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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
笑えてますか
あの日の私が
微笑みかける


◯ 公認心理師と言語聴覚士試験と制度の類似

1.序

言語聴覚士の資格創設の経緯・試験のあり方は公認心理師に大変よく似ていると言われています。言語聴覚士資格のあり方を見てみることによって、公認心理師について考察してみたいと思います。

2.言語聴覚士とは?

言語聴覚士speech therapist STは国家資格、名称独占資格で業務独占資格でないのは公認心理師と同様です。

(ただし、業務独占/名称独占について、その違いを十分理解していない方も結構いるなぁ、と感じることがあるので補足的に
①業務独占資格
②名称独占資格(保助看法の一部解除あり)
③名称独占資格
言語聴覚士は②、公認心理師は③なので、「同様」とすると誤解する人も居るかもなと思いました。):ウサねずみさん注

※ 言語聴覚士は「身体に危害を加えるおそれのある行為」があり、これらについては、医師や歯科医師の指示の下に行うものとされている。具体的には、嚥下訓練、人工内耳の調整、その他厚生労働省令で定める行為についてである」の定めがあります。

言語聴覚士資格保持者は3万数千人、しかしそれでも人手不足です。言語聴覚士の幅広い活躍の場を見ればそれは当然のことで、嚥下、聴覚、咽頭がんの人への食道発声トレーニング、失声失語、脳神経障害、神経心理学、発達障害etcとその業務は実に多岐にわたっています。心理職の仕事と重なる部分も多く、実際STと心理が連携を取ることも多いです。

3.試験

よく言語聴覚士試験合格率は公認心理師に例えられます。おそらく第1回の試験から第5回試験の推移(予測を含む)が似ていると感じられるからではないでしょうか。日本ディサースリア臨床研究会 (言語聴覚士の研究会)が発表している統計では、第1会話(多分現任者)合格率87.9パーセント、第2回から第5回までは40パーセント台から50パーセント台前半で合格率が推移しています。

その後は50パーセント台から70パーセント台後半で推移しているのを見ると、現任者受験が収束して純粋培養組が出てくる公認心理師試験と似てくるのかもしれません。

ただし、僕は公認心理師試験合格率予想はできません。あくまで言語聴覚士試験を参考に本稿を書いているだけです。

4.言語聴覚士の養成と実情

言語聴覚士は諸外国の例を見てみると、博士卒、修士卒を要件にしている国も多いです。僕はこれは考えてみれば当たり前のことで、ヒトの聴覚や言語発声全般を扱うという非常に重い職責のある仕事はそのぐらいの教育を受けていて当然だと思います。言語聴覚士と臨床心理士、公認心理師を持っているトリプルホルダーもいます。

言語聴覚士が国家資格になるに当たって、高学歴を要件とするべきだと主張し、医師の指示は受けない独立職とするべきだと主張したのは言語聴覚士側の団体ですが、ここでも医師団体からの猛反発がありました。

曰く、言語聴覚士は専門学校卒を学歴要件とすべきだ、医師の指示に従うことを明文化しろというもので、そのとおりになり、言語聴覚士は専門学校卒が学歴要件になりました。

言語聴覚士の平均年収は300万〜400万円台です。とある心理の先生が公認心理師制度について話していたのですが、「医師1人1人はいい人が多いが集団になると非常にに大きな力を発揮して権益を主張する。」というもので、さもありなんと思いました。

実際本当にいい先生(でない人もいる)本当にいい医師です。Twitterで「年収900万円の安月給に甘んじなければならないのか!」と医師が書いていたのを見た時には腹が立ちました。看護師が無医村で働いて医師とオンラインでやり取りしながら診察、投薬もできる、ナースプラクティショナー制度もある一定の線まで行ってもそれ以上は医師団体の猛反発があって進めません。つまり国民の健康の増進に医師団体がストップをかけているのです。

精神科で働く作業療法士もだいたいSTと同程度の給与です。作業療法士もかなり専門性が高い仕事をしていると思います。

5.提言

公認心理師やほかのコメディカルは非常に低い給与です。看護師は給与の割には激務です。看護師資格を持っていてもあまりの厳しさに辞めて事務職をやる人もいます。今後医療をめぐる全体的な国家予算が拡大するわけではありません。医療職は高い専門性を身につけることが大切です。限られた予算の中でも、各職種専門性がきちんと評価されるシステム作りが必要だと思います。

また公認心理師は2つの団体に割れていますがSTもそういう時期がありました。以前とりま偉い人と話した際、「医師の指示を受けて早く資格創設させようとした医療化妥協系の日本言語療法士協会と医療、教育、福祉にまたがる汎用性を持つ独立基盤派の日本聴能言語士協会に別れていたけど日本言語聴覚士協会のひとつにまとまった」という歴史があります。

内紛に次ぐ内紛を繰り返してきた心理職がせっかく国家資格となったたわけですから、職能団体をを2つに分けるような争いはやめ、上位資格構想などとたわけたことを言わず、公認心理師制度推進室島田専門官おっしゃるとおり、この制度の足固めをしていく時期だと思うのです。

(おまけ)

僕:みおみんバイトやら学校忙しそうだね
み:いや私非常勤でも契約社員だからね。そこんところ大事
僕:どこに勤めてるんだっけ?
み:A◯R、株式会社 ◯◯基礎◯研究所
僕:ほえー、あそこPTSDや依存症研究とか無茶苦茶高度な研究やってるじゃん、みおみんそのままそこ就職したら?っつーか俺が行きたいぐらい
み:ワタシ研究じゃなくてきちんと臨床やりたいのよねー。発達障害の療育とか
僕:あそこで働けるなんて頭かいいなあ
み:アシスタントだけど結構高度なことやるのよ。もっとほめて
僕:みりょくが半端ない。頭の中きらきら。最高!センスありより、ちょっとすごすぎ。5億ちょうだい
み:ああ?