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○ 公認心理師試験2カ月前にやっておくべきこと

1.はじめに

公認心理師試験まであと60日を切りました。さて、この試験を制するには、プロロゴスの山崎先生ほか受験指導者の方々が述べているようにアウトプットです。動画はとても役立ちます。しかし心理学を初めて学ぶ人、よくわかっていない人、忘れている人が動画を流しっぱなしにしていたらそれだけで受かるでしょうか?

山崎先生がおっしゃるようにそれは無理です。動画はあくまでインプット中心です。しかし動画を見て勉強をすることもできます。

2.動画活用法

さて、試しに動画を見てみます。ぼうっと見ているとなんとなくわかった気になります。これがインプットの罠です。

動画で僕がオススメするのはブロロゴス山崎先生、「なぜ無料なんだ?」と言われるLECリーガルマインド(えいめい心理研究所)、そして覚えにくい脳・神経系については「ゴロ勉」です。

ゴロ勉のアウトプットについて見てみます。
「頭頂葉の中心後回にあるのは( )野である。


これがゴロ勉に出ているアウトプット問題です。答えを書かないので、わからない方はぜひこの12分40秒の問題を見てみてください。

ゴロ勉は脳・神経系のアウトプットが覚えられるのでオススメです。そしてアウトプットのためには自分でイラストを描いてください。

動画を流し見するとなんとなく全体像が解った気になってしまいます。しかしながらこれがインプットの罠です。

どの動画もノートを取りながら見てみてください。がっつりと食い入るように見てください。

動画にかかわらず、テキスト読み流しも「わかった気になる」インプット中心なので気をつけましょう。手を動かして書くことが大切です。

3.問題を解くのもアウトプット中心で

この期に及んで「過去問をやっていない」「テキストを読んでみただけ」というのは致命的です。なぜかというと、ここにもアウトプットの法則が働いているからです。手を動かして頭の中に記憶を焼き付けましょう。確かに人の記憶は(一部の例外「再認失敗」を除いて)再生ができるレベルまで鍛えておけば、「あ、どっかで見たけどなんだっけ」という問題が攻略できます。

4.出ない問題は出ないとナメてかからない

あまりにもマニアックなので「この問題は出ないだろう」とナメてかかると実際には試験本番では誰しもがわけのわからない専門用語の羅列を見て顔色から血の気が引いて青ざめるというリスクを少しでも減らすことができます。

「これは難しいから出ないだろう」という決まりはありません。自分で書いたイラストを再掲しますが、ミエリン鞘やアストロサイトなどわからない言葉が出てきたら調べてみましょう。(今日は僕は意地悪なので答えは書かない。)
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ここでまたオススメしておきたいのは心理学検定の公式問題集です。

日本心理諸学会連合は日本心理学会が取りまとめていて、日本学術会議の心理学者が多くこの問題集作成にかかわっています。出題委員やそれに近い先生方の出した問題が多いです。

公認心理師試験過去問よりも一層わけのわからない用語満載で、そうすると本番の雰囲気にも慣れるのですが、それが目的ではありません。

公式問題集に出てくる単語は他の動画でも重要視されています。

ジェンセン(Jencen,A.R.)の環境閾値説、コリンズとロフタス(Collins,A.M&Loftus,E.F.)の意味記憶モデルとはなんでしょう?わからなければネットでも調べられますが難しい概念です。

5.おわりに

さて、みなさんを焦らせるようなことを敢えて書いてみましたが、合格への道のりは大変なんです。大学院心理学専攻者のための試験ということを忘れないでください。

「勉強のやり方」については僕が何度か取り上げている

ケニーさんのブログ にも書いてあります。福祉心理学の勉強にもなります。

さて、時間がないと焦りまくってメンブレる、もういいやと思って遊びに走るよりはこの時期を全力で乗り切りましょう。

公認心理師試験対策

photo by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_