ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

カテゴリ: 公認心理師

1AF4BA2D-E65E-43F9-A789-03526C5494AD

O 公認心理師試験に合格すると役立つのか?

1 はじめに

公認心理師試験までいよいよ3日後となりました。みなさん、問題の解き方のイメージトレーニングは十分にしたと思うのですが、ここでは「公認心理師試験に合格したら何かいいことがあるのか・役立つのか?」ということについて十分に考えてみてその意義を見直して欲しいとも思います。

2 公認心理師になるといいこと

(1) 採用試験に有利になってきた

毎回定期的にハローワークで求人調査をしているのですが、未だ臨床心理士の方が採用に有利なようで、だんだんと公認心理師がそれに迫る勢いです。ただし、今の時期ということもあって、双方とも放課後デイサービスの募集が多いです。

ただし、もちろん病院、クリニックや障害者施設等での募集も多いです。(2021.9.17現在臨床心理士求人763 人(フルタイム 472 人、パート 291 人)、公認心理師求人 579人(フルタイム 208人、パート 371 人))ですので新卒者はダブルライセンスでないと採用されない職場も増えて来たのでそれを念頭に置いておくといいでしょう(スキマ問題は実に残念なことでが)。

ただし、相変わらず初任給給与は安いですし、時給も安いままです。

(2) 心理職は給与が上がる(こともある)

ということを聞いたことがあります。病院、福祉施設や産業場面では保険点数やストレスチェック制度にダイレクトに結びついているからでしょう。というわけで月給が5千円ほど手当てがつく場合があるとツイッターを読むとタイムラインに書いてあることもあります。ちな、僕はそれで給与が上がったということは1円もありません。

(3) G ルート無資格心理職は印籠を手に入れられる

Gルート無資格心理職でも立派に働いていた人はいます。博士号を取得して脳の研究をしている心理職が病院勤務をしていたり、自営で真面目な勉強家(の人が公認心理師資格を取ることに賛成も異論もあるのは認めます。)の人が「公認心理師」と名乗れることです。

(4) Gルート他職種の人々

この人たちは別に公認心理師がなくても構わないです。ただし、公認心理師資格を持っていれば自分は心理相談もできる、心理の知識も十分に持っているという自負が持てるでしょう。保健師、養護教諭、特別支援学校、学級教員などは役立ちそうです。しかしながら本格的に心理相談を担当して受け持つことになると教科教員ならば多重関係に悩むことになると思います。

なので心の中の勲章にしておくしかないかもしれません。医師、看護師、福祉士、言語聴覚士、作業療法士は確かにメンタルにかかわる仕事をしていますが、心理職の仕事がしたいから、とスライディングをして心理職になるのはかなり難しいかも知れません。

福祉士から公認心理師を取得して福祉士兼スクールカウンセラーになったフリーの人を知っていますので、それまで行っていたキャリアによっては不可能ではないでしょう。

心理職への憧れは他の領域でも強いもので、例えば司法関係の公務員が心理テストを取りまくって大病院に勤務したというと羨ましがられるとか、教科教員でも「今から臨床心理の院に行ってスクールカウンセラーになって時給5千円で働けば月給 80 万円になると言っていたので、そんな不安定な生活をするものではないと僕が慌てて止めた覚えもあります。

臨床心理士は院卒で取れたので、内地留学をして臨床心理士を取得した人々もずいぶん多かったと思いますが、そういう人たちのかなりの数は公認心理師も取得したのではないでしょうか。

公認心理師になるのがいくら試験が難しいとは言え、G ルートの人たちのバックグラウンドは百花繚乱で、うがった言い方をすれば玉石混交とも言えます。

3 終わりに

専業の心理職の人だと公認心理師は必須資格とこれからどんどんなっていくのは自明という気がします。

しかしながら何かの仕事をしていて、スライディングして心理職専業になるのはなかなか難しいですし、何の仕事でもその仕事のキャリアが大切なので、元教員→スクールカウンセラー、よりも外部性が重視されるスクールカウンセラーも、スクールカウンセラー歴があって各種調整能力がある人の方が採用されやすそうな気がします。

いいことがあるのか?どうかはその人々によるとしか言えません。カリキュラム検討委員会でも言われていたように「自分はもうすぐ引退するからいいや」と臨床心理大学教員でも公認心理師を取得しない人もいるでしょうし、実際そういう人もいます。

これまで心理職として働いて来た人でも老齢で引退間近なので受験をしないという人の話も直接聞きました。したがって、「いい、悪い」は人が決めてしまうものではなく、その人の属人性や所属する組織、そして社会からの評価にもかかわっているということはみなさんご存じのとおりです。

臨床心理系の学部→院卒者と G ルート他職種の人たちの心理的な対立はなかなか相当根深いものがあり、すぐに解決できるわけではありませんが、いずれ上記の事情等、何よりも公認心理師法が規定している国民が評価していくことになるのだと思います。

photo by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_

EA9C750C-EF28-4B23-BE86-6C41E3C0154B

臨床心理士・公認心理師のレベル

1 はじめに

心理職は低時給、低給与の生活をしなければならないことが多いです。某国立 T大やK大博士課程を出ても「イルツラ」生活を余儀なくされたり、「とりあえず雇っておけ」的な対応をされるといつまで経ってもカウンセリングも回って来ないし、心理検査もない。言わば「過少労働」となり、心理検査能力も上がらないし、カウンセリング能力も上がりません。

能力に見合わない軽い労働をさせる、あるいは心理職をして採用されたのにもかかわらず人手が足りないからということで受付や医療事務を行わせたり、面接はインテークだけという「町のクリニック」はいくらでもあります。

だからといって、「パワハラだ」と言ったら、それが本当でもボスの院長から「もう来なくていいよ」と言われそうです。

また、社会的養護や放課後デイサービスで働いている心理職(を dis っているわけではありません。)も本来の心理職らしい心理職の業務を行いたいと思っている人もいそうです(結構本格的心理治療を取り入れている施設も多いのですが)。

本来やりたい仕事をしたい、という領域移動をして仕事をしたい人はそこに勤められるスキルを身に付けるために外部で研修を受けても「経験重視」の職場で採用してくれるとは限りません。「300人以上の病床で3年以上働いた経験がある方」とピンポイントで求人が出て来ることもあるので(例えばなかなか「福祉→医療」)には移りにくいです。

2 学歴要件等

「学歴要件」は難しい臨床心理士試験や公認心理師試験に合格しているから、それでいいだろう、と思いがちですが、はっきりと落とされてしまう場合もあります。

というのもアカポス(アカデミックポスト)を狙う場合には、まず学部段階(院ではない)でそれなりのレベルの大学を出ていないと、よほど大きな業績を上げていない限り、それ以上の偏差値のアカポスは狙えない(臨床心理だけではなくどの大学でも同じ)という不文律があります。

そういうところの准教授に応募しても落とされます。また、「関西→←関東」の移動も激しく難しいです。「まあふらついている根無し草だからいいや」と僕が全く違う地域の求人に応募して「ちゃうやろ」と言われて落とされたこともあります(地域要件)。

あとはアルバイトでも英語ができないと仕事にならなかったり、Spss のような統計ソフトで複雑な関数を使いこなせないと、アシスタント的な研究職でも勤まらないという、実際には「能力要件」のようなものがあると思います。

この辺りは差別的な言い方になってしまうのですが、学部偏差値と能力はある程度の相関関係はありそうな気がします(ちなみに専門職大学院や奨学金給費制度があるハイレベルな院は学部偏差値と関係なく高い資質や学力を持っている人が集まっています)。さらに言うなら公認心理師 G ルートは学歴要件がありませんので、誰しもが受けられます。

ただし、かなり努力しないと試験には合格できないので「試験突破能力要件」は満たしていても「経験値」で採用が難しい場合もあるでしょう。

経験値と言えば心理職としてやってきた経験よりも点滴が上手な看護師さんが心理職になるという(看護学部卒→心理院卒→臨床心理士・公認心理師) 例も知っていますが、キャリアをゼロから積み直さなければならないのでそれなりに苦労をしていたようです。

3 自営・心理職・類似?職

自営の心理関係の仕事はいろいろとあります。
例えばEAP(Employee Assistance Program・従業員支援プログラム)の中には様々な資格、学歴の人がいて、こういった職種は臨床心理士を雇用しているところも多いのですが、1 人経営のところもたくさんあるので、専門学校卒、短大、高卒で産業カウンセラー、
または資格なしでも公認心理師を取得していた人もそれなりの数はいると思います。

こういった人々は資格があるとストレスチェックにも食い込めるし、かなり必死に勉強したのではないでしょうか。自営で、きちんと受験資格を認められた G ルートの人は資格要件に関係ありません。ということで公認心理師を受験するというヒーラーの人を以前 Twitter で見つけて驚いたのですが、その人は無事?受験資格が手に入って大学院卒程度の試験に合格できたのでしょうか。

4 おわりに

それなりにきちんとした要件を必要とするそれなりの仕事だと、やはり資格だけでなく、かなり厳しい制限がつくのは採用側としてはある程度仕方のないことだと思います。以前確認したとある病院でも「うちは臨床心理士資格を持っていないと、公認心理師単独資格ではどういうルートで資格を取ったのかわからないから採用しない」と断言していました。

学歴、経験値、「出身地域差別(は本当はかなりブラックな違法)」あと「女性が欲しいから」という理由で採用面接で断られたことも2回ほどありました。

心理職に限らず、採用側としては自分の組織にとって都合のいい人材を採用したがるものですが、応募者の能力値、経験値、学歴等をごちゃまぜにすると差別的な採用活動になるということを雇用主も知っておいて欲しいと思っています。

photo by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_

FE7FE885-79C9-4A71-855C-08500314C988

○ 臨床心理士・公認心理師の平均的?キャリア形成

心理職は院卒後、資格を取得する前から学生相談所や大学のカウンセリングセンターで子どものプレイセラピーを行い、研修生として残ることが多いようです。というのも大学内で研修生として残っている限り、学内でのスーパーヴィジョンを格安で受けられる、非常勤生活が始まっても院とのつながりがあるということは安心感につながります。

ケース検討会に自分でケースを出して教授も交えて検討してもらったり、心理テストの技能を磨いたり、時として後輩たちの修論指導の手伝いや臨床心理士・公認心理師の受験勉強を教えるとか。

こういった大学での研修は、自分が SV を受ける立場だと院にもよりますが、無料で受けられる場合、格安で受けられる場合、通常の開業カウンセリングと同じだけの値段を払わなければならない場合もありますが、いずれにせよ自分で SV を受ける場所を探すというのは大変難しいことです。そういった意味では卒後研修の一環として研究生として残ることは理にかなったことです。

そうこうしながら院の教授の紹介が主で、いろいろな職場で心理職としての仕事のスタートを切るわけですが、例えば新卒、24 歳の心理職がいきなりリストラされて離婚、くたびれた50代のカウンセリングをケースとしてカウンセリングをするようにと言われてもクライエントさんもカウンセラーも困惑してしまうでしょう。ですので最初はクリニックや病院の心理テスターやインテーク面接だけ、という感じで働き始めることが多いようです。

そしてそれに兼ねて教育領域で教育相談所、市区町村や都道府県のスクールカウンセラーを行うなど、子どもを相手にお兄さん、お姉さん的な立ち位置で仕事をすることが多いようです。

まあ大体こういった非常勤人生を送っていれば月給額面 20 万円程度、手取りにしてみれば16~17 万円ボーナスなしといったところでしょうか。その間に院生のころから心理臨床学会に入ったり、臨床心理士試験を受験して合格したら登録して、公認心理師試験も受験して登録して、ということになるわけです。また、教授の入っている学会に自分も入ったり、教授の勧めで修論をそこで発表したり、また自分が欲しい本や論文は自分で買ったりと、なかなかお金がかかります。

実家暮らしだったら何とかやっていけるのでしょうけれどもこれが一人暮らしということだと大変です。必死になって学部生のころに受験して一度は落ちた公務員試験をまた受け直してみたり先輩や教授のつてをたどって大病院で安定した収入がある職場に入れることを狙うわけですが、これもなかなか難しい。人によっては実家暮らしのままなんとなくずるずると 50代ぐらいになるまで同じような生活をしていく人もいます。

日本公認心理師協会が提唱している認定専門指導公認心理師(長い)が描いているプロフェッショナルキャリアポートフォリオ(?まあ職歴のこと)なんぞは、博士号を取得してその間に仕事をして、研究者としてあんな論文を書いたりこんな論文を書いたりしながら仕事をして教授になってさらに研究をしながら仕事をして、ということでなければまともなコンピテンシーに基づいた(プロフェッショナル) キャリアポートフォリオを形成していくことは難しいのではないでしょうか。

心理職の給与というのは例え独立行政法人の医療機関で準公務員のような扱いや、私立大学病院であっても大変安いもので、事務職員待遇で扱われることも多いものです。結果として割と安定した職場でも手取り 30万円定年までに取れるようになれることはほぼ不可能です。

さて、こうなるとポートフォリオも何もあったものではないのですが、日本公認心理師協会(師会)が掲げているそれがいかに難しいことか、やはり認定専門公認心理師は一部の選民のみが取得して胸に軍人の階級章のようにドヤ顔で星マークでもつけて、僕ら通常人は「まあそういうものを取りたい人は取ることもあるわな」と思いながら各々好きな学会に出たり、また、G ルート他職種の人たちは公認心理師を取得したとしても元の仕事に戻って平常勤務をしたりするわけです。

師会、公認心理士の会(の会)でも上位資格構想を掲げていますが分裂職能団体が各々勝手に資格を創設したりお互いの高いプライドから争っていたらまた心理団体 50年の争いの歴史が繰り返されるのみで、いつまで経ってもまとまりはしないでしょう。

これはあくまで僕の推測の域を出ないのですが、公認心理師資格を創設するに当たっては医師団体の介入、というネガティブな見方もありますけれども、特に医療領域においては公認心理師の心理職専門家としての期待というのは大きかったはずです。

そこでこれまで心理療法的な役割を他職種に行なわせていたのを公認心理師に一括して移譲するという提案をしようとしてもできない、つまり自分たちのクビを自分たちで締めているのではないかというのが僕の印象です。

せっかくの医師団体との和合がなんとかできたのに心理団体同士で無益な分裂をしているとむしろ心理職のキャリアにはマイナスの効果しかないと思うのは僕だけでしょうか。

photo by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_

0BE0981A-8468-40BB-A27F-E7FDA6E2EBF7

音声によるメッセージ・公認心理師受験者と若手心理職の方々へ

↗️この、いつも写真を撮ってくれているᴷᵁᴿᴼ' に勧められて音声メッセージをアーカイブにしてアップすることにしました。日ごろ思うことをよしなにいろいろと語っていたら語調がいつになく荒くなってしまいました。

昨日の朝6時からみっちりと打ち合わせをして午前9時に臨んだので、内容はほぼ打ち合わせのとおりです。

僕の中で印象に残った心理職の仕事の仕方を語っています。途中ケースの話らしきものを熱く語っているのですが、ᴷᵁᴿᴼ' との打ち合わせの中でも考え抜いて、いくつかのケースをミックスして引き算足し算かけ算割り算したものなのでフィクションです。

一生懸命架空の話を考えたのですが「ちょwんなわきゃねーだろw」というところが混ざっているので聞く人が聞けばすぐわかると思いますが、言いたかったことのエッセンスは入れてあります。

いつも公認心理師試験対策をスペースで話しているのでだんだんとオーディエンスに声で話すことは慣れてきたのですが、声でブログ構成をしたことは始めてなので、意見感想などあればお願いします。

お互いにスタンドFMで配信してみました。尺は1本30分です。

ᴷᵁᴿᴼ' 配信

【&】心をすくう人。𝐟𝐞𝐚𝐭.ひなたあきら

インタビュアー

ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_

僕も写真家のᴷᵁᴿᴼ' ちゃんのインタビューをしてみました。写真にかける情熱、うつから立ち直って小学校教師として4歳の娘さんへの愛情をたっぷり語ってくれています。

ひなたあきら配信

まえむきファインダー

インタビュアーひなたあきら

スピーカー ᴷᵁᴿᴼ'

B88B425F-C561-4F88-9D05-75F0CCD9CBAC

憧れの臨床心理士(公認心理師)GO!GO!原田隆之さん・DaiGo氏を一刀両断

以前から僕は臨床心理士にして筑波大学教授、ついでに公認心理師の資格もお持ちの原田隆之さんのことを何度か記事に取り上げていましたし、著作も持っているほどの大ファンです。

最近久しぶりに原田さんの取材記事を読んでみたらいつもながら素晴らしいキレっキレの切れ味なのでここに紹介したいと思い筆(スマホの人差し指)を取り上げた次第です。

僕が原田さんの舌鋒鋭い論説を目にしているのは主に学術的にも大変意義がある

Yahoo!ニュース
なのですが、最近ではメンタリストDaiGoさんのことを「疑似科学のエンターテイナー」と呼び「彼の心理を分析するため、まったく不本意ではあったが、過去の彼の動画を何本か観てみた。」という、科学的に全く正しい、まずは敵の懐に入るという実にフィールドワーカーとしては正しい取り組みで一刀両断しています。

DaiGo氏は心理学とは全く関係がない陳腐なことを行っているだけと評する原田さん。動画に出てくる彼の周りにある専門書ではない大量の本という「擬似装置」に囲まれた、うさんくささを演出しつつ、社会的弱者と言われる人たちへの差別的発言を繰り返してきたDaiGo氏の心理分析にまで深く原田さんはメスを入れています。

曰く、謝罪になっていない謝罪、ヘラヘラしながらTシャツ姿で「どうもーっす!」という感じで自らのサロンの宣伝を兼ねたDaiGoさんの第一謝罪動画(現在は削除)を見て激怒(しているかのように見える)いた原田さん。

2回目の謝罪動画も薄っぺらで乏しい共感性しかないとDaiGo氏を斬る、実に頼もしい正当的心理学徒の正義の味方という立ち位置です。

DaiGo氏への記事は、原田さんが彼が人間嫌いなのは過去に人間に絡んだ嫌な体験をしていたからであり、これを機に立ち直って欲しいとまで述べていて実に犯罪心理学者的な懐の深い態度で、大変キレイにまとめあがっています。

(原田さんが受刑者が社会的復帰をするため、更生保護一環として生活保護受給者支援をしているという行為も紹介していますが、これはシャレでなく、大変尊敬すべきことです。)

さて、ワクチン有害事象デマへの激しい切り込み、そして社会心理学的視点から自粛ができない人々の行動現象を「心理的リアクタンス」(反発)「楽観性バイアス」(自分だけは大丈夫)「バンドワゴン効果」(ま、いっかと周りのユルい雰囲気に流される。※ 僕はむしろ「集団斉一化」なのかな?と思いましたがエラい学者の先生が言うことなので彼が間違えるはずがないでしょう。したがってこの疑問はここだけの話にしておきます。)、「ナッジ」(自由な意思決定を尊重しながら一定の方向に人々を導く)などなど実に役立つ視点からも記事にしています。

惜しむらくは彼が公認心理師試験委員でないことで、そう言えば第1回公認心理師試験に出てくる描画法の出題に文句をつけ、また「ニセカウンセラー」は箱庭や描画をやらせるのですぐほかのまともなカウンセラーを探せと親切なアドバイスをしていてくれたことも思い出しました。

かのように常に行動科学の最先端を邁進する原田さんは「公認心理師の会」(「の会」)の司法・犯罪・嗜癖部会副部長も勤めていらっしゃいます。

ただでさえ職能団体分裂による公認心理師制度危機状況、日本公認師協会(「師会」)が勝手に公認心理師上位資格を創設してしまったことなど、「の会」が今後どう出てくるか、臨床心理学の世界では大変その活躍が期待されるところでもあります。

そこで分裂団体や無手勝流な師会が作り上げた上位資格についても激しく切り込んで行き、日本の公認心理師制度をまとめ上げて行って欲しいという期待もなきにしもあらずという気がするかもしれない今日このごろのお日柄です。

原田さんについては僕の記事
頼れる認知行動療法家・原田隆之さん再登場

にも書いたのですがなにしろ鋭い視点を持つ方で もしメンタル不調の相談に行って、「箱庭をやってみましょう」「絵を描いてみてください」などと言われたら、セカンドオピニオンを求めるか、ほかのところに行ったほうが賢明だと思います。という主張を持つ方です。

原田さんが今回のDaiGoさんへのスパッとした切り込み能力を生かして公認心理師団体統一へ向けて、また上位資格の廃止に向かって破壊力を発揮して融和のテーブルを設置してくれることを願ってしまうのは僕の過剰な期待なのでしょうか。

僕が尊敬して止まず、その著作まで持っているのは丹野義彦さん、下山晴彦さんとこの原田隆之さん、通称(勝手に)認知行動療法三天皇です。認知行動療法はさまざまな科学的な知見を取り入れてきていますので、きっと3人ともとても気心が知れた仲良しで、お互い個性が強すぎて犬猿の仲などという世間のウワサは嘘に決まっています。

ぜひこの御三方におかれましては今後日本の臨床心理学を背負い、ほんの少しの認知の歪みでもお互いに切磋切磋しながら正しつつ、邁進して欲しいと思う次第です。

photo by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_

↑このページのトップヘ