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○ 第4回公認心理師試験予想難易度

1. 序

これまでの印象から、第1回試験=平易、第2回試験=Z第1回の2 倍の難易度(少なくとも合格率からは)、第3回=「雑学クイズ王決定戦」という感想を持っています。さて、そうすると「果たしてこの試験は試験としての統一性がある、連続性があるものなのだろうか?」という疑問を持ってしまいます。これは僕だけではないと思います。

では次はどんな種類の試験がどんな難易度で出題されていくか、について考えてみます。ちなみに第3回までの受験者総数 66,861 人合格者、43,740 人、総合計合格率 65.4 パーセントになります。

2.現状

何人合格させて、合格率を何パーセントにさせるかは、試験の難易度に依存しています。カリキュラム委員会での試算で、現在心理職専任で働いている人数は 5~6 万人、ということを考えて MAX 合格者を逆算してみると14,000 人ほどは合格させてもいいわけです。「多分」ですが、次回と次々回の受験者を合わせるとだんだん受験者は減ってくると思うので、第4回、第5回受験は合わせて2万人程度と仮定します。

実は今までこの中に心理専業者ではない他職種 G ルートも相当混ざっているわけですが厚生労働省も日本心理研修センターも誰が心理職専業で誰が専業でないのかはっきりとした数はわからないでしょう。というのも、1回目の試験、2回目の試験、3回目の試験でそれぞれ Gルートの受験者数、Gルートの中でも学部卒や科目読み替え不可能だった心理専業者がいるのですが、その割合がわからないからです。

ちなみにGルート合格者は第1回 12,531 人、第2回 4,728人、第3回 5, 201 人です。3回の試験での総合計は 22,460 人、この中には医師、看護師、教員、福祉士等が含まれているので他職種の人々がどれだけ含まれているのかはわかりません。ただ、2018年4月1日現在での臨床心理士総数が 32,354 人なので、これまでの臨床心理士合格者数がまあだいたい近似値なのかな?臨床心理士でこれから公認心理師を取ろう(含むリベンジ組)、とか臨床心理士だけでやっていけばいいから公認心理師は不要だ、とかいろんな人がいるだとうとは思えるわけです。

3. 予想難易度はどうなる?

(1) 第1回レベル

これはあり得るかあり得ないかというと、多分「ない」だろうと思います。どんな国家試験もたいてい第1回は現任者へのサービスになることは多いわけですが、ただし、全くの無条件ではないわけです。

確かに第1回試験と第2回試験の難易度のあまりの相違に阿鼻叫喚だったのですが、第2回の試験問題が著しく臨床心理学を学んだ者としては不適切だったかどうかということについては、絶対に不適切だったとも言い切れないわけです。実際、僕も解いてみましたし、他の心理専修者にも解いてもらった際、ものすごく点数が落ちたかというと、日本心理研修センターが出している統計ほどには落ちることはなかっただろうというのが率直な感想です。

(2) 第2回試験程度の難易度

割とこれがありそうなシナリオのような気がします。統計は取っていません。ただし、周囲からの話を聞くと、割と高得点(8 割ぐらい)の人もいれば、ギリギリ合格、ギリギリ不合格の人もいて、分散(散らばり具合)を見ても自然界に存在している標準的な正規分布に近いような気がするからです。「それでも 46.4パーセントの数字は低すぎはしないかい?」という反論もありそうですが、第2回試験では新卒 D2 ルートが 58.8パーセントだったことで「適正な試験だった」という評価があります。

(3) 第3回試験程度の難易度

このシナリオは「ない」とは言い切れませんが、望ましくないなあ、という感想は持ちます。きっとこの試験の分散(点数のちらばり具合)は小さかったような気がしています。新卒者が 81 パーセント取れていますが140~150 点程度の合格者は多かったような気がしています。全体の合格者もその程度だったかもしれません。

「解けない問題は徹底的に解けない、誰も正答を出すことができなかった問題」「わかる問題は解きやすくて心理学院卒なら誰もが解ける程度の難易度」ということだと、解ける問題を落とした人は合格できなかった、という気がします。

4.結語

公認心理師試験は第1回~第3回までの間に相当迷走しているような気がします。そうすると「これは同一性を保った同じ試験なのか」と考えるとかなり怪しい気がします。

1回目の試験だけは狙いがわかるのですが、2 回目3 回目となるともうわからなくなってしまいます。どこから不意打ちをされるのかわからない試験、ではなく、努力していれば解ける、という試験にして欲しいと思うのです。