カウンセラーひなたあきらが公認心理師について考えてみた

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。 ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

カテゴリ: 心理学

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心理臨床学会に電話問い合わせ。公認心理師についての学会発表内容について

さて、4月12日に心理臨床学会では会員向けにホームページ上で第38回大会(6月5日〜6月9日於横浜パシフィコ)プログラム抄録の掲載を行いました。

僕の記事を読んでいる人はさまざまで、臨床心理士、公認心理師取得者、これから受験する方々、また、心理学に興味がある方々、カウンセリングというものに興味を示してくださっているなんらかのストレスを抱えていて疾患治療中の方もいらっしゃいます。

最近はダイエットや依存症の記事を書いているのでそれに興味を示してくださっている方も多く、メッセージをいただくので大変ありがたいと思っております。

さて、心理臨床学会で発表されたプログラムは会員向け、パスワードかかかっていて抄録も会員向けなのでここに転載はできません。

例年と異なっているのは公認心理師関係、公認心理師養成や制度関係の講演や発表が多いということです。

事務局の人に電話で問い合わせを行ったところ、一般向け講演の案内は心理臨床学会ホームページで5月ゴールデンウィーク明けに掲載されるとのことです。

宣伝にもなるので一般向け講演は心理臨床家でない方々も含め、興味がある方はぜひどうぞとブログに書いてくださいとのことでした。

学会発表内容について、公認心理師関係のものも含めて学会全般の所感を事後、記事にできればいいのですが、学会発表の著作権の扱いは、公表されている論文と異なり大変難しいので、学会や発表者の了解を取りながら行っていくことが前提になると思います。

日本の臨床心理学の中枢を担っている先生方、行政にもかかわっている先生、公認心理師制度、養成にかかわっている先生方の中核的な、あるいはさまざまな見解が聞けるものと思っています。

学会の了解が得られたものについては記事掲載したいのですが上記理由からハードルは高いです。

発表者や発表内容について今後公表されていくものについては問題はないのですが、学会の了解を得つつ所感を記事にできればなあと思っています。

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厚生労働省職業安定局に問い合わせ。「公認心理師求人が少ないようですが?」

ハローワークインターネットサービスではさまざまな職種の検索ができます。

資格所持者、栄養士さんとかMOSエクセルエキスパートとか、自分の持っている資格で求人があるかどうか探すことができます。

また、関連した類義語、フリーワードで検索することもできるのでさまざまな職種の仕事を探せて便利です。

そこで、臨床心理士資格所持者に限ったフルタイム一般社員(アルバイト、パートでない)求人検索を行うと(職業コード2207)307件の求人がありました。

放課後デイサービス、児童福祉施設、病院や教育機関などさまざまな求人があります。

そしてこの職業コードを見てみると公認心理師は国家資格ですが、コード化されていません。

そこでフリーワード検索で「公認心理師」検索をかけてみると71件がヒットしました。

制度が始まってからしばらく時間が経つのになあと思いながら厚生労働省職業安定局首席職業指導官室に電話をして問い合わせをしてみました。

(ブログ掲載について了承済)

Q「ハローワークインターネットサービスで臨床心理士は検索すると多数ヒットしますが、公認心理師はあまり数としてヒットしません。新しい資格だからでしょうか?そもそもインターネットサービスに公認心理師がコード分類されていないのは対応が遅いと思うのですが」

A(係官)「ちょっと待ってくださいね」(保留)

A「そうですね、コード化していませんね。」

Q「コード化していなくてなおかつフリーワード検索だとヒット数が少なくなってしまうことは考えられますか?」

A「検索を絞り込む段階でフリーワードだとその可能性はありえますね。」

Q「国家資格として認定されたのですから、資格コードとして認めて欲しいと思います。求人する側、応募する側双方にメリットがあると思います」

A「了承しました。利用者さんからの声ということで上に伝えます」

以上、やり取り終わりです。

この職業コードには「カウンセリング関係」の中項目があり、「心理カウンセラー3109」(ヒット数5件)「産業カウンセラー3110」(ヒット数46件)があり、「キッチンスペシャリスト3105」(該当なし)などさまざまな職種が募集されているのは面白いなあと思いました。

ちなみに「類義語検索」機能で「カウンセラー」と検索すると求人数10754件、看護師、医療事務、福祉職も含まれていますので広く検索し過ぎるとわけがわからなくなります。

そう言えば某カツラ会社にはヘアカウンセラーがいるなあと思ったわけですが、

「公認心理師または臨床心理士募集」の審美歯科があり、試しに電話してみました。

「仕事はどんなことをやるのですか?」

と聞くと「それは面接時に話します」の一点張りで内容を教えてくれませんでした。

美容整形外科で臨床心理士の募集があったのを見たこともあります。

こうやって心理職は世間の期待を一身に集め、AGA治療、保険適用外医科歯科治療でもその活躍が望まれているのです、とは全く思いません。

心理職には仕事がない。

そこにつけこんで営業員を募集しないように。

と思いました。

何にせよ職探しには苦労する心理職です。

チャンスは多い方がいいですね、と求人広告を見たり厚生労働省に問い合わせしながら思いました。

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公認心理師・安全配慮義務のジレンマ

労働配慮義務は労働契約法上、

「第5条 使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働する ことができるよう、必要な配慮をするものとする。」

ということです。

この趣旨は心身の健康も含まれるものとされてますので、メンタルヘルスも配慮の対象になります。

厚生労働省「労働契約法のあらまし」p8

これによると、雇用主が労働者について安全配慮義務を負う、それについて何ら義務を履行しなかった場合には債務不履行となることが読み取れます。

「民放第415条
債務者がその債務の本旨に従った履行をしないときは、債権者は、これによって生じた損害の賠償を請求することができる。債務者の責めに帰すべき事由によって履行をすることができなくなったときも、同様とする。」

また、使用者側は安全配慮義務を履行しなかったことが不法行為にとらえられると不法行為による損害賠償義務を負うことにもなります。

「民放第709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。」

例えば医師から休職1カ月の診断書が出た、そこで雇用主が「そんなの関係ねえ」と無理やり働かせたらこれは安全配慮義務違反になります。

産業領域で働く心理職は専門家としてこういった、職場の意向とクライエントさんの病状についてのジレンマに陥ることは多々あると思います。

また、診断書が出てもうつ病で「怠けてる、甘えてる、自分はもっと頑張らなくちゃいけない」とクライエントさんが思い込んでいたり、躁状態で「診断書関係ねえぜ!俺はバリバリ仕事できるー!ウッヒョー!」という場合があります。

職場は「まあ本人がやる気になっているのだから」と医師の診断書を無視して働かせることがあります。

本人の意思能力が欠缺しているのに働かせてしまって事故が起きた際には当然使用者責任を問われるでしょう。

心理職が「あの、部長さん、本人はやる気があると言っていても危ないので」

部長「休ませたらまた職場復帰に時間がかかると本人が恐れているのでここは働かせた方がいいんじゃないの?」

と、非常勤、あるいは職制の下位カーストに置かれた心理職が職場に物申すと下手すると職を失いかねません。

労働法上の安全配慮義務は労働者の安全に限られていますが、公認心理師試験頻出タラソフ判決があります。

クライエントさんがタチアナ・タラソフさんを殺すとカウンセリング中に言ったのをカウンセラーが漫然と聞き流して何もしなかったら殺人事件が発生、カウンセラーが敗訴したという事案です。

これはいろんな場面で心理職が直面する問題です。

例えば認知症の患者さんが車の運転をしたいと言っている、認知症機能検査長谷川式ではそこそこ高い点数が出ているけど昔のエピソード記憶は鮮明、最近の記憶はあやふやです。

免許は最近なんとか更新できたばかりだけれども医師はレミニールやメマンチンのような中等度以上の認知症症状に効く薬を出していて「運転、何言ってるんですか?早く免許返納しなさいよ」と言っている。

そして田舎で車がないと何もできない。

こういった患者さんに接したからといって、心理職が警察や免許センターに通報することはしません。

家族から「なんとかしてください」と泣きつかれる場合もあります。

車で出かけるのが生きがいのクライエントさん、でも例えば再発可能性が高いラクナ脳梗塞を経験していて服薬はしていても身体中に血栓の素がある、いつ心筋梗塞を起こしてもおかしくないですし、無自覚症状の発作の間に意識消失している場合があります。

知人から聞いたのですが半側空間無視(例えば左側の知覚、認知機能がない)人が運転をしていることもあるそうです。

道路交通法は本来大変に厳しいものです。

免許更新したときに意識消失した経験の有無についてのアンケートに「ある」と書くと聴聞されて免許返納を余儀なくされることがあります。

さて、警視庁のホームページでは統合失調症、そううつ病は免許拒否と明記されています。

これも例えばの話ですが、「先生(医師)、免許取りたいんですけれども大丈夫だって診断書書いてくれませんか?そして教習所に「病気ただから優しい先生がいいなあ」って一言添えて診断書に書いてもらえませんか?」と言われたら医師は法に則ってそう書きます。

ですが、その診断書が出たらまず免許取得はできません。

また、奇跡的に免許取得できたとしても1年更新でその間に恣意的に免許取消しになる可能性もあります。

役所仕事はお互いの部署で情報共有をしないので、自立支援医療を受けている精神疾患患者さんが都道府県や市の精神保健担当部局から警察には何の連絡もいきません。

患者さんや家族から相談を受けたらどうすればいいのでしょうか?

「免許のことは先生(医師)に相談してね」=免許取得不可能、につながる可能性があります。

なぜならばそれが医師の義務だからです。

認知症、精神疾患患者さんが事故を起こして任意保険適用を受けようとしてもその疾患があったことを知りつつ運転していた場合には保険会社は1円も払わないことができます。

そして死亡や重大事故になれば、危険運転過失致死症罪で懲役25年以下の刑罰を受けます。

執行猶予は望めません。

免許のことばかり書いていましたが、精神疾患患者さんには銃刀法も厳しい規定を課しています。

銃は警察だけでなく保安関係の仕事をしている公務員はかなり所持を許可されています。(入管、刑務官など)

銃刀法はほぼ全ての精神疾患患者さんの銃の携行を禁止しています。

パイロット×

ヘリコプター操縦士×

と世の中には精神疾患患者さんの仕事や興味を禁止する法律は多くあります。

これは大変難しいジレンマです。

電車運転士が幻覚妄想と戦いながら

「先生(心理)、今週も持ちこたえてなんとか仕事ができました。先生にいつも話を親身に聞いてもらっていることで安心しているんですよ」

心理「◯◯さん、よかったですね、今日は幻覚妄想という歪んだ認知を修正するためのホームワークを出しますのでこれから説明しますね。」

と言っていていい場合なのでしょうか?

僕自身は多数の人命や安全がかかっていればそれを重視します。

患者さんが「そんな重大な義務から解放されたい」と言うのならばほっとします。

心理職は基本的に裁く人ではありません。

しかしクライエントさんだけでなく他者の人命がかかっていれば申し訳ないのですが本人を粘り強く説得してあきらめさせることが必要な場合もあります。

だからといって「病名がついた」=何もかもを規制、禁止しなければならない、という風には思いません。

僕は精神病圏でも状態像を見て認知機能に問題なければ運転免許はあまり口出ししません。

仕事で運転を要することがある場合にはなるべく避けるようにしています。

安全配慮については心理職は多々ジレンマに陥ることがあるでしょう。

公認心理師の倫理規程はありません。

公認心理師として、の前に人として苦悩しなければならない場面が多く出てくる、そして誰も正解を持っていない現状を危惧しています。

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ひなたあきら・平均的?心理職の1日

(もちろん脚色あり)

午前6時30分起床

今日の職場は通勤約15分、というかそのためにこのアパートを借りたので。

午前8時00職場到着、初回カウンセリング9時から。

だいたい主訴を聞いて終わり。

「ごめんねえ、最初だったからいろいろこっちから聞くだけで終わっちゃって、あんまりすっきりした感じなかったかも。次からはきちんと話したい話聞くから。」

次回1週間後。

午前10時、お茶しようとしてたら突然のオーダーが入る。

11時終了。

他院に転院したいとのことで医師の依頼でリファー先をいくつか提示、話しているうちに「やっぱりここでいいです」とのこと。

ケースワーカー不在の際はこういうこともやります。

さあ休憩取ろうかなあとバックルームでスマホ画面を開いたところで職員さんから声をかけられる。

以前から子育てでいろいろ気になっているということで立ち話していたけれどもそれでは何なのでカウンセリングルームで普通に話してペアレントトレーニングの知識などを伝達。

とにかくほめるポイントを見つける、問題が起きている時だけかかわると問題が頻出するので、問題が起きている時にはクールダウン、何もなくて落ち着いている時にほめるようにアドバイス。

「これはカウンセリングなのかな?」と思いつつ、上司から統計報告は多めにあげるように言われているのでカウンセリング数に計上。

昼休みは看護師さんたちの当直室で談笑しながら時間交代でご飯。

お花見の予定とかツツジ祭りとかご近所のスポットを教えてもらう。

看護師「ひなたさん、ダイエットの魔法とかないのお?」

僕「ありますあります。」

看「じゃ、10秒ぐらいで一瞬で」

僕「・・・」

別の看護師「疲れたあ、ワタシ心身ともに病んでるからさあ、疲れ取れるワザとかひなたさんなんかないのお」

僕「できますできます大丈夫です。」

午後1時から常連さんのカウンセリング

何をテーマにしようかなあと考えつつ25分は聞き役に徹して25分課題をイメージワークでクリアにしようとすると思わず話が長引いて少し焦る。

簡単にワークを終わらせて時間早めに切り上げようとすると「実は」とクライエントさんから切り出されるので10分間時間オーバー。

50分を目標にしているので次回からは気をつけようと思う。

こっちは仕事だから慣れていてもクライエントさんはカウンセリングが長引いたら相当に疲れるので。

次の予定が1時間入っていなかったのでカルテ整理をしてから新刊書をパラパラとめくる。

心理テスト。

1時間で終わり。

クライエントさんの職場の上司から外線電話、患者さんをどんな補職につけたらいいのかアドバイスが欲しいとのこと。

病休明けのリワーク(復職支援)カウンセリングで、本人から了解を取って守秘義務に反しない内容で現状を話す。

1.部下を持たせない

2.納期のある仕事をさせない

3.残業はさせない

4.渉外折衝が必要な仕事はさせない

という厚生労働省のガイドラインを参考にして作った約束事を再確認、電話を取るとそこからまた伝言をして折衝をしなければならないので、電話受けも望ましくないですねえと話す。

その後今日の面接記録を紙カルテに綴ってからPC内にもデータとして打ち込みをする。

テスト結果をまとめ上げて医師に出すためにレポートに仕上げる。

病棟から帰って来た医師と打ち合わせ。

なんとなく片付けをしたり休憩時間にお茶をしている間に6時ぐらいになると仕事じまいで帰宅です。

研究会の準備をしたり、学会発表が控えていたりとか多忙な時にはもう少し遅くなりますが、まあ普通のサラリーマンと同じような感覚です。

普通のサラリーマンといってもさまざまな勤務形態があり、ブラックではないけど軽労働かというと、どちらかというと感情労働に近いけど、クレーム処理をしているわけではないので通常は怒鳴りつけられることもなくまあお給料なりの仕事をしているのかなあと。

学会や研究会や団体の世話役をやっていると土日も時間外もつぶれて大変なのですが、僕は少ししかやっていないのでまあラクです。

管理職になると会議などの業務もたくさん出てくるのでしょうけれども部下もいない専門職なのでそこは気楽です。

会議にはちょこっとオブザーバー役で出る、あとは契約先の産業領域の職場でメンタルヘルス教育を月イチ程度でやる、事故など大きな事案があったら危機介入するけれども基本今いるところでカウンセリングをする、ということなので枠付けはしっかりとできているのかなと。

カウンセリングの中で話題となる事柄はどれもダイナミックですが、自分自身は淡々としようと思っています。

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作画 ひなたあきら
画材 ボールペン、100均色鉛筆、蛍光マーカー、ふせん

◯ 公認心理師スクールカウンセラーきらみちゃんの憂鬱

※ 50パーセントぐらいの脚色入りです。

先日、公認心理師と臨床心理士両資格ホルダー、スクールカウンセラーきらみちゃんと会って話しました。

きらみ「ひなたさん、スクールカウンセラーうちの自治体だと毎年採用試験受けなくちゃいけないんだけど」

僕「うん」

き「まあそれは受かったんだけど、『公認心理師だからチーム学校の中で管理職の権威は絶対ですよ』みたいなこと言われて気分が萎えたんたん」

僕「うんうん」

き「まあそれは採用されたいから『はい、チーム学校の一員として頑張ります』とか言うじゃん?」

僕「うん」

き「ほら、私大人だし、きちんと言うこと聞いちゃう従順系の人?って見られたいワケだし」

僕「ふんふん」

き「でね、特別支援コーディネーターの先生が公認心理師取ったワケね、なんかカウンセリングのやり方聞かれて色々言われるのよ」

僕「うーん、向こうも心理の専門家ってことだしねえ」

き「それな!ちょいヤバみな感じでさ」

僕「ふん」

き「発達障害系で普段からパリピってるASDっぽい子のWISC-Ⅳやってね、やっぱりディスクレパンシー高くてね、VCI理解は高くても処理速度低いし」

僕「うん」

き「校長から病院行かせないと学級崩壊するってパワーワード言われたらやるっきゃないじゃん?」

僕「うん」

き「で、とりま、担任と母親同席で本人に小児精神科に行かないって私が言ったワケよ」

僕「うん」

き「その場では子どもと母親が納得してたんだけど、そのあと『精神病院に行かせるつもりかー』って父親から秒でクレーム入って」

僕「うんうん」

き「校長、教頭、主幹の前ですっげー怒られてもうヤバたんで私つらたん、担任同席してずっと聞いてたのに一言も喋らないじゃん?それずるたんだよね」

僕「ふん」

き「って、ひなたさんさっきからスマホの画面ずっと見ててなんかしてて私の話聞いてないじゃん!」

僕「いや、タウンシップって育成系ゲーム面白くてね、もうレベル58だし、きらみちゃんからお金もらってないけどまあそれでもちゃんと話聞いてるじゃん」

き「あの学校嫌たん、こういうのって後からじわじわ、じわるからもうイヤ」

僕「そうねえ」

※ きらみちゃんに限らずスクールカウンセラーは原則年間35日間出勤の、学校にとっては「外の人」です。

外部性が独立性を担保しているからいい、というわけではなく、部外者なのでチーム学校組織の中ではカースト最下位として人身御供に晒される危険性も高いわけです。

で、やっぱり仲間には入れてやろうということで日ごろから世間話をしたこともない教員たちの忘年会や旅行会に呼ばれたり、連絡網に携帯番号を掲載されてしまうわけです。

小中高教員の先生の方々で今回公認心理師を取得された方が多いと聞いています。

僕は30校ぐらいのスクールカウンセラー経験をしましたが、大抵は管理職、コーディネーター、養護教諭の先生方がとても良くしてくれて専門性を重んじてくれて、仕事がしやすかったです。

何の仕事を心理の中でやりたい?

と聞かれたら僕は今でもスクールカウンセラーを一番やりたいなあと思います。

雇用があまりにも不安定なので僕は転身したわけです。

今回、子どもと保護者のために真剣になれる優秀なスクールカウンセラー母体が臨床心理士以外にもその数が増えたのです。

毎年採用試験をやって気分次第で次年度契約を結んだり解除したりという不安定さでは優秀な人材はどんどん外へ流れていきます。

採用母体が増えたからと斬り捨て御免の傾向を高めるようにしたら、いい人ほど愛想を尽かして他領域に行ってしまうでしょう。

スクールカウンセラーの雇用の不安定さは有資格者の多さに比例します。

ということで、文部科学省、都道府県教育委員会、教育長、各学校管理職には望みたいことがあります。

きちんと地に足をつけて同じ学校で児童生徒、保護者のために働けるスクールカウンセラーを活用したいならば、恣意的な扱いはしないでいただきたいということです。

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