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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue) 僕らは世界のすべては知らない。

◯ 超直前公認心理師正答選択のコツ

これまで事例問題を中心に「正答選択のコツ」
を書いて来ました。

参考までに再掲します。
公認心理師試験の正答選択のコツ

◯ 第2回公認心理師試験直前対策・正答選択のコツ2

公認心理師試験正答選択のコツ・その2・合格のための8つの法則

公認心理師試験正答選択のコツ (第2回試験から見た)

1.復習重視・記憶を確かに

ノートに何度も書いて覚えようとするのは非効率(ひなた説・公式学説とは異なる)

公認心理師試験は選択肢を選ぶ、記憶としては「再認」を要する問題。したがって説明できるぐらい全部を暗記していなくとも答えられます。

これが院試や公務員試験なら記述をしなければならないので再認よりレベルが高い「再生」を要求されます。

公認心理師試験は「再認」だから「それほど覚えてなくてもいいや」と思っておろそかに学習すると正答率は下がります。

したがって「再生」(陳述できるほどに覚えておくと自信を持って回答できます。

自信を持って回答できれば別の問題も自信を持って回答できます。強いメンタルを持っていた方がケアレスミスも少なくなり、有利です。

「再生」できるようにするためにはどのようにしたら良いかということですが、何回も書いても覚えられません。

僕の職場の勤務員の了承を得て実験をしてみました。

「書くことで覚える」わけではないというのは、小学校の時にキレイなノートを書いた子が先生から表彰されても成績が良いわけではなかったという事実を覚えていますでしょうか?キレイな字で色があちこちに散りばめてあるノート作りは勉強の役には立ちません。

さて、実験ですが、7桁の思いつく数字を書いてもらい、それを3回繰り返してもらいました。書きっぱなしです。⑴

そして次に別の7桁の数字を書いてもらいました。

書いたあとに10秒間じっくりその数字を見てもらいました。⑵

さて、正確に再生できたのは⑵でした。⑴はすでに忘れてしまっていました。

時間が近かったという親近効果もありました。この実験では再生を頭の中で行い、さらにアウトプットを行うことが効果的でした。この時期ですから書いて覚えるより、こうした想起的記憶法(勝手な造語)が効果的でしょう。

例えばピアジェの感覚運動期を覚えるのに

「感覚運動期」(0〜2歳)は
・自他の区別がつかない。
・対象の永続性がなく、隠れたモノはなくなったと感じる
・循環反応として指しゃぶりやガラガラを振り続ける

これを覚え切って再生できるようになってから
次の「前操作期」そして「具体的操作期」最後に「形式的操作期」を覚えます。(参考)
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2.とにかく最後まであきらめない

僕の場合、ブループリント用語でまだ手をつけていない用語があればもうWikipedia でいいです。医療法は前日に電車内で診療所と病院との違いを調べました。

夕食食べながらエリクソンの発達段階を調べました。

試験会場で視床下部の働きを調べました。昼食休憩時にも何か調べました。

3.正答選択のコツとは?

何度も何度もこのテーマについて書き続けて来ました。確かにコツはあります。しかし絶対に正答できる「コツ」はありません。それでも言えるのは、「一番のコツ」は焦らないことです。

次です。

問題の中で知ってる単語が出てきました。知らない単語も出て来ました。

「正答を選べ」の問題で明らかに知っていて有名な単語、で正答と思えて「あ、これだな」と思うものを選べばいいのです。第2回試験137問事例問題は「確証バイアス」です。要するに一度思い込むとだんだんその思い込みが激しくなってしまうというものです。

「正答選択のコツ」は知らない単語が出てきた際に不安だから、この知らない単語が正解かもしれないと思って1番わけのわからない選択肢を選ぶと5択なら正答率は20パーセントになってしまいます。「正答選択のコツ」は「誤答を選ばないコツ」ということです。

4.所感

辰巳の模試を受けて「こんな難しい問題出ないわ。ちょーウケる」と思いつつ復習したのは実はかなり役立ちました。僕はこのブログをノート代わりに使っていたのですが失敗したと思いました。復習しようとしてプリントアウトしたら3センチほどの厚さでもまだ足りずに「んなもん読み切れるか!」の思い確実な復習ができませんでした。

「なんとなくでも骨組ができていることをスピーディーに復習していく」こと、あとは「知らないことをゼロから組み立てて覚えるのは難しい」ということです。知らないことを組み立てていくならば暗記科目、必出の公認心理師法、覚えてしまえば済む法律分野、制度、社会心理学、発達心理学、心理テスト等がいいのではないかと個人的には思います。

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公認心理師試験対策