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臨床心理士受験の感想~公認心理師昨年合格者Aさん・試験会場の雰囲気を制する者は試験を制す!

1.はじめに

臨床心理士資格は公認心理師ができたとしてもやはり魅力的なものであることは30数年の歴史がある重鎮資格であり、間違いありません。最近開業心理士や、年配になってから大学院だけ再入した人たちは臨床心理士資格のみでも十分で「この資格でやっていく」と決めて公認を取らずにやっている人はそれなりに一定数います(ただし、これから心理職を始める若い人には公認心理師を優先してぜひ取得することを僕は強く勧めています。)。

そんな中で社会人経験者のA さん、みっちりと勉強して去年は修論を書きながら!公認心理師試験に合格、今年は臨床心理士初チャレンジで受験しました。 A さんからリンシの受験記を聞くことができたので聞いてみました。臨床心理士試験のテクニカルな部分はのんちゃんから結構聞けました。そこで試験の雰囲気、試験の感覚など、公認心理師にも共通するものがあるでしょう。

今回はリンシを受験した Aさんから受験の感想について聞くことができたので記事にしてみました。ちなみに A さん出身の某大学院は、私大大学院で、社会人にも門戸を開いています。

2.社会人入学者Aさんの感想

(1) 試験の雰囲気

・緊張感に欠ける?

Aさん感想「試験の雰囲気は、緊張感という点では公認心理師の時と同じですが、お若い方がとても多く、なんというか切迫感じがないように思えました。大学院のゼミかなんかの集まりなのか、円陣?を作って語り合っている人もいました。結構な人数でした。」

※ひなたコメント

社会人から公認、臨床を目指す人は多いですが、この人たちはかなり真剣に悩んだ末に再入しています。その人たちから比べると切迫感がないように思えたのかもしれません。実際、例えば公認に限って言えば(発表されているので。)第3回合格者のコア層は 41歳~50 歳で、全体合格者の28.2 パーセントを占めています。

僕も卒後遅れて受験した組なので受験会場ではぼっち、たった一人でした。「この中の6割しか受からないんだなあ」と思いつつ、仲良しグループが合格するわけではないと思って気を取り直して気持ちを奮い立たせた次第です。

あと、こういった仲良しグループで気をつけなければならないのは、一次試験はいいのですが、公務員試験でも面接試験のあとに「きゃー、○○ちゃん、会えたのね!」とかやっていると事務方っぽい監督官がチェックして落としたりしているので、リンシの二次試験の時には気をつけましょう。リンシでチェックしているかどうかははっきりとはわかりませんが。

(2) 会場の雰囲気

Aさん感想「試験会場の雰囲気は、すでに受験経験のある人ならご存じだと思いますが、試験会場としては劣悪な環境ですね。だんだん寒気が上がってくるし、私の席のすぐ近くに溝の蓋?みたいなのがあり、そこを人が通るたびにゴトンガタン…そんなに大きな音はしませんが、耳障りでした。そしてなんといっても、鳥が入り込んでいて、ちゅんちゅん鳴き声が聞こえ、ヒチコックの鳥(大昔の映画)ではないですが、降下してきたらどうしよう…と若干鳥の苦手な私は怯えていました。」

※ひなたコメント

確かにビッグサイトは全国の受験者が一同に会するので果てしなく広いことは間違いないので、換気が良すぎて(今年はコロナの影響もあったのでしょうか)涼しかったのは覚えています。鳥!は初めて聞きました。

(3) 感想・意見

Aさん感想「感想意見ですが、いつも思うのは、なぜ問題が全部公開にならないのか..…
来年にならないと、答えも問題も確認できないというのもなんだか、と思います。この情報公開の時代になぜ?と思います。私は来年再受験になると確信していますが、早く答え知りたいです。」

※ひなたコメント「再受験!」と言わず、せっかく頑張ったのですから、優秀な人らしいという風の噂も聞いたのでぜひ今回合格して欲しいと思いました。

問題公開については確かにそのとおりだと思いました。と言うのも公認心理師試験は問題持ち帰り OK、合格発表時に問題、解答、不適切問題とそれに基づいた合格点も全部発表されます。多分臨床心理士試験は試験を行う度に合格点が異なっているのだと思いますが「今年の合格ライン」は明確に発表して欲しいなと思っています。

臨床心理士という難関試験のブランド化、ブランディングについては、まずこういう情報公開といった、ガラス張りの試験にするところから始めなければいけないのではないでしょうか。

3. おわりに

公認心理師資格には公認心理師資格の、臨床心理士資格には臨床心理士資格の良さがある。臨床心理学の知識も問われ、基礎心理学、また、基礎心理学や臨床心理学関係諸領域についてそれぞれが独自性を持った試験を実施して、ハイレベルな合格者の質を高め合っていくことが本来の意味の「共存共栄」ではないかと思います。

photo by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_