photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
ᴀᴡᴀᴋᴇɴɪɴɢ.
時にそれは冷静さの中にある情熱のようなもので、無機質な鼓動の音だけが響きわたる。
自分の中で生まれた「新たな感情」は、はたから見れば「手垢」のついた何の変哲もないものかもしれないけれど、自分にとっては「未知の扉の鍵が開いた音」に他ならないんだよね。
◯超お役立ち必勝勉強法・ケニーさん
※昨日のブログで紹介したケニーさんの公認心理師試験勉強必勝法です。
(電話インタビュー)
僕:ケニーさん、早速ですが第3回試験どうでした?前 LINE で合格圏内に入ったと連絡があったので良かったと思います
ケニー:いや、でももしものことがあったらどうしようって。また受けますけどね
僕:ケニーさんの勉強法は?
ケニー:統計が苦手だから、ひなたさんに教わったとおり、youtube の統計の動画流しっぱなしにしたけど全然ダメ。だから統計は全捨て。その代わり心理テストの動画流しっぱなしにしましたね。これが驚くほど勉強になりま
した。頭の中にすごく入ってきて。心理テストは動画だけで30 パーセントから60パーセントぐらい勉強になって
僕:プロロゴスの山崎先生とか?
ケニー:そうですね。あと公認心理師関係の動画。松崎先生(筑波大)の動画も面白かったです。薬の副作用とかで、有名な参考書やって。過去問は 10 週ぐらいやりましたね。で、すっかり覚えちゃって、統計は別ですけど。誤答選択肢まで全部調べたけど結果的に全然役に立たなかった。それからマニアック過ぎる問題は 1回だけ出ても2度目は出ることがない。それは省きましたね。4回目受ける人は3回目試験でマニアックな問題除いてもいいと思います
僕:確かにそういう選択肢もありますよね。テキストで調べてもわからない。じゃあ、と論文を探す。そこにもないから英語論文を探す。深堀し過ぎですよね。正答選択のコツって、誤答を選ばないことなんですよね。だから選択肢を見て誤答だってものを除けば自然に正答選択ができる
ケニー:そう、だからできるだけ多くの文献や情報にバーっとあたってたくさん読むのが有効です
僕:そうですね、ケニーさん学部が昔心理学専攻だったけど学習心理学とか難しくありませんでした?オペラント条件づけとか
ケニー:難しかったです
僕:ところでコロナで延期なって大変だったでしょう
ケニー:そう、なんかがっくり来ちゃって途中で勉強しなくなっちゃったり
僕:モチベーション落ちちゃいますよね。勉強時間は?
ケニー:1日1~2時間、休みの日は4時間とか、で、勉強終わったつりになっていたけど「なんかこれおかしいぞ?やばい」と直観的に思って12月になってから思って、ばーっといきなり調べ出した。例えばフロイトならフロイトを
Wikipediaで調べて、そこれアドラーが出てくるとアドラー調べて、じゃ、ユング、箱庭と興味がわくままに追ってく、アンナフロイトが出てくる。そして今回もピアジェとかヴィゴツキー出たけど Wikipedia で調べたから精度上がった。選択肢選ぶときにより自信があるようになる
僕:ええ。なんかいろんなもの読むとプライミング効果みたいな(潜在記憶)
ケニー:あと現任者講習会、そこで同じグループだった A さんに公認心理師のグループチャットに入れてもらってそれも役立った
僕:仲間がいるといいですよね
ケニー:そうそう
僕:12月に入ってからいきなりエンジンかかりはじめたのはなんでしょうね?
ケニー:さあ、わかりません。第1回試験から第2回試験いきなり難しくなったから?
僕:ああ、第1回試験ですね。実際テストに臨んでみてどうでしたか?
ケニー:わからない言葉だらけで真っ青になって。で、10問ぐらい連続でわからなくて。その時に思い出したのがひなたさんの言葉だったんですよ
僕:え
ケニー:「大学院レベルの試験だから難しいのが当たり前だ」で、そう思えた
僕:…(書いたことを忘れてる。)山崎先生も問題見てわけわかない用語がいっぱいでてきてそこからがスタートだって言ってましたね。受験生に言いたいことは?
ケニー:勉強意欲って興味を持つまでは出てこない。だから心理学を好きになって欲しい。で、僕は一冊の参考書やってやり込んで、でもほとんど役に立たなかった。ブループリントに出てくる用語に準拠して書いてあってもその
用語が出るわけじゃない。そしてテキストだと人名とかカタカナ表記になっているけど、試験だと全部英語表記。だからそういうところにも注意すればよかったなって。
僕は1冊の参考書だけ使って役に立たなかったけど、心理学手帳がすごく役に立ちましたね。巻末資料がすごく詳しくて。あとそれから、この勉強したら心理テストにすごく興味持っちゃって。発達障害の心理検査とか、勉強会行きますよ。そういう実践的な書籍も読みたいですね。
僕:ああ、前ブログで紹介しましたけど金子書房の「発達障害児者支援とアセスメントのガイドライン」いいですよ。強度行動障害とかほかにはあまり扱われていない分野も掲載されていて。これ、発達障害にかかわるあらゆるテストが網羅されていて発達障害の種別で検査バッテリーを組んであるので受験生にも本当に超オススメです。
拙ブログ記事
発達障害がわかる・金子書房「発達障害児者支援とアセスメントのガイドライン」
ケニー:仕事でそういう人とかかわりますからいいですね。なんか、心理学に興味持ってから、試験の直前に「あ、この本超いいな」と思って買っちゃいました。受験にもすごくオススメで。
図解心理学用語大全: 人物と用語でたどる心の学問「誠文堂新光社」
※ 僕自身は過去問がない第1回試験だったのでブループリントに準拠して現任者講習会テキストなどで勉強しましたが、はっきり言って確かにWikipedia でも調べました。そして過去問が全くムダとは個人的には思いません。SSRI による賦活症候群、実験神経症は頻出です。
ケニーさんは他職種ですが、かなり勉強をやり込んだことがこのインタビューからわかりました。結局心理院卒だろうが G ルートだろうが、合格する人は勉強量、勉強時間をどれだけ取って熱心に勉強したかにかかわるものだと思います。
実際、僕のところにしょっちゅう質問しに来ていた別の受験生も合格していました。
「心理学が面白い」「心理学が好きだから」というレベルまで達したケニーさんの努力は非常に素晴らしいものだと思いました。
ケニーさんのブログ再掲:
療育・生活・就労・発達支援の立場から福祉の人材を「人財」にするブログ
公認心理師試験対策
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