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melt クラファン返礼品「初回カウンセリング無料チケット」とは?

※ 今回の記事は謎の天才ブレーンS女史の全面的寄稿で、僕は全く手を入れていません。以下寄稿文

(S女史)

カウンセリングを受けたい人とカウンセラーをつなぐ、マッチングプラットフォームmeltがクラウドファンディングで運用資金を集めています。

meltの説明によれば、サービスとしてはあくまで「マッチング」。「カウンセリング」を提供するものではないとのことです。
しかし、クラウドファンディングの返礼品には「初回カウンセリング無料チケット」なるものが。

(【自分用】は購入受付を停止していますが、【紹介用】はまだ受付けているようです)

自サービスで「カウンセリング」を提供しないのに、「カウンセリング無料」とはどういう事でしょうか?
従来のカウンセリング提供サービスだと
クライエントは「カウンセリング料」をサービス提供事業者に支払い、サービス提供事業者が「カウンセリング料」収入の何割かを担当カウンセラーに支払います。
そして担当カウンセラーが「カウンセリング」をクライエントに提供します。

melt本来のサービスは
クライエントが登録カウンセラーを自由に選び、クライエントが登録カウンセラーとの間で「カウンセリング契約」を結びます。
クライエントは「カウンセリング料」をカウンセラーに払い、カウンセラーはクライエントに「カウンセリング」を提供します。
meltはクライエントとカウンセラーが「出会う場」を提供するだけです。

ではmeltのクラファンはどうなのか
出資者は、meltの運営を支援するために寄附を行います。
その寄附への返礼品(リターン)の一部に「初回カウンセリング無料チケット」があります。
カウンセリングは、クライエントとカウンセラーの二者間契約なので、第三者であるmeltが無料にしますという権利はないはずです。
実際にmeltが行うことは、クライエントの「カウンセリング料支払い」という債務をmeltが肩代わりする、という仕組みだと思います。

「カウンセリング無料」でカウンセラーを安く買い叩くのではなく、クライエントが支払うはずの「カウンセリング料」をmeltが代わりに支払うということですね。

なので、「カウンセリング」が無料になるわけではなく、クライエントが「カウンセリング料」を負担しないで済む。ということです。

「カウンセリング無料」というのは、クライエントの立場であればそう見えるのですが、ちょっと誤解を招く表現の仕方だと思います。

(以上)

※ S女史にmeltのシステムについて改めて考察してもらいました。というわけでカウンセラーがサービスで無料でカウンセリングを行うというわけではない、ということです。

photo by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_