
第4回公認心理師試験のヤマ&ブループリント新用語等解説 Live at インスタひなたんまりりん
1. はじめに
というテーマでまりりん(まりぃ先輩(独学で公臨ダブル合格応援中@KaUwlYtkWCOBYnC) から 30 分ぐらい「次の公認心理師試験のヤマを話して
よ」というテーマを与えられてインスタライブで話すという無茶ぶりをされましたのでなんとかやってみました。
なにせ 60 分間の Live なのでかなりはしょってあります。まりりんごめんなさい。)
2. 以下ひなた講義
問題はいろいろ出てきますが、まず「ない」という選択肢は誤答です。
この試験はわからない用語がたくさん出て来るのが当たり前の試験。心理大学院卒前提で、学部偏差値 60 ぐらいの大学院を卒業して合格率
60 パーセント程度だということを覚悟しておいてください。
(私の周り落ちまくっていたわけだわあ(まりりん)
まずヤマとして向精神薬副作用について話します。
3. 薬剤副作用など
(1)賦活症候群
軽度の神経過敏から衝動行為、自殺関連行動、パキシルが発売された時には青少年の飛び降り自殺で有名になりましたね。SSRI や SNRI で起きます。不安、焦燥感、パニック、不眠、易刺激性、敵意、衝動性、アカシジア、軽躁、
躁状態になります。
(2)アカシジア
静座不能、下肢のむずむず感、内的不穏症状、不安、歩き回る
(3)ジスキネジア
不随意運動で、オーラルジスキネジア(口をもぐもぐさせる)、頻度が高いですが、他の不随意運動が起こる可能性も高い。抗パーキンソン薬や抗コリン薬による対応をします。
(質問; アカシジアとジスキネジアの違いがわからないのですが)
(答); アカシジアはレストレッグ症候群といって脚に主に起こります。苦しくてたまらないので自殺者が出るほど。不眠も症状の一つとして出ます。ジスキネジアは口がもごもごと動くのが主症状で自分ではコントロールできない不随意運動です。
(3)ジストニア
若年男性に見られ、首の後屈、斜頸、嚥下障害、眼球上転、喉頭れん縮では生命にかかわります。抗コリン薬による対応をします。
(4)悪性症候群
死亡率 10~20 パーセント、極めて危険で、脱水、意識障害、高熱、嚥下障害、尿失禁、振戦、血清クレアチンキナーゼ(CK)が上昇します。対応は、元となる薬物中断、人口呼吸、電気ショックなどです。
(5) 抗コリン作用
口渇感、尿閉、便秘、多飲を避ける、便秘薬の使用で対応します。水を飲み過ぎると水中毒になりますので、口を湿す程度にするように勧めます。重篤だと腸閉塞、でイレウスといって腸が動かなくなります。イレウス管を使用しま
す。
(6) セロトニン症候群
SSRI と第三世代抗うつ剤の併用は効果的と言われているものの重篤な副作用、錯乱、高熱、(てんかんの)ミオクローヌス発作や、せん妄、昏睡が起きます。悪性症候群と近縁です。
(7)高プロラクチン血症
乳汁分泌(男女とも)性機能障害、ドパミン作動体で起こり得ます。リスペリドンで起こりやすいようです。
(8) 糖尿病性ケトアシドーシス
薬剤副作用とは関係ないですが、覚えておいて欲しい言葉なので説明します。
インスリンが低下、糖尿病I型の方がⅡ型よりなりやすいです。脾臓破壊によるインスリン低下、甘い飲み物を多量摂取すると糖バランスが崩れます。
(質問;薬の覚え方ってどうすればいいんですか?)
まりりん;薄い本を買って覚えるとか・・・医療者向けのものじゃなくて患者さんや家族向けのものがいいですね。テキストには薬剤名とか載っていますが。薬剤は薬剤開発の歴史を覚えると覚えやすいです。
ひなた;困った時の Wikipedia。あと看護師さん向けのサイトとか。前回の試験でもベンゾジアゼピン系とかオレキシン系とかフェノチアジン系とか出ました。商品名じゃなくて薬剤名で覚えることが大事です。どの薬剤がどのグループに所属するのか覚えておくことが大事です。内科医たけおさんの YouTubeとか。松崎先生の精神科プラチナマニュアルの YouTube とか。アルコール依存のためのアカンプロサートとか紹介していますし。)
3 捜査における心理学
犯罪捜査にかかわる心理学がブループリントに新しく加わりました。GSR 皮膚電位反射反射(ウソ発見器)では、全ての質問に「ウソ」と答えさせます。凶器がネクタイ、ヒモ、ロープで、実際にはネクタイの時には時にだけ生理反応が変化します。
欺瞞的コミュニケーション(虚偽性)、意図性、真実性もかかわってきます。本当のことを嘘っぽく言えばそれは嘘のように聞こえます。
Ekman&Friesen の研究が端緒。人は真実バイアスを持っている。(真偽性効果)
嘘を必ず見破ることは不可能である。ニューロイメージング(脳血流測定 fMRI)による測定の進化が期待されています。これは第4回試験委員の村井潤一郎先生の専門です。
(まりりん; 心理学検定基本キーワードにポリグラフが詳しく載ってますよ。)
4.成年後見制度利用促進
成年後見制度が十分に利用されていないために定められた法律です。
1.ノーマライゼーション
2.自己決定権の尊重
3. 身上保護重視
が肝要です。後見人だけでなく、チームで対処。(親族、福祉、医療、地域関係者)です。協議会はチームへの支援を行う合議体です。各地域の専門職団体。その中核機関がサポートします。
4.専門的資格187が成年被後見者となってもそのまま失効しません。その代わりに精神的に重い障害を持つ者が失効要件となっています。
公認心理師資格もこれに入ります。
4. 医療に関する法律
(1)医療法
医療法も良く出ますね。
病院は医師・歯科医が医業を行う施設で20床以上診療所 そのほか介護老人保健施設、調剤薬局も規定されています。
高度急性期機能一急性期の患者に対し診療密度が特に高い医療を提供します。
急性期機能一状態の早期安定化に向けて医療を提供します。
回復期機能は急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能です。
慢性期機能一長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能です。
(2)医療事故
医療事故というのは「死ぬだろう」と予測されている患者、妊婦が実際に死んだ場合には医療事故として扱われませんが、予測しなかった死が起きた時には医療事故として扱われます。いずれも医療が原因となっているものです。
(まりりん;第3回試験にも車いすから患者を転落させた事案が載ってましたね。(事故による傷害事案も医療事故になります。)
(ひなたによる補追;医療事故が起きた場合には医療法によって医療事故調査が行われる。施設管理者は調査結果をすみやかに医療事故調査・支援センターに報告しなければいけません。)
(3)入院形態
「精神保健福祉法5つの入院形態」
ア.任意入院
イ.医療保護入院(家族であれば入院させることは可能。配偶者、直系親族、兄弟姉妹や親権者、後見人、保佐人)
ウ.応急入院 (72 時間以内)特定医師(医師登録後4年経過)が行うことができます。
エ.措置入院(入院費無料)
オ.緊急措置入院(自傷他害のおそれがあるが、要件を満たさない際に精神保健法指定医1名の診断で入院可能。(72時間以内)
5.刑法
今年から刑法が範囲になりました。
心身喪失(必要的減刑理由)と心神耗弱(任意的減刑理由)の違いは覚えておきましょう。
5. 心理テスト
頻出Y-BOCS 強迫性障害検査Vinland-IIカットオフ 12 点(発達障害及び社会性を見る。)
ADOS-II ASD を見ます。PTSD caps(半構造化面接法です。) ies-r(鉄板)
NEO-PI-R
N 神経症傾向
E 外向性
0 開放性
A 調和性
C 誠実性
※ビッグ5に基づいています。なお Vinland-II以外はブログではカットオフ値を除きました。調べてみてください。
(質問;辰已の模試で Wisk-IVが出ましたが勉強法を)
(その場でうまく回答できなかったのに加え、心理テストなので詳細にブログ上で解説することは不適切と思い、参考 url のみ貼っておきます。)
コトグレ塾
まりりん;前も述べたのですけれど大学とかで心理テストそのものに触れられる人はぜひ心理テストに触れてください。)
5. コンピテンシー
現任者テキストを良く読んで下さい。
コンピテンシー (漠然と年齢を経た、学年が経過したということに限らない。)
機能的コンピテンシー(スキルの発達)
基盤的コンピテンシー(反省的実践を緒とした基本的態度の習得度合)
職業発達
立体モデル
6. 少年法
裁判所のホームページを参考にしました。
犯罪少年14歳以上20歳未満
触法少年14歳未満
ぐ犯少年20歳未満
ぐ犯性
1保護者の正当な監督に従わない
2正当な理由なく家庭に寄り付かない
3犯罪性のある人もしくは不道徳な人(暴力団関係者など)と交際し、又はい
かがわしい場所に出入りすること
4自己又は他人の徳性を害する行為のある性癖を持つこと
ぐ犯事由
もって○○の罪を将来犯すおそれのある者
少年の処分の決定
審判不開始(調査官限りのお説教)
不処分(審判はするものの裁判官(少年審判官)のお説教知事または児童相談所長送致(丸投げ)ほとんどないです。ここから一時保護所に行ったり児童自立支援施設に行くこともありますね。
(まりりん; 最近知って驚いたのですが、親がない子、親が面倒見ることができない子が一時保護所に入ることもあるみたいですね。)
中間処分
家庭裁判所調査官による在宅試験観察
補導委託試験觀察
※ 中間処分と言えば、観護措置、鑑別所入所も中間審判です。
保護処分-保護観察(在宅のまま保護司が少年の生活を指導する or 行く場所がない場合には更生所を使う)
※ 大人の場合も使います。
児童自立支援施設等送致(教護院)は保護処分じゃありません。国立M学園なんかは昔で言う特別少年院(第種少年院)に匹敵する子たちが集まっています。
脱走不可能なように野原の中心にあります。
保護処分続き
少年院送致
第I種少年院
心身に著しい障害がないおおむね 12 歳以上 23 歳未満の者
第Ⅱ種少年院
心身に著しい障害がない犯罪的傾向が進んだおおむね 16 歳以上 23 歳未満の者
第IⅡ種少年院
心身に著しい故障があるおおむね 12歳以上 26 歳未満の者
第IV種少年院
少年院において刑の執行を受ける者
※ 少年・大人の場合たいてい仮退院者、出所者は保護観察付になりそうで
すが、行くところがない場合にはやはり更生保護所に行くことがあります。
検察官送致(けんそう)
14歳以上(16歳、人を死亡させた場合)
(まりりん :少年法をやったことがない人は山崎先生のしんりしTV が役立ちますよ)
7. まりりんの講義
福祉について
生活困窮者自立支援法や生活保護法は知っておくべきですね。私は就労継続支援施設のBに勤めていました。Bはとにかく賃金が安くて時給80 円ぐらい。Aは最低時給×時間が出るのでもう普通の仕事という感じです。就労移行支援施設と就労継続支援施設の違いも大切です。今時代背景として困窮する人が増えています。
あと意外と大事なのが社会心理学です。
適正処遇交互作用とか社会心理と教育と重なっています。福祉は公認心理師の法律にもかかわっていてさきほどの成年後見制度ともかかわっています。
(ひなた:就労移行施設と就労継続支援施設にいると生活保護受けやすくなるとか)
そうそう、だから生活保護受給者が何が何だかわからないうちに連れて来られるとか。その施設で臨床心理士が働いているとか。
(ひ:サービス管理責任者は必置資格ですが精神保健福祉士も必置資格?)
必置資格ではないようですね。
先ほどの薬でもそうですが、障害の分類とか、あと法律の歴史を知るのも大事です。精神病者監護法では私宅監置と言って監禁されることが行われていたり、また精神衛生法、病院で暴力が振るわれたりして今の法律になりました。発達障害者支援法や3障害、精神障害、知的障害、身体障害に関する法律とかですね。
※ 以上、駆け足講義でしたがまりりんは実はもっとためになることを話していました。ひなたの編集不足ですm(_ _)m
photo & lyric are by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_
ᴄᴏʟᴏʀ ᴏғ ʟɪғᴇ.
心を置き去りにしそうな平日を掻き分けては休日に駆け込む。そんな日々をこれからも重ねていくのかと思うと時々辟易することもあるけれど。
それもまた人生、哉。
#紫陽花
公認心理師試験対策
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