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photo & lyric are by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_

ᴘʀᴀʏ.
妻と娘はよく似ている。だからよくぶつかる。でも水と油のそれとは異なり、同じ属性ゆえに最終的にはいつもまとまる。そんなごくありふれた景色を見ながら珈琲を啜る僕はきっと幸せ者なんだと思う。そして願う。いつまでも続きます様にと。


○公認心理師試験・モチベーションを保つには?

1. 序

これまで公認心理師試験に臨んだ人、そしてこれから受験する人について、いかにモチベーションを一定水準に保っていくかは大きな問題です。僕自身も平易と言われていたにもかかわらず第1回試験では意識朦朧としながら仕事の合間を縫ってとにかく現任者講習テキストを読んでブループリントを調べ調べていたわけですが「進化心理学?ナニソレ」(今は除かれている)的な泥沼勉強法をしていたわけです。

初めての試験ということでモチベーションだだ下がり、模試はわからないし昔習った基礎心理学は忘れてるし、簡単な試験とは予測してなかったので起きて勉強寝て勉強(半分寝ながらテキストやノートをばらまいてベッドで寝てた)と大変苦労をしました。

さて、これが第2回、第3試験となると途端に試験が難しくなってテンション下がった受験生の方々はとても多かったと思います。そこでこれからの受験生の方々にどうやったらこの厳しい試験でモチベーションを保って勉強をしていくか?を考えていきたいと思います。

特に新卒者の人たちは臨床心理士試験ときわめて試験日程が近接していて負担が大きいわけです。で、心理学的なモチベーション維持の方法について書きます。

2. 恐怖はモチベーションを上げるか?

難しくてわからない、これからどんな傾向の試験になるか、どんな用語や理論や人名が出てくるのか不明な次の試験、その試験に立ち向かうには「恐怖」しかありません。恐怖は人のモチベーションを上げるのでしょうか?

恐怖があまり強すぎると実験神経症に陥ったラットのように何もできなくなって怯えて何もできなくなってしまう。座ったままおしっこを漏らしてしまう。交換神経優位になり fight or flight「闘争か逃走か」の状態になり、精神分析的な防衛機制で言えば合理化(Rationalization)「こんなに大変なんだからできないのは当たり前だ」抑圧(Repression) 「意識から締め出してしまう」など不健全な機制で学習から逃げようとしてしまうわけです。

こんな状態では勉強をしてもまともに頭に入らないでしょう。ただ、恐怖管理論 (terror-management theory)のように死の恐怖を意識して受け入れるかのように「このままだとまずい」と思える、そして危険見積をして計画を立てる、何月までに何をやっておこう(計画は柔軟に変更する)が Resilience レジリエンスのある対処法となるでしょう。楽観的な合理主義が大切で、恐怖はエネルギーにもなりうるのでモチベーションを阻害するだけではないと思います。

3.モチベーションの心理学

公認心理師試験合格見込み者ケニーさんが「内発的動機づけ」として勉強している間にどんどん面白くなっていった、という「超お役立ち必勝勉強法・ケニーさん」 という記事をに書いたのですが、Gルートで心理学部出身、もともと心理の世界に強い興味があった彼は発達検査心理テストの講習会に行くようにまでなりました。

「山に登りたいから登る」のは内発的動機づけです。ラットでも未知の場所をどんどん調べて行こうとする「探索行動」をするように基礎心理学も好きになってどんどん調べていって欲しいと思います。    

「こんなに範囲を広げやがって」と思う方々は多いわけで、僕もそういう見解は否定できないので文句の記事も書いているわけですが、変態心理師としては(あ、この称号商標登録できないかな?)薬物動態学や漢方医学にまで手を伸ばして公認心理師法成立前から「お好きな人にはたまらない趣味の薬理学」勉強をしていたわけです。 
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これはもう立派な依存症です。

もしこれが義務的なものだったらイヤイヤ勉強せざるを得ません。

どうしても職場から「公認心理師資格を取れ」と言われた。大学院に入った時には臨床心理に興味を持っていたにもかかわらず、勉強している間に難しすぎてだんだんついていけなくなり、それでも資格を取るしかないからまあ受けてみる、「臨床心理の仕事に自分は向いているのか?」と考えながら勉強しているとそれは「外発的動機づけ」になってしまうのでイヤイヤ感満載でなかなか身が入らないわけです。

ケニーさんが言うように「心理学を好きになってください」ということは正しい意見です。また、各種法律がブループリントにも試験問題にも数多く記載されて出題されているわけですが、法律は極めると面白いです。

法律も面白いです。個人的に成年後見制度は父が被保佐人なのでかなり勉強して申立をしたたという個人的事情もありましたが、幻覚妄想状態にある患者さんを病院に連れて行って場合によっては入院させるにはどうするか?というきわめて実務的な知識が精神保健福祉法を勉強していると、「あ、医療保護入院だな」と医療関係法規を勉強しているとわかるわけです。

僕ら心理職も1人の労働者には違いないですし、待遇が悪いところに勤務していると「これでいいのか?」と思っていると社会保険制度や労働法に興味を持ってどんどん調べていくということも内発的動機づけのひとつになるでしょう。

Youtuber の数学の専門家、ヨビノリさんの動画は面白いです。統計分野もわかりやすく解説しているので、ぜひ視聴をおススメしたいと思います。「何事にも興味や面白さを発見して学ぶこと」が一番のモチベーション維持につながるのではないかと思っている次第です。


公認心理師試験対策