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○ 第5回公認心理師試験委員大量交代と出題傾向予想

今回試験委員が18人入れ替わりました。これが試験にとってどんな影響を与えるかというと、問題傾向が変わるだろうということが予想されます。

人事採用に例えると同じ採用面接官は似たような応募者を採用しがちです。

試験委員も同じ試験委員だとどうしても同じ傾向の問題を出題する傾向になると思います。僕が今勝手に名づけたのですが「出題バイアス」がかかっていた可能性は高かったと思います。

したがって過去問とは少し違った傾向の問題が出るでしょう。ブループリントそのものは同じであっても味付けが違う試験問題が出るだろうというわけです。

新任・留任それぞれの試験委員の専門領域を見てみたのですが、この試験はブループリント(今回ほとんど変化せず)の小項目以外から自由に出題していい試験です。

したがって心理学に関することならなんでも出題してもいいのですし、心身症に関することや生活習慣病に関しても何を出題してもいいのです。

以前
少年法改正 に関する出題が出るだろうとか、WISC-Ⅴが出るだろうと書いたのは、委員にかかわらずこれは鉄板のような気が出ます。

新任留任者を含めてトラウマ・PTSDを主領域にしている委員は多いです。毎回PTSD関連は必ず出題されているので今回も出題されるでしょう。

ポジティブ心理学を専攻にしている委員も多いです。ポジティブ心理学ブループリントの小項目から除かれたから絶対出ないだろうと思っていたら出題されたのでこれも学習しておいた方がいいでしょう。

そう言えば沢宮委員の

論理情動行動療法REPT も出ていないなあ、そろそろ出るかもしれないと思っています。

新任下田委員のアンガーマネジメントは小項目にはない用語ですが出題される可能性はあります。

Wikipedia

新任岩井委員の被害者鑑定、PK尺度は初めて聞く人も多いでしょう。僕も初めて聞きました。被害者がどの程度トラウマを負ったか、精神疾患の程度はどのぐらいかをDSM-5に基づいて鑑定するそうです。

留任している委員からの出題されていないものも多くあります。メンタライゼーション、遠藤利彦委員、そう言えばメンタライゼーションと並んで境界性パーソナリティ障害へのエビデンスのある治療法としての弁償法的行動療法DBTも出ていないなあと思い返しました。

コロナ関係はまた出題されそうな気がします。感染症対策の手指消毒方法がメディカルサラヤに掲載されています。

WHO手指消毒方法

厚生労働省にも感染症予防対策は掲載されているので読んでおいてもいいのではないかと思います。

あとはコロナとメンタルヘルスの関係でしょうか。事例問題で出てきそうな気がします。

あと内科医たけお先生がツイートしていたように摂食障害を専門とする委員が多いです。これもヤマのような気がします。

河合委員の内観療法は思春期痩せ症に効果があるのだろうかとかいろいろ考えてみるわけです。

あとは

ネウボラ

とか

ヤングケアラー (こころJOBから)

の問題も社会的に深刻になっており、出題されてもおかしくなさそうな気がします。

あ、面会交流は小項目に掲載されていたけど一度も出ていなかったなあ、とか、家庭裁判所とは書いてあるものの、家事手続法や民法の家族法までは出るのか出ないのか、子の福祉に関する問題なら出るだろうとか色々考えるわけです。

神野委員はニューロンが専門なのでグリア群からのアストログリアとかオリゴデンドログリアや伝導跳躍が出ないのかなと思いながらこの出題委員についても見ています。

浅野委員の高次視覚、共感覚もざっと見ておいた方がいいかもしれません。

以上つらつらと考えてみたわけですが試験そのものは出題範囲に準拠しているので、色々な人が書いているように8割を目指して実際に7割近くになるのではないかというのが読みです。

ちょうど昨日受験生たちに話す機会があったのですが統計は難しいから捨てる、心理学史は難しいから捨てる、学習心理学は難しいから捨てると捨て問ばかり作ると取れる問題がなくなってくるので受験生の方々には頑張って欲しいと願う所存です。

photo by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_