院まで教育を受けられる、これは相当太い家庭に育たないとできないことです。就職が満足にあるかないかもわからないのに、です。

東大、京大など名門国立だからお金がかからないというわけではありません。こういう人たちは小さなころから有名私塾に通ってスパルタ教育を受けています。

そうするとその反動で人に優しくなりたいのも当然、挙げ句の果てにふらふら外国に留学したり博士号を取るためにポスドク(オーバードクターをやったりもしています。

あろうことか海外留学までしている人もいます。

こういった優雅なぶっとい家庭に育った人たちはやはり美しく育ち、人との争いを好まない平和主義者です、容姿も美しくなって当然のことでしょう。

3.配偶者やその家庭が裕福

心理職は「こんな給料でやっていけるのか?」と思うほど給料が安いです。

ということは生活のためにはどこかで金銭が流入している、僕は倹約家なので学会でご婦人方がホテルやクイーンズスクエアの高級ランチ、ディナーに舌づつみを打つのを尻目にドトールでトーストなんぞを楽しんでいるわけですが、美しいお嬢様たちは結婚市場では引く手あまたです。

お医者様、一部上場企業の管理職、青年実業家に見そめられたとしても何の不思議もありません。

イケメン男性心理職が結婚するのもお嬢様たちです。横浜パシフィコのセブン◯イレブンでカップ焼きそばをなぜか男性心理職ばかりが食べているのは仮の姿、子どもを名門校に進学させてなぜか心理学科以外の大学に行かせるために節約をするためで、実際はお金持ち、豪邸住まいでベンツを乗り回している家庭なのです。

4.結語

と、ここまで書いて行き詰まりました。そう言えば研究会で出会う男女はごく普通の容姿の人たちばかりで、確かに美男美女もいるのですがア◯ルコール依存症のイネイブラー(共依存の相手)よろしく割と病んだ相手と一緒に病んでいる薄幸の人たちも多いです。

または一見シャキッとして見えるスーツ姿はしまむ◯らで固めている場合が多いです。

僕の論説は「お金を使える家、またはお金を使わない家庭はお金持ちに違いない」=家庭はお金持ちなのは美男美女だから。

または院卒まで行ける家庭はお金持ちでやはり美男美女が再生産をされている家庭に生まれ育っているから、という論理に基づいていたものですが、離婚してひいひい言いながら養育費を払っていたり、赤飯洗うがごとき生活をしている人々が多いです。

若いうちでも若くないうちでも苦労というものは人を不幸そうな顔つきにして美男美女から遠ざけるに十分です。

論理的に破綻していることと、僕を含めて不幸そうで貧相で冴えない容姿の人たちも多いことからきっと僕のサンプリング、サンプル数nがあまりにも少ないのにこんな駄文を書いてしまい反省することしきり、内心忸怩たる思いです。

心理職の名誉のためにもどなたか僕にきちんとしっかりした論拠をあげて反証してくれるようなコメントをいただける方をお待ちしております。
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〇 公認心理師・臨床心理士新卒受験者の仕事事情と悲哀

1.序

これは臨床心理士単独資格のころから問題となっていましたが、大学院新卒者で受験をするまでの院既卒者はどのように仕事をしているのでしょうか。心理院卒者は多くのクライエントさんよりは確かに経済的に恵まれているかもしれません。そうでない人も大勢います。

卒後まもなく奨学金の返済も待っています。実家暮らしの人も何かしら仕事をしていないと居心地が悪いことこの上ないですし、学部のころから親に「お小遣いはあげません」「家にお金を入れなさい」と言われているのがまあまあ通常の家庭だと思われますので、何か仕事をしていないとどうにも首が回りません。

なによりも心理の道を志して夢抱いて卒業したのですから、早く現場に出たいと思っている新卒者が「じゃ」といって心理と関係のなくファーストフードやコンビニ専業でアルバイトをしているとも考えにくいです。せっかくですから臨床心理の片鱗に触れるような仕事をしていたいのが当たり前のはずです。たいていの人は(よほど面倒見が悪い院を除いて)院の紹介でどこか心理のアシスタント的な仕事をしているはずだと思います。

そしてここに問題があります。無資格者ということでプレ資格取得前就職市場では買い叩かれるので、常勤の仕事に就くのは望むべくもありません。大学付属の相談所で3月までと期間を区切って児童~思春期のカウンセラーとして働かせてくれる場合もあります。また「資格取得見込み者」として働いていて「よし、資格を取るんだな」ということで資格を取ったら常勤にするけれどもそれまでは非常勤として働かせる、という職場もあるでしょう。しかし資格を取れなかったら?ここには心理職が抱えている新卒者の就職事情をめぐる問題があるような気がします。

2 構造的問題点

大学が紹介する仕事には2種類があり、上記の3月までの限定的なもの、資格取得→常勤or非常勤でもちょい待遇アップ、というようなものです。3月までの限定的なものだと、資格取得後、あるいは資格が取れなかった場合にも次の仕事を探さなければなりません。「資格取得見込み者」が院卒後いきなり常勤として雇われることも少ないです。

よって心理就職事情は、雇う側が非常勤で安く心理の卵を雇用するという絶好の機会になるとともに、資格が取れなかったら「はい、そこまでね」という「内定」切りをする言い訳にもなるという、働く側にとっては「自分が試験に受からなかったからダメなんだなあ」という罪悪感を呼び起こさせるやり方もすることがありますが、僕は法的にはけっこうダークな部分だと思っています。こういった労働問題が公認心理師試験に出ないかな、出ないだろうな。

さて、33年の歴史を持つ臨床心理士試験は堂々たるもので、受験者が今なんらかの心理的仕事をしていることを前提として、面接試験では例えば社会的養護の施設で働きながらカウンセリング的なこともしていると面接試験で試験官が偉そうに「キミ、それは入所者の管理をしながらカウンセリングもするという多重関係的なことをしているのではないのかね?」というような質問をします。

自らの機関で受験者を身分不安定にするような秋口に受験期日に設定しておいて受験者のせいにするという割ととんでもない「自己責任」理論に基づいて行っているのだということに気づきました。(今さらながら)

公認心理師試験については、厚生労働省がこれからのスケジュールとして第4回試験9月19日、第5回試験7月、第6回試験3月とどんどん前倒しにして試験を行い、第6回では3月に試験実施し、3月中の発表をもって資格を手に就職できる、という最後は帳尻合わせができますが、そこまでは新卒受験生の苦しい日々が待っています。

さて、そうなると修士論文を書きつつ激しい実習を経て試験勉強をするとなると学生も大学教員も大いにメンブレてしまうことも心配です。

3.実情

さて、こんな新卒就職事情ですから、心理院卒者がすぐにいい仕事にありつけるわけでもなく、上に述べたような期間限定学生相談所、クリニックのテスター、インテーカー(初回面接者)、事務、受付のような、また、スクールカウンセラー補助のような学生アシスタント(自治体によって呼び方が異なる)、心理学部大学の事務でケースともかかわるような仕事、など「ような、ような」仕事が用意されています。こうやってまた心理職は制度的に自ら
安売りせざるを得ないような状況を作ってきたのだと思います。

4.結語

仕事はない、あっても非常勤、非常勤でもいつ首を切られるのかわからない、こういった状態を「これは心理の仕事に就いた人間の自己責任だから」というような「あきらめ」に近いような状態に甘んじるように院新卒者から臨床心理専攻者は人生観を叩き込まれます。

それは人生辛酸を舐めてきたクライエントさんに共感するには役立つかもしれませんが、自分の状態が安定していないといいカウンセリングができないのも当たり前のことです。生活のクオリティがボトムアップされていないと人の精神状態はよくなりません。「心理職は自らの精神状態を健康に保つべき」と言われると、はいそれはその通りなんですけれどもね、といつも思ってしまう次第です。

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sᴀᴋᴜʀᴀ.
刹那的に生きるわけでもなく、まだ見ぬ未来に心を捧げるわけでもなく、ただただ今をしっかりと踏みしめる。あしたが必ず来るとは限らないから。

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令和2年度臨床心理士試験合格率は64.2パーセントでした

日本臨床心理士資格認定協会の発表によると令和2年度臨床心理士試験合格率は64.2パーセントでした。

「臨床心理士」資格取得者の推移

R2
受験者数(単位・人)
1,789
合格者数
1,148 (4)カッコ内医師数
合格率
64.2パーセント

累計38,397 (646)

これを見て感じたのは、難化したと言われた臨床心理士試験及び公認心理師試験と日程がバッティングしたにもかかわらずみな健闘したということ、が第一、そして受験者数は前年度2,133人、前々年度2,214人に比べて受験者数が減ったなあということでした。

少子化の影響と思うのですが毎年この試験の受験者は100人程度(かそれ以上)は減っています。

「ひょっとしたら公認心理師試験に流れたか?」と邪推?したとともにスキマ世代(科目読替えが効かず公認心理師が受験できなかった層)の人数は公認心理師新卒Eルート受験者数936人に対して多かったことを鑑みると、臨床心理院新卒者に公認心理師受験者数が少なかったことを指摘すると読者の方からそう言われ、実際そうだったのだと思わざるを得ません。

このスキマ世代に関しては今後とも折に触れ当ブログでも取り上げて行きたい所存です。

受験人数の落ち方をどのように評価するかは数字を読む人の主観によるものもあれ、激減しているように思いました。
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ᴀᴘʀɪʟ ᴅʀᴇᴀᴍ.
季節は巡り
軌跡を描く

奇跡は信じる心の先に

新たな想いを抱きしめて

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◯ 日本臨床心理士資格認定協会はひたすらに優しいという事実

今年臨床心理士更新を迎えた知人と連絡を取り合う機会があったのですが、彼女は子育てや何やらで忙しいところに折からの新型コロナ流行で第2群の資格認定協会or臨床心理士会が主催する心の健康会議or研修を受け逃してしまったとのこと。

で、資格認定協会からお手紙が届いて、今回はやむを得ない事情に該当するのでレポート提出をもって更新可能、しかもレポートは原稿用紙2、3枚、今まで移動して、1日研修を受けて(注:興味のある面白いものをチョイスできるので別にキライとか出たくないというわけではありません。)という手間を考えるとかなり大盤振る舞いの措置だなあと感じました。

テーマは正確な文言ではないのですが、新型コロナ流行が臨床活動に与えた影響とそれを解決するために行った工夫とはなんぞや?という感じの内容でした。

で、僕は大変気が弱いのですが全国の彷徨える子羊🐏stray sheepの臨床心理士の方々のために勇気を振り絞って資格認定協会に電話してみました。

内容はこの期間新型コロナ発生期間に実際には臨床活動を行っていなくて博士課程にいたとか、そこで恋におちいって結婚して旦那様とアメリカに行ったけど英語が話せない上に妊娠して子育てに忙しかったとか、いっときストリートミュージシャンを目指していたとか、そういったやむを得ない事情で新型コロナに関する臨床活動を行っていなかった場合はどうするの?

という質問をしてみました。

資格認定協会は電話問い合わせをするといつも感じのいい男性が電話口に出ます。しかもほかな色々な問合わせ窓口は「少々お待ち下さい」と延々と待たされるのに対し、この男性は色々知っている(権限があるのか)ので即答してくれます。

いわく、当該臨床心理士が問合わせを電話でしてくれればその場で新しい課題を出しますから大丈夫ですよーということでした。

ここは臨床心理士資格を持ち続けようという気持ちのある人に対しては果てしなく親切です。例えば一回更新を忘れてしまった。またはしなかった。臨床心理士資格を維持する気がなくなったけれどもまた思い直した。

そうすると再受験が可能です。平成18年受験者までは大卒後5年の実務経験で臨床心理士受験資格がありましたが、いったん資格を失ってもう一度受験するのには今度は指定大学院に行かなければならないかというとそんなことはなく、特例措置でまた受験して合格すれば資格を再取得できるという大盤振る舞いです。

いつぞや公認心理師資格ができるので臨床心理士資格との関係とか両方取った方がいいのかとか質問をした時には「それはもう先生の選ぶ自由ですから」と「先生」「先生」と連呼されてまるで自分が本当のどこかのエライ先生になったかのような錯覚におちいってしまいます。

ホームページも希望に満ちあふれた若者たちが上を向いている、という素晴らしい出来映えで「いや、臨床心理士というのは素晴らしい資格だ」とホスピタリティ抜群です。

実際33年の歴史がありますし、今でも公認心理師臨床心理士ダブルホルダーは心理職の就転職には有利になります。

片っぽだけ資格を持っているとしても現状、大学院で心理学を専修したという意味では就職市場では臨床心理士に信頼性の軍配が上がっているようです。

で、ここで持ち上げて落とすのもなんなのですが、「じゃ、どうしてもっとうまく立ち回って公認心理師資格とのうまい両立をさせなかったの?」ということです。

そう主張しても通る可能性は低かったかもしれませんが、臨床心理士資格受験可能者は公認心理師受験も得られるようにするとか、何か追加で課題をこなせば受験できるようにするとか、D3ルートを可能にすればよかったのではないか、いやそもそも日本心理研修センター設立前に心理資格専門機関としてのノウハウがあることを買われていたのですから公認心理師試験機関になれば良かったのではないかといろいろと考えてしまうわけです。

公認心理師カリキュラム検討委員会等では臨床心理士資格は素晴らしい(まあ確かに)、だから臨床心理士資格の下に公認心理師資格を位置付けて公認心理師取得は平易にするべきだという空虚な「共存共栄」構想だけを述べていたわけです。

もうちょい資格認定協会がうまく立ち回っていれば今回の「スキマ世代」で臨床心理士指定大学院卒業でも公認心理師受験資格が得られなかった人たちは出てこなかったかもしれない、と過去を振り返って「タラレバ娘」になっていても仕方ないですが思うわけです。

臨床心理士資格創設時からの資格認定協会と日本臨床心理士会との確執も根深く、あんまりワガママ言ってると化石化しちゃうよ、と思うわけです。

せっかく臨床心理士資格は長年の歴史があり、社会的認知度はまだまだ公認心理師よりも高いわけですから、真の意味で公認心理師資格制度との協調協働路線をたどって欲しいなと思いつつ、これまでの動きからは無理なのかなあと残念に思う次第です。

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