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◯ 公認心理師試験はブループリント非準拠か?(医学分野対策)

1.序

第3回公認心理師試験では特に医学分野で「なんだこんなもんブループリントに書いてねえよ」と思われた方も多かったでしょう。そして多分これは第4回試験でも出題傾向としてそう思われる問題が多く出題されるものと思われます。

それは小項目を見た際、小項目用語だけ、過去問だけを見るとそこだけが出題範囲と思ってしまうからです。

悪評が高かった薬物動態学は小項目にも載っているものでしたが院やテキストで重点的に学んだ人はおそらく少なかったと思います。

それでは他の問題は?

今回は医学分野についてのみ見てみます。

小項目だけから出題しなければいけないと決まっているわけではなく、小項目はあくまで「具体例」で、ここから出題されるのはあくまでもサービス問題とぐらいに出題委員は考えているのかもしれません。

そうすると遺伝カウンセリングすらサービス問題になってしまいます。

2.大項目・中項目とは?

大項目は到達目標、そして中項目も到達目標を細分化したものです。

今回難問とされた医学問題は大項目16「健康・医療に関する心理学」⑴ストレスと心身の疾病との関係に属するもの、大項目21「人体の構造と機能及び疾病」

から出題されていました。中項目⑴心身機能、身体構造及びさまざまな疾病と障害、小項目解剖学、生理学も範囲となっています。

したがって上の分野の大項目の中からならば何を出題してもいいということになります。

すなわち、出題側にとってはどんな出題をしてもこれに関連する物であればブループリントに沿っていることになります。

3.振り返り

第3回試験から振り返るとグレリン、レプチン(生理学)、過敏性腸症候群(心身症)、慢性疲労症候群(心身症)、むずむず足症候群(メンタルに多大な影響を与える疾患)、これらはブループリントを逸脱しているとは言い難いわけです。糖尿病も頻出ですが小項目には生活習慣病についても出題されています。

4.さて、そこで今後出題されそうな医学分野について予想してみます。

心身症としては

全身疼痛を伴う線維筋痛症(慢性疲労症候群との合併が多い)

疼痛.jp

機能性ディスペプシア

SOIKEN

また、アトピー、気管支喘息、本能性高血圧、狭心症、心筋梗塞、不整脈、胃・十二指腸潰瘍
、緊張型頭痛、偏頭痛、痙性斜頸、書痙、自律神経失調症、慢性蕁麻疹、円形脱毛症、頸肩腕症候群、腰痛症、慢性関節リウマチ、月経前症候群(PMS)月経異常、更年期障害も心身症として含まれます。

難病としては生活に大幅な制限を加えられることから

潰瘍性大腸炎(UC)

IBDステーション

クローン病

IBDライフ

などさまざまな疾患があります。

難病は何か、がんにはどういった種類があってどんな治療法をするかについては

MSDプロフェッショナル がかなり役立ち、僕も受験の時にはよく読んでいたものです。

精神疾患にも詳しいですが診断基準については必ずポケット版で構わないのでDSM-5は覚え込んでください。

それから思いつくままに書くのですがどんな薬がどんな作用をするのかということについては、抗精神薬の中でもベンゾジアゼピン系の依存性、SDA、パーシャルアゴニスタ、三環系抗うつ剤、気分安定剤(ムードスタビライザー)、双極性障害に保険適用となる抗精神薬(アリピプラゾール、オランザピン等)、副作用としてはセロトニン症候群、高プロラクチン血症、悪性症候群、セロトニン症候群も出るかもしれません。

薬剤性精神病もステロイド、薬剤とせん妄の関係なども出るかもしれません。

(以上、全疾患や薬剤、副作用等を網羅しているものではありません。)

4.結語

ブループリントの小項目だけをやってみる、過去問に出た疾患だけをやってみるということだと今後の公認心理師試験に十分に回答できない可能性は高いです。

医学分野についてだけ見てみましたが、大量の知識を流し込むように覚えて見ていかなければならない試験だというのは痛感しています。受験生のみなさんは大変でしょう。要するに「ブループリントは大項目の範囲内なら何を出してもいい」というものだと思っていただければと考えています。

photo by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_

公認心理師試験対策