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公認心理師試験正答選択のコツ・国語力「も」必要

1.序

先般
公認心理師試験に偶然合格はあり得ない
の記事で「国語力だけでは合格できない」という趣旨の記事を書きましたが、「国語力もなければ」合格するのは不可能です。

そこで直近の第3回試験について、「正答選択のコツ」は「誤答回避のコツ」でもあることから「何が誤答になるのか」を見てみます。過去問練習の参考にしてください。

内科医たけお先生も選択肢に「ない」と書いてあると誤答、これはセオリーで、知識問題でも誤答を選ばないで済みます。

2.NGワード

第3回試験、誤答NGワードを並べてみます。(要約)

・自分1人で決める
・行わない
・自覚させる
・緊急性はない
・無理に服薬しなくてよいと伝える(厚労省及び文科省運用基準・「服薬指導はしない」→鉄板
・関連しない
・対象にならない
・伝えない
・見せない
・報告しない
・気づかれないように行う
・専門用語を使う(頻出・多職種連携でも)
・無効である
・関与しない
・関連しない
・管理しなければならない
・不安や弱さを考慮しない
・対象ではない
・原則として控える
・単独で援助する
・目標としていない
・時間的な制約のある場合は向かない
・関与してはならない
・限定する
・不必要である(糖尿病の知識問題!)
・可能性は低い(同上)
・限界について(心理療法)説明しない
・初回で漏れなく収集(インテーク面接での侵襲性)
・リスク要因にならない(口蓋裂などの可視的差異)
・必須である(効果研究!)
・適用外である
・含まれない
・経験の範囲を超えていても無理くりカウンセリングする
・控える
(事例)
・意識化させる→この試験のテーマのひとつは「侵襲性を避けること」したがって無理に直面化させない
・行わない、用いない
・できない
・心理療法の導入を第一に考えてしまう→心理至上主義誤答原則
・系統的脱感作をする⬆️同上
・直面化、暴力を受け入れる
・身体症状に触れずに心理療法をする(摂食障害)
・他職種との連携(助産師)をしない
・加齢による影響を受けない(サーカディアンリズム)
・著作権を無視した検査用紙コピー
・ラポール形成を避ける(心理検査にはラポールが必要)
⬆️心理検査における侵襲性の回避
・評価しない、考慮されない。(せん妄尺度を知らなくても誤答回避できます。)
・うつ症状が出ない(ほぼほぼ全ての精神疾患にはうつや落ち込みの併発可能性あり)

・→双極性障害・遺伝は関与しない(と言い切れる疾患があるのかどうか?なさそう、自殺可能性はうつより低い(セオリー)、気分安定薬の中止(セオリー)→全部誤答です。

・多重関係回避の法則
・技術指導に徹する
・リファー(紹介)を他機関にしない
・問題生徒だけに集中(学級経営の問題です!)
・個別性を無視した一律のパターンで行う

(以下、迷いそうな事例午後問題なので問題番号入れます)

・問124。「ない」は誤答。多職種連携をしましょう。
・問127。合意しない
(作業同盟の問題ですが常識で解けます。)
・問138
散歩を勧めたり具体的な事を勧める、実施するより、「評価」ですね。評価原則(勝手に僕が名付けたアセスメント第1主義)
・問142
急激な性格変容に心理的介入をしても…
・問144
医師や医療機関の関与がが選択肢に入っていれば他は誤答
・問145
まず知能検査やっちゃう(恐怖症っぽいのに)
・自殺の可能性は低いと思います。(どんな疾患でも…)
・問147
無理くり登校させようとする
・問149
見捨てられ不安が強いクライエントのカウンセリング中断したり直面化させるって…
・問150
反省、強い指導、自然に治るさー
・問152(学級経営)
守秘義務違反は❌
・医療機関との連携◯
他の生徒を我慢させたり、過去を忘れろと子どもに言うのか?

3.結語

さて、いかがでしょうか。試験が難化すると「正答選択」は「誤答回避」で得点率を上げられます。

誰もが正解しそうな問題を落とすとこの1点を争う試験には致命的になります。過去問練習のご参考までに。
photo & lyric are by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_
sᴋʏ sᴍᴇʟʟs sᴡᴇᴇᴛ.
鍵を見つけて扉を開いたら、その先にはまた新たな扉が待っていて。人生ってそういうものなんだと気づき始めた春色の時。
#桜🌸

公認心理師試験対策