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※ 図は第4回公認心理師受験者の他資格保有者の割合
ちなみに下図は第1回試験の割合
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○ 公認心理師受験者が保有している資格は?

図表は日本心理研修センターからの転載です。
【第1回~第4回公認心理師試験】受験申込時における調査の集計結果について
第1回試験の図表も転載しておきますが、第1回試験では有資格者の割合が臨床心理士資格保持者68.75パーセントが最も多かったのに比較してだんだんと幼稚園〜高校教員有資格者が増えています。(第1回試験では24.83パーセント)

第4回公認心理師試験、教員有資格受験者が32.66パーセントとなって割合は増えてきています。

※ なお、このような形での図表転載は著作権法上問題ないことを付記しておきます。

この数値が何を意味するかというと、大変解釈は難しいのですが、まず心理職としてスタンダードな臨床心理士資格保持者が第1回24,804人、第2回39,00人、第3回1,932人、第4回1,362人でした。

この統計はあくまで「資格者」ですので資格があるからといってこの仕事をしているとは限らない、また、資格をダブルホルダー、トリプルホルダーで持っている人も多いだろうな、ということで、受験者の資格保持(あるいは資格無保持者)合計は毎回150パーセント程度です。

臨床心理士で精神保健福祉士と教員免許を持っている人もいるわけです。

ただ、周囲の受験生の皆さんの話を聞くとやはりだんだん現役教員が多くなってきているなという感想を受けています。

第4回試験受験者に限って言うと看護師12.90パーセントですが、心理職で看護師資格を持っている人は稀有です(1人だけ知っていて、その人は看護師→心理職に転換しています。)。

あと僕が知っている狭い世界の中では社会福祉士、介護福祉士、作業療法士有資格者の心理職はいません。

これまでさまざまな議論(というか感情のぶつけ合いのような…)がある中で、この試験受験者の中には資格を取得したから心理職にそのまま転換するというわけでもない人が多そうですし、心理スピリッツを生かして心理職でない、本業を頑張ってやって行きたいという人は多そうです。

ということで、なんとなくのこれも僕が持っている「感覚」ですが、これから新卒で心理職を行う人(は毎年一定数いる)、また、心理職を専業として仕事をしている人は第4回〜第5回の試験の間に実働として心理職をやっている(かこれから行う)人たちは公認心理師資格は取り切ってしまっているのではないのだろうか、というのが僕の感想です。